九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

2016年11月

ボラを直接売買したいというニーズはあります。
ボラには習性があるので、それをうまく使いたい投資家も多いはずです。

トランプ旋風で日経VIは一瞬30%超えまで上昇して、その後はだらだらと下落が続き、20%割れの攻防の真っ最中です。

ボラを売買するためには、ベガのリスクが大きいポジションを作って、マーケットに張り付いてボラ以外のリスクを丁寧に取り除くという面倒な作業が必要です。上級者かプロぐらいしかできません。中級者だと、ボラ以外のリスクもある程度一緒に取りながらボラを売買するしかありません。

日経VI先物というのがありますが、これがある程度ボラをストレートに売買したいニーズを満たしてくれます。
なお、VIやVIXのETFやETNは大変ややこしい商品ですからご注意ください。

もう少し参加者が現われれば、VI先物は売買が出来るようになりそうな気がします。
ボラを直接売買出来る先物は大変便利な商品なのでなんとか育って欲しいと思っています。

売買上の注意点を書いておきますので、勇士は果敢に指値だけでも出して、動きを見守っていただければと思います。ただ、残念ながら現状の板はマザーズ先物並に寂しいです。。。



VI先物の売買上の注意点

清算対象は日経VI

  • 日経VI自体は期近と期先のOTMオプションを使って計算
  • 今後30日間の日経平均のボラティリティ(日次リターン30日間の標準偏差を年率換算したもの)を表すだろう的なオプション市場を代表する指数
  • 日経VIの限月交代はSQ日の4営業日前(正しい定義は最終売買日の3営業日前、通常月曜日)

VI先物の最終売買日

各限月の翌月の第2金曜日(休業日に当たる場合は、順次繰り上げる。)の30日前となる日(休業日に当たる場合は、順次繰り上げる。)の前日に終了する取引日

12月限VI先物の場合

翌月2017年1月13日(第2金曜日)の30日前12月14日の前日=2016年12月13日→SQは翌日12月14日
ちなみに12月メジャーSQは12月9日なので12/7(月)に日経VIは限月交代済で1月限と2月限を使って計算中。
12/14という将来の時点からのさらに将来の30日間のボラティリティが清算対象 


SQ値(清算値)決定方法

日経225オプションの各銘柄の始値等に基づき、SQ値を算出(7/19新JGATE導入時に変更された)
それまではSQ日9時15秒から9時10分までの平均を使っていた。これが各銘柄の始値にかわったことは要注意。
 

最終的には日経VIで清算されるものの、途中の挙動は日経VIとは異なる挙動をする点には要注意

つまり、ボラが上昇しても VI先物が下落したり
ボラが下落してもVI先物は下がらなかったり逆に上昇したり
基本的にはVI先物は日経VIの長期平均である25%より下のゾーンでは目の前の日経VIに比べ下がりにくく、25%以上のゾーンでは目の前の日経VIに較べ上がりにくい性質があります。もちろん、SQが接近するにしたがって日経VIに近づきます。
SQ直前直後にボラに影響のあるイベントがあるかどうかもポイントです。

12月限VI先物SQ 12月14日 FOMC12月13-14日
1月限VI先物SQ 1月11日 トランプ大統領正式決定1月8日

ちなみに11月25日現在
12月限VI先物 19.15 <日経VI 19.97 < 1月限VI先物 23.70
という興味深い関係にあります。


さあ、VI先物を盛り上げましょう!

VI先物が活発になればVI先物のオプションという夢の商品が見えてきます。






このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

ドル円で10〇円にオプションバリアがあって、これを意識した仕掛けの買いと防戦の売りが予想される

というコメントはよく登場し、何気に聞いているとそんなもんかなと思うのですが、
よくよく考えていくと、バリアオプションが大量にあった場合、実際に働く需給は、こうしたあっさりしたコメントとは少し違います。

バリアオプションとは

アップアンドアウト
ダウンアンドアウト

の2種類があります。

日経平均で説明しますと
アップアンドアウトコールとは、 18000円のコールオプションが日経平均が19000円になったら突然消滅してしまうオプションです。せっかくインザマネーになっていたのに、日経平均が上昇しすぎてしまうとすべてがパーになってしまう悩ましいオプションです。

ダウンアンドアウトコールとは、18000円のコールオプションが日経平均が17000円になったらなくなってしまうオプションです。こちらは、駄目そうになったものがなくなるだけですから、悔しさが少し和らぐオプションです。

