九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2015年06月


株しかない


2020年に日経平均が4万円を超えると主張されています。 
割とオーソドックスな考え方ですので、 投資と投機の狭間で迷いのある方にはお薦めかも知れません。

まず投資哲学については
  • 実態価値の成長は株価の成長とともに再帰的に強化される
  • 将来を予想するゲーム(投機)では勝ち続ける可能性は低い
  • 相場は極端から極端に触れる
  • 投機 株価の変動を予測してそれから収益を上げる
  • 投資 適切な価格で保有して持ち続けること
  • 市場は間違えるので安く買うことが出来る
パフォーマンスを上げるには
自分の仮説を信じ、価値を発見し、信じて、決断 すること

日経平均4万円の原動力は
  • 長年のデフレ下で企業体質は改善、強化
  • 株高の資産効果をてこに消費と投資が拡大
  • 資産が生み出す本当の価値に市場はまだ十分な信認を与えていない
  • PBRとROEが伸び
  • 再帰理論によってブームが起きる

ただし
短期的なブームの後にバストが起きるとは述べていますが、4万円のその後については明確には述べられていないところが残念ではあります。


 推薦度★★★★
 実現するかどうかはさておき、全体はよくまとまっています。
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この1週間は、なかなか興味深いオプション固有の動きがいくつか見られました。
ほとんどの人には関係ないでしょうが、オプション道を究めたいひとのために簡単に書き記しておきます。
  • まず、ボラティリティの水準自体は、長期的には低い水準であること
  • オプション価格が比較的安いので、ヘッジのために端っこの安いオプションが買いやすいこと
  • 大幅上昇しながらも、実際の日経平均の変動は意外と小さいので、オプションにはまだ下げ余地があること 
などが、絡み合って独特な動きをしたようです。
特に相場が上昇しながら、プットがどんどん割高になる様子はかなり珍しい現象でもありました。

このような動きが事前に予測できれば、それを利用して簡単に儲かるのですが、このような動きをするのだということを知っていれば、少なくとも原因不明の損失を食らう可能性は下げられるでしょう。 
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ひどい動き。
ヘボなHFが苦し紛れに売り買いしているに違いない。

だいぶ落ち着いた。(19時現在)

 
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現状でweeklyオプションを限月オプションと組み合わせることは、厳しいようです。

つまり

限月取引とのカレンダー取引
利食いになった限月オプションを一時的にヘッジ

のために利用するのは不合理です。


  • アウトオブザマネーにいるあいだは、日中はメークされているので、反対売買は可能でついやってみたくなる。
  • 夜間は、MMがいなくなったり、腰を引くので、約定が極めて困難。
  • 今回のコールのように大きく動いてインしてしまうと反対売買は絶望的。
  • 反対のアウトのプットと合わせて合成にしても、限月取引とのベーシスリスクが残り、SQで最悪100円近くずれる覚悟が必要。

ということで、限週間スプレッドは実質的に無理というか「無謀」なようです。


SQ勝負の宝くじ買い、ゾーン狙い
完全な日中デイトレ
屑プション売りのガーベッジコレクター

向けの限定市場としての方向性がどうやら見えてきたようです。
 

 


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日経VIは朝からじり高ですが、主役が途中で入れ替わっています。

朝方はコールサイド主導。
昼頃から主役がプットに交代。
2時半に、気味悪い上昇。
プットが思いきり買い進まれる。

最近ではないスキュー(プット側ボラ高)の形状。

気味悪し、先物は3時過ぎてからようやく反応。 
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weeklyオプション

昼間はまあ、許容範囲の気配が出ているのはいいのですが、夕方6時頃撤退するのはいかがなものでしょうか。若手に担当させているから、残業させられない?のでしょうか???
OP
午後6時頃 MMが撤退したあとのC20750 6/27満期の板


次限週以降は死んだとして、せめて直近週ぐらいは最後まで面倒見てもらいたいものです。

 既存ポジションを超短期的にヘッジするには、あれば便利なことは間違いありません。
 
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なかなか明確なシナリオは見えませんが、このイベントに絡めて、一儲けを企む連中もいるので、頭の体操はできるだけ念入りにやっておくに超したことはありません。

リーマンショックを持ち出し、過度に警戒する向きもありますが、サブプライム問題という当時はまだ全貌が見えない状況で起こったイベントとは 、問題の複雑度が決定的に違うのではないでしょうか。

破綻にかけたポジションが多ければ多いほど、一転反転の可能性も上がりますが、 かなり細かい刹那的な動きが中心になるのではと思います。

このような動きは高みの見物か、細かい動きはやり過ごせるおおらかなポジションが無難でしょう。
宝くじ戦略は当たっても、換金期限が短すぎてせっかくの当たり券も結局紙くずになるような気がします。 

 
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注目の日銀政策決定会合
政策変更なしだが黒田総裁発言に注目と10人中9人おっしゃる。

