マネックスの株価は、コインチェック買収正式発表後も材料出尽くしにはならず、上昇しております。
また、大手オンライン証券の参戦により認知度の向上が期待でき、仮想通貨投資家は相場の反転の契機になればと考えています。

長雨はやまず

しかしながら、仮想通貨市場全体の流れを変えるには至らず、相変わらずじめじめした下落が続きます。市場の時価総額は26兆円まで低下中です。仮想通貨投資家の10人中9人は4-5月が底と言って歯を食いしばっています。

長雨が続く中、ICOはお構いなしにどんどん行われております。基軸通貨をはじめ、既存のアルトコインがじり貧なので、ICOによる一発狙いは根強い人気です。

よこしまなクラウドファンディング

ICOはクラウドファインディングの特殊な形態です。出資した見返りに証券や借用書や出資証明の代わりにコインを発行するわです。本来クラウドファンディングとは、見返りはあまり期待せずに、ビジネスモデルに賛同し、長期的に支援する気持ちで行うものだったはずです。ところが仮想通貨というものを間に挟むことで、そのコインが流通してプレミアムがつくかもという期待が生まれてしまいました。また、その期待を利用して安易にICOを行う輩も登場しました。そこに、ビジネスモデルを応援したいかどうかよりも、儲かるかどうかだけを優先する投資家が群がるわけです。発行するほうが幻想をばらまき、それに安易に乗る投資家という危うい構図があちこちで急増しているわけです。


換金チャンスが生命線

たとえ、そのコインがやがて流動性がなくなりデジタルごみになったとしても、一時的に換金チャンスさえあれば、大風呂敷を広げた事業者も事業の失敗(たとえ計画的な失敗や詐欺事業であったとしても)を責められることもありません。そもそもなんの価値も権利もないコインを渡しただけで、投資家が勝手に夢を見ただけですから。

最近は、大げさなビジネスモデルにコインを無理やり盛り込んだ観満載のコインがやたら増えた気がします。数ばっかり増えて、いったいどうなのよという感じではあります。なまじ、上場後の値段という幻があるおかげで、ファンとして事業を応援するという原点が失われているのは残念です。

ババ抜き感高まる

ICOを通じて市場にお金は入ってはいるものの、投資家のすそ野はあまり広がっていないので、上場後のババ抜き感はこれまで以上に高まらざるをえません。額面割れICOが続出しそうな予感です。

そんな状況ですから資産何百倍の億り人狙いはもはや夢物語にすぎず、数倍にでもなれば御の字といえるかもしれません。最初から上場の予定もない詐欺コインや額面割れコインが続出する中では、よほど選球眼を高めないと、ただ分散投資しただけではトータルで儲けるのは難しくなったと思います。「爆上げ」、「ガチホ」はもはや死語となったかもしれません。

取引所と上場

ICOに乗り、手早く資金回収するためにはできるだけ早く上場してもらうに限ります。上場といっても株式市場や債券市場のように厳格な運営がされているわけでもなく、空港の為替交換所に毛の生えた程度のところもたくさんあります。

日本は取引所(交換所)の登録制を採用して投資環境を整えようとしておりますが、それ以外の国においては、禁止という措置を除けば、規制はほとんど行われておらず、まだまだゆるゆるです。そんなわけで、怪しげな仮想通貨交換所まで含めると、全世界にすでに10,000を超える取引所や交換業者が存在するそうです。

通貨の数よりはるかに多い取引所があるわけで、底辺取引所に上場するというのは難しものではありません。これからは上場するから値上がりすると短絡的に考えるのではなく、むしろ上場したら換金ニーズに押されいきなり額面割れするケースが増え、その際の売買判断が問われます。ガチホすれば利子が付くといっても、屑になりそうな通貨をもらってもなんだかなと思います。


なんだか最近仮想通貨ネタが多くなってきたので、新しいブログかユーチューブでも作ろうかと思案しております。