どちらも、消えてなくなる可能性の分オプション価格が安くなるというのが買い方のメリットです。


今の相場で為替市場でよく出て来るのは、114円ノックアウトの113円ドルコール円プット のようなインザマネー側で突然消えるタイプだと思います。

仕掛けと防戦
 
プロ同士がこのオプションを相対でもって勝負するケースはあまりないような気がしますが、為替市場の仕組みはよくわからないので本当のところはわかりません。通常は買い方が損失限定を望み、なおかつ出来るだけ安くオプションを買いたい投資家で、売り方がプロという組み合わせが大半ではないでしょうか。


プロ同士が、このオプションを持ち合って直接対決すれば、ノックアウトを防戦したり、ノックアウトさせようと仕掛けたりするなどいろいろな展開があり得るでしょう。また、そうした攻防に乗じて、仕掛けたり防戦したりする便乗組もいるかもしれません。

これらをひっくるめてバリアを意識した仕掛けと防戦というのは、説明としては正しいといえるかもしれません。


ただし、防戦側が、必ずしもノックアウトしたら困る買い方だけではなく売り方も最初は防戦側に回ることはあまり知られてないのではないでしょうか。直感的には、売り方は最初からノックアウトを狙って仕掛け側に回りそうですが、そうではないところが、この手のオプションの面白いところです。



オプションの出し手(売り方)は瀬戸際で最初は防戦

114円ノックアウトの113円ドルコール円プット の出し手の順当な行動は、ドル円が114円に接近してくれば大量にドル円を売ることです。このアップアンドアウトのオプションは、ノックアウト近辺のガンマが巨大になります。理屈通りにやるなら、このガンマにしたがって想定元本を上回るドル円を売らなければなりません。114円つけないで反落した場合は、このオプションはノックアウトせずに買い方の大勝ちになりますから、売り方はこの瀬戸際で売ったドル円を反落する過程で買い戻して、ノックアウトせずに終わった場合の原資をひねり出すと考えればなんとなくわかるのではないでしょうか。
もし114つけてしまえば、オプションは消滅しますから出し手(オプションの売り方)の勝ちです。大量に売ったドル円を買い戻して、その買戻し損失が当初の受け取りプレミアムと瀬戸際で行なったガンマプレーによる売買益を上回れば出しての勝ちになります。

ある程度ガンマプレーで益がたまれば、一気に買い戻して、バリアを突き破る

バリア近辺で最初は粘りを見せ、小さい反落が何回か続いた後で、一気に抜けるのは、この売り方の最後の行動によるところが多いはずです。

そのように、為替の動きを見ると、単なる防戦買い対仕掛けとは違った戦いが交わされていることがわかるのではないでしょうか。場合によっては売り方の一人芝居(最初は防戦、最後は仕掛け)ということも十分あります。

今日は114円を意識した攻防が行なわれており、午前中は一旦反落していますが、さて......。

 





このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

先物を初めてまだまだ初心者なのですが、 
国内外の機関の先物取得コスト(損益分岐点)の算出はどのようにしたら出来ますでしょうか? 

 このような質問をいただきましたのでこちらでお答えいたします。

 
証券会社別の売買手口は公表されていますので、それを集計すれば、証券会社ごとのだいたいの傾向はわかります。
手口専門に集計しているサイトもあると思います。

ただ、裏側にいる投資家がある程度推定できる証券会社であれば、相場を考える上で多少は参考になると思いますが、通常相場を動かす大口プレーヤーは証券会社を分散したり、シンガポールやCMEを使ったリします。

また、ギブアップといって、売買手口を出した証券会社と別の会社に建玉を移すことも出来ます。
このようなことを頭に入れながら、手口分析の限界は意識しておく必要があります。 

たとえば、ネット証券の手口であれば、裏側はほとんど個人投資家でしょうから、総体としての個人の動向を見るのは意味があるかもしれません。それ以外の証券会社については、なかなか裏にいる大口の動きを推定するのは難しいといわざるえないでしょう。

ここは100歩譲って、ある程度特定の大口投資家の売買コストがわかったとしましょう。

しかし、そのポジションは必ずしもそれだけを単独で保有しているかどうかもわかりません。反対側にオプションがあったり、相対取引で先物やオプションを持っているかもしれません。

