九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2016年03月

金融村で話題になっている日銀HPの広報が熱い

5分で読めるマイナス金利

最初は「ハッカーのいたずらか!」と騒然となったようですが、広報企画担当は大まじめだったようです。
とにかく、上から目線にならないようにわかりやすく説明しようとしたら
こういう感じになったらしいです。


これを出すに至る日銀内部の様子がいろいろと想像でき、たいへん興味深い作品です。


 
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たかだか想定元本の1%になる話。

それでも、まだまだ甘いと思う。

オプションを裸で売る場合は、単純にラージ1枚と同じ証拠金を課してもいいぐらいだ。

ぎりぎりの証拠金でオプションを売って、いいことは何もない。

これは、永遠の真実。

 
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金融政策限界論が出ても、相変わらず日銀に負荷がかかる日本。

いまさら2%インフレ目標を降ろすわけにも行かず、金融テクノロジーと称する「3次元金融緩和」を続けざるを得ない。 限界はないと演技を続ける黒田総裁。

しがらみのない外国人は素直に緩和限界説に乗る。
日銀の国債買い入れも札割れが予想され、遠くから見ている外国人には「詰んだ」ように見えるのだろう。
現物は継続売り越し。
SQではヘッジの先物売りをそのまま現物決済し、史上最高の売り手口が出現。
やんちゃな奴らは円高に張る。

一方で
年金はPERで割安?な日本株をここぞとばかり買いまくり
マイナス金利で追い込まれる金融機関は徒党を組んで運用会社を立ち上げる。


実体経済をさておいて、金融村のこのざわざわ感はいったい何?


出せる物を全部出したと自画自賛した3年前の緩和で、すべてが2年でうまくいくはずだった。
まさか、追加緩和や戦力の逐次投入など考えてもいなかった。

これが、政治を油断させた。
3年間、金融政策に依存しすぎたツケが回ってきている。
残されたウルトラCは消費増税再延期。
結局、振り出しに戻る感満載。

3年間、追加緩和を含む大判振る舞いで
株高円安を実現し、
大手製造業の業績を引き上げ
インンバウンド需要を取り込む一部内需企業の業績を底上げした。

しかし、現実は
企業の慎重姿勢は変わらない。
賃上げ、設備投資増など、トリクルダウン(おこぼれ頼み)はお茶にごし程度。
働きかけても期待は一向に膨らまない。
長期金利は低いままで、低成長の長期化を予感させたまま。(無理矢理押さえつけているせいもあるが)
やればやるだけ、将来の不安が膨らみ、財布のひもは緩まない。

世界的には年初の緊張相場が緩み、つかの間の平和到来。
平和の波に乗れない日本では
外国人対国内勢の戦いが続く。



 
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2/15(月)に急反発したあと、日経平均は不安心理を残しながらも結果的には落ち着いた動きが続いています。
過去の数字で計算するHVは2/12の14,952円が計算対象外になると突然急低下します。
2/12が計算対象にはいっっているかどうかで、大きなギャップが生じます。
ギャップを境に急に何かが変わるわけでもありませんが、人の記憶が徐々に薄れていくにつれIVはすでに低下傾向に入っています。ボラが残るうちにアウトのプットを売る人も増えてきました。

日銀イベントを通過したこともあり、昨日は日経VIは瞬間25%割れと、久々の通常モード示現。20日HVの22%と比べてもほどよい水準。

17,000円近辺は2014年黒田バーズーカで底上げした水準です。
4月に緩和期待を残しながらこの辺をうろうろするのが、因縁めいてちょうどいいのかも知れません。 


 
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緩和の中毒性をあらためて確認させられるようなユーロの動き
今回は期待以上の薬をもらって喜んでみたものの、
次はもらえないかも知れないと思ったとたんに倍返しの下落。

あげるとみせかけてあげなければ市場は失望し
あげたらあげたで、次を期待する。

これを中毒というのだろう。

市場はそろそろ薬は辞めてリハビリを始めなさいと警告を出し始めている。
幻覚症状(市場の乱高下)は 激しさを増すばかり。

でも、リハビリには激しい禁断症状をともなうらしい...。 
リハビリするにも体力が必要だ。

厳しい選択を迫られる中、その答えが、少しづつ飲み続ける(マイナス金利)ということなのかも。
でも、いつかは辞めなければならないはず。

それとも永遠に辞められずに...。
 

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マイナス金利はリフレの切り札なのかそれともデフレと共存する人類の知恵なのか?
今のところ明確な答えはないようです。

まさに、身をもって実験中。

現金にマイナスを付けられないなら現金をなくしてしまえ。
そのうち、そういう時代になるのかもしれません。
これこそ、フィンテックの本命なのかも。


昨年12月に発売された
マイナス金利
マイナス金利 [単行本]


お薦め度 ★★★★★

日銀のマイナス金利を予想した本ではなく、国債利回りが マイナスでも外国人が買って儲かる理由をわかりやすく説明した本です。また、それに付随する様々な問題点について掘り下げています。雰囲気でリフレに反対する藤巻健二氏や紫色の髪のおばさんとはふた味違います。その後、すぐに日銀がマイナス金利を導入しましたからまさに「予言の書」のように宣伝していますが、必ずしも著者の意図はそうではありません。

わかりやすく丁寧に記述してありますが、短期金融市場・国債市場・為替市場の基本知識がないと消化不良になるかもしれません。するどい分析も多く、金利について考え直すいい機会になります。

金融政策についても、成長が可能になるマクロ的背景があってこそうまくいくことがよくわかります。
日銀の導入以前にすでに発生していたマイナス金利。
デフレと共存するための必然的な現象のように思えます。
ですが、マイナス金利を通じた衰弱死(ハイパーインフレや国債暴落はおこらず、これがもっともありうるリスクだと著者は警告)だけはさけたいところです。

ついでにもう1冊



凋落するときのグロソブ責任者の著書ですが、
景気循環を前提にした伝統的な金利の見方で、内容も平易なのですが、前人未踏のマイナス金利の世界では、金利を見るだけでは投資は多分うまくはいかないでしょう。

お薦め度 ★
 
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オプションの特性をエクセルを使って視覚化すると、いろいろなところが直感的に見えて便利です。
少し、勉強すれば10年前のワークステーション並の作業もこなせます。

損益線や
リスク指標を

自分でいじることができると戦略選択の幅も広がります。楽天や岡三のRSSとつなげば、リアルタイムで損益も管理出来ます。

匠投信でオプション初心者向けエクセル入門セミナーを3/26(土) に開くそうです。
ちなみに講師はこの道20年の元プロトレーダーです。
まったくエクセルを使ったことがないひとにはハードルは高いのですが、
どういうことが出来るかだけでも知っておいて損はないと思います。

興味のある方はこちらです。 
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相変わらず大幅高の影にはレバ兄さん。

巨漢ファンド1570の口数は最近ほとんど変わっておらず先物の保有高は推定93000枚。

1%動くたびに930枚の売買が発生。

2%程度の動きであれば引けにかけてちょいちょいと売買すれば済むのですが、

それ以上の場合は、さすがにそうもいかず、多少前倒しで売買が起ります。
しかし、ヘッジロスを少なくするためどうしても大半は引け前に集中します。

市場参加者は、それを先読みして、前もって積もっては引け間際にレバETFの売買にぶつけるという「アホらしい」ゲームが相変わらず横行しています。



 
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