九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2014年10月

夜中の2時。狙い澄ましたかのような、一部通信社による31日にもGPIF組み入れ比率公表報道。株高、ドル円高、日経先物高。
日経は火柱高。
NYダウにもはずみがついた感じ。

「実は、もう組み入れは相当あげたんですよ。このあいだの下げで...。外国人さんには悪いけど」


とは、いきませんよね。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

FOMC声明はおおむね予想の範囲ながら、

景気回復が早まれば引き締めが早まる可能性がある。 

という文言が、重しになって株は下落で反応。ドルは上昇。

まあ、当たり前のことではありますが、低金利の出来るだけ長期化を保証を期待する投資家にとってはやや気になる内容。いつまでも、調子に乗るなよという絶妙な牽制球。

声明後の記者会見がないだけに、真意は文面からしか読めませんが、ほどよい警鐘は伝わったようです。 


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

岩田日銀副総裁の発言を受け為替はやや円高方向へ、日経平均は一時15300円割れ。
2年で2%は誰がどう見ても不可能な情勢ですが、
この落とし前をどうつけるんだと野党は騒ぎたいようです。

総裁は2年程度と期間をぼやかし、公約は生きていると主張し続けている中で、副総裁に時刻表を持ち出されたので面目丸つぶれではあります。
市場はその足並みの乱れに一瞬驚いたということでしょう。


2年で2%は「意欲」「決意」を示すために重要な役割を果たしたワケですが、いまさらそこをとらえて騒いでもという気がいたします。

追加緩和に市場は期待感を示しますが、そもそも、効果的な追加緩和方法があるのかという疑問と、果たしてそれはいかほど効くのかという問題もあります。

ないと思っている人
やっても効かないと思っていている人
効かないと思っていてもまだ効くと思う人がいるから乗るという人
やっぱり効くと思っている人

4通りに分かれると思いますが、この辺のバランスが微妙に揺れ動いてまた変な値動きをすることだけは間違いないと思われます。でも、効くというひとの割合が減っていることだけは間違いないでしょう。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

金融政策がらみのイベントが続き、市場は積極的な売買は控えて、次の動きに備える状態に入ったようです。
米国市場のVIXは安全モード入りで大きな変動は予想していないようですが、日経VIは高止まりしています。

金融政策はもはや経済学者がいうルートではなかなか説明出来ず、金融市場のプレーヤーの期待に依存する状況です。

「緩和期待で市場参加者が動くという期待」を期待するというやや複雑な状況に入っているともいえ、

あるいはそれを超え

「緩和期待で市場参加者が動くという期待」を「期待する」参加者がまだ大勢いると期待する

という無限循環に入りつつあるかもしれません。



 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

下落局面において、個人の買いが急増していたことが確認されました。
売る人の反対側に買う人が必ずいるわけですから、外国人が売れば国内が買うしかないという当たり前の話ではありますが。
個人もだんだん15,000円には眼が慣れてきたという感じなのかもしれません。

また、下げたときの出動要因として
GPIFが控えていますし
積み残しのNISAもあります。
子供NISAも検討されています。
確定拠出年金の限度額緩和が検討されています。 

金融政策を巡って短期マネーは不安定な動きを続けますが、一応買いの軍団がいることが確認されただけでも、少しは安心感が戻るかもしれません。

下がダメなら上と、短期マネーはよからぬことを考えるかもしれません。
 
ところで最近
確定拠出年金が社会保障審議会でいろいろ検討されているようであります。 
まだまだ普及は十分ではありませんが
とりあえず、限度額緩和を行ない自己責任による年金構築という流れを作り、
今のところは支給額が減るであろう公的年金の補完的な位置づけですが、やがて公的年金の比例報酬部分を置き換える話になるのではないかという気がします。
そうなるとGPIF大改組という大きな話になります。
そして、1階部分といわれる基礎年金の国庫負担を現在の50%から100%へ引き上げ全額税金方式にする。 
勝手な想像ですが、審議のゆくへは要チェックですね。
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

木曜夜間で15,400円を超え、金曜はボラも低下して帰ってきました。

ところが
エボラの陽性反応が確認されると、一転ボラ低下の流れが一転。

NY、エボラの組み合わせに市場の不安心理は高まり、日経平均下落幅の割にはボラが急上昇しました。
まさかにそなえたプットが買われ 、その後徐々に落ち着きを取り戻してもプットはしばらく手放せなくなりました。