また、短期を指向する投資家にとって先物取引は取得コストを意識する商品ではありません。毎日値洗いされますので、トレードするうえで正しい認識は常に前日の清算値段が取得コストです。今後日経平均が上昇するか下落するかが重要であり、その方向に対してポジションが合っているかどうかとうことです。この辺の感覚は短期トレードを極めていくと理解できるようになると思います。

ただし、ETFやインデックスファンドの組み入れに使われる先物は長期保有が前提でありこの限りではありません。 


 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

11月のオプションSQでは、17,500円の実勢に対し約100円上でSQ値が決まりました。

SQがらみで日経平均採用銘柄の売買が1銘柄あたり10万株相当買い越しになった結果です。

さて、この裏に意図的にSQ値をつり上げる操作があったかどうか。
それが今日のテーマです。

上昇してSQが決まったので、あまり話題にもなりませんでしたが、下落した時には陰謀説・黒幕説が、たいした根拠もなく語られます。とくに朝倉慶というかたは、自著で必ずSQ陰謀説を書いて40ページあまりを稼ぐ人で、読むたびにうんざりします。

結論を先に申し上げるとSQの操作は可能です。
ただし、いろいろな条件が重ならないと、そう簡単には成功しません。


2016年の相場を振り返ると、とくに年前半にSQに向け日経平均は下落し、SQで安値をつけた後反発する同じような展開が続きました。SQに向け月初下落するパターンはオイルマネーの換金という説が有力です。原油価格の下落で、月末の水準で換金額を決定し、月初から換金売りを世界中で繰り返すというパターンが続いたわけです。この動きを察知、あるいは知っていたHFが月初からSQに向け売り乗せていったということは、それなりに信憑性はあると思います。

しかし、相場の流れに乗って儲けることと、SQ自体を操作して余分に儲けることは、根本的に違うのです。

SQは反対売買しなくて済むと勘違いしている評論家は朝倉慶氏を始め多いのですが、SQで清算をする場合、実質的に反対売買をするのと変わらないメカニズムが働きます。つまり大量の先物売りを持ち込んだ場合は必ずその反対側が存在します。その反対側にいるのは買い持ちでSQを迎える裁定業者であることが通常です。裁定業者は持ち込んだ買い持ちに対して必ず何かで売りポジションを保有しています。通常は期先の先物です。買い持ちがSQでなくなると、期先の売りだけ裸になってしまうので、必ず大量の現物をSQで買ってバランスを取らなければなりません。これが、SQで実質的に反対売買させられる仕組みです。

SQに大量ポジションを持ち込んで、それをおいそれと自分の方に有利に清算できるほど世の中は甘くはないのです。
では、自分のポジションを有利にするために、SQで現物を売るのはどうでしょう?
自分の持ち込みポジションは確かに有利に清算されますが、今度はあらたに、SQで売った現物が残ります。
これを買い戻さなくてはなりません。これも結局反対売買を迫られるのです。売ったものは買い戻す、買ったものは売り戻す。これが常識です。


際どいオプションを絡めれば、大儲けを狙えそうなケースはたまに出現します。
しかし、これもトータルで考えると大しておいしくはありません。


125円刻みのプションは、満期日前日に向け売買高が膨らみます。 
このオプションを前日までに大量に買って、SQ値を動かす方法を考えてみましょう。

(1) 必要なコア部品
125円以上アウトの50円以下の銘柄。50円以上だと5円刻みで集めにくく、大量に集めようとすると目立ち過ぎる。
これを、出来るだけ前日に少しづつ大量に買い集める。
5,000枚以上できる銘柄であれば、2000枚ぐらいなら目立たないように集めることは可能。 
2,000枚を100円抜いて2億円
2,000枚を200円抜いて4億円

(2)最大損失
50円*2000=1億円


(3)日経平均1,000株を基本とした最低バスケット約4億円 
せめて10万株=400億円程度は用意したい。

これをSQで買って、損失を限定するため先物を売る。400億円売るので約1700枚
今回だと、SQと先物は逆ざやなので、100円逆ざやだとして1億7000万円の損確定。
トータルでは微妙なレベルです。これも、オーバーナイトで200円弱上昇するフォーローの風があってこの程度です。


では、あらかじめSQで買いになるポジションを作っていればどうでしょうか?
つまりSQで清算される11月限ミニ先買い+12月限先物売り

11月限がSQ清算される分SQで現物を買う。
いくらSQが高値決着しても、11月限から現物への単なる乗り換えなので、損益は最初の鞘で確定。

良さそうだけど、このポジションの反対側が当然います。その反対側は、SQで現物を売るので、効果は出ないのが普通です。


このようにSQ操作はなかなか難しいのです。
その日の外部環境が味方しないと、狙ったとしても簡単にやられてしまいます。
今回はたまたまコールが踏めずにSQ清算を選択せざるをえなかった投資家が市場全体で大勢いたので、最終的な売買は大幅な買いになりましたが、誰かが狙ったわけではないはずです。 

SQを操作するのは出来ないことはありませんが、簡単には儲からないということです。 
そこんとこよろしくお願いします 朝倉慶様。

 



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

大統領選を巡る下落で、レバの買い下がりダブの決済売りで望んだ国内連合は、今週に入り一転
レバ売り上がり、ダブ買い下がりで徹底抗戦の模様です。

レバは、口数ベースでは最近の底を更新して減少 昨日現在 残高金額では 4,400億円
ダブは、口数ベースでは過去最高に再接近 昨日現在 残高金額では 960億円

レバダブ合わせて1兆円を超えていたときに比べ残高金額は約半分となりました。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote


  • 為替は安く買って高く買うのが秘訣である。
  • 為替で儲けるためにはヘッジしてはいけない。
  • オプションやスワップのような複雑な仕組みに手を出してはいけない。


藤巻氏によると、この3つを守ればトレードは最終的に成功するそうです。


ここに、他のディーラーから別の教えがあります。

「しゃべり過ぎなディーラーに成功した人間を見たことはない」
 

藤巻氏は、バブル崩壊後の相場において一貫して債券を買い続けて大儲けした実績があるそうです。


しかし、その後は、財政破たん、円安シナリオを15年以上唱え続けている訳です。
人から何と言われようが、人の意見は聞かず、自説を変えることはないというまさに、信念の人というか、少し変わった人。


15年も自説を曲げずに逆張りを続ける手法は、トレードとしては完全に破たんしているわけですが、その間、文筆活動でたんまり稼ぎ、おまけにいまでは官費までもらうという。
 

真のトレーダージョージ・ソロスはそんな藤巻氏を見込んでアドバイザーにしたものの、わずか半年で静かに契約を破棄しています。さすがとしかいいようがありません。


さて、その藤巻さん
またまた新刊を出したようです。
同じようなネタを15年続ける無間ナンピンには脱帽いたします。
なお、読んでないのでレビューはつきません。


 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

市場筋の推計で日経平均1銘柄当たり約10万株の買い越しだったようです。
金額は約450億円
先物実勢17,500円近辺に対しSQ値は17,590円強の上値決着となりました。

この需給ギャップの要因は、水曜日に
下落過程でコールを売ったり
戻り過程で コールを売ったり
安心したまま170以上のコールを決済せずに放置したまま

インザマネーコールを残したままSQを迎えた投資家分が市場全体で差し引き2,600枚程度残っていたことになります。

日経新聞朝刊で紹介されていた個人投資家さんもその一人ということになります。


通常、持ち込みされるインザマネーは投資家同士の売り方買い方でだいたい食い合い、その結果SQの現物売買はだいたい食い合うものですが、
このような形で偏った方向だけを投資家が残し、反対側を業者が抱えてSQを迎えるとたまにこういうことが起ります。

あきらかに、自分と同じ方向を抱えた投資家が大勢いそうなときは、SQ決済を避けるのは鉄則です。



 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

NYダウは新値街道をばく進中です。
ドル円も106円台乗せ。

夜間取引序盤戦では、コール・プットの両端盛りで始まりましたが、後半戦ではコール側は失速。
プットの盛りだけを残しました。
ATM近辺はやや剥げ模様。

トランプさんの保護主義的な政策の日本への影響が読みにくく
下値を気にしながら、トランプさんの勢いにおそるおそるついて行くモードといった感じです。


ところで

とりわけ大騒ぎした日本株式市場の、内実はかなり複雑です。
結局下げを1日で全値戻しのゼロサムですから、この中で富の大移動が起こり、悲喜こもごもです。

ありがちなパターンとしては

場中売買する専業・プロ投資家 下げにうまく乗ったものの戻りで踏まされ結局とんとん トホホ
ザラバで売買する逆張り投資家 大勝ち とくにレバ・ダブを使ったスイング系投資家 ウハウハ
ザラバで売買しない兼業現物株投資家 無風無傷 ため息

