九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2014年04月

いつから誰が言い始めたのか

日銀プレイ

このニュアンスはなんともいえず、
真剣にプレイするひとたちと
冷ややかに見つめるひとたちのコントラストが
まるで動画をみるように浮かび上がります。

株式市場ことし前半の大賞にノミネートしましょう。
対抗はもちろん

モメンタム株で

大穴は
フラッシュボーイズ。






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今年はカレンダー並びがいいのか悪いのか。
長いゴールデンウイークです。

オプションはSQ前2日間しか残されないという過酷なスケジュール?です。

 今日4月29日は、バブルのころまでは「天皇誕生日」だったのですが、昭和64年(1989)1月7日に昭和天皇が崩御され、その後平成元年(1989)から「みどりの日」となっています。

さらにその後、平成19年(2007)より「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移っています。

この間、クイズで出題されてましたが、今日をみどりの日だと思っている人は意外と多いかもしれません。

今年はあらたに「山の日」を作ることも予定されており、日本はさながら休日天国。おかみが休日を定めないと休めないというパターンからなかなか抜け出せそうにもありません。





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ネット界の寵児 与沢某 ついに逝く

秒速1億円
ネオヒルズ族
ネットを駆使したノウハウ(情報商材)拡散ビジネス

秒速なビジネス拡大が裏目にでて、あえない結末を迎えたようです。

リアルの世界にはなんら影響もない局地的な出来事に過ぎませんが。

虚構を維持し、
秒速で走り続けなければ破綻するビジネスモデル。


「楽してネットで金儲け」の夢を砕いたというわずかな付加価値だけを残して消えていく......。






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TPP交渉が外交儀礼に紛れてシャンシャンシャンとうまくいかなかったのは むしろ「現実感」があって良かった気もします。

利害関係の複雑に入り組んだ通商協定が、たびたび本音をもらす麻生大臣のいうように「国内基盤の弱まったオバマ大統領のもとで簡単に決まる」方がむしろ不思議です。

二度とこの大臣はやりたくないと目を赤くして語る甘利大臣にはお疲れ様でしたといいたいところです。
あの鉄のパンツとマンツーマンで何十時間も本当にご苦労さまでした。
今回こそは 「市場が勝手に期待して勝手に失望する」といってもよかったのでは。


TBSは独自取材で、実は懸念事項はすべて合意しており、表向き「継続協議」だとしているという報道をしていますが、これは日本国内向けの高度な作戦なんでしょうか......? 

キーワードは「前進する道筋を特定」というわかりにくい表現。
登山にたとえると8合目以上9合目未満だとのこと。

ちまたで理解しているよりは進展があったような気がします。






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ウインドウズタブレットでPC環境を一応実現できますが、
エクセルなんかはとくにセルの選択が大変です。

指でピンポイントでクリックするのは不可能なので、タッチペンを使っていましたがこれも限界があります。

ところがブルーツースのワイヤレスマウスを導入するだけで、操作環境が一変。




半信半疑ではありましたが、これが実にいい。

こんな便利なものが1,000円ちょいで手に入るのですから驚きです。
アマゾンで注文すれば翌日には届きます。

8インチであろうが10インチであろうが、細かいところに手が届き快適そのもの。
これでますます、重たいノートPCを持ち歩く必然性が一段と薄れました。 





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GPIFへの期待がでては消え、消えては現れ

果たしてどこまで期待していいのでしょうか?
日本株の運用比率が高まれば、確かに需給の改善は期待できますが...

