九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2013年07月

アービトラージにはレベルがありまして

  1. 実質的に同じものを安く買って高く売る(ノーリスク)
  2. 統計的に同じと考えられるものを安く買って高く売る(統計的アービトラージ)
  3. 同じものを安く買って高く売る(マーケットメークただし、時間のリスクあり) 

ノーリスクのアービトラージが理想ですが
金融市場にはそんなにたくさん落ちてはいませんが、ないわけではありません。

オプションの流動性のなくなったインザマネーにたまにあります。
大利食いポジションや、「とにかく踏ませて」が成り行きで決済に行ったら、目ざとい人にまんまとさやを抜かれてしまいます。

昔は、複数市場に上場している銘柄にもたまに見られました。
たとえば、東証に上場していた外国株式。
オーストラリアの銀行株など、為替ヘッジまでつけて完全にさやが抜けることもありました。

現物先物間の裁定取引も、全銘柄を買うのでノーリスクに近いのですが、完全にノーリスクではありません。
銘柄入れ替えのリスクや、自社株が買えないリスク、採用銘柄の不祥事で、売買ができないまま、指数から外されるなどのリスクがあります。この辺のリスクまで入れると、現物先物間の裁定取引はフリーランチとまでは言えません。裁定残を持つことによるメリット(たとえば貸し株等)まで、カウントしてなんとか正当化されるモノだといえるでしょう。

統計的アービトラージは、さまざまありまして、統計的な割高割安が修正されない限り、利益にはなりません。
割高がさらに割高になることが世の中多々あるわけで、そのうち資金が枯渇するととんでもないことが起こります。LTCMの破たんが典型例です。

また、クオンツなどの定量モデルは同じようなポジションになるものが多く万年割安株を、みんなで同じコンセプトの下大量に買い占めるなんてことも起こり得ます。サブプライムショックで、こうした定量モデルのポジションが一斉に巻き戻されると、これもとんでもないことが起こります。GSの巨大ファンドはえらい目にあいました。

結局、安心して儲かるのが、マーケットメイク。
要は中古車ディーラーや金の買取業者のビジネスモデル。
金融業界では、デリバティブを使ってよさ気に見えるものを顧客に割高に販売し、同じものを安く複製すれば儲かるというわけです。


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超金融緩和の時代 「最強のアメリカ」復活と経済悲観主義の終わり
超金融緩和の時代 

5/23朝に4万円説をとなえたその直後に日経平均は瞬間16000円に迫ってそのあとは...ご存じのとおり。
本書はそのあと 6月1日に発売されています。

発売前つい景気づけにコメントしそれが大きくとりあげられてしまったがために、またその名をとどろかせてしまったアナリスト。
どうして、よりによってあの日に。
運命を感じます。

しかし、しかしです。
本書では驚くなかれ日本の話はおまけです。
付けたし程度にしか出てきません。
日経平均4万円説なんてどこにもありません。

基本はアメリカが復活し、NYダウが10万ドルを目指すというお話。
これについては、以外にもしっくりきます。
随所に武者教がさく裂しており、それなりに興味深くはあります。


 武者さんが最も大事にしている仮説は
「因果応報」だそうで

僥倖も不遇も永遠には続かない。
中身のない成功は綻び、中身のある失敗は報われる。
中身が伴っていない成功がどこかにあり
中身があるのに報われていない失敗がどこかにあるのを探すこと。

それが、アナリストの使命である。
と重い言葉を述べられています。

アナリストは、学者、評論家、ジャーナリストと違い的確に予測してナンボだと。

この「因果応報」仮説に沿ってアメリカが復活し、新たな世界秩序が生まれる。

武者さんも早く報われるといいですね。 

ちなみに
日経平均4万円説が出てくるのはひとつ前の著書
日本株「100年に1度」の波が来た! 
基本は年内1万8000円、2014年2万円で長期的に4万円もありうるという話です。
こちらは4/26に発売されていたのですが、
最初はあんまり取り上げられていなかったので5/23に4万円説を出したことになってしまっているかもしれません。


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なんとなく信用残と同じイメージで考えられてしまう裁定残。
言葉では難しいので図を用意しました。

裁定残
現物の買い方は「現物買い」「裁定の買い」「信用の買い」の3種類に分かれます。
「裁定の買い」は発行済み株式数という大枠の中で、「現物買い」「信用買い」とのあいだで株券をぐるぐる回しているのに対し、
「信用の買い手」は「信用の売り手」がいる分だけ発行済み株式数を上回る「仮需」を生むことができます。
「信用の売り手」には株を借りて行うカラ売りを含めて考えても構いません。

いずれにせよ

「信用の買い」は自ら能動的に行動を起こした結果です。発行済み株式と空売りの合計を他の買い手と奪い合います。
期日や金利負担があるので、その行動は比較的分析しやすいという特徴があります。

一方で

裁定残はたまたま先物の売り手と買い手の数が釣り合わず、
しょうがないから業者が現物を買って先物を売って、バランスさせた結果です。

裁定取引による「先物売り」と「現物買い」には主体性はないので、極端な話誰でもいいのです。

誰かが資金繰りの都合で無理矢理裁定取引をやめたら、先物の売り手と買い手のバランスが崩れ、その分先物は新たな売り手が現れるまで割高になります。最終的には少し有利な条件で裁定取引を組む新たな先物の「売り手」が現れます。

というように、裁定残を語るためには、裁定業者の行動や考えは基本関係ありません。
裁定業者以外の先物の買い手と売り手のバランスが現在どうなっていて将来どうなるかが重要なわけです。

裁定残2


先物は買い方と売り方がかならず同数です。売り手と買い手がいる限り無限に残高は伸び縮みします。

流動性の大半は、その日のうちに決済されます。

裁定残の原因のひとつを作るのは、図の「オーバー」と書いてある、ポジションを翌日以降に持ち込むオーバーナイト投資家のバランスです。

最初から、数日間寝かせるつもりの人もいるでしょうし、
日計りのつもりで、うまくいかずに持ち越した人もいます。

その「買い持ち」と「売り持ち」のバランスに見合うだけの裁定残が存在します。
あくまでも、先物市場の最終的な需給の結果です。

この比較的短期のバランスは、日々微妙に増減します。
裁定取引が過不足を補わなくても、相場水準の変動で新たな主体的な「買い手」や「売り手」が登場することで、需給が見合う場合もあります。

この主体的な投資家の需給バランスの結果が、最終的な裁定残となるわけです。

さらに、裁定残の根雪を形成する、「長期の買い手」と「長期の売り手」が存在します。
長期の買い手が恒常的に存在しているので、裁定残の根雪の部分は常にロールオーバーされていくことなります。裁定残の動向に決定的な影響を与える「長期の買い手」と「長期の売り手」の分析も大事な部分です。