とくに下げを待っていた投資家は、出動しようと思ったら相場は戻っていたわけですから「相当にがにがしい」思いかも知れません。日銀さんにガードされ続け、ようやくトランプショップかと思ったら、気のせいでした。



 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

世論調査が当てにならない時代となりました。
結局、トランプショックは、「お手並み拝見」に様変わりで、押し目を狙っていた向きとショートカーバーをまみえて全値戻し(見込み)。

クリントンにすんなり決まっていたら、上に行って、そこから売られて結局同じ位置だったかも。

相変わらず開票速報の直撃を受ける日本市場です。

まいど登場する格言

相場は誰もが容易に予想できる水準に誰もがもっとも予想しないルートで到達する

 
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

最近、昔のものから最近のものまで、いろいろな種類のオプション本を読んでおります。
FX本ならたまにヒットが出て地元の書店にも登場しますが、オプション本は大型書店に行かなければ、見つからないという悲しいジャンルです。

還暦を控え、人生の残りのライフワークとして、改めてオプションがなぜ日本でこんなにも浸透しないのかを探り、何かしら出来ないかと思うところであります。

上場、株価指数、ヨーロピアンである日経平均オプションはオプションの中では最もシンプルで、理論的な進化は2,000年前後ちょうど店頭デリバティブが解禁され、手数料が自由化され、ネット取引が始まった頃で終わった用な気がします。最も進んでいると思われる高速MMも、モデルの緻密さよりも日経平均の動きにいかに高速で追随するかで利益を得ているようです。

いたずらにモデルを深掘りするのではなく、市場で売買される価格を継続的な方法で観察し、そこから需給を吸収する当面のボラティリティ構造を推測し、相場環境と合わせて最終判断するという方法に落ち着いたのではないでしょうか。

今後進化があるとすれば、それこそ、数分後の株価を予測するAIが誕生してからかもしれません。あるいは、その過程で新たな知見が発見されるか。

そのような中で、高速売買ができない一般投資家が
相場観に関係なくオプションで(比較的)儲けやすい方法はあるのか?
また、あるのだとしたら
それをかぎりなくマニュアル化しわかりやすく人に教えることが出来るのか?
そして、それを学んだひとが、それを再現することが出来るのか?

わりと大きなテーマです。

儲けるために必要な考え方や、市場を分析するためのコツはあるとは思いますし、それを限りなくマニュアル化することは可能だと思います。板とチックとチャートと建玉しかない先物に較べ、オプションは価格を使った分析が出来る分、有効な方法を表現しやすいのではないかと思います。先物が閃き型の長島なら、オプションはID野球の野村・古田(例えが古くて申し訳ありません)のような感じ。

どう見ても長期的には儲からないだろうなという方法があっさりマニュアル化されているところが、この世界では何ともいえないところではありますが。

 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

日銀は日銀文学を使ってこれまでの失敗を認め、
物価上昇目標には長期的な姿勢で取り組むとしたのが、
前回の検証結果だと思います。

総裁会見では
相変わらず2%達成目標先送りの責任を問うような質問が多く、「空気を読んで欲しい」総裁との間で、かみあわない質問が多かったような気がします。

物価を直接上げようとする政策はうまくいかなかった。

ということにつきるのだと思います。
企業は潤沢な手元資金を持っているし、国民平均全体で見ると金融資産をしこたま持っているから、将来インフレになりますよと、日銀が気合いを入れればお金は回るはずだと天井人達は考えました。そして、それを会合のたびに、おねだりして煽った株式市場。

結局、地べたや、末端の景気認識・将来認識は変わらなかった。

そのことをさして
「長年染みついたデフレマインドはそう簡単にはかわらない」と捨て台詞をいうのは、少し違うのではないでしょうか。

これからは

結果として物価が上がるような政策に地道に取り組んでいくしかない。

ということなのだと思います。

 


 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

日銀会合は無風というのがコンセンサス。

1日古いのですが月曜日のモーサテアンケートでも緩和予想はなんと「ゼロ」
とうとう、おねだり君が消えてしまいました。

キャプチャ


半数以上が来年後半以降と、市場が急変しない限りETFで睨みを利かせて乗り切るつもりだと読んでいるようです。

オプション市場ではわずかなボラ上昇が見られましたが 、これはどちらかというとメール問題で不透明感を増した米国大統領選を意識したものといえそうです。





このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

↑このページのトップヘ