最近国会で頓知の効いた発言で、ドル円を2円も動かしただけに
今回は一段と慎重な言い回しになるのは間違いありません。

記者さん達は必死に食い下がるでしょうが
残念ながら今後の金融政策のヒントになる発言が出るはずはありません。

今回は完全スルーでよいはずですが...。
ボラはイベント前から大幅低下。

 
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株式市場は「緩和」の誘惑に弱いようだ。
辞めたつもりでも、やはり手が出てしまう。
マネーが回転してくれれば株価は上昇する。
次の買い手が現れると信じている間は宴は続く。

イエレンさんは、相変わらず慎重姿勢継続。
とにかくちょっとだけ上げて金利正常化の形だけでも作りたいのか
あるいは、とても金利は上げられないけど、市場の浮かれムードが続くのが怖いので、「上げる」とブラフをかけているだけなのか。

NYダウの最高値更新が見えてきた。
EPS絶好調PER割高ではないといわれても、
自社株買いでたっぷり水増しされているのは事実。

今回のバブルは、経営者がストックオプションのお手盛りで富を増殖させる自社株買いバブル

とはじけたあとに後世から呼ばれるかもしれない。

米国住宅市場は2006年にピークを付け住宅バブルはすでに逆回転し始めていたにもかかわらず、最後の買い手としてサブプライムローンによる需要を生み出し続け、その後2年も株ブームは続いた。
2007年8月パリバショックといわれ、サブプライムをしこたま組み込んだファンドが破綻しても、米国株は直ぐには反応しなかった。危機はすでにはじまっていたというのに。日本株は2007年7月にピークアウト済み。時の首相は辞任直前の安倍晋三。

そして2007年10月NYダウは最後の力を振り絞り史上最高値を付ける。
そこから逆回転が始まり、リーマンショックへとつながっていく。

今回の自社株バブルはすでに最終コーナーに入っているのかも知れない。
でも、株式市場は最後の最後まで上がり続ける。
株式市場とはそんなもん。資本主義は拡大してこそナンボ。
誰にも本当の天井はわからない...。
それが、株式市場であり、経済活動でもあり資本市場である。

自分だけは大丈夫。
そう思って参加する。
参加しないと、パフォーマンスで負けてしまうからしょうがない。

 

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アメリカは世界一の経済大国です。
巨大かつ複雑な国。 
複雑さでは中国も負けてはいませんが、中国の場合怪しさ?もつきまといます。

おかげでアメリカ経済の実態がいいのかわるいのかさっぱりわからない。
出て来る指標は相変わらずマチマチなものばかり。
(エコノミストのみなさまは、景気はいいので、アメリカの利上げやむなしに傾いているようですが...。 )
マーケットはアメリカの利上げを巡り、2年近くやきもきさせられている。

ほんとうのところがよくわからなないので、
イエレンが何をしゃべったかとか
誤差の大きい雇用統計とか
をたよりに売買するしかないわけです。

そもそも雇用統計なんぞ、相当誤差の大きい数字ですが、くだらないなあと思いながらも最も影響力の強い指標として市場参加者はそれに従うしかありません。
イエレンさんは雇用情勢に一番敏感なようですし。

でも、過去を振り返ると、市場が注目する重要な指標が貿易統計だったり、マネーサプライだった時代もあったわけです。

まあ、ブームとなる経済指標が時代とともに変化するのはいいとして
40年にわたるアメリカの大上昇相場が限界に近づきつつあるように思えてならないわけです。
トラブルに落ち込むたびに新たなバブルを創出して、不死鳥のごとく蘇り、ここまで来たわけです。
100年に1度とまでいわれたサブプライム危機からリーマンショックの一連の暴落を乗り切ったかのようにも見えます。

特に今回は、FRBが腹ぱんぱんに膨らませて後ろ盾となり、マネー主導で株式市場が上昇し、企業は自社株を繰り返し、富める者はますます富んで、一般国民は実感のない景気回復を味わっているようです。
長期金利が少し上がりつつあるとはいえ、まだまだ、景気回復を予兆しているようには見えません。
このようななかで、本当にアメリカは利上げできるのでしょうか?

それが、疑問でありまして、市場関係者が利上げのタイミングを探る中で私にはマイナーシナリオが気になるのです。

やっぱり利上げできない
アメリカの停滞が明らかになったとき、米国株は持ちこたえられるのか。
それとも緩和継続を好感して、まだまだゲームは続くのか。

アメリカにはどうせこけるなら早くこけてもらいたいと思うきょうこの頃です。




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山一証券破綻の裏側。

著者は読売巨人軍球団代表を解任された清武英利。

仕事を失い、自社株で蓄えた老後の資金を失い、会社に清算業務として踏み留まった分だけ第二の人生に出遅れた人たち。

 いろいろな視点があり、一読をお勧め。
  • バブルの舞台裏。法人の山一における「営業特金」の存在
  • 巨大組織のポイントオブノーリターン(引き返せなくなるぎりぎりの時点)
  • 判断できなくなると先送りしかなくなる現実
  • 会社人間対自分を生きる人たち
  • ほとんどのことは何とかなる という達観
結局、12人衆の誰もがその後の会社を全うすることはできなかったのですが、人生に悔いなしという点では一致。
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SQについての考え方を書きましたが、見事に外れ。

