おパンツ1号さん(実在)

IV20%で超長期オプションを大量に売り(商品供給のため売らされて)
IV30%になっても、VL=20%を信じ
VL=20%で評価し続けた。

これを私は神の手法と呼びました。

おパンツさん1号さんはIV=30%の状態も、
HV=20%になる数あるパスの中での一つだと考えているわけです。
同じHV=20%を、もし何百回と繰り返すことができれば
確かに、最終的な損益はとんとんに近づきます。

この考え方の問題点は2つあります。

現時点で最終的にVLが20%になるかどうかが非常に危うくなっていることを無視していること
=ここまでにすでに実現したVLを前提に(条件付き確率)で最終的なVLを考えると今回はVL=20%になる確率は相当低くなっている。
=今からVLが低くなるという賭けを行っている。
=リスクをなくすために、オプションでヘッジをするとその瞬間に損が確定する。

そのうえ、IVと違うVLでヘッジしていることから、損益の振れが大きくなること

現在の市場で超長期のオプションがIV30%で売買されているということは
ここまでのHVは多分30%を大幅に超えていることが予想され
なおかつ、市場は今後の長期的なVLは30%であると想定しているわけです。
市場の予測に対して立ち向かっているわけです。それを賭けといいます。確率に従った行動ではありません。

最終的に始めた時から満期までのVLが20%に落ち着くためには
これから先の実際のHVが相当落ち着かないと無理です。
100歩譲って運よく今回が結果的にHV=20%となったとしても、
その経路によっては、儲かっている場合もあるし損をしている場合もあるということです。


1回ごとの結果はやってみなければわかりませんが、すでに相当不利になっていることだけは事実です。
このことを天才数学者はなかなか理解する(認める)ことができませんでした。

結論はすでに書いていますが、
評価をIVに直して損出しをした上で、
ポジションの移管は行われました。

同じようなことは、経済学と経済の関係にもあてはまります。

経済理論に基づく経済政策の処方箋を実際に繰り返し実験することが難しいことに似ています。
現実の経済はたった1つのパスしか通らないのです。
特定のマクロ政策が、経済にどのような影響をおよぼすかはだいたいの予測はできても、真実は永遠に誰にもわからないということです。

自説が絶対正しいと主張する経済学者はおパンツ4号かもしれません。