九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

カテゴリ: 相場がらみ

激しい下落が続いています。
下値のめどといわれた水準が、次々と破られ、いまだに下げ止まりの兆候は見えません。
今日は、久しぶりの反発とみられましたが、前場の上げを吐き出して安値を更新るところは、やはり張本人の米国市場を見届けず日本市場から反発することは許されない感じです。

リーマンショック級という表現もぼちぼち出始めています。

ところで、リーマンショックという呼び方は日本特有の呼び方で、
海外市場の認識は、サブプライムローンの破綻の流れで起こった金融危機です。

果たして、今回の下げが、サブプライムローンのような爆弾がどこかに隠れているのか?
ムニューシンの対応が、あらぬ憶測を呼び、疑心暗鬼は徐々に広がっています。
トランプ大統領があわてて火消しに走るのもうなずけます。

米国市場のこれまでの落ち着いた動きの反動が、一気に出ているようにも思えます。ヘッジファンドも苦戦が伝えられます。リーマンショック後の緩和マネーに乗った上昇相場では、潤沢な資金がヘッジファンドに集まり、ヘッジファンド同士が似たような銘柄を買いあがることで、市場がかさ上げし、全員が儲かる相場が続いていました。10年分の上げ相場のつけが回ってきたような感もあります。

これが弱気相場に転じたとなると、ヘッジファンド同士の打ち合いによって淘汰が始まり、敗退する資金を吸い上げたファンドだけが勝ち残る厳しい戦いとなります。


ところで

ボラティリティ・インデックスは、VIXと日経VIが逆転しています。VIXの36%に日経VIは昨日今日とどうしても届きません。
これには若干裏があります。
確かに、米国市場のボラティリティは尋常ではありませんが、一方で、日経VIはかなり過少な数字となっています。

まず、年末年始は、日本のほうが休みが3日多いので、その分日経VIは低めに出るという要素があります。

次に、日経VIの計算対象となる1月限と2月限の正規の行使価格が17125までしかあありません。17000円以下にも実際にはとびとびに行使価格は設定されていますが、これらはオンデマンド行使価格といって投資家からの申請によって設定されたものなので、日経VIの計算には含めません。このせいで、日経VIがかなり低めに出る要因となっています。日経VIの割安を不思議に感じる方も多いのではないでしょうか?

現在の環境では17125以下の行使価格にもそれなりの値段がつくはずなので、日経VIは実勢に比べかなり過少な数字となってます。少なくともVIX並みかそれ以上になっています。

ちなみに4月限以降であれば、15250まで正規の行使価格が存在するので、それなりの日経VIにはなっていたはずです。

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久々に注目された日銀会合でした。
銀行株買い・値がさ株売りなど、死語になりつつあった「日銀プレイ」もひさびさに登場していました。

後場になっても会合は終わらず、市場がざわざわし始めたころに、ヘッドラインが流れました。

日銀の用意したものは
「2%の物価目標実現へ強力な緩和を継続」

海外に伝わったヘッドラインは
「日銀政策変更なし」

内容は、日銀文学ともいえるあいかわらずわかりにくい内容で、テキストリーディングのアルゴは海外ヘッドラインに沿って一応上攻めしたようです。

概ね予想の範囲内で、小さく乱高下して小幅高で終わりましたが、内容を好感したというよりはイベント通過で上昇という感じでした。ボラも素直に2%近く低下しました。



日銀文学を読み解くと

これまでの政策は正しく
今後も2%の旗は降ろさず
政策が糞詰まりにならないように柔軟性を増やす

ということのようです。



日経平均が品切れにならないように、日経型の買い入れ比率を縮小しましたが、せめてこのチャンスに日経平均型は辞めればよかったと思うところです。買い入れ額は6兆円に拘らず柔軟に運用するといっておりますが、すでに25兆円。どこまで増やすのかはもちろん日銀文学にありませんでしたし、その後の総裁会見でも煙に巻かれておりました。


