ストラングルとストラドル

名前は似ていますが
意外と違います。 (追記:私はよく書き間違えます)

最終日の損益線を意識すると
ストラドルは危険な戦略に見え
ストラングルは安全そうに見えるかもしれません。

最終日の損益線を意識しない人は、それと逆の考えを持ちます。

ここが、1と2のやり方の大きな壁のひとつかもしれません。

最終日の損益線を重視する人は、ストラドルを避け、ストラングルを好む傾向があります。

最終日の日経平均をゾーンで当てるほうが、簡単だし確率が高い。
という考えに基づきます。

ストラドルは最大益がピンポイントだし、どっちにずれても利益が減ってしまいます。

しかし、やり続けた場合の期待値はどっちでも一緒です。


見た目に安心感があるほうを選ぶというのは好みの問題ですし、それで問題はありません。
状況の変化にあわせてうまく損益線をかえていけばいいわけです。
かえるたびに損益線は沈んでいきますが、それはこの戦略の宿命です。



最終日の損益線を見ない人は少し違う考え方をします。
ストラドルもストラングルも仕掛けた時点でのリスク特性はよく似ています。

デルタがニュートラル
ガンマはてっぺん近辺では極小
ベガはそれなりにマイナス
セータがそれなりにプラス


あまり両戦略の違いはありません。
相場があまり動かなければ
セータが稼げ
うまくすればベガが稼げます。


ところが、意に反して動き始めた場合の様相が全く異なります。

ストラドルは、どちらに動いた場合でも
最初にガンマによってデルタが発生するだけで、
ガンマのリスクとベガのリスクはむしろ減少していきます。

極端な話、デルタを数回上手く当てれば、その後の最悪はしのげる可能性が非常に高いのです。


ところがストラングルはこうはいきません。

ガンマによってデルタが発生するのに加え、
そのガンマは行使価格が接近するに連れ加速します。
さらに、ベガの影響が大きくなります。

ストラドルに比べ、はるかに多くのリスクを抱え込むことになります。
危機があらたな危機を呼ぶわけです。


従って、短期的に相場の落ち着きを狙うのであれば
ストラングルよりストラドルを好むわけです。