ボラティリティ(市場の変動制)というあいまいな概念を売買するやり方
は前述したとおり、大きく3つに分けられます。

1 デルタ・ガンマを封印し、ベガ・セータのリスクを取る

IVのくせをマスターし、IVの動きを先読みしたポジションを作り、読みが当たれば利益が出る
1A IVの絶対的な動きを狙う
1B IVの相対的な動きを狙う

2 デルタとガンマで勝負し、ヘッジによる売買益を狙ったり、セータと呼ぶ時間価値を狙う
2A ガンマプラス デルタヘッジによる売買益狙い
2B ガンママイナス セータ(時間価値)狙い
オプションを保有している間、IV変化の影響を受けるので、1のリスクも内包する

3 デルタとガンマで勝負し、ベガ、セータは一切無視する

デルタ1の商品の売買(ダイナミックヘッジ)によりオプションを満期にわたって複製する手法
オプションが反対売買できる場合あまり使われない
2の手法で一時的に使われる




実際のオプショントレーディングにおいては
1と2は混在しており、1を基本形にし2に発展したり1に戻ったりする感じです。

常にデルタ・ガンマをニュートラルになるように調整していけば1の要素の強いトレーディングになりますし、

ガンマはある程度残し、デルタで調整していけば2の要素の強いトレーディングになります。

ガンマをある程度残すのは、意図的にデルタヘッジによる売買益を狙ったり、セータによる収益を狙ったりするためです。



ボラティリティトレーディングとは

ボラティリティの大局観を読み

そのどこを回収するかの計画をたて(戦略の策定

そのために最適な戦術(組み合わせ)を実行し(戦術の選択

大局観が正しければ収益を得る 

日経平均に対する相場観はボラティリティの大局観を読むための一つの要素に過ぎす、
固定的に考えるよりもむしろあいまいにして確率的に考えるほうが有効



注意事項 (あくまでも私の考え方です)

  1. IVとは、BSモデルという単純だが堅強なモデルに基づいて計算される、オプション価格を分析するのに現在最も頼りになる「物差し」である。
  2. 同じ物差しを使っても、人によって使用するパラメーター(日数、みなし原資産価格)が違うので、微妙に答えが違う。違いにこだわってもあまり意味はない。
  3. BSモデルの仮定は原資産の動きと完全な整合性がないため、スマイルカーブというIVの構造が存在する。
  4. また、オプション市場特有の需給要因も関係している。
  5. ボラティリティトレーディング成功のカギは、スマイルカーブの動きを、過去の動きのパターンに照らしながら現在の市場環境を加味して主観で予測することにある。
  6. スマイルカーブをモデル化する複雑なモデルを追求しても必ずしも有意な成果は得られない
  7. むしろ、BSモデルを所与としたうえでスマイルカーブという歪みが存在する要因を理解することが、スマイルカーブの予測に役立ち、成功のカギとなる。
  8. 何はともあれ、ボラティリティ(標準偏差)の数学的な意味と特性だけはしっかりと理解する必要がある。