主な長期の買い手には
インデックスファンド
デリバティブ商品のヘッジ

主な長期の売り手には
デリバティブ商品のヘッジ

などがあります。

それ以外にもオーバーナイトと長期の間に属する、様々な中間プレーヤーが存在します。

ややこしいことには、先物の建玉には色がついていないことです。
信用残には色がついています。
先物市場関係者は、この色を手口を分析するなどいろいろな手法で見分けようとしています。
裁定残の本当の意味を理解するのに、こうした分析が欠かせないわけです。




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相場は高値でもみあったのちに下ばなれ。
というほどでもなく、短期筋のふるい落としともいえそうな動き。

藤巻氏は見事に選挙当選しましたが、当ブログでも5/10の記事にもかかわらずアクセス数なんとトップです。
人気モンなんですね。

しかし、参院選も終わりいよいよ
消費税引き上げが気になります。

インフレ率はジワリ上昇していますが、アベノミクスの本格的な効果が出るにしてもまだまだ先のこと。

インフレに加え消費税引き上げだけでも神経質になりますが

さらに、おそろしいのが

マクロ経済スライド
パンドラ




多くの国民は知りません。
2004年に法制化されています。

なんともおおげさな名称ですが、中身は実に単純でセコイです。
名前とのアンバランスさが官僚の腕のみせどころです。

年金支給額をインフレ連動させずに、0.9%づつ分からないように減らす仕組みです。
100年安心設計の大きなよりどころです。

年金制度が今後どうなるかについては、ほとんどの国民は思考停止状態ですが、アベノミクスがインフレ目標を掲げている以上、マクロ経済スライドを秘密にしておくことはこれ以上無理です。

明確に反対している共産党以外は、マクロ経済スライドについて議員が歯切れよく語ることはこれまでありませんでした。インフレ目標が思わぬパンドラの箱を開けたともいえるでしょう。


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日経VIやVIX
信用残
裁定残

いずれも市場の需給構造を一本の数字で表したものです。
この数字の背景をどこまで理解しているかが、使用上の注意事項です。

ただ表面上の数字だけをみたのでは、トンチンカンなことは言うまでもありません。

信用残については、

信用残についての因果関係がはっきりしていること
内訳を細かく分析できること 

から使用上の注意事項は広く浸透していて、副作用の心配もほとんどありません。

たとえば、
買い残と売り残をネットアウトすることはない
個別銘柄の残やコスト、評価損率、期日構造まで踏まえて考える

といったようなことです。

解説するほうもされるほうも、そうした背景について理解しながら信用残という一つの数字を使っているのです。

ところが、裁定残の場合はそうではありません。
そもそも、裁定残は信用残のように特定の投資家の能動的な行動の結果ではありません。

ここにまず、最初の勘違いがあります。
残というだけで、背景のわかっている信用残と同じようになんとなく使われています。

せっかく背景のはっきりしている信用残を、わざわざわけのわからない裁定残と足して需給について語っても、意味がありません。裁定残にも信用残にも失礼です。

裁定残の意味を改めて説明します。
残念ながら、VIXと同じくらい理解されていないようです。

長くなりそうなので、

つづく。


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VIXや日経VIはよく相場解説に登場しますが、どうやって計算されているかを知って使っている人はほとんどいません。

少しわかっている人でも、オプションのIV(インプライドボラティリティ)から計算していると思っています。

実はこれも間違っています。

IVはオプションの価格モデルであるブラックショールズ式から 逆算した、オプション価格に内包されたボラティリティです。

IVの特徴はふたつあります。

  • ブラックショールズモデルを前提にしている→株価(指数)の%リターンは正規分布する=株価はランダムウオークと仮定している
  • 現在の株価 (指数)のもとで、それぞれのオプションによって異なる数字がでる→期間や行使価格によって異なる数字になる
日経新聞社は過去20年近く日経平均IVを公表していました。

これは、その名の通り大証に上場しているオプションの期近物を対象に日経平均株価の終値をはさむ 2 つの行使価格のオプション価格のIVを使って計算していました。
IVから計算するため
オプションの限月期日に近づくと値が跳ねるという致命的な欠陥を抱えていました。
これは、IVが期間構造を持つためにどうしても避けられません。

そこで編み出されたのが
モデルに依存しないでオプション市場の代表的なボラティリティを計算するモデルフリーインプライドボラティリティという計算の仕方です。日経IVに代わる新しい日経VIはこの手法を採用しています。VIXも同じ方式です。

モデルフリーインプライドボラティリティは、行使価格の違うオプションの価格をすべて使って直接計算します。
多くの行使価格が存在するほど安定したボラティリティが計算できます。
横軸に行使価格、縦軸にオプションプレミアムをおいてその分布図から一つのボラティリティを計算するやり方です。ブラックショールズモデルから逆算されるIVは一切使っていません。

流動性のない銘柄
1円に張り付いた銘柄
基本アウトオブザマネーのコールとプットを使いますが、ATM近辺をどうするか
満期が30日になるように手を加える

といった細かい決めごとはあります。

7/16に行使価格の刻みが250円から125円刻みになったので、日経VIの安定性はさらに上がりました。


それぞれのオプションによって違った値をとるというIVの弱点が、
モデルフリーインプライドボラティリティという計算方法を採用することで解決しました。

従来の日経IVはまず代表的なオプションのIVを計算しそれを合成する
今の日経VIはオプションの価格をすべて使ってモデルを使わず直接計算する


という大きな違いがあります。

さて、こうして計算されたVIXや日経VIがどういう意味を持つかということです。

オプション市場の複雑な需給構造をたった一つの数字に集約して表現しているということです。
裁定残高や
信用残高に似たような性質の指標です。

この数字の絶対水準をたまに見ただけでは、多くを語ることはできません。

ひとつの数字に集約される前の、オプション市場全体の需給構造や、 過去からの相対的な比較や動きの癖などを理解してないとトンチンカンなことになってしまいます。


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インフレで私たちの収入は本当に増えるのか?


前作 弱い日本の強い円  がベストセラーになったので、二匹目のどじょうを狙った感じですが、あまりのアベノミクス本の多さの中ではさすがに埋没してしまったようです。

分かりやすいのはいいのですが、中身は薄いです。
文字を大きくしてなんとか水増しして1500円の体裁を整えた感じがあります。
ページ数でだいたい販売価格が決まる方式は本書に限らずムリがありますね。

中身は普通の人が持つ基本的な疑問にこたえる形で、淡々と品のいい文体で書かれています。
人柄がにじみ出ている感じがしますし、良書ではあります。


なぜブログで取り上げたかといいますと、

お札を切り刻むことでわかったお札の本質

著者が新人時代の経験談のコラムです。
お札と通貨供給量との関係を理解するのにとってもわかりやすい説明だと思ったからです。

日銀がお札を刷ればお金が回り景気がよくなる。
ヘリコプターからお金をばらまけばいい。

という勘違いに対してはうまい説明の仕方です。

民間銀行は午後になると余ったお金を日本銀行の本支店に持ってきて自行の当座預金口座に入金する。
日本銀行に持ち込まれたお金はすべて自動鑑査機にかけられ偽札や損傷の有無をチェックされる。
汚れや損傷がひどいお札は瞬時に振り分けられ裁断機にかけられる。
次から次へとやってくるお札がだんだんモノに思えてくる。
目の前の1000万円の札束と自分の財布の中の1万円札は明らかにベツモノと感じた。

シュレッダーされるお札を前にした新人のドギマギする光景が目に浮かんでおもしろいです。

日銀の中にあるときのお札は単なるモノに過ぎず、子供銀行券と何ら変わりがないということです。

それが一旦、当座預金から引き出されたときに初めて「お金」の価値を持つということがよくイメージできます。

銀行強盗が日銀のお金を盗んだらどういうことになるんだろうかとふと考えてしまいした。
ありえない方法で、お札が外に出た場合ということです。

どう処理するんでしょうかね?


ヘリコプターからお札をばらまくというのもあり得ないといえばありえない話なのですが
これはやるとしたら単なる財政政策ですよね。

要するに、子供手当を名簿もチェックせずに無尽蔵にわたすことだと考えればいいでしょう。


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京3番株の乱高下を受け、会員権はどうだったのでしょうか。
結局、たいした変動はかったようです。

ゴルフの会員権は昨年の暮れから年初にかけて、大きな水準訂正がありました。

例年なら出る年末にかけての損出し、所得税還付狙いの売りがほとんど出なかったのです。売り方がほとんど枯れてしまったともいえます。

所得税還付の恩典を受けるためには、課税所得が多い時に損出しを行わなければ意味がありません。サラリーマンであれば、定年前の損出しは必須です。

コストの高い会員権を持っていた人たちはほぼ定年をむかえ、所得税還付目的の売りがほとんどなくなったといえるでしょう。

会員権はバブル破裂後20年以上かけてようやく値洗いが完了したといえるかもしれません。


今のメンバーは、プレー権という明確な目的を持っているので、ゴルフをやめるかできなくなるまでそう簡単に売る動機がなくなったともいえます。

そこに、アベノミクスの期待感が加わり、需給が一変したわけです。
一時期は買い需要だけで売り物見当たらずという状態もありました。

そして、この状態は最近の株の乱高下を受けてもあまり変わっていないようです。
さすがに買い手の指値は少し下がったようですが、売り手が値段を下げないので、商いが成立しないという状態だったようです。

株価の落ち着きとともに再び買い指値は上がってきました。

ただし、以上の話は、
あくまでも会員権の価値が残るゴルフ場の話で、
ビジターがいつでも行けるゴルフ場の会員権は、全く関係ありません。

会員権は週末に近場のいいところでプレーする権利になりつつあります。




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開票速報の視聴率はどうだったのでしょうか?
選挙結果はすぐに見えてしまったので、むしろ関心はそちらのほうへ。
池上番組が評判なので少し 見ようとしましたが、結局10分もせずに消してしまいました。

TBSも話題のドラマを通常どおりやっておけば、驚異的な視聴率になっていたかもしれません。

安倍さんの念願通りネジレは解消。
「取り戻す」からいよい次のステージへ。

国民は自民党巨大化を選択しました。
二大政党制を生むはずが、民主党のおかげで、思わぬ一極時代を生んでしまいました。
こうなってみると、民主党政権の登場は単に自民党の完全復活を生むために予定されたステップだったのかもしれません。

次の衆議院選までに、自民党内で疑似政権交代があるかないかは大きな問題です。
三本の矢のスポンサーA安倍A麻生A甘利+石破がどう動き始めるのでしょうか。
間違いなくこれまでのバランス力学は崩れます。
これまで息をひそめていた既得権益に乗っかる勢力も動き始めます。

しかし、今後は結果に対する言い訳はできなくなったわけですから、
本気で大胆な政策に挑んでいただきたいものだと思います。


金融政策は要するに時間を止める政策で、その間になにができるかが重要なんだと改めて思います。

インフレ2%目標も、インフレだけ起こったのでは本末転倒です。
期待の芽が続いている間に何ができるかが勝負でしょう。
時計の針をただ30年前に戻したのでは、意味がありません。

選挙結果を受けた安倍首相の言動にしばらく注目したいと思います。


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選挙の週末。
選挙は相変わらず盛り上がりません。
野球で言う消化試合のようです。

ネット選挙ということも注目でしたが、
これもさして盛り上がらず
ネットユーザーと選挙に行く人とのミスマッチは意外に大きいのかもしれません。

唯一全国区の候補者にとっては、ネット一本で勝負できる面は資金体力面で有難いかもしれません。
人気記事のランキングに藤巻健史 氏がカムバックしているのは、興味深いです。
藤巻氏を検索する人は結構多いようです。

まだまだネット選挙のいい面が定着するには時間がかかりそうです。
何はともあれ、選挙に行く高齢者のネット比率が高まらなければなりません。



15000円台というのは滞在時間も短く、まだ5月の急落の悪夢が冷めやらぬため、一回利食いという心理が重なったのが金曜日の動きになったのでしょう。
このぐらいの乱高下であれば、適当に買い方をふるい落とし、適度な押し目買いを巻き込めるので、相場の寿命は伸びてくれるでしょう。いずれにせよ、政策の効果が出るにはまだまだ時間がかかるのですから。


東電の管理職に対する一律10万円支給。
足して2で割るような、根拠の乏しいやり方で、普通の思考をする人にはなかなか思いつかないやり方です。
いろいろ、意見はあるようですが、...らしいというのが正直な感想です。

半沢直樹も選挙特番で延期。
結果的にていのいいじらし作戦となり、来週の視聴率はさらに上がるかも?


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株式の委託手数料の引き下げが進んで、売買にかかわる直接コストは低下しました。
その分、有意義な情報にたいしては積極的にお金を投じてもいいと考える投資家は多いようです。

証券会社も無料セミナーなどで顧客の囲い込みを行っていますが、
そうした不特定多数相手のセミナーはありきたりの結論が最初から用意されているのが多いので今一つです。
本当の初心者ならともかく、目の肥えた投資家の期待に応えることはなかなか難しいようです。


手数料と情報を分けることを、アンバンンドリングといいいます。
バンドルにはくっつけるとか、一緒にする、まとめるという意味があります。
パソコン買ったらついてくるのがバンドルソフトです。

このアンバンドリングというのは
機関投資家の世界では10年以上から行われていて、
機関投資家が発注する証券会社を選択するときに

ピュアな執行コスト
執行の際の付加価値
情報量相当額

などを評価して点数付けを行います。
点数の多いところにたくさん発注するのですが、
情報量相当額は、発注量と関係ない定額だと考えられるので、一律の委託手数料率ではコントロールするのが結構面倒です。

そこで、情報の対価は分離して小切手で直接払ったりするようなことが欧米で始まりました。
日本ではなかなか進まなく、機関投資家側のトレーダーがきめ細かく発注量を調整して対応しているのが現実です。

個人投資家の場合は、オンラインブローカーの登場で、ピュアな執行コストは極限まで下がっていますし、
執行の際に特別のサービスをしてもらえるわけでもありませんから、
あとは勝手に自分で情報を探し、それに適切な費用を払うということになります。

機関投資家よりも、情報に対しては自由度が高いといえるかもしれません。

固定手数料の時代は、営業マンがその役割を担っていたわけですが、その付加価値はない?とみなされ完全にループから外されてしまいました。

今や、情報はネット経由でほとんどのものが集まります。

孤独な専業トレーダーもSNSを使ったり、専用の掲示板やチャットも利用できます。
情報は良いもの悪いもの含めて瞬く間に拡散します。

そんな中で、対面にこだわる人に、
ジワリ、トレーディングスペースというのが広がっているようです。

昔は証券会社が富裕客を囲い込むために、華美なトレーディングスペースを提供したりしましたが、そのコストは割高な手数料にバンドルされているわけで、はやることもなく?すたれてしまいました。

同じ空気を吸って株の売買をしたい。
気軽に相談できる人が周りにいてほしい。
このニーズは明らかにあるようです。
誰かがぼそっと呟くとそれに微妙に反応する。

結構格安で利用できるところも増え、利用の仕方や料金も様々なものがあるようですから、利用を検討してみてもいいかもしれません。


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「お仕事は?」
「金融機関です」
「金融関係です」

微妙な違いがあります。

金融機関ですと答えると、普通まず銀行を予想します。 
顔つきが悪いなと思われたら、証券かなと考えます。
生損保はいきなり頭には思い浮かびません。業態としてはイメージしにくいのでしょう。

金融関係ですと答えると
消費者金融・信販・リースを予想するのが、世間一般のあうんの呼吸です。
今では、多くが銀行の傘下なので銀行といえば銀行なんですが。

時代に応じて世間には一定のイメージがあります。

それぞれダークなイメージとして

銀行 貸しはがし 両建て預金
証券 昔損失補てん、ダマテン(無断売買)、最近はインサイダー
生損保 保険金未払い
消費者金融 グレーゾーン金利 取り立て

 ダークなイメージは一度定着するとなかなか消えません。

この不安定な経済情勢の中、
不良債権処理を終えた銀行はダークなイメージから一歩抜け出た雰囲気がありました。

ところが、例の池井戸劇場のおかげで、
ダークなイメージが再び盛り返されています。

特に、就職先に銀行を考えている学生には刺激が強いかもしれません。

 そんな学生のために業界の覗き方に役立ち本をちょっとご紹介。


銀行 
もちろん池井戸劇場。原作 オレたちバブル入行組 (文春文庫) [文庫] オレたち花のバブル組 (文春文庫) [文庫]
日本橋丸善では、池井戸作品が小説売上ランキングに4部もはいって大変なブームです。

証券
 証券会社の「儲け」の構造 [単行本]
一度ご紹介していますが、丸善ではそこそこ売れているようです。
学生には少し難しいのですが、証券会社の本音がよく描かれています。
証券を決め打ちで考えているような学生には最適でしょう。

外資系
 外資系金融の終わり [単行本(ソフトカバー)]
創作感が強くややリアル感に欠けるのが難点ですが、学生が外資系金融の生態を覗くには参考になります。
 

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機械との競争  によると、
コンピュータはテクノロジーの加速度的な進化によって、人間にしかできないと考えられてきた「パターン認識」や「複雑なコミュニケーション」さえこなすようになり、自動車を運転するロボットの登場は間近と予想されています。

今、コンピュータとの激しい戦いを繰り広げているのが将棋の世界らしいです。
公開対局だけですと、すでにコンピューターの勝率がプロ棋士を上回り、コンピューターがプロ棋士を上回ったと認定される日もそう遠くないとされているようです。

将棋は二人零和有限確定完全情報ゲームに分類され、人工知能の一分野として開発が進められました。

チェスやオセロ(リバーシ)などのボードゲームに比べ、
将棋は取った駒を持ち駒として再使用できるというゲーム特性からはるかに高度なプログラムが必要とされます。

プログラム化のポイントは

人間の持つ大局観をコンピュータが理解できる情報に落とし込むということです。
将棋の場合、平均着手可能手数は80あるとされ、数手先のパターンですら膨大な数になります。
これを限られた時間で投了まで先読みすることはさすがのコンピュータでも不可能です。

そこで展開をいくつかの局面に分け、局面の有利不利に序列をつけるための評価関数を作りプログラム化しているようです。

相手が最善を尽くしてきたときに、もっとも自分が有利になる手を探すという考え方をベースにして、その有利さ加減を数値化するようです。
この評価関数の作り方と何手先までを探索の対象とするかでコンピュータの強さが決まってくるということです。



今、相場が大きく動いた時に「アルゴ」「ロボット」が暴れたと解説が付きますが、その実態は謎です。
現在、売買高の大半はアルゴリズムによるのは事実ですが、

その大半は、VWAPターゲットなどのマーケットインパクトを極小化して実行するためのものや、
逆張り型マーケットメイクによるものです。

一部に、順張り型のロボットがあり、
ネット上に流れる単語を分析し行動を起こすタイプがまず初動を起こし、
それによっておこされた小さなトレンドに別の順張り型のロボットが反応し、
最後にマーケットインパクトを極小にするロボットの指値が成り行きに変更される。
それに長期トレンド型のロボットが大きく反応する。

という流れがマーケット全体で連鎖的に起こった場合、暴走が起こる可能性はあり得ます。
ただ、この一連の暴走が起こることを想定してプログラムされているロボットはいないと思います。
そもそも、初動を起こすロボットの精度すら怪しいものですから。

それこそ将棋の手読みの数の解析では済まないはずですし、
そもそも市場はコンピュータが得意な有限確定情報ゲームではありません。

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オプションとは何かを説明せずに、オプショントレーディングを
どのように簡潔に説明するかいろいろと試行錯誤しました。

現時点での私の考え方を整理してみました。


オプショントレーディングには2通り

(1)一定期間後の日経平均のだいたいのゾーンを当てるやり方

当たりいやすいゾーンを選ぶと、見返りは少ないがたいてい当たる。
当たりにくいゾーンを選ぶと、見返りは大きいがなかなか当たらない。

市場が完全に中立であれば、どのゾーンを選んでも期待値は同じ。

ゾーンの見通しが変ればそのつど少しづつ修正していくが、そのたびに見返りは少なくなる。
最終日の損益線の変形が修正の基本。

掛け金と払い戻し金の関係を正しく認識し、適切な資金管理を行えば、
オプション理論を詳しく知る必要はない。

一見簡単に見えるものほど、見えない落とし穴があることにだけは注意する。

個人投資家の約8割はこちらの手法だが、
簡単に始めることができる反面生存率は高くない。
生存確率はデイトレの生存確率とだいたい同じぐらい。


(2)ボラティリティ(市場の変動制)というあいまいな概念を売買するやり方

オプション理論の基本とボラティリティに対する理解が必要。

オプションンの一部のリスクを封印したりコントロールするヘッジ的な考え方が必要になる。

個人投資家の約2割が採用していると推定。

リスクをコントロールする分生存率は比較的高いが、この手法が必ずもうかるわけではない。



2つのやり方はアプローチが異なるだけで、どちらを選ぶかは自分の強みと好みによります。


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さながら、週末は池井戸劇場と化しています。
同じタイミングで、民放と公共放送から。
図ったのか偶然なのか。

池井戸作品は、町工場を舞台にして繰り広げられる銀行マンの悲喜こもごもが相場です。
文字による微妙な登場人物の心理描写も、映像化されるとまたその印象が大きく異なります。

民放は、銀行マンの独特な生態に焦点を当てることで、一躍ヒット街道まっしぐら。
なにげなくかわされる微妙な会話やしぐさに、銀行マンや金融マンなら思わず目を背けたくなる場面も。
さらに、地味なサラリーマンの悲哀ドラマに仕上がった公共放送とのコントラストも上げ潮ムードに輪をかけています。

そんなとき、ふと思い出して、読み始めました。
この強面がいったい何を語るのか。

おしゃべり兄弟の弟に振り回された晩年の姿にも注目したいところです。


ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録

ザ・ラストバンカー 西川善文回顧録 [単行本]
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リラックス3GW以来のお休みです。
あのころは相場も絶好調でした。
ようやく、少しのんびりできそうです。

結局、バーナンキさんにやられっぱなしということですね。

出口戦略がいかに難しいか。
やめられない麻薬というのがまさにふさわしいかもしれません。

患者の体力が本当に回復しているのか、なかなか見極められないところがつらいところです。
日本も同じ道をたどるのでしょう。



さてさて三連休を挟んで、週明けのイベントはなんといっても行使価格125円刻み。

ミニオプションや呼び値細分化のほうが投資家のニーズは高そうな気もしますが、どうなんでしょう。

SQプレイの参加者が増えることが期待なのかな?

オプションの総合管理プレーヤーにとっては、SQで放置できない銘柄が増える分厄介さが増すのが難点です。



しかし、暑すぎる。
こんなとき、2時起きの生活パターンは、圧倒的に有効です。
モーサテぐらいまでは快適。
でも、
蛍光灯やパソコンの熱が8時ころから、無視できない存在になってきます。

それでも、なんとか我慢して扇風機で午前中はしのぎます。

さすがに午後はクーラーを入れざるを得ません。
この時間までにやるべきことはやってますので、
ちょい昼寝でもいいのですが。

それにしても、今年は梅雨明けが早すぎる。
その分、景気刺激には格好。
おそるべし、アベ政権。


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円2最近は、円安ドル高と株高がセットになっていたので、
昨日のように円高ドル安で株高になると違和感を感じるコメントが出るようです。

昨日の為替の動きは、バーナンキ発言を緩和継続維持に受け取った市場でリスクオンが進み、これまで出口戦略を警戒して避難していた資金が市場に回帰する動きが全世界的に起こったことによります。

リスクオンですので、方向は円安なのですが、昨日はドル安があまりにも強く、ドル安>円安の力加減の差が、円高>ドル安になったわけです。

ドル円だけ見ていると少し不思議な動きに見えたのかもしれません。

特に100円の大台を割ったので、ドル円は動きが加速した面もあります。
もともと円主導の円安ドル高期待に加え、ここにきてアメリカの出口戦略を意識してドル主導でドル円を買い進めた投機筋がふるい落とされた要素もあったと思います。

流れはリスクオンですので、そのうちドル安・円安の力関係が逆転すれば、早晩円安ドル高基調に戻る期待が株高を支えたといえます。

為替トレーダーやFXを主体にする投資家にとっては違和感がなく理解できる動きも、ドル円だけを見ている投資家にとっては違和感があったということです。

でも、なかなか、ドル円以外の為替を追うのも難しいので、
早めに誰かが呟くのを期待したいところでもあります。


為替のわかりやすい参考書 → 弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ) [新書]



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円高で株高は不自然でSQがらみの強引な仕掛け

という意見もちらちらありますが、

バーナンキ発言をきっかけにした、強烈なドル主導のドル安ですね。


FXも一緒にやる個人投資家のほうが状況はよく見えているかもしれません。 
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参議院選挙を経て、いよいよ自民党政権が本格始動?するわけですが
これからの社会経済の行方について
諸説を大胆に分類してみました。


1 そもそも、世界経済は低成長期に入った説(ひょっとしたらデフレサイクルに入った説)
根拠
人口が2050年までにピークアウト
新たな成長の果実がみつからない

1A その中では、日本は有利な立場にあり(=もっともお金持ち)うまく立ち回れば、日本だけはうまくいく説
1B その中で、うまく立ち回れず(=アベノミクスの失敗で痛手を負い)日本はさらに没落する説


2 世界経済は足踏みをしているが、いずれ成長軌道に戻る説

世界的金融緩和が成功し、世界経済は巡航速度に戻る。米から日本へ緩和の主役がうまく移行する。

2A 従って、なによりもまず日本をインフレにするのが最重要説



3 世界経済如何にかかわらず、日本は衰退する説




アベノミクスは2A。
そして、諸説を寄せ付けず圧倒的な支持を得ています。




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自動販売機「投信が自動販売機で買えるようになる」

そう予言した奴がインターネットがまだ電話回線経由だった20年以上前にいた。

バブルが崩壊して、株式の委託手数料が上がりにくなり、投信を積極的に営業マンが足で販売していた時代である。異常な販売目標を与えられていた。

そいつは、自分ではほとんど、投信を販売することもなくわが道を行く。

当然のことながら評価はグイグイ下がり、
異動するたびに格下の部署に回されていった。

信念で売らなかったのか、
売るのがつらくて大変で、うそぶいていたのか
今となってはわからない。

でも、その男は信念を曲げずに、なすがままに会社人生を送っていた。
いわゆる異端児であった。
今、どこで何をしているかは知らない。

ひょっとしたら、どこかの証券会社で経営陣に入っているかもしれない。
あるいは、その辺でのたれ死んでいるかもしれない。

わからない。


少し前の記事だが

三菱東京UFJ銀行がインターネット経由の投資信託販売を伸ばしている。2015年3月期までの中期経営計画で、インターネットなどダイレクトチャネルでの業務推進をリテール事業の戦略分野と設定。13年4~5月のネット投信販売をそれぞれ前年比3、4倍に増えた。アベノミクスによる追い風もあるが、ネットに特化した商品戦略やマーケティングの強化も奏効。特にインデックス投信の「eMAXIS」シリーズの販売が伸びた。同シリーズの導入をきっかけに現役世代の取り込みが進み、投信の積立販売の口座は4倍になった。(日経新聞)

彼の予言通り、自動販売機ではないが、投信はインターネットで買う時代になった。
ますます、販売員・営業員の役割がわかりにくくなっている。

一方で、顧客は本当の情報を求めている。
お手盛りの解説ではなく、生の分析を志向している。
ありきたりの解説やコメントなら、それこそ無料でネットにあふれている。

このギャップに今の金融システムはうまく答えているのだろうか。

ふと立ち止まると、考えてしまう。

彼の顔も思わず浮かぶ。


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zeroトレーディングにはアクセントが大事です。

「おいっ、飲み行くぞ」
「その前に一旦マルにして」

注: マルというのは、無しとか取り消しとかいう証券用語。もともと、注文伝票を取り消しするときに、大きな〇を書いたことから始まったらしい。

もちろん、この場合の意味は、ポジションを全部きれいにしてという意味。

オプションの場合は、ポジションをなくすのは大変なので、実質リスクのないところまでヘッジをあててということになります。現物個別株トレーダーであれば、基本反対売買です。

なにかの節目でこの作業は重要です。

たとえ、それが「飲み」というどうでもいいことであったとしても。

どうしても、人間自分のポジションにバイアスがかかります。
いつのまにか、都合のいい話しか耳に入りません。

どんなに訓練されたトレーダーでも必ずこの罠に繰り返しはまります。

ですから、なにかにかこつけて一旦リセットするというのは、失うもの以上に意味のある場合が多いのです。

迷いがある場合はもちろん
儲かりすぎて気味悪いなとか
何か気になるんだよなとか
体調悪いし

何でもかまいません。

たまに、一旦リセットする。
それで、またあらたな発想がわくことは少なくありません。


逆に、
いけそう
と感じた時に思いきってリスクを取る。

それは、長い間温めてきた戦略かもしれませんし、
動きを見てひらめいた戦略かもしれません。

そうした、アクセントは、非常に重要なものです。
成功するトレーダーはこの辺のアクセントに優れた人が多かったです。

ビジネスにおいては、ゼロベース思考というんでしょう。
確か、民主党が「ゼロベース」を連発していた記憶があります。
この場合、議論のごまかしや単なる先送りが多かったような...

制度や仕組みこそ、実際にゼロベース思考が必要なことは多いのですが、
結局
既得権益に阻まれ
ずるずると来てしまうのが世の中です。

その点、トレードは自分の気持ちひとつでゼロベースを実現できる。
こんなこと、ほかではなかなかできません。


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ネットを通じて情報を売る 情報商材
ネットを通じてモノを売る アフィリエイト ドロップシッピング
ネットを通じて広告する グーグルアドセンス
ネットを通じてトレードする FX、デイトレ、先物、オプション

こうした世界をあんまり知らない方のために、少しまとめてみます。 

この世界に詳しいかどうかのリトマス試験紙は、
ネオヒルズ族 という言葉を聞いたことがあるかどうかです 。

ホリエモンなど昔のヒルズ族からはかなり変異しています。
というか新種です。
かなり醜いです。
手法も醜ければ、見てくれも醜いです(おじさんの感覚かもしれませんが)

普通の生活をして普通にネットを使っている限りでは、
なかなか遭遇することはないと思います。

私自身、かなり長時間PCの前にいるのですが、
意識してこの辺を検索していかないとまず出会うことはありません。

元手がなく
楽をして
なにか儲けることはできないか


という思考があるとわりと簡単にこの世界にぶち当たります。

最初にあげたいくつかのネットビジネスも
普通にやる限りにおいては
それなりに手間と暇がかかり、決して割のいいビジネスではないのですが、
そして真面目にふつうに取り組んでいるひとたちが大半ですが、
このネオヒルズ族の手にかかると、それがたちまち大変身してしまうのです。

「秒速」
「たった〇〇日で」


刺激的なキャッチフレーズが並びます。
ふつうにやればいいものを、そこにはとてつもない無理があります。
どんなカラクりかといいますと、
けっこうたわいもないものです。

  1. いかに欲をかいて、楽して儲けようとしている人たちをネット上で見つけるか
  2. そしてその人たちに
  3. 自分とおなじことをやればもうかると教える。
  4. その教えを乞うために費用が意外にかかる。
  5. そして、今度は同じことをして過去の自分と同じ境遇の人を探す。

手段やツールは異なっていますが
秒速をうたうネットビジネスの実態はこのような感じです。
いまだに、弟子は増殖しているようです。

無料でさまざまなノウハウ本をばらまいてますが
要はカモ候補のメールアドレス集めに過ぎません。

たとえば
パチンコ必勝法について、
ノウハウ本によると

よく出る店に行くこと
よく回る台を打ち続けること

の2つしか書いてないのにはさすがに、開いた口がふさがりません。
ほんの一例です。
私もこのブログにパチンコ必勝法を書きましたが、そこまでひどくはありません。

こんなことを知っている私も相当ヒマかもしれませんね 



ところで、オプションの話でした。 

オプションにも
一見簡単に儲かりそうな手法は存在します。

ネオヒルズ族ほど、えげつなくはないですが
同じように
楽して儲かりますを売り物にしている人たちがほんの少しいるようです。
パイが小さいので、草刈り場ではないのでしょう。

