オプションは売るもの?
買うもの?

オプションを売りで覚えると、なかなか買うことができなくなります。
これは、20年以上たった今も昔も変わらないようです。

逆に買いで始めた人は比較的抵抗感なく売りを取り入れることができるようです。

できるだけ早くバランスよく売り買いができるようになる。
そして、できるだけ授業料を少なくする。
これが、最初の目標だと思います。

そういう意味では、コール買いプット売りのデルタヘッジは、リスクが比較的少ない中で、売り買いのバランス感覚を習得するのには優れた教材だと思います。
右側(相場の上方向)でオプションの買い特性が出て、左側(相場の下方向)でオプションの売り特性が出るわけです。中間点では、オールニュートラルになるエアポケットゾーンまであります。コールとプットの挙動特性を学ぶ格好の戦略です。

これをしばらくのりこなして、アウトのオプションの挙動を身に着け、自分は買い系が得意、売り系が得意ということを体感することをお勧めします。

私は、資金に制約のない立場でオプションを覚えたので、オプションを売るとか買うという感覚はあまりありません。個別の銘柄や個別の組み合わせで考えることもあまりありません。
なので、ダイアゴナルだのコンドルだのストラングルだのバックだの言われても、実はあまりピンときません。

あらゆる銘柄の買いや売りをデルタブックというポジションモニターにぶち込みます。
そしてまず

全体がオプションの売りになっているのか買いになっているのか まず確認します。
もろに、オプションが買い=ガンマいっぱいロング=ベガいっぱいロング=セータ大幅マイナスみたいなときは、あんまり細かいことよりも、まず全体を相場環境に合わせることが重要で、個別の銘柄のリスクは相対的にはあんまり関係なくなります。

全体の状態が、相場環境や自分の相場観とあってない場合は、まずなにはともあれこれをひっくり返します。
状況によっては割安割高関係なく、てっとり早くガンマおよびベガが稼げる銘柄を取りに行きます。

相場が落ちついている場合は、より有利に細かく銘柄を入れ替え、全体をここちよい水準まで変更します。
こういうことを、日中こちょこちょやり続けるわけですね。
蜂のように舞い蝶のように刺す?あれ逆でしたっけ?緻密さと大胆さが要求されるわけです。

行使価格や限月が大きくバラつきしかも偏りがある場合は全体のリスクの数字だけでなくより細かく分けて見る必要があります。いくらネットでリスクが相殺されていても、各銘柄には完全に相殺できない固有の癖があるからです。

ただ、このようなやり方は資金力に糸目をつけない場合のやり方なので、個人でOPトレーディングをやる場合はだいぶやり方がことなります。個別の戦略は重要です。
逆に保有銘柄数が少ない分、個別銘柄のリスクまで踏み込んだ細かい管理が可能になります。

ただ、これも細かく緻密にやればそれだけ勝率が上がるというものでもなく、ある一定の管理水準を見つけたら、むしろエネルギーはシナリオ想定とシュミュレーションのほうに注いだほうがいいと思います。