一応簡単に整理しておきましょう。

まず現在の基本ポートフォリオ
基本ポート

 


















実際の運用比率(2013年12月末)
構成
割合
昨年末から1割近く下落してますから、現在は16%ちょいでしょう。

GPIFには約130兆円の資産があり、現在の基本比率12%を超えて日本株を約16%保有しています。
この基準構成割合は2004年以来鉄のパンツでしたが昨年6月に突然変更されています。

国内債券 67%→60%
国内株式 11%→12%
外国債券 8%→11%
外国株式 9%→12%

この突然の変更は、11%のままだと値上がりして比率が増えた「日本株を売らざるをえない」 事情をGPIFが斟酌して、厚生大臣に変更を申し出て受理されたものです。

これ以上日本株比率を増やすには、さすがに「議論を尽くす」必要があるので有識者会議で議論しているわけです。

「インフレになるのに国内債券がこんなに多くていいか? 」
というのが、議論のベースです。

ただ、この130兆円はずっと運用できるわけではなく、毎年取り崩して100年後にはなくなってしまいます。
100年間持たせるためには4%弱で運用しなければいけません。
100年どころか20年でなくなるという試算も一部にあります。

量的緩和も壮大な勝負ですが
公的年金も
勝負せざるをえない?状況に追い込まれているわけです。

座して死を待つよりは......


6:40 追記
モーサテで伊藤座長が20%+-10%と



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最近、HFTが悪者として注目をあびています。

板を見て発注してもロボットには勝てないのでますます、HFT=悪者にされています。
ましてやアメリカのようにフロントランニングの可能性があるとしたら、なおさらです。

HFTと高速取引とアルゴリズムはそれぞれ別物です。
別物ですが、複雑に絡み合ってます。
でも、なにがどう違い絡み合っているのかがなかなかイメージできないので、いっしょくたんに「悪者」になっています。

HFTとはHigh Frequency Tradeで直訳すると高頻度取引です。
高速で演算を繰り返し、細かくしつこく何回でも発注を繰り返すことをさしています。
コンピューターの演算速度と容量が最重要です。
何を高速で演算するかといえば、市場の構造(マーケットマイクロストラクチャ -)と呼ばれる、銘柄間の価格差・連動特性・業種間の歪みなどをティックデータがはいるごとに高速で再計算し最適な指値を決定し、それを細かく出したり入れたりするわけです。

目的は2つです。
マーケットインパクトを極少化する
アスクビッドの鞘をとる 

そしてこの目的を達成するために、なるべく高く売り安く買わなければいけません。
特性としては逆張りで、市場に対してはマーケットメイクや流動性供給となります。

このHFTは高速性も必要ですし、高度なアルゴリズムが必要となります。
VWAPターゲットの執行はこのタイプに入ります。
HFTの保守本流の良性アルゴといえるかもしれません。


高速取引
これは、板を見て、ティックの付き方を見て、チャート形状を見て、銘柄間の連動性を見て、あるパターンになったら、誰よりも先に発注するタイプです。
特性からいって順張り系 になります。

人が判断していたら板がとれませんから、判断にアルゴリズムが採用されます。
誰よりも早ければメリットは大きいので、コロケーションと呼ばれるサービスが使われます。
高速性が重要ですが、かならずしも高頻度である必要はありません。
この順張り系が、無機質に連鎖反応を起こすと急落急騰を引き起こす可能性もあります。

順張り系アルゴ
 これはピンからキリまであります。
いわゆるテクニカル売買
やシグナル売買的なシンプルなものから、
ネット上の言語解析まで
高速でなく人手で行うものもあります。

というわけで
HFTと高速取引とアルゴ すべてが悪者なわけではありません。
舞台裏では、順張り系と逆張り系が激しく打ち合いをしている可能性もあります。


また、最近ではHFTのおかげで裁定取引ができないという珍説まで飛び出していますが、そもそも、裁定取引それ自体は非常に利幅の少ない手法です。資金の機会コストやシステムコスト、システムトラブルのリスク等考えると極限の世界で業者がしのぎを削ってます。 裁定残は、貸株に回したり、顧客のバスケット対応には欠かせない在庫です。HFTが先回りするのであれば、そのぶん先物と現物の鞘が拡大するだけで、裁定取引が出来ないわけではありませんし、裁定業者も当然「HFT的な」手法を採用しています。