金曜夜間でNY市場は再び上値指向で、日経ボラは再び低下ですがプットは余り下がらずです。

 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

VIXは今回のピーク30%があっという間に半減近く。すっかり安全モード。(と書いている最中に、NYダウは高値から急速に値を崩す)
この間、ボラティリティに関するコメントがいろいろ出てきました。 
みんなが不安がっているので、ネタとしては新鮮です。

ボラティリティにはいろいろあるわけですが、オプションの価格から計算するものをインプライドボラティリティといいオプションそれぞれの値段から計算します。VIXや日経VIはそれとは少し違っていてオプションのバスケットから直接導くものです。性質はほぼ同じです。市場の変動実績を示すものがヒストリカルボラティリティでこれはまったくの別物です。

オプショントレーダーはこのインプライドボラティリティ(=オプションの値段)が上がるか下がるかを予想して毎日頭を悩ませています。

インプライドボラティリティは、今のオプションの値段を数学的なルールに従って置き換えているだけで、将来を予想しているわけではありません。将来を予測しているのだったら、オプショントレーダーは全員儲かってしまいます。

オプションを取引しない人に限って、インプライドボラティリティを持ち出してそれで相場を語ろうとします。

インプライドボラティリティの背景にある需給の分析があって始めて予測に意味があるということは、これまで説明したとおりです。

オプショントレーダーは必死にそれを予想しようとしているのです。それを一見さんが、ある瞬間の断面だけを見てあっさり何かを語るの無理があるのです。
 

 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

上かと思えばまたまたあちら浮気なひとね ♪♪♪
損切り注文遠めにおいても今日も刈られた ♫
ああ、渚の死んどBAD

めまぐるしい相場です。
日経平均に蓋をしてくれという人も多いのでは。

それでも私 まだ悪くいうの いいかげんにして~ ♪ (中森明菜 1/2の神話)

でも、しょうがありません。
みんなで育ててここまでグローバルになった指数です。
夜間に多少動いたとしても、そこはグローバルなんだからと大目に見ましょう。
HFのおにいさんだって苦しいのです。

こんなときは距離を置いておおらかにやるか
張り付いて死にもの狂いでやるか

中途半端だと毎日
ああ、渚の死んどBAD





このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

HFにもピンキリいろいろいるわけですが、投資家が相場に振り回されれば、同じように振り回されているHFもたくさんいるのは当たり前です。今年はHFにとっては厄年。とくに日本がらみをやっているとパフォーマンスは芳しくないようです。前半戦でつまづき、後半戦で少し挽回したと思ったらまたドツボにはまって。

昨日も結構無理をしたHFがいた観は残ります。

彼らは相場を動かしているのではなく、結局振り回されているのです。
国内投資家も自信を持っていきたいところです。
 

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

水準によっては、売り方の行く手を大きくふさぐGPIFネタ。
 大幅上昇に外部環境の好転とGPIFネタが共鳴したという感じです。
そう単純にGPIFが上値を買うわけではないでしょうが、ネタとしてはいまだに健在ということです。

消費税増税の延期を漏らしたとも伝えられ、なりふりかまわず、株高支援の玉は繰り出すという感じですね。
でも、結局は米国市場次第という大きな枠からは逃れるのはなかなか難しいようです。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

Ebora エボラ熱
Europe 欧州景気
Energy 原油安
Earnings 企業業績
Ecomony 景気
Easing 量的緩和
Election 中間選挙
(Middle East) 中東

 朝のモーサテで8つのEというのを上げていました。
見逃した人のために整理。

うまく現在の懸念材料をまとめてくれました。
こんなにあるんだという感じなんですが、

堀古氏は無理矢理あげた8つめの中東リスク以外は織り込み済みで、米国株には結構強気の意見でした。
NYダウは19000ドル。

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

週末健康診断を受けました。
衝撃の事実が判明しました。
身長と血圧が逆転したのです。

もともと高血圧で、下の血圧は高かったのですが 今回はなんと上が見たこともない数字。
これは、日々の相場の動きの影響???

