九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2014年11月

上場3日目。出来高は日々半減。
しかし、注目したいのは建玉です。
現状は、短期売買目的の参加者はよほどの物好きですから、日ばかり分は大半はマーケットメーカー。買い手は長期投資家。サイズからいってほとんど個人でしょうか。
売り手は、JPXバスケットを在庫にしたい証券会社。裁定としての採算は度外視して、まずは在庫を増やすこと優先で動いていると思います。

出来高は、値動きが少ないせいでもありますので、日々人気が離散していると考える必要はないでしょう。
ただ、夜間の流動性が低いので短期筋はまだまだ参加出来ないでしょう。

順調な立ち上がりのような気がします。

20年前に日経300という指数が導入され、先物・オプション・ETF官民挙げて定着させようとして失敗しましたが、今回はうまくいきそうな気がします。

それは、指数の理念がしっかりしているという点がまず大きいと思います。しかも東証1部にこだわらないというところも新機軸。日経300の場合は、理念としてはTOPIXがあまりにも銀行株偏重過ぎるということぐらいしかなかった上に、悪玉日経225をつぶすために仕立てられたという不純な動機がありました。

とくに日経300ETFは金融機関に買い付けノルマまで与えられたわけですが、それでも定着は無理でした。
JPXが定着すれば、長めの投資はJPXで、短期のギャンブルは日経225でと棲み分けがはっきりするかも知れません。 

 
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今日は出来高は半減。
この値動きでは仕方ないところ。

昨日は出来高の8割以上が建て玉として残り、日計りプレーヤーは少なく、当日決済分はほとんどマーケットメーカーの分という感じでしょう。

やはり、指数がない夜間はしばらく厳しそうです。
短期トレーダーはわざわざ流動性が十分でないJPXをやる必要もないので、日中で実需の建て玉がかなりたまってきて夜間に流動性が持ち越されるのはまだまだ先になるでしょう。
でも、寂しい板です。

まあ、いきなり夜間が出来たらびっくりですから、とりあえずはこんなもの。

 
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今日の出来高は7万枚と膠着展開の割にはまずまずのスタート。
当面の勝負は夜間にどこまで出来るか。

ちょっといまのところは寂しい感じ。
見るからにマーケットメーカーだけ。

安全に行くには最初は夜間取引はやらない方が良かったかも。
まあ、コレは出たとこ勝負なので何ともいえない。

仕様は明らかにミニなので個人がどこまで食らいつくか。
日本取引所としては現物の夜間取引を断念しただけに、JPX400は成功させたいところでしょう。



 
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解散とともにセンセイたちは地元入り。
アベノミクスの成果と継続が選挙のテーマとして設定されましたので、センセイたちは地元の声を聞くことになります。

アベノミクスの最大のよりどころである量的緩和はGに効く政策です。
GからLへ波及効果がほとんど起きていません。
Lへ効かないから、さらにバズーカをGにぶち込んだというのが現状の姿。
薬を飲み続けるしかないところまで来ています。

グローバル企業と一部の富裕層に働きかけ 、国全体としてのGDPを上げる効果はでています。
しかし、アベノミクスの効果がとどかない、8割以上を占めるLが果たしてどういう審判をするか?

地元に帰ったセンセイたちは、
いずれLに効いてくる
ほかに道はないので辛抱してください
と訴えるのでしょうが、果たしてどういう判断をLがするのか。

私たち金融市場関係者はGサイドからしかものが見えてませんから、その先Lの世界はまったく予想できないというのが正直なところです。 

 
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市場関係者はアベノミクス賛成、選挙で自民が基盤を固めて政策再加速という期待が大半でしょうが、世論はなかなか厳しそうです。

せっかくの原油安を円安で相殺する手法は、車社会の地方からすれば、最も理解を得にくい戦略ではないでしょうか。株の値上がり益の恩恵もなく、資産インフレも及ばない地方がどういう意思表示をするのか全く予想できません。

相場は予想の不透明感を折り込み始めた感じです。
下値には官製買いが入るから、どうしても残尿残りそう。


 
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あんまり盛り上がっていませんが、11/25(火)にJPX先物が上場されます。
倍数が100、呼び値が5ポイントなので225ミニ同等です。
そのほかの仕様は既存の先物とほぼ同じです。