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NT倍率がついに13倍超えしました。
2000年4月の30銘柄一斉入れ替えで、日経平均が2,000円あまり押し下げられ、新規採用銘柄は伸びきったところで指数に採用されました。NT倍率は入れ替え前の11.9倍から10.9倍まで1ポイントあまり急落しました。

NT倍率推移
NT2018
  • 2000年銘柄入れ替えで11.92→10.9
  • リマンショックまでの長い間10倍がらみで低迷
  • アベノミクスにのって順調に復調
  • 日銀の買い上げで、日経平均全体が品薄気味に ?


日経平均採用銘柄のウエート上位30銘柄 2018/7/13現在
日経2018

ちなみに2年前は

2016/7/22
日経平均 16627.25
上位10銘柄 33.0%
上位20銘柄 46.9%
上位30銘柄 56.7%


上位10銘柄20銘柄30銘柄のウエートは2年前とほとんど変っておりません。
特定の銘柄群が引っ張っているというよりは

日銀買いで、日経平均採用銘柄全体の下方硬直性が増し、NT底上げの要因の一つになっていそうです。
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FOMCでは、金利についてやや強きの見通しが示されてリスクオフの反応がでました。

続くECB理事会では、明確に資産買い入れ縮小廃止が発表されましたが、一転リスクオンで反応しました。買い入れ縮小および廃止は既定路線であり、むしろ再投資が継続され、金利の引き上げの先送りが示されたことで安心観が戻ってきました。

欧米は、インフレ目標の達成にめどがたち、ほどよい適温経済を維持できそうな雰囲気が漂います。

金融政策会合ラストバッター日銀の登場

お金の元をどんどん市場に注入しても、株や不動産市場に回るだけであります。
インフレ目標の達成には全くめどが立っていません。

何が欧米と違うのか?
国債買い入れとETF買い入れを続ければ、本当にインフレ目標は達成できるのか?

いまだに永遠の謎です。
原油が下がっているときは原油相場のせい?
原油相場が回復したあとは染みついたデフレマインドのせい?

会合では「量が足りないのだ」という意見がそろそろ出てきそうな予感。。。


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米国金利上昇、FRB議長後退を契機とした世界的株安で、年初の楽観ムードに冷や水をかぶせられました。


自動取引やAI、アルゴが下げを加速させたといわれておりますが、これは手段を原因とする説明にすぎません。

よくよく考えると
自動取引やAI、アルゴはコンピューターを使った機械的な執行手段にすぎず、運用者がそこにどういう「投資哲学」や「売買ルール」を埋め込むかということが根っこの背景であり、こうした運用方法にどれだけ資金が集まっているかが問題の本質です。

人間トレーダーだと、躊躇して思いとどまる場面でも、ロボットたちは情け容赦なく、値動きに反応して忠実に注文を出します。

まず、これまでの世界的な大量のマネー供給の中で、順張りやトレンドに機械的に乗る投資家の影響力がかつてないほど高まっていることがあります。最近不調が続いたHFも、米国株に集中投資したおかげで2017年はかなりパフォーマンスがよかったらしいです。

VIXなどのボラティリティの低位安定にかけ安定収入をこつこつ拾う「せこい」仕組商品や、ETF、ETFもかなり広がっていました。これらの投資家はボラティリティの急上昇で、長年にわたって積み上げた安定収益を一発で吐き出してしまいました。長期的には結局つじつまはあうわけです。こうした投資家はオプションを継続的に売っているのと同じポジションを抱えているわけで、損失を少しでも回避しようとすれば、にわか順張り投資家にならざるをえません。

VIXなどの水準で株の持ち高を調整するリスクパリティ型の運用もボラティリティの上昇に従って株を売らざるをえません。あまりいいパフォーマンスは出そうな気がしませんが、もの好きな投資家に一定の人気はあるようです。