最近はかまけて血圧測定をサボっていましたが、ちょっと危険水域です。
測定を再開するとともに、減塩を進めなくてはなりません。
ラーメンのスープを飲んでいる場合ではないのです。

同時の衝撃。
身長が高値から3センチも縮んでいるのです。ここ毎年数ミリずつ縮んでいましたが、それがすでに3センチを超えてしまったのです。年を取れば縮むといいますが、すでにここまで縮むとは。
いったいどこまで下がることやら。
相場と違って身長は反発はしませんもんね。

20141019




 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

株、底入れ期待もオプション取引に残る1万4000円割れの警戒感(日経新聞10/17電子版)

底入れ期待が広がる日本株だが、不安心理が渦巻く市場がある。オプション市場では今週に入り日経平均11月物のプットオプション(売る権利)を権利行使価格1万4000円割れの水準で取引する動きが急増している。プットオプションの売買高は権利行使価格1万4000円が7000枚を超え、最多となっている。

 XX証券のXXXシニアテクニカルアナリストは「今回の相場下落は欧米株安に端を発しているだけに、国内で底入れの兆しが出ても安心できない」と指摘する。相場が1万4000円の節目を大きく下回るような事態に備え、損失回避を目的に「保険」としてプットオプションを購入する参加者が急増している。

このXXXアナリストはついこの間14,500円のプットの建玉が一番多いので、14,500円が当面の下値メドと解説していたばかりです。

オプションがへんに誤解されます。
シニアテクニカルアナリストかなんだかしらないが、知りもしないオプションのことを、ネタにいい加減な話をまき散らさないで欲しい。お願いします。

どんな相場でも、出来高と建て玉で自在に解説できる変な人。
知り合いの人がいたらひとこと伝えて欲しいですね。


 



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

最近の金融市場の激震を救うのは、やはり金融緩和しかないのでしょうか。

うまくやるから任せておいてとイエレン議長にいわれても、これだけ長く続いた上昇相場ですから、一部の投資家が利食いに回るだけで、調整はそれなりおこります。

「利食いは仕方ないけど空売りしてはタダではすまないぞ」

といわんばかりに
まさかの量的緩和を再びちらつかせる話も出てきて、なんだか妙な雲いき。

金融緩和の出口はとてもややこしいようです。

果てしない金融緩和のその先にどのような世界が開けているのか
今からわかれば苦労はしません。


 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

VIXや日経VIは一つの数字ですから、オプション市場の細かい需給がどうなっているかはわかりません。
日経VIは25%以上が危機モード30%以上が危険ゾーンですが、この辺の動きはプットが主導して決めます。
コール主導では25%が限界です。

2,000円3,000円も下のたぶんインザマネーになる可能性がほとんどないプットが需給で買われます。

危機モードではプットに買いが殺到します。

強制的にロスカットされたり、
証拠金不足で不本意でも買わざるを得なくなります。

アホボラ時にはプットが「空中浮揚」します。

実態のないものを売買するわけですから、IVぐらいしか物差しとして頼るものがなくなるわけです。

もともと割高なプットがさらに割高に売れる。
プットというのは摩訶不思議な生物です。

じゃじゃや馬でとっても気まぐれですが、仲良くなればこんなに頼れる生き物はほかにはありません。

たった1枚のプットが明暗を分けることになります。


 

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

なかなかややこしい指数です。
米国株が不安定で、ここのところVIXが急上昇して危険水域といわれる20%を超えました。
夏場は、この指数が歴史的な低水準で、逆に金融市場がリスクを取り過ぎているという見方もありました。

このわかりにくいVIXをどうみればいいか、整理しておきましょう。

そもそもVIXとは

上場しているオプションの1ヶ月物と2ヶ月物の値段の分布から直接計算します。
有名なBSモデルなどのオプションモデルをつかわないので、モデルフリーインプライドボラティリティといわれます。

  • ATM近辺のオプションの値段が高ければ高いほど
  • 端っこ(特にプットサイド)のオプションの値段が高ければ高いほど

VIXの値は高くなります。

20%を超えてくると、とくに端っこのプットの値段の影響が大きくなります。

 このVIXは常に1ヶ月のインプライドボラティリティに「相当」します。そのように調整して計算しています。
ここで、「相当」というのは、通常インプライドボラティリティとは、それぞれの個別のオプションの値段からモデルを使って逆算して求め、個別の銘柄固有の物ですが、VIXはそういう計算方法ではありません。また、個別の銘柄のインプライドボラティリティから計算する物でもありません。あくまでも、全体の値段をガラガラポンして直接計算します。



VIXは、オプション市場 全体の需給を見るために使います。
相場を予測するには少し無理があります。
  • 昨日と比べて、オプション市場全体の需給がタイトになったかどうか
  • 1日のオプション市場の需給の動きはどうか
  • 過去の同じよな局面と比べて現在のオプション市場の需給はどうなのか