マーケットメーカーは20円幅100単位で気配を出しますので、売買には不自由はないでしょう。

3.6.9.12限月制ですから、3月限からと思いましたが、12月限から始めるというのは少しビックリしました。

機関投資家向けの指数ですが、流動性をつけるためには個人の参加が不可と考えたのでしょう、まずミニ仕様から始め、様子をみてからラージという作戦だと思われます。

日経225の上場では、前日から在庫手当で指数は上場しましたが、日経300では起こりませんでした。
いずれGPIFが買うからということで、在庫手当をする業者もいそうです。

まあ、自然体でスタートするのはよろしいことだと思いますが。




 
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首相の会見に、誠実さはにじみ出てはいました。

でも、信念を持った自分の言葉のようには感じることは出来ませんでした。

退路を断ちましたが、かなり厳しい戦いになりそうです。

健さんのニュースに埋没しそう。

ちなみに、ボラは下落です。




 
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総選挙の争点はアベノミクス。
あのGDPを受けたら、消費税増税延期はもはや争点ではありません。

アベノミクスは総合政策ですが、あまりにも金融政策とそれ以外のバランスが悪い。
つまり、時間稼ぎの金融政策が、本丸になってしまっているところ。

GとLの世界で言うとGにしか効いていないということでしょう。 
Gが稼ぐのももちろん大事なこと。

しかし、GDPを浮揚させるには、日本経済の過半を占めるLへの対策がかぎを握ると言うことが改めて数字に現れたということ。
地方再生に本腰をいれているようですが、金融市場にしか効かない量的緩和の「効果」に比べ、地方経済再生への取り組みの効果がでていないということが、歪み・不協和音を生んでいるのだと思われます。 

Gだけが円安効果で恩恵をうけても、Lにはほとんど関係ない歪みこそがアベノミクスの盲点でもあり、選挙の争点となるべきものでしょう。ばらまきではないLへの骨太の政策こそが問われます。



GとLについては

この本を参照ください。 
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GDPの数字は誰もが予想しない数字。
これでは、選挙戦も一筋縄ではいかない。
あわてた短期筋外国人はせっせと売りに回る。

追加緩和の意を組んでくれない政権に日銀も頭を抱える。
これまで歪みに目をつぶってきたものが、急に気になり始める。

午前の下げは解散総選挙で売ろうと待ち構えていた向きが多かった証拠ですもあり、早めに投げさせられて余分な変動がなくなってむしろ良かった。そう考える人は多そうです。

解散する必要ないんじゃないですか、それよりやること山積み。



 
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2012年11月14日党首討論。野田解散の前提になった映像 
最後に野田前総理を見つめる民主議員の視線がなんとも痛々しい。

アベノミクスの是非を問うのは「どうぞ」としかいえませんが、ところでこの話はどこにいったんでしょうか。
自民党は勝つにしても、投票率は低くなり、醜い組織票の奪い合い。
本当は、解散なんてやってる場合ではないはずですけどね。
 

 
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外国人買い対国内売り鮮明。
しかし、ここまではでにやられては、絶対に外国人の利食い売りは買わんぞと思う人も増えるでしょう。
受け皿は果たして誰になるのか?GかEか?それともF自身?

名づけてEFG相場。
Dは場外だけど、ついでにいれるとDEFG相場。

最近の外国人は曲がり屋であることもお忘れないように。
売るときもはでに売るわけです。

乗るもよし、
立ち去るもよし、
中途半端だけは避けたいところ。
 
解散総選挙で買われているようですが
増税先送りを争点にしたら、有権者の大半は喜んでもそれがかならずしも自民党にフォローの風となるとは限らない。 この辺の微妙さかげんを外国人はわかってないはず。

 
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昨年のこのころから外国人の怒涛のコール買いで日経平均は16000円まで駆け上がりました。
しかし、今回のコール攻撃はまだ単発のようです。
今後のシナリオも読みにくく、さすがのファンド勢も疑心暗鬼で足並みそろわずといったところ。
仕掛けるなら、日銀買いで需給が吸収されたところという感じなんですかね。


昨日はボラが大幅上昇しましたが、外国人買いというよりは
7250円 → 17430円 → 17260円 → 17470円 → 17160円という激しい乱高下にガンマショーターがたまらずカバーしたよう。
 
 
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解散風に外国人は買いで反応。今年は調子が悪いとされるヘッジファンドがいの一番に出動してきました。

市場全般の反応はまちまち。

大義がないといわれても、討議党略だといわれても、これこそが政治ですから批判のための批判にしかなりません。
増税をやり遂げたい旧大蔵省とはしごをはずされた形になる日銀の関係は微妙なものになりそうです。

久しぶりに外国人がコールを新規で買ったようにも見えます。
でも、決して、建て玉の多いほうに相場が動いているわけではありません。 


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量的緩和が効くのか効かないのかわからないまま、市場のよりどころは日銀ETFへ。かなりの不健全さを感じてしまいます。

主が表にでてしまった場合なかなか主の思うとおりに行かないのも相場。ただ、今回の主は無限に近い資金力を持ち、株式市場にとっては前代未聞の主であることも確か。しかし、巨大であるから何でもできるわけでもなく、公器であるが故の限界もあり、実は次に出せそうな手は一段と細る。

アベノミクスの成否は別にして

直感的には市場の死が待っていると思う。
債券市場が死んで株式市場も死ぬ。

はずれてくれるといいのだが...。

 
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最近さかんに使われるようになりましたGとL。大元はこの本からきているようです。

介護のために帰省しては、地方の疲弊した姿と、町を支える大きな基幹産業が医療介護に なっていることを実感していただけに、本書の分析はすんなり腑に落ちました。

確かにこれまでの成長戦略は、グローバル企業を念等にして語られすぎたと思います。
円安で苦しむ企業の姿は判でおしたような大田区の町工場ばかり。

グローバル企業からのおこぼれで全体が浮揚するという考え方に対し、実は日本経済のほとんどはグローバルでもなんでもないローカル経済なんだという、はっとさせられる内容。著者はグローバルとローカル両方の世界で戦ってきただけに説得力が違います。

今後の経済政策に大きな影響を与える本だと思いますので、遅ればせながら推奨いたします。

 
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あまりにも気持ち悪い形で17,000円を割れて先物が下がったので523のトラウマを思いした向きが多いかもしれません。

そんなときには

誰が売ったか?ということが関心を集めます。そうすると

「海外の(経済指標や金融政策などを予想して動く)マクロ系ヘッジファンドが株価指数先物に仕掛け的な売りを出したその下げに「商品投資顧問(CTA)や超高速取引(HFT)による売りが加わった」 

というフォーマット化された説明が出てきますが、そうかもしれませんし、そうではないかもしれません。
もっと単純に、17,000円台で実需の売りが結構出ていて、それを短期筋がドル円の急伸を見て一生懸命みんなで買った分をみんなで投げさせられた。というのが、実態に近いのではないかと思います。もちろんこれも、証拠はありませんが、動きとしてはそういう動きです。

結局この水準で買いたいひとが多いのか売りたい人が多いのかにつきると言うことです。売買の9割以上は日ばかり軍団ですから、その中にこっそり実需の売りが混じれば、下げ過程で売らなくても一気に崩れることはよくおこります。

底抜けないで下げどまったということは、下値には実需の買いがしっかりと待ち構えていたということです。



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世界的な金融緩和は続きインフレを目指しているというのに、長期金利とくに超長期金利の低迷、原油価格の下落が続きます。
この2つは、今のところは違う要因で動いていると 思いますが、いつかは複雑なルートを経て絡み合ってくるのでしょう。たぶん、だれも予想しない形で。

日銀のバズーカ2は原油価格の下落を重視したと説明されました。原油価格の下落は、インフレ目標からは当面の敵、将来の友と。

永遠に原油が下がることはないでしょうが、 景気にはじわじわ好影響のはずです。
原油価格の低下という変数が一つ入るだけで、今後の景気シナリオは一段と複雑になってしまうようです。