なかなか見極めにくいのですが
あきらかな確信犯はいるようです。

こうして、書くだけでも少しは警告になるのではと思ってあえて書きました。 
確信犯は、こんなこと気にも止まらないでしょうが
もし、ノウハウ取得にはらった費用を回収しようとして
なんとなく続けているなら、ぜひお考えください。



投資や投機に
簡単に儲かる手法があるはずはありません。
オプションというわかりにくい商品であろうと原則は同じです。

利益の源泉は、リスクの見返りでしか得られません。

すみません、今日は朝からつい手元が走ってしまいました。


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多忙な経営者が数字一本でリスクを把握するのにとても便利なVAR。
しかも、金額で出てくるので直感的にわかりやすいのが最大のメリットです。

えらーい人「今日の相場はあれたな。ポジションは大丈夫か?」
部長クラス「今VARは〇〇なのでその範囲内です」
えらーい人「そうか。しっかり頼むぞ」

金融機関におけるリスク管理では、リスク事象が発生した場合の損失金額とその発生可能性(確率)から、リスクを計測する。VaR(Value at Risk)とは、将来のある期間(保有期間)のうちに、一定の確率(信頼水準)で発生し得る最大損失額のこと。

金融技術に詳しくない文系上司にたいへん便利な経営情報なのですが、
いったん経営トップがVARの盲目的な信者になると、
現場は非常にやりやすいのです。

しかし、VAR計算の重要なねっこである
ボラティリティと相関係数は
非常に不安定で観測期間によって大きく変化するわけです。
また、信用リスクやオペレーショナルリスク(現場がチョンボして損失を出すリスク)などもむりやり確率分布にする必要があります。

特に複数資産を持つ場合、相関係数次第で結果はどのようにでもなります。

サブプライムローンを束ねたCDO(債務担保証券)のリスクが低く見積もられたのもそういうことです。

VARにしたところで、漠然とした不安に多するひとつの精神安定剤に過ぎないわけです。

VARの数字だけをみても本当のリスクはわからないのですが、
合議制体質の強い会社にとってVARは現場と経営陣をつなぐ数字とし大変便利な呪文にもなりえます。

「一応」過去の金融市場の変動実績に基づいて、
「一義的」に決めることができる数字ですから、
「一応」客観性はあります。

逆にちょっとわかった経営陣が過度なリスクをとるときに、
意図的にVARを隠れ蓑に使うという応用編もあります。

リスクのあるファンドが、VARによる説明を前面に出す場合もあります。

特に短期の実績で報酬が決まる体系においては、できるだけ多くのリスクポジションを認められたもの勝ちです。そんなときVARが安全な数字であれば、シメシメものです。

最近ではそいういう暴走が起きないように
大きな会社では、二重三重にフロント、ミドル、バックでそれぞれリスク計算をさせていますが
それはそれで、また硬直的で機動性のない運用しかできなくなるわけです。

悩ましい問題ではあります。 

VARの限界を正確に理解するのは難しくても、最悪シナリオを考える基本だけは、 お忘れなく。

リスク計量化入門―VaRの理解と検証
リスク計量化入門―VaRの理解と検証 [単行本]
 
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バトンアメリカから日本へ金融緩和のバトンリレー。

バトンを落とすんじゃないかと、世界中でハラハラどきどき。
意外と、このバトン受け渡しゾーンは長いようです。
バーナンキもバトンを出したりひっこめたり。
日本が同じだけ緩和するからいいじゃないともいかないようです。


中国がリレーゾーンからはみ出しリレー大会自体が中止になるおそれもありますから、このリレーはまだまだ、予断を許しません。

アメリカの景気回復、雇用改善が継続し、日本がアメリカにかわって緩和を続け、中国はなんとかハードランディングを避ける。これがベストシナリオなんですが、この場合は、また暴上げ暴反落がどこかであるかもしれません。

1度あることは2度ある、2度あることは3度ない。

レバレッジETFよりも、先物のほうが商品性はすぐれているのですが、なぜ、わざわざETFを買うか?というのがカギですね。でも、真相はやぶの中です。バーナンキプットにかわる黒田プットをたよりに、プロ?たちがETFを買っていると考えるのが素直なんですけどね。プロも必ずしも相場はうまくはないですから、あんまりたよりにしないほうがいいかもです。

おまけ
それにしても、最近の日清カップヌードルの宣伝は、つぼにはまってしまう。
SURVIVE!
これからの時代を生きていく若者たちに、さまざまな困難に立ち向かい、乗り越えてほしい、という想いをこめて
ガンバレ、草食系男子よ。
日清 カップヌードル 77g×20個
日清 カップヌードル
 
 
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ミニの出来高が減って
日経レバレッジファンドが増えている。

日経記者は4説あげましたが、あまりピンとくる説明ではありませんでした。
特に、長期投資家参入説は、かなり無理して考えた「理屈」に思えます。


私の推測は

証券マン・運用マンの購入

業界関係者は個別株の購入はできますが、ルールが厳しく機動的に行えません。
先物を認める会社もないはずです。

その点ETFは比較的ルールがゆるく、証券マン・運用マンでも購入が可能なはずです。

長期運用になると、目へりしますが、
その弱点を補っても、有利だと考えた業界関係者が動いた説

を上げたいと思います。


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日経レバレッジETFが活況らしい
レバレッジETF
(日経新聞電子版7/3)


日経新聞が上げる活況理由は

個別銘柄手掛けにくい説
4~6月期決算の発表を今月下旬に控えて個別銘柄を積極的には手掛けにくい。そんな個人投資家の格好の受け皿になっているようだ。 

デイトレーダー参入説
セミプロのデイトレーダーたちが効率よく値ざやを稼ぐために日経レバに目を付けたようだ。

いやいや、長期投資家参入説
短期の値幅取りの投資家よりも、指数の先高観で買う投資家が増えている 。
日経平均先物は限月があるため長期保有はできない。 
日経レバは見込みが外れて損失が発生しても、最悪「塩漬け」にして相場回復を待つことができる。急落時に追加証拠金を求められることもない。相場の乱高下を受けて6月からは日経平均先物・オプションの必要証拠金が引き上げられた。 

結局よくわからん説
銘柄を選別する材料が乏しく、消去法的に指数売買に動いている可能性があるわけだ。市場を席巻する「日経レバ」は、迷いがありながらも相場の強気見通しは崩さない個人の投資マインドを表しているのかもしれない。