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日経VIは先週末比でやや上昇。
でも、ストラドルやストラングルなどのオプションの買い系はやられて損失。

よくあることですが、なれないうちは紛らわしいです。

真実は週末を挟んでオプションプレミアムが減っただけなのですが
残存日数をどうカウントするかで、ボラによる表現が変わります。

日経VIはカレンダーベース(残存を秒単位で計算)
なので、週末含めた3日分プレミアムが減少しないと月曜日のボラは上昇します。

一方で、立ち会いベースで計算すると1日分以上プレミアムが減少するとボラは減少します。

昨日は立ち会いベースで1日分以上
カレンダーベースで3日分以下のプレミアム減少が起こったというわけです。
つまり立会日ベースで見ている人にとっては昨日はボラ下落。

こういう時はボラが上がった下がったの話は通じにくくなります。

これがすぐに理解できれば、オプション中級者以上です。





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消費税増税の価格転嫁が難しいどころか、
身の回りでは、どさくさに紛れて便乗値上げが意外と目につきます。

王者吉野屋の牛丼
280円/1.05*1.08= 288円のところを300円+4.2%の値上げ

よく行く床屋さん
1,500円/1.05*1.08=1,542円のところをなんと一気に1,620円(=1500*1.08)
これまで消費税分はサービスしていたらしい?

ゴルフ練習場
週末1球6円→7円なんと16.6%の値上げ
率では最大
30球打っても180円→210円+30円

世の中トータルではどういう情勢でしょうか?

消費支出はしばらく落ち込むでしょうが、物価は消費税分を除いても結構上がっているのでは?という気もします。短い期間だけ見るとまさにスタグフレーション? 
楽観的に考えるとデフレ脱却?

と書いていたらちょうど今モーサテで広木氏が便乗値上げの可能性に言及!!
追加緩和なし派に転向か?





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録画していた
花咲舞をようやく見ました。

2番煎じなので,期待値は低かったので、それなりに楽しめました。
でも今後も録画してまで見るかどうかは微妙なところです。

金融界というか銀行のミクロの人間模様を描くのが池井戸作品。
マクロの視点で描く真山仁のグリード をちょうど読み終えました。

リーマン破綻の裏側で繰り広げられるひと癖あり投資銀行マンの物語シリーズ4作目です。
舞台がまるで違うので単純な比較は出来ませんが、池井戸作品が万人向けなら、こちらはややマニア向けという感じでしょうか。ノンフィクションの話にうまくフィクションがマッチングしており、一気に読める金融エンターテイメント小説として楽しめます。真山仁ははげたか以外にまだ読んでいない作品がありますので、ほかのものも読んでみたくなりました。







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経済学的には完全雇用の状態にかなり近いらしい。

巷では、外食産業の人手不足が恒常化し
従業員をこき使うブラック企業がやりだまにあがったり
人手不足でチェーン店舗の一部が閉鎖に追い込まれたり 
人手を確保するために非正規労働者を正社員化する動きが広がったり
わずかながら、中小企業にも賃上げの動きが広がったりしているようです。

消費税増税による消費の一時的な落ち込みはあったとしても、1年以上にわたって円安株高を維持した効果はお灸のようにじわり効いてきていると考えたほうが無難な気がします。

冷え切っていたマインドですから、方向転換には時間がかかりますが、確実に向きは
変わっているように思えます。

消費税も価格転嫁できないどころか、「便乗値上げ」とも思える動きが意外に多いのが個人的な実感です。

このような実態は、細かなデータや数字となって日銀の手元には集約されているに違いありません。
黒田総裁の強気の姿勢は高度な作戦でもなんでもなく、実際にそうのようなデータや数字に裏うちされているのではないかと思えてきました。

だとすれば、追加緩和を行うのはかなり難しいのではないかと思います。
土壌作りのために経済見通しを引き下げるのは、期待をつなぎとめるための作戦に他ならないでしょう。

足の速い外国人は、その辺の事情を察知して追加緩和ゲームからとっくにおりてしまったのかもしれません。
それはそれで平和で退屈な市場が戻ってくることを歓迎する向きもいるでしょう。

効果をだすために期待を下げているのか
実際に現状ではもう追加ができない状態なのか

もう少し注意深く見ていく必要があると思います。

そう考えると

「市場が勝手に期待して勝手に失望している」
という発言は意外とあなどれない本音ということになりますが...