でも、こんなもん。

何と上に「幻のSQ」が出来ましたが、
これをネタにいろいろ解説しているひとをみると、

痛々しい。 
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SQの予想はなかなかあたらないけど

一応事実だけ確認

6月9月の限月間が+-0近辺でずっと売買されていたのが、
昨日は予想外に相場上昇したので、
買い方が突然の上昇に安心したのか、ズルズル下落。

買いのスプレッド(6月売り9月買い)が弱く最終的には-5/6円まで後退。
乗り換えるより、SQ持ち込み決済を選択した「欲かいた」買い方が結構多かった可能性アリ。

そうすると、必然的にSQは売り物にならざるを得ないことになります。
SQ持ち込みを選択した買い方には責任持って寄り付で9月限を買ってもらわなければなりません。

そして、SQの売りを裁定業者が現物買い9月売りで吸収するというのが今日の予想されるシナリオ。

 さてさて

 下値でSQが決まれば「幻のSQ」出現!といってありがたいのかな?


9:25 追記
食い合い少なく、やや買い越しだったようです。





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20,000円の攻防から立ち直り上昇に弾みがつきかけた瞬間に、
黒田総裁の「頓知」が効いた発言が伝わり、
ドル円急落、日経平均も再び20,000円にむけ再びダイブ。

もはや「躊躇なく 」という表現ぐらいしかなく、マンネリ化しつつあった今後の作戦を読みにくくする上で、
一定の効果があったと考えます。

相場には冷や水を 浴びせる感じになりましたが、CTAなどのトレンドフォロワーをふるい落とすのには十分です。

ところで頓知を英訳すると

quick wit
resady wit

というそうです。

Mr.Kuroda is a man with a quick wit.

 
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2時まで20,300円の小動きというか、張り付いた相場。
その後は待ってましたかのような下落。
夜間で19,920円まで付けて戻ってくる。

さすがに、しばらく続いた膠着相場はつかの間のやすらぎで、どちらかといえばこの様な動きが日経平均らしい。
 
ただそれでも長く続いた小動きに対して1回大きく動いただけなので、HVはまだ10%以下。
オプション市場は大して動揺もせず、ATMはちょっと上がって17%台。 日経VIは19%台。
やはりプット側が元気に買われないとなかなかボラも跳ねません。

たまには昨日のような動きをしないとボラはだらだら下げるだけですから、歓迎いたしましょう。

 
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毎週SQのweeklyオプション分に関してはリットルSQになるどころかどころかほぼナッシングになってしまいました。
さて、恒例のメジャーSQは来週です。
なんといってもGSの6月TOPIXの建玉は注目を集めます。

少数の大口保有者がいることは間違いありませんが
もともとSQという別に意味もない特定の日に清算しようとおもっているわけではないので、このポジションがSQをまたいでロールされることは99%間違いありません。

この大口保有者にバランスしている裁定残が存在するわけですが
もし、この大口保有者が先物ではなく現物を買っていたら、その分の裁定残は存在しなくなるだけの話です。

この大口がたまたまTOPIX6月限でもっているから話題になるわけでして、
もし現物でもっていたら馬群にまみれて話題にもなりません。
予定通り9月限に乗り換えたからといって、いつ売るかもわかりません。

要するに時価総額600兆円のうち0.3%をたまたま先物で持っている大口がいることが参加者に見えているに過ぎないということです。現物をそれ以上の金額もっている大口はほかにもいっぱいいるでしょう。

裁定取引による現物売りは裁定残がゼロでも出る

先物は決済で売られるだけではなく新規でいくらでも売れることをわすれてはいけません。

そもそも
異次元緩和であぶれたマネーがよってたかって一杯現物をかっているわけです。
この歯車が逆回転し始めたら、その時点の裁定残には全く無関係に、
先物がヘッジや投機で新規に売られ、
解消売りが出てきます。

裁定残の水準と解消売りには何の関係もないので、あんまりSQだけにからめて考えるのは辞めましょう。

 


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weeklyオプション。

MM(マーケットメイカー)は賢明にアスクビッドを提示していますが、いかんせん投資家があまりにも少なすぎる。

MMしか指値していない板見ると、ちょっとなあ......。 
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2年2倍2%で歯切れ良く始まった大規模緩和でしたが、2年2倍は出来ても2%は達成できず。
たとえ1年伸ばしても達成の見込みは薄そう。

辞めるといった副総裁も辞めず、最近ではマネタリーベースには言及せず軟着陸を模索しているようにも見えます。


もともと、日銀がコミットする姿勢こそがキモだと思っていましたので、2%が達成できなくてもよしとすべきではないかと思うわけであります。

2%の言質を楯にとっていたずらに日銀を追い詰めるのはいかがなものかと思うのです。

ますます出口のない余分な緩和に走る懸念もあるわけでして、ここは、大人の対応で、あうんの空気を醸成すべきところではないかと思うわけであります。 

ただ、これは希望でありまして、相場が何を期待して何を織り込むかはもちろん別の話ではあります。 


 


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