株価、大企業の業績、地べたの景気、国内サービス物価、輸入物価、短期金利、長期金利

デフレからの脱却というワンワードですんだバズーカ1に比べてシナリオははるかに複雑です。短期筋にはネタが豊富で、願ってもない鉄火場でしょう。長期的な着地点がよく見えないわけですから、致し方ないかと。





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しばらく、下火になっていたリフレが効く効かない論議。
株式関係者にはリフレ賛成派や歓迎派が多く、債券市場関係者には懐疑派が多いような感じです。

低いままの長期金利を見て、
日銀の買い入れで金利が上がらないのは当然と考えるのが株式関係者
インフレになる可能性が低いからと考えるのが債券関係者


非伝統的金融政策、量的金融緩和政策が先進国で常態化しました。
中銀は最後の貸し手としてはもはや機能しないので、競ってリスク資産を買い占めてめているわけです。
つまり、中央銀行が最後の買い手として、バランスシートを膨らませ、資産市場を押し上げています。

FRBは量的緩和は終了しましたが、当面満期の来る国債は再投資し、バランスシートは減らさないことになっています。

膨らんだバランスシートがこれからどういう着地を迎えるのかはさっぱりわかりません。
リフレ派が期待するように、経済がそこそこの成長を持続して徐々に解消していけるのか。
あるいは、反リフレ派が心配するようにどこかで持ちこたえられなくなるのか。

というわけですから、リフレ論議は
巨大な本尊がいれば相場を作れるかどうかというのが本質的な部分であり、
これに対してみんな明確な信念がないので、リフレ論議はすれ違いに終わるのだと思います。

経済学者や経済評論家の方達の議論はどうもぴんとこないのです。


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日経平均とNYダウのデットヒートが起きています。
2010年5月にNYダウに追い抜かれてから、4年余り。量的緩和終了のアメリカを周回遅れで追いかける日本。
10月は1時2000ポイント近くも引き離されていました。
果たして引け値ベースでの逆転は実現するのか。

そして、棒上げの後のボラの動きに注目。

通常コール主導のボラ上昇は青天井にはなりませんが、あっさりと17000円を超えてきましたので、それなりに高所恐怖症の心理も働きます。

保険として大外のプットはニーズがしばらく残る可能性は高そうです。

逆に中途半端に値段のあるプットは、日銀とGPIFの2枚看板が無料でプットをばらまいていますから、あんまり人気はないかもしれません。

 
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あっぱれ黒田総裁は、大だぬきでありました。
追い込まれて追加緩和に踏み見るのではなく、最も効果の出るタイミングを練りに練って実行したということ。
「意表をついて大英断を下した大総裁」として現時点でスポットライトを浴び、成功するにせよ失敗するにせよ後世にもその名は残るでしょう。日曜午前の報道番組ではこの話題で持ちきりです。

すでにヘッジファンド化した日銀ですから、思考方法がヘッジファンド的になるのは究めて自然なことです。

追加緩和に踏み切るネタが無尽蔵にあるわけではないでしょうから、逐次投入と見られないよう、限界を考えたうえで躊躇なく絞り出した最後の大玉だと思います。これで、安倍政権は逆に消費増税に完全に追い込まれました。これを先送りするにはたぶん解散総選挙しかないでしょう。でもありえます。

株価と為替は大きな下駄を履きましたので 、下値でETFとGPIFがちょろちょろすれば、株高円安効果は当面持つでしょう。しかし、調子に乗ってバカ上げしすぎると、今までの組み入れ比率であったならば、本来なら売るべき水準でGPIFは買わされることになるわけです。伸びきったところから流れに逆らって買い下がっても、あっという間に買い尽くしてしまう可能性もありえます。

トレーダーとしては歓迎するものの、やはり国民としては複雑なものがあります。




 


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少し下がると日銀ETF、
一杯下がるとGPIF、
二大巨頭が待ち受けるわけで、
プットが上がりにくい状況は容易に想定されます。
短期筋は需給がこなれれば、いっせいに上仕掛け。

どこかで2013年5月23日が起こるだろうけど、上がれば乗るしかないというのは毎度のお話。

本当にこれでいいのかと思うところもあり、複雑な気持ち。
買ったETFを処分するのは黒田さんじゃないだろうし。

本当にとことん行くしかなくなったかもしれぬ。
 

 
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