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1年前に3月末の相場を大胆に予測してみたり

市場が勝手に期待して勝手に落胆しただけと金融市場に残りそうな名言。


効き目に疑問符がつき始めている異次元緩和だけに、いかに効果を高めるかと、総裁以下裏方を含めて日銀は知恵を絞っているでしょうが、大臣の割とあっさりとした発言は、このせちがらい相場環境下において、なぜかすがすがしい気もしてきます。

けっこう純粋なひとなんだなあという気はします。

逆に期待値を下げ効果を引き出す高度な作戦かとうがって考えたりもしますが、この方はそういうよこしまな人ではなさそうです。

甘利さんには、TPP交渉でがんばっていただきたいと思います。




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先週末に前回の下値攻防となった14000円を下回り、月曜日も安値更新して終わったにもかかわらず、日経VIで見るボラティリティは先週末比で下落です。

ボラティリティはなにかイベントや大きな下落があったときにぶっ飛びますが、それ以外のときは、基本はだらだらと次のイベントがあるまで長期間下げが続きます。

イベントは突然やってきますから、前もってそれを予測するのはかなり不可能です。
ボラティリティが趨勢的に低下していることとイベントが起こるかどうかの関係がまったくないのは当然です。

この1年で大きな流れで見てボラが跳ね上がったのは昨年5月のバーナンキショックと年初の下落での14000円攻防の2回です。

前者は日経VIが20%半ばから50%の手前まですっ飛びました。
後者は、年初の20%そこそこが14000円攻防時には30%強まで跳ね上がりました。

それ以外の期間は、多少の上げ下げはあるものの趨勢的には低下が続いています。
ボラティリティはあがるとき急上昇、下がるときは長期間にだらだらという性質を持っています。

今回はそういう大きい枠組みで見ると、依然だらだらと低下局面です。

ただ、このだらだら低下しているという状況だけをもって将来を予測できないのはもちろんであります。
恐怖指数(VIXや日経VI)に基づく軽いタッチのコメントには 十分気をつけなくてはいけません。




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岩盤でもなかった14,000円。
あっさりと抜けてしまいました。

年初からの右肩下がりの単なる通過点なのでしょうか。

金融緩和の神通力は薄れつつありますが、そうはいってもまだ瞬発力はありそうなので、発射台によっては大きなインパクトがあるかもしれません。ただ、持続力がどこまであるかが問題なので、日銀も無駄玉をうちたくないというのが本音でしょう。

さてさて、

最近はモメンタムがなんとなくブームです。

仕手株でもなく
小型株でもなく
ITカブでもなく
バイオベンチャーでもない

最近の米株式市場の悪役だそうです。

その響きがそこはかかとなく不思議です。モーメンタムというとかっこわるいのでモメンタムと呼ぶとなぜかおしゃれな気がしてきます。
商品先物も、日本語の響きは怪しげですが、CTA(商品投資顧問)というとなぜかおしゃれです。
なんとなく英語で言うと、意味がわからず先端的な雰囲気が出てきます。

リスクオンリスクオフという呼び方も、株式市場にとっては割と新しい呼び方でしょう。
若い方は違和感なく使いますが、この道んん十年の人が使うと違和感あります。

ひとことでリスクオンオフで区分けできるほど相場は単純ではないような気がします。







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せっかく退院許可もでたので
気持ちも切り替えて「リクナビ」で仕事探しをはじめていたら