こうした順ばり張投資家の動きに小口投資家が対抗するには、短期の流れに機動的に乗るか、ほどほどのレバレッジでのんびりいくかぐらいの方法しかなさそうです。



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容赦ないドル安が進んでいます。

日米金利差の拡大を期待してドル円上昇に賭ける投機筋の尻に火が付き始めています。
また、ドル円上昇を予想する為替ストラテジストはドル円上昇シナリオを持ち続けられるのでしょうか。
現状最大のリスクとされる北朝鮮問題が要因でないだけに、このドル円水準の切り下げは不気味観満載です。

黒田総裁が、出口戦略を全否定して一瞬ドル円上昇に向かったのもつかのま、皮肉なことにそこを起点に急激なドル安がすすんでしまいました。
ちょっと前のドル円下落は、日銀買いオペのわずかな減額がきっかけでした。
結局、ドル円が下落するなら、多少でも出口戦略をにおわせておいたほうが、カードが増える分だけよかったかもしれません。
さらにタイミングよく(悪く?)、アメリカはドル安賛成なんだよねと思われる挙動が追い打ちをかけています。通貨安競争2周目に入るアメリカの本音なのでしょう。


黒田総裁が言うように
最近のドル円の下落は
出口戦略に向かうと思われるユーロに引っ張られている面があることには異論はありません。

出口戦略に向かうと見なされたユーロはすでに安値から2割以上上昇しています。この状況を見るにつけ、任期を控えた黒田総裁が出口戦略を口に出せるはずはないのでしょう。しかし、ETF6兆円の購入をあと5年も続ければ、日本は藤巻氏がいうように立派な「社会主義国家」です。。。日銀の保有株をそのまま金庫にしまい永遠に鍵をかけてしまうのか、それとも「民営化」と称して再売出しするのか、また、その時の日経平均は10万円ぐらいになっているのか、予想もつきません。

先頭ランナーであるFRBは、2013年5月にバーナンキが緩和縮小を口走って一時的なショックをよんだものの、それから5年にわたる丁寧な手順でようやく正常化に道筋をつけました。黒田総裁が続投するにせよ、次の5年は次から次へ難題が待ち構え、現状維持を繰り返した最近とは違って激務に直面せざるをえないでしょう。

これまでに
信用緩和とか、質的量的緩和とか、異次元緩和、とかイールドカーブコントロールとか、いろいろな名前をつけた非伝統的金融政策が登場してきました。従来の伝統的金融政策は、在庫や設備投資循環の波をアシストする脇役にすぎなかったのですが、これらの非伝統的金融政策は中央銀行が直接前面に出てリスク資産のかさ上げと通貨安を起こして、そこからの景気刺激効果を狙うものでした。

リスク資産のかさ上げは大成功しました。あふれたマネーが行き場を失ってリスク資産に流れ込み、世界的な株高を誘引しました。

また、通貨安を日米欧で持ち回りすることで、グローバル市場で競争する企業の価格競争力を生みました。

日米欧の非伝統的金融緩和は、目に見える範囲では、いまのところいい面ばかりがでています。
正常化に向かうかに見える非伝統的金融政策は2巡目に入り、これまでの阿吽の呼吸が乱れ泥沼化しそうな予感がします。


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賛成8反対1
満場一致の予定のところへ、反対票が一票投じられた。

先物はほとんど反応しなかったけど、為替は「なんじゃ???」と瞬間的に短いながら上ひげと下ひげを付ける。

ようやく万年野党の2人の議員が退任して、久方ぶりの円満な会合かと思いきや

バリバリりふれ派の片岡議員が反旗を翻したのでありました。

2%の見通しも甘いし
本気で2%を達成するつもりならもっと緩和すべし

ごもっとも
おっしゃるとおり

2%の看板は出しておきながら、ステルステーパリングでしのぐ「大人の作戦」は
血の気のある若い衆の謀反で
議事は騒然??????
現状維持にもかかわらず終了は12時15分。