というように、比較をすることでVIXの意味合いが浮かび上がります。


20%を超えているからこれからどうなるかという意味はあまりなく、あくまでも20%という数字は、この1年では最もオプション需給がタイトになったということです。

では、なぜ
オプション需給がタイトになるかというと

  • 下げに備えてプットを買いたい人
  • 反発にかけてコールを買う人
  • これからの市場がさらに上下に動くことを期待してオプションを買ってデルタヘッジで利益を出そうとするやや上級者
  • 証拠金の観点から苦しまみれにオプションの買いを行う人

これらのオプションの買い手が増えているということです。
オプションをしない人はオプションプレーヤーが慌てているイメージを浮かべればいいと思います。

1ヶ月後にSPが20%/√12=5.8%  動くと考えて(インプライドボラティリティとして逆算するとこうい計算になります)オプションを売買している人はいません。ということは、今後のレンジ予想にも使えません。もちろん、無理矢理ストーリーは作れますが。
 
何となく不安心理を煽るVIXですが、そもそもオプション市場の需給が将来を必ずしも正しく予想できるとは限りませんから、あくまでも参考数字のひとつであるということです。 


 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

SBI証券が10/14(火)から始めるPTS(第三市場)を活用した最良執行です。

SBIのホームページの説明だけでわかった人はかなり通。

大証に注文が執行される前に、関連会社であるSBIジャパンネクスト証券が運営するPTSものぞいて、大証よりもいい値段で約定出来るならそちらで執行し、出来ない場合はそのまま大証で執行するという仕組みです。

フラッシュボーイズが描く世界さながらの執行形態です。

有利に執行できるのは

たまたまその瞬間に反対側の注文があったり、
1円刻みで指値をさらすロボットがSBIジャパンネクストに発注していた場合

に限ります。

確率的には低いのですがラージなら刻みの中値の5円刻みで、ミニなら2.5円刻みで約定するチャンスが広がります。

アメリカはこうした、PTSと呼ばれる第三市場がたくさん存在していて、執行前にそれぞれの市場をのぞきに行く仕組みになっています。そのぞき見のときの動きをミリセカンド先回りして、HFTが悪さをするというわけです。

SBI証券のシステムの安定性を信用できるなら利用して損はありません。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

台風接近の連休となりました。
NYが微妙な位置で引け、戦略の練り直しを迫られている方も多いのではないでしょうか。

なんせ、5年にわたる米国株式市場の上げ相場ですから、利食い玉はたんまりあります。利益確定売りがどんどん増えてくるのは当然といえば当然。本格的な下げ相場には至らなくても、それなりの深押しはありえるでしょう。

明日月曜日は戦略見直しにちょうどいいかもしれませんが、どの水準で帰ってくるかが問題ではあります。まあ、14000円ではGPIFも買うでしょうけど。 

neko





 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

[大阪市 9日 ロイター] - 日本取引所グループ の大阪取引所(大阪市中央区)は9日、日経平均株価を対象としたオプションの限月取引を拡充すると発表した。SQ(特別清算指数)が算出される第2週以外の金曜日に満期日を迎える新たな限月取引を設定。効率的な取引を求める投資家のニーズに応える。


けっこうびっくりなニュース。
商品ラインの拡充ということでしょうが。

毎週SQですって

大阪取引所はデリバティブにおける市場参加者の利便性を高め、取引所としての競争力強化につなげるということですが、
むしろ市場参加者は、SQ決済は最終手段として考えており、普通はどちらかというとSQ迄に決済するニーズの方が多いと思います。

オプション取引しない人にとっても迷惑な話ですし、流動性を拡散させかねないアイデアに、ますは反対を表明しておきます。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

FRBが予想より長く低金利を継続しそうだということで、一瞬もりあがりましたが、これまでのQE時のように金融緩和でがんがんいくというよりは、最後の軟着陸フェーズに入ったと考えるべきなんだと思います。FRBとしてもこのまま株が上がり続け軟着陸が難しくなるよりは、早めに調整を繰り返してくれた方がやりやすいはずです。そのための低金利サービスでしょう。

低金利継続でスパイラルな暴落にはいたらないが、もみ合っては少し戻し、そこそこもどれば売られる。
の当面繰り返し

がメインシナリオでしょうけど
なかなか予想通にはいかないもの

ボラは変動しやすい状態になるのではないかと思います。

問題は売られるときに一緒に下がる日本株が持ちこたえることが出来るかどうか...。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

FRBのいろいろなリスクに気配りをするという安心感が、投資家・投機家の心理をくすぐるには十分でした。

それに対し、ワンパターンを繰り返す日銀の姿勢が浮きぼりになった2日間でした。

ワンパターンを繰り返すのは高度な作戦と読めなくもないのですが、信者は激減しています。
だからこそ、効くのかもしれませんが、それも考えすぎのような気もします。

いずれにせよ

世界経済は「低金利継続で、だましだましいくしかない」という ことがますます鮮明になっています。

VIXはあっというまに急低下。
 
VIX

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

「日銀会合やそのあとの会見は想定の範囲内で、織り込み済みのはず」
と思っていたのは国内投資家だけ?
外国人さんは失望?
それとも新たな仕掛け? 

ミクロ経済学では価格が下がれば、需要が増えて供給が増えすぐに均衡状態にもどるのですが、日経平均にはそんな理屈は通用しないようです。ついてる値段がただしくて、そこに需要曲線と供給曲線が一気に移動する、そんなイメージです。局面によっては、価格が下がれば供給が急増することも。

変に予想するよりついて行くしかない
瞬発力が要求される局面のようです。



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

「政策変更なし、総裁の発言に注目」
ということなのですが、この件をあんまり深読みするのもどうかと。

金融政策は日米欧がまたさき方向ですから、投機筋は焦点がしぼりにくく手詰まり感が強まっている気がします。これまでは、大きなマネーの流れに乗って横並びでよかったものが、やむおえずゲリラ戦に移るファンドが増えてきそうです。

ファンド勢はパフォーマンス面でも今年はぱっとしませんし、年金の大御所カルパースから見放されてますのでなおさら焦りは募ります。絶対収益を出さねば後がありません。窮鼠猫をかむともいいますし、生き残りの勝負をかけた特攻作戦を採用するところもでてくるでしょう。

そうなると、流動性もあり常に過剰に反応する日経平均は格好の標的です。
くわばらくわばら。
 




このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

木曜日は8/8の15,000割れを彷彿させるような下げでしたが、似ていたのは大台を割れたということだけ。オプション市場の反応はずいぶんと違っていました。プットの値段が化けたことは化けましたが、相対的な動きを考えるとプットはむしろ弱く、とくに15,500円から14,500円の狙い目と思われるプットの動きが芳しくない展開でした。

理由は2つ考えられます。
今回の上昇過程でプットは下値警戒感からずっと「相対的に」割高に買われていた
公的がいるので底抜けはしない期待感を市場は持っているだろうとオプションプレーヤーは予想した

このくらいの解説は入れて欲しいところですが、
「 15,500円のプットの建て玉がもっとも多いのでここが下値のメド」とコメントしていたテクニカルアナリストがいました。相変わらず建て玉をオールマイティに使うロジックにはさすがとしかいえないところです。


20141005




 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

マネーの逆流が始まったのか、まだなのか。
それが問題だ。

一部の投資家が撤退を始めるだけでそれなりのインパクトはあるでしょう。

量的緩和は企業の設備投資意欲に影響をあたえるのではなく、HFの投機意欲に最大の影響を与えると考えればすとんと落ちます。アメリカの量的緩和の終了は前人未踏の未知の領域です。うまくやるといってますが、それを信じる人がどのくらいついてくるかが最終的には問題でしょう。

今の状態は、お互いが「出し抜かないよう出し抜かれないように」耳をロバのように際立て感覚をとぎすませている感じだともいえます。

ここで降りてしまうとパフォーマンスに遅れをとるとまだ大多数が考えているから、この程度の下げで収まっているともいえます。

今回は、結局持ちこたえてしまう可能性が高そうな気はしますが、「緩和マネーに支えられた資産市場ほどこわいものはない」、「何が起きても驚かない気持ち」を忘れずに、市場という怪物に向き合っていきたいと改めて思います。

相場は誰もが容易に予想できる水準に誰もがもっとも予想しないルートで到達する



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

わりとあっさり110円回復。
日経平均も敬意を表して少し上がりましたが、息切れ。
むしろ、目標達成感が出た感じでもあります。
日銀短観における想定為替レートは100円台と、企業側は超保守的な見積もり。
為替分の上乗せが相当ありそうですが、これだけを素直に喜べないところか。

黒田総裁は躊躇なく追加緩和を行うとワンパターンですが、この為替水準から追撃を行うのはさすがに「躊躇する」のではないかと思います。 そこはかとない手詰まり感を株式市場はかぎ取っているような気がします。
 



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

↑このページのトップヘ