エーレン医院長から
「まだまだ大事をとってください」といわれて、

昨日はとびあがって喜んだけど、
やっぱり僕は長く病院にいてはいけないんだと思い直したり
多少無理してもそろそろ働かなくっちゃ僕は駄目になる

アメリカ君の気持ちは揺れ動きます。

せっかく退院後の計画までたてていたのに、
まだいてもいいと突然いわれて
昨日は「まだ働かなくてもいい」とぬかよろこんだけど 、
やっぱり「早く退院しよう」と先週までの気持ちへと切り替えたのでありました。

でも、本当に退院できるのだろうか?
北京では「リザイ」といわれる新型ウイルスがはやっているともいうし
また症状をこじらせてもっとひどくなったらどうしよう。

アメリカ君の心はまだまだ揺れ動くのでありました。




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多くの不安や不透明要因も緩和さえあれば参加者はどかからともなく現れ宴は何回も始まります。

いまの株式市場の正体がよくわかります。

米国株の堅調なトレンドに変化がなく
その結果リスクオフムードがうやむやになって
中国の理財商品などもろもろのリスクが共産党国家中国政府によって力ずくでも抑えられ
日銀の後ろ盾で円高にはなりそうでならずに

きわめて微妙なバランスの中を日経平均はさまよいます。
 
ただどこか崩れると結構調整は大きいかも

しかし、この業界に関わるひとたちは宴が続く限りそこに参加しない手はなく、
宴の後にいつの間にかはしごが外れて飛び降りて大怪我をする状況になっても、
自分だけはうまく逃げることができるから大丈夫だと思い込むしかないのです。

この宴を「金融相場」と呼ぶのか「バブル」とよぶのか「ばば抜き」と呼ぶかは
立ち位置次第です。 



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初めての日銀総裁ナマ会見。

ワンクッションおいて記者の活字が流れるよりも、表情・言い回し・やりとり・間合いが直接伝わるのはいいことです。

その分、一段と役者ぶりが要求される様になるわけで、なかなかその責任は重いものになります。
目新しい内容はなかったのですが、同時通訳で聞いていた外国人にはなかなか黒田総裁の真意は読み取れなかったかもしれません。少なくともあまり含みをもたせた会見ではなかったと思います。

ここにきて量的緩和を突破口にする「景気回復大作戦」には様々な黄色信号がともりつつあります。
1年半にわたり円安株高は保たれていますが、これが崩れたら何も残らず、減らない借金とインフレだけが残ったなんてこともちらりと頭によぎります。 

金融政策も、市場に読み切られてしまえば効くものも効かなくなりますから、なにとぞ黒田総裁には好演を続けていただくとともに、遅れている社会改革を「ドリル」でも「学習帳」でもいいですからとにかくすすめてもらわねばなりません。




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雇用統計イベントを終え、上げると見せかけて下に振るという難易度の高い技を見せられて、日経平均がギャップダウンしてもボラは上昇するどころか低下気味。

かろうじて5月コールが踏ん張ったので、日経VIで見るボラはあまり下がりませんが、体感的にはボラが下がっている感じ。

 ひとことでいえば大きな下値不安がないということでしょうが、
構造的には日経平均の夜間取引が定着し、オプション売り手も夜間である程度 対応しているということも大きいかもしれません。オプションは夜間に急速に流動性が落ちますが、デルタヘッジくらいなら余裕で行えます。


相場観と構造要因があいまって下落時のプットボラ上昇がおこらないメカニズムが働いていると思いますが、これが安心感となって放置型のプットセラーが増えたときに、局面が変わるのでしょう。

それがいつかはわかりませんが、頭の隅には入れておきたいことです。

SQも似たようなメカニズムがあります。
SQはしょせん食い合いだとたかをくくる投資家が増え、買い持ちをみんなが少しづつSQ持ち込みしたときに予想外のSQイベントが発生します。




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2014年はまたさきの年

緩和継続 対 緩和縮小
景気刺激 対 財政規律
企業業績 対 ミクロの街角景気&雇用情勢
バリュー株 対 グロース株
先進国 対 新興国
米国 対 その他大勢の国

などなど 

企業業績はいいけど、なかなかトリクルダウンしてこない
でも、企業業績が良くなければ、世界的にデフレ圧力が強い中、経済は改善しない
トリクルダウン:
「徐々に流れ落ちる」という意味で、大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」とする仮説
by Wikipedia

複雑きわまりないです。

 いいけどよすぎでもない微妙な米雇用統計で一段と複雑さがましました。

日経平均の漂流はまだまだ続きそうです。




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消費税増税後初の週末です。
大きいものは増税負担感は当然ありますが、10円単位で上がった身の回りのものも意外と結構ずしりときます。

政府広報は懸命に「消費税増税にご理解ください」とCMしています。


「増税先行で、社会保障は先送り、などといわれますが、そうではありません]

これは、2012年8月消費税増税法案が成立したときの民主党政権小宮山厚生大臣の発言です。
安倍首相も「全額社会保障に使います」と賢明に訴えていますが、実態は少々複雑です。
うそではありませんが、もう少し正確に理解しておく必要があると思います。

消費税増税分はたしかにほとんどが社会保障に回りますが、その大半はすでに5年前から実施している年金制度の「穴埋め」に使われます。

基礎年金の税金負担は2009年に1/3から1/2に引き上げられているにもかかわらず、これまで恒久財源が確保されていませんでした。

この税金負担を1/2に増やした分約3兆円/年間はこれまで

2009年度 埋蔵金(財政投融資特別会計の余剰金)
2010年度 埋蔵金(財政投融資特別会計の余剰金)
2011年度 予定していた埋蔵金は震災復興に回したため、復興国債で調達した資金から穴埋め
2012年度 消費税引き上げによって得られる収入を財源とする年金特例公債で穴埋め
2013年度 消費税引き上げによって得られる収入を財源とする年金特例公債で穴埋め
2014年度 消費税引き上げによって得られる収入を財源とする年金特例公債で穴埋め予定
2015年度以降 消費税を基礎年金の1/2の国庫負担分に使用。ようやく恒久財源化

まさに自転車操業のような状態でいままでなんとかやりくりしてきました。
 
それが消費税増税でようやく正式に財源の裏づけがついたということなのです。
ということですので、消費税増税分の大半はこの穴埋めに使われあらたに社会保障が充実するわけではありません。

ようやくスタートラインかよという感じです。
政府広報のメッセージとはかなりズレがあるようです。
この辺は曖昧にせず堂々としっかり伝えていただきたいと思います。



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で当てたマイケルスミスが「フラッシュボーイズ」を発刊。

HFT(高頻度取引)の悪質さを徹底的にたたいたことから、米経済メディアで連日取り上げられています。
FBIも1年以上捜査している模様です。

HFTにもいろいろなものがあり、フラッシュボーイズでルイス氏がやり玉に挙げているHFTはいわゆる「フロントランニング」を合法的におこなう類いのタイプのようです。

顧客の発注済み注文を高速通信と高速コンピュータが 先周りし、顧客注文の前に執行し、顧客注文にぶつけて反対売買してあっという間にわずかのさやを抜くというキワモノです。

なぜ、こうしたことが可能なのかのポイントを整理しておきます。

米国はNYSEやNASDQのほかにECNと呼ばれる私設取引所がしのぎを削ってます。参入統合が激しく業界地図はすぐに入れ替わります。また、証券会社自身もダークプールと呼ばれる、IOI(Indication of Interest) による実質的な私設市場をもっています。

