鉄則1
利益はオプションの売りから取れ
まずはこの意外と平凡な基本から
SQ前の宝くじ買いなどはもちろん問題外です。
SQ前のオプション買いはむしろ、損をするための鉄板と考えてもいいぐらいです。
「1万円から始める」という本もありますが、これを書いた人は絶対にSQ前にオプションなんか買ったことはないと思います。買ったことがないからこそ書けるんだと思います。過去に成功した特定のケースを持ち出して、このとき1万円で買っていればどうだすごいだろという話をされても実践的にはたいした役にも立ちません。
本当にオプションで儲けたいのであれば、このような夢物語を信じているようでは道は厳しいでしょう。そもそも書いた本人も実践していないはずですから、しょせん宝くじは宝くじということです。
オプションを1万円からはじめるのはかまいません。でも、宝くじと一緒でほとんど勝てませんから。
競馬、パチンコをやるよりは少しは分がいい、それだけの話です。
といっても、この鉄則1は売りを盲目的に推奨しているわけではありません。
オプションは長期的には買いよりも売りが有利だというのが歴史的な事実です。将来はどうなるかはもちろんわかりませんが、たぶんそうだと思います。
リスクプレミアムが極端に低い時期もありますが、長期的に通算すればオプションの売りにはプレミアムが存在するということです。
ということは
長期的に生き残るために売りを主体にするのはこの観点からいえば賢明なことです。
と・こ・ろ・が
連勝が続き,売りは儲かると思うひとが増え、その人たちが自信を持って売りを増やすと、売り過多となりリスクプレミアムが消滅してしまう時期があります。
しかし、いずれはそのような「不適切な参加者」は突発イベントにあっけなく退場させられ、再び適度なリスクプレミアムが戻ってきます。
市場はこれを長期的に繰り返しています。サイクルはだいたい3-5年です。
5年もたてばプレーヤーはがらりと入れ替わります。
オプショブログも9割以上は消えてなくなります。
でも、これは普通のブログもそんなもんでしょうから、オプションだけの現状ともいえず、あまり参考にはならないかもしれません。
そしてなにごともなかったかのように入れ替わったプレーヤーが再び同じ歴史を繰り返します。
これがオプションの神が作り上げたオプション市場のサイクルです。ひとはどうやら、歴史や先人の教えに学ぶことが苦手のようです。
多くの初心者は鉄則1を額面通り実行し、最初は儲けてやがて予定通り退場します。
その屍を生き残ったひとたちが分かち合います。
これがゼロサムゲームの宿命です。とりわけレバレッジの高いオプションでは顕著です。
欲・油断・勘違い・甘え・楽
予定通りの結果を生む要因はそういった類いのものです。
こうした事実を踏まえて、もう少し正確に鉄則1を書き直します。
最悪時にも死なないようにして売りで取れ
そして絶対に生き残れ
実は、大事なのは「売りで取れ」の方ではなく「最悪時にも死なない」の方なのです。
最悪時とは
日経平均が1000円瞬時に動いてもと極端に考えてください。
そして、多少時間をかけて3000円動いても
最終的に5000円動いても
動く原因がたとえ現時点で全く予測・想像できなかったとしてもです。
これが、初心者の方が最初にマスターすべき最初の関門なのです。
実に難しい関門です。
つづく
利益はオプションの売りから取れ
まずはこの意外と平凡な基本から
SQ前の宝くじ買いなどはもちろん問題外です。
SQ前のオプション買いはむしろ、損をするための鉄板と考えてもいいぐらいです。
「1万円から始める」という本もありますが、これを書いた人は絶対にSQ前にオプションなんか買ったことはないと思います。買ったことがないからこそ書けるんだと思います。過去に成功した特定のケースを持ち出して、このとき1万円で買っていればどうだすごいだろという話をされても実践的にはたいした役にも立ちません。
本当にオプションで儲けたいのであれば、このような夢物語を信じているようでは道は厳しいでしょう。そもそも書いた本人も実践していないはずですから、しょせん宝くじは宝くじということです。
オプションを1万円からはじめるのはかまいません。でも、宝くじと一緒でほとんど勝てませんから。
競馬、パチンコをやるよりは少しは分がいい、それだけの話です。
といっても、この鉄則1は売りを盲目的に推奨しているわけではありません。
オプションは長期的には買いよりも売りが有利だというのが歴史的な事実です。将来はどうなるかはもちろんわかりませんが、たぶんそうだと思います。
リスクプレミアムが極端に低い時期もありますが、長期的に通算すればオプションの売りにはプレミアムが存在するということです。
ということは
長期的に生き残るために売りを主体にするのはこの観点からいえば賢明なことです。
と・こ・ろ・が
連勝が続き,売りは儲かると思うひとが増え、その人たちが自信を持って売りを増やすと、売り過多となりリスクプレミアムが消滅してしまう時期があります。
しかし、いずれはそのような「不適切な参加者」は突発イベントにあっけなく退場させられ、再び適度なリスクプレミアムが戻ってきます。
市場はこれを長期的に繰り返しています。サイクルはだいたい3-5年です。
5年もたてばプレーヤーはがらりと入れ替わります。
オプショブログも9割以上は消えてなくなります。
でも、これは普通のブログもそんなもんでしょうから、オプションだけの現状ともいえず、あまり参考にはならないかもしれません。
そしてなにごともなかったかのように入れ替わったプレーヤーが再び同じ歴史を繰り返します。
これがオプションの神が作り上げたオプション市場のサイクルです。ひとはどうやら、歴史や先人の教えに学ぶことが苦手のようです。
多くの初心者は鉄則1を額面通り実行し、最初は儲けてやがて予定通り退場します。
その屍を生き残ったひとたちが分かち合います。
これがゼロサムゲームの宿命です。とりわけレバレッジの高いオプションでは顕著です。
欲・油断・勘違い・甘え・楽
予定通りの結果を生む要因はそういった類いのものです。
こうした事実を踏まえて、もう少し正確に鉄則1を書き直します。
最悪時にも死なないようにして売りで取れ
そして絶対に生き残れ
実は、大事なのは「売りで取れ」の方ではなく「最悪時にも死なない」の方なのです。
最悪時とは
日経平均が1000円瞬時に動いてもと極端に考えてください。
そして、多少時間をかけて3000円動いても
最終的に5000円動いても
動く原因がたとえ現時点で全く予測・想像できなかったとしてもです。
これが、初心者の方が最初にマスターすべき最初の関門なのです。
実に難しい関門です。
つづく