どれもいまひとつ。 ガンバレ日経新聞


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少し前から、オプション実験室という、戦略を投稿して経過を観察しながらお互いが学ぶというサイトをやっています。怪しげなサイトではありません 

自分もその中のやりとりを通じて新鮮な気づきがいろいろとあります。

オプションには現物にはない特性がいろいろとあって、上げた下げただけではない要素で損益が発生してきます。特に最近の乱高下では、うまくいかない人がいれば反対側にうまくいく人もいるはずなんですが、耳に入るのはなぜかうまくいかない話が多いようにも感じます。

オプションを買ったり売ったり、いろいろ組み合わせ、
それに対するヘッジのやり方まで含めれば、
それこそ無限の戦略が出来ます。

そういうオプションですから、それぞれ自分のやり方スタイルにこだわりを持っています。

そのやり方がうまくいっていれば、それを続けるし
うまくいかなければ、いろいろと模索をするわけです。

なるべく多くのスタイルを見てその中から自分に最適なものを選べばいいのですが、
どうやら、やり方や基本的な考え方を最初になじんだスタイルから大きくは変えられない傾向があると感じています。

また、やり方を変えるにしても、無意識のうちに特定のスタイルにしか眼が行かない傾向も非常に強いようです。
なかなか最初になじんだメガネを 取り換えるのは、難しいということかもしれません。

メガネを取り換えれば、違った世界が見えるのにと思いつつ、
そのメガネを取り換えるきっかけになるサイトに育つことを密かに期待しております。 

 
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私はもともと朝型人間です。
朝のほうが眼も頭もさえます。
都心まで通っていた時は4時半に起きてました。
そのときは、夜は9時台に寝るパターンでした。
それが、いまでは段々と早くなり
2時台に起きて夜8時台に寝るパターンがすっかり定着してしまいました。
家族が寝るころ起きだすという嫌われものパターンでもあります。

このスタイルのメリットは
日経平均の夜間取引の最後を見届けられる ことです。

自然に生活していたらこうなってしまったので、無理なところはありません。

それにしても夜間取引がここまで成長するとは本当に驚きです。
日本株と為替の連動性が高い
NYダウ・ナスダックとの連動性が高い
サラリーマン参加者が増えた

いろいろ要因はあると思いますが、流動性がどの商品にいつつくかはみずものです。
他にも夜間取引で成功しそうなものもありそうですが、なかなか市場関係者の思惑通りには行きません。

日経平均先物は、当初から、加重平均で機関投資家のベンチマークであるTIOPIXに勝てるはずはないとずっといわれてきました。大証の悪あがきだともみられていました。

バブルがはじけると、悪役に仕立てられ、有形無形の仕打ちを受けました。
それに耐え、今日ではここまで成長しました。「感動した」

本当に、感慨深いものがあります。

しかし、現実的な側面として、夜間取引は現物市場がない中での取引なので、独特の動きを見せます。
投資家としてこれを、どう考えどう位置づけるかは なかなか難しいものがあります。

テクニカル分析に夜間部分をどう含めるか
オプションの残存期間をどう考えるか
夜間分のデルタヘッジをどうするか

などなどのテクニカルな問題がおきます。
ソフトな問題では、いったい何時まで起きていればいいんだろうという切実なものまであります。

それに対する私の一つの答えが
たまたま8時寝の2時起きになっただけもあります。 

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1円切手が長らく低迷しているのと裏腹に、コインはモヤモヤしています。

額面と含有金属両面の価値をを持っていますから、
とくにインフレで額面価値が ↓ と
にわかに、金属価値がクローズアップされることになります。

アメリカの1セント(ペニー)硬貨には銅と亜鉛製の2種類があって、銅製の価値はすでに2セント以上あるそうです。

  • これを大量に収集して、1.5倍ぐらいで販売(これ合法?)
  • 溶解して再生(これは完全な違法)
  • 投資として、1セント硬貨が廃止されるのを待つ

 の3とおりが行われているようです。

となると、1円玉はどうかと考えるのがコレクターいや投機家。
アルミニウムの価値は今でも1.5円くらいあるらしいです。

インフレあるいは円安になれば、この価値はさらに上がり、
かつ、1円玉廃止なんてことになれば、
1円は意外なお宝になるのかも。

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機械との競争
機械との競争 [単行本]


成長戦略に特効薬はありません。

たとえ陳腐だといわれようが、地道な改善と努力を続けるしかないと思います。

ただ、そういった地道な努力の一方で、国をリードする政治家さんには常に先のことを考えておいてほしいと思います。

そのために、ぜひ、政治家さんにこそ読んでいただきたい本がこちらです。
特にインターネット選挙であたふたしている先生にはぜひ読んでいただきたいと思います。

内容についてはあえて触れませんが、1時間弱で読めるので、どんなに忙しくても読み切ることは難しくないと思います。

結果の見えすぎている今回の選挙では、「投票基準をこの本を読んだかどうかで決めてもいい」とまで思ったぐらいです。そういう本です。変な紹介ではありますが。

どういう意見を持つかは自由だと思いますが、少なくともこれぐらいのことはわかったうえで成長戦略は推進していただきたいと思いました。

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東証東証では1983年から徐々に機械化が始まり、何と16年かけて1999年4月に場立制度を廃止しました。


大阪証券取引所は東証より2年早い1997年が最後でした。


日本で一番場立制度が最後まで残されたのが、中部大阪商品取引所の大阪取引センターで2007年のことでした。

ゆっくりとシステム化をおこない、ベテランの場立や才取会員という仲立ちが自然退職していけるペースに合わせた粋な計らいがとられたものだと思います。

若手は、立会銘柄の数が減るのに従って、順番に営業や本社に回されていきました。
さて、この場立という経験がどのように生かせるのでしょうか。

いわゆる場味と呼ばれ取る、取引所内の独特の空気というものを感じることができました。

取引が活発なとき、
相場が荒れているとき、
転換点をむかえそうなとき
何かが動き始めるとき、

独特の空気が立会場を支配するのです。

経験したことのある人にしか伝わらない不思議な空気です。

その独特な空気を「もやもや」と呼んでいました。
何かが動意を占め示しているという意味だと思います。


今は、画面のスクリーンに映し出される数字がすべてですから、その奥にあるものは感じようがありません。

今となっては、当時感じたもやもやが本当に存在していたかどうかも自信はありません。

でも、スクリーン上の板に凝縮・投影された人間の思惑をできるだけ、いろんな角度で想像する努力はするようにはしています。
それが役に立つかどうかはわかりません。
昔感じていた(つもりの)モヤモヤ感を無理矢理取り戻そうと無駄な努力をしているだけなのかもしれません。

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