簡単にいうと米国では流動性が分散され、たえず市場間でしのぎを削っているわけです。 
そこに「最良執行」というルールが義務づけられているので、執行証券会社は分散された市場の板情報を読み取り、顧客のために一番いい値段で執行しなければならないわけです。そこを逆手にとっているわけです。

フロントランニング型HFTはこうした最良執行をまっとうすべく各市場で順番に執行している顧客注文を先周りしてしまうわけです。当然、証券会社経由の顧客注文もそれなりに高速ではありますが、さらにそれの先を行くわけです。開発競争はいたちごっこです。ECNにとっては、HFT業者はありがたいお客さんです。

同じ銘柄の先回り売買だけだと、かなり黒ですが、同じような性質の銘柄を先回りする場合もあるので、広い意味での「流動性供給」としてなんとなく許されてきた世界だと思います。そのパンドラの箱をマイケルスミスがあけたわけですから、米証券金融業界は大騒ぎです。



日本で同じようなことが出来るか?

日本では東証が最大のECNです。競合PTSも健闘してますが、呼び値を東証より小さくした銘柄が中心です。最近の唐突な呼び値縮小は、まさにPTSつぶしを狙ったものです。

日本で「最良執行」といえばいまのところ東証で執行せざるを得ないのが現状です。

日本でフロントランニング型のHFTを行うためには、証券会社が意図的に顧客注文の発注をミリセカンド遅らせて、自己売買部門が先に発注するしかないわけですので、完全な「黒」です。いくらコロケーションというサービスを利用しても、発注情報自体を執行前に読み取ることは不可能なはずです。

それにくらべれば、言語解析型や板読み型のHFTロボットは紛れもない 合法で、残念ながら儲けは保証されていません。





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年初の時点で
3末に18,000円、4-6月は調整、そして年末高
というシナリオが8割ぐらい「流通」していましたが、みごとに外れました。

今後については、年初と違い大きく見方が割れています。

日銀短観にすべてが集約されています。

世の中は、景気の落ち込みを大変警戒している→事実
政治と日銀がこれをどう受け止めているか →???
株がこのスクラム状態をどう受け止めているか→?????
さらに、外国人がこの状況をどう見ているか

この微妙なアンバランスの中で、まずは微妙な膠着がしばらく続く気がします。

その後の動きは
その後に起こるアクション(政府・日銀の動き)を市場がどの程度その時点で予測できていたかによりますので、
ひとによって、時間軸も含めて見方がバラバラになってしまうでしょう。
解説者なかせですが、いったもん勝ちの側面もあります。

こうした時間軸をともなった不透明なシナリオでも戦略に置き換えられるのがオプションの魅力です。

おまけ
3%駆け込み消費したら、いきなり3割値下げになったという笑えない話もちらほらと聞こえます。


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いよいよ消費税率5%から8%です。

昨日は、微妙なところが混み合ってました。
大物は週末までに買ったし、あとはと見回すと、「そうだ床屋だ美容院だ」
一昔前は、そろい踏みで床屋は月曜日がお休みでしたが、
いつのまにかなし崩され、月曜日営業のところは普通です。

春休み中の子供をひきつれ、短いスポーツ刈りを選択するお母さんが多かったようです。
場所によっては、今日からいきなり8%値上げになるところもあるようです。

あれれれれ
という感じですが、これまで消費税はサービスしていたとでもいいたいんでしょうね。
さすがに「8%はサービスできないのでこれからはお客様負担ね」
ということなんでしょう。
でも、厳密に言えば、消費税Gメンに摘発されかれないきわどい行為です。

まあ、しばらく買うモンはないし、ということで世の中の売り上げは落ち込むんでしょうね。
でも悪い数字が実際に出てきていまさら驚くのは、
3月第2週の外国人の売り越しを見てあらためて驚くようなものです。

悪い数字が出て売られると、こっそりと押し目を買う人もでてくるんでしょう。
国内要因だけを考えるとますます膠着感が強まります。




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