「やりまくれば2%は達成できるのだろうけれど、代償が大きすぎるから大人の対応をしているのに、はいったばかりの新入りが調和を乱すんではない」と、たしなめられたとかないとか。




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日経平均が19,500円を割ってから、日経平均の下落に合わせ、ATMボラはジリ高となってます。
一方で、アウトのプットは外へ行くほど元気がなく、ボラでみた上昇はATMに比べ限定的となっております。

極端なプット割高状態であったところに、実際に日経平均が下落してきたことで、プットの割高状態がすこしずつ収まってきている状況です。ただし、10月限はまだ異常レベルです。

ヘッジでプットを買っても、行使価格や限月の選び方によっては全く役に立たないということがおこります。とくに、プットが割高な場合は注意が必要です。1回目の日経平均の下落でプットを買った投資家は日経平均が安値を更新しながらも、現時点では相当な損失となっています。

今のところ、米朝の駆け引きで核を巡る動きがどうなるのか?が最大の懸念、不透明要因で、トランプ政権の混乱による米株の下落は、想定内の懸念という感じです。プットが爆発する可能性はまだまだ残っているので、いろいろな楽しみ方ができそうです。
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7月上旬にETF(上場投信)の分配が行なわれます。
今年は、上場投信が日銀のETF買い入れで巨大になっているので、配当金捻出のために例年より多い約3,000億円の売りが出ると、騒いでおりました。ブルンバーグ2017/7/5


そもそも、ETFの配当原資は、配当金から出さなければいけないはずなので、「おかしな話」だとは思っておりましたが、あまりにも多くの人がこれを話題にするので、上げておきます。

ETFは、3末や9末に配当権利が確定するとそれを「未収配当金」としてファンドの中に計上します。
現物株は配当落ちしますが、ETFのNAV(基準価格)は「未収配当金」を計上するので、配当落ちしません。これを貯めておいて7月上旬に分配する仕組みです。現物を売る必要もないし、ETFは売買益から分配してはいかんのです。

ブルンバーグは投信会社の担当者の話を以下のように引用して

野村アセットの渡部昭裕商品企画部長は、分配金の捻出には「一般的には決算日に合わせて投資している株など有価証券をキャッシュ化できるよう売却することが多い」と話した。

ETFから3,000億円の売りが出る裏付けとしたようです。
これは、一般的な投信のお話です。

というわけで先週までの需給悪を通過したので、今週は反発したという説明はまったく意味がないわけですね。

もちろんアクティブファンドであれば、権利が発生した時点で配当分の先物を買って、分配にあわせて先物や現物を売却するなんてこともできるわけですが、ETFはそんな芸当は約款上できないはずです。

投信会社のひともETFとは言っていません。よくある「切り取り報道」のたぐいでしょう。


2017/7/15追記

日興アセットはETFの中身を開示しているとのコメントいただきました。
それによると、確かに

配当権利発生
配当未収金計上
未収金分を先物ヘッジ
配当金受領未収金回収+先物ヘッジハズし
分配金支払い

という流れになっているようです。
ただし、先物ヘッジはずしは分配金支払いのためではなく、あくまでも配当金未収期間におけるトラッキングエラー回避という点がややこしいところです。ただし、もし分配しなくてもいいのなら、先物を売った分同時に現物を買うので、早い話が先物の売りは分配金捻出のためともいえます。

大変失礼いたしました。
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夜間や先物では20,000円に届きましたが、現物はあと一息届かず。

ここにきて個人投資家の戻り売り圧力は、レバETFやダブETFにはっきりと現れております。
1,700円あまりの上昇過程で、ファンド自体はリバランスで買い上がっているのですが、
それを上回る個人の売り圧力で、差し引きETFがらみの需給は完全に売り方向。

個人投資家がレバを売ってダブを買う動きはとまