鉄則 その3 ゴールは同じでも別のルートを調べる

たとえ同じ相場勘で同じゴールを考えていたとしても、最終的にそれを実現するまでに複数のルートをとおる可能性があります。

格言にも
相場は容易に想像できる水準にもっとも予想しないルートを通って到達するというのがあります。

追加緩和による今回の上昇もまさにこの格言通りです。

オプショントレーダーにとっては予想しないルートを通った場合に手が打てていたかどうかというのは重要なポイントです。

経路や到達スピードによっては途中の評価損に耐えられなくなったり、強制決済を食らったりするルートがあります。


緻密に相場の予想をしても、きりがありませんが、「おおまかに」いろんなケースを想定する必要はあります。
途中のルートのパターンによって耐えられるかどうかのチェックはかかせません。

また、狙いが同じでもそれを実現するために微妙に違う戦略があります。
そのときの需給によってやや有利な方法、やや不利な方法があります。明らかに違うものはあまりありませんので、何げなくやったのでは気づくことはありません。

この2つの考え方が出来るようにならなければ、本当の意味で初心者から抜け出したとはいえません。
数年儲かることもあるでしょうが、それは相場勘があたり、たまたま運が良かっただけといえると思います。