九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FXなど、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

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指数、先物に続きこの「オプション」で、日経平均3部作が完成しました。
とりあえず、これでシリーズ完結です。
3冊そろえると豪華景品が......
ウソです(-_-;)
でも、3冊そろえて改めて読み直すと、新たな発見があるかもですよ。


入門としていますが、「オプションとは」から始まるような説明はしておりませんので、オプションの基本的な仕組みについては他の本を読んでもらうしかありません。ネットでも簡単に探せますしね。

本書はこれまでのオプション本とはかなり違います。対象読者は少ないでしょうが、その少ない対象者を念頭に入念に仕上げました。
その分お値段も高いです。(-_-;) (-_-;)

オプション本につきものの数式は、トレーダーに不用なものは思い切って省いています。ブラックショールズの式なんか解かなくてもトレードには何の支障もないからです。

そのかわりに、ボラティリティの正体、スマイルカーブ、プロ定番の総合戦略など、これまでほとんど紹介されてこなかった方法を解説したうえで、トレードスタイルを18種類に分け、それぞれのスタイルにおける基本的な考え方とやり方を徹底的に解説します。

一般的に戦略といわれているものは、単なるオプションの組み方つまり戦陣にすぎません。同じ戦陣でもスタイルによってその後の動かし方は全く違ってきます。戦略をいくら覚えてもそれだけではたいした役には立たないのです。戦略(戦陣)ありきの考え方では、上級者への道にはまったくつながらないのです。また、勝率に拘る方法や、破壊力のある方法などは、生存確率の低いかなり偏ったやり方の代表で、上達する前に力尽きてしまいます。

日経平均オプション取引で成功するためには、単純明快なやり方から拘ったやり方まで様々な方法があります。成功トレーダーといわれる人達は必ず独自のスタイルを持っています。しかし、オプション取引を長く続ける成功トレーダーたちが行なってるやり方の中から、自分にあった方法を見つけることは簡単ではありません。本書を読めば、これまでのモヤモヤの大半が解決できると思います。


特別編として、本編の手引きとなる「オプション上級者への道」を巻末に用意しましたので、初級者はまずこちらから読み始めるといいかもしれません。


久しぶりに7/8(土)セミナーも行ないます。ご興味のある方はこちらへ
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野村證券第2事業法人部
野村證券第2事業法人部 [単行本]

このあいだ読んだ「不発弾」の主人公と同じ1978年に証券会社に入社した横尾氏の実名ノンフィクション物語です。証券会社時代にバブルで活躍し、バブル破裂後にコンサルタントに転身するところは少し似ています。

当時の野村幹部が大挙して実名で語られており、読むのも複雑な気持ちであります。その半数ぐらいは面識があるだけに、なおさらです。当時の野村證券に関しては誇張も脚色もなく、そんな感じだったとしかいいようがありません。当時に比べればずいぶんまともな会社になったもんだと思います。あいかわらずつじつま合わせや忖度を続けている官僚機構や、先送りを繰り返す政治に比べると、絶対水準はともかく「変化率」はかなり大きいのではないでしょうか。なんせ、発射台は「株屋」ですから。。。
最近のCMは「やさおとこ」路線ですからね。。。

当時の幹部がその気になって書けば、大なり小なりこういう内容になるでしょうが、事件に巻き込まれない限りなかなかその機会もなく、踏ん切りもつかないと思います。そうした意味では貴重な内容。

横尾氏は後半部分のオリンパス事件の自分から見た真実を主張したかったと思いますが、果たしてどれだけの読者が後半部分にたどり着いてくれるか。後半部分をきちんと読んでくれる読者は、コンプライアンス関係者や一部のマスコミ関係者以外はあまりいないかもしれません。そうでなくても前半部分を読むだけでも疲労困憊するのでなおさらです。自分も結局、後半はとばし読みしてしまいました。

まあ、タイトルが野村證券でオリンパス事件のオの字も謳っているわけではないので、出版社としては実名で書きまくる横尾氏をうまく使ったというとこでしょうか。

お勧め度
★★





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やられた



「下手な鉄砲数打ちゃ下がる」

 

​プットの売りが自動ナンピン買い下がり装置なんてしるわけないでしょ。昨日までは。



小動きが続いております。
トランプさんが一生懸命力んでも、
日銀が出口戦略を口にしても、
まだまだ、低金利低成長の環境は続きそうです。
株にとって上がりやすい環境は意外に続きそうではあります。

一方で、かつてないほど、時限爆弾、地雷、不発弾はごろごろころがっております。
こうしたあらかじめわかった危険は往々にしてたいしたことはないことも多いものです。
本当の危機は、何のまえぶれもなくやってくる。
あるいは、過小評価した危機がいつのまにか膨らんでいる。

右肩上がりがいつまで続くかは誰にも分かりません。
下げ始めたときは、
くれぐれも、「体力に合わせた」押し目買いやプット売りにとどめておきましょうという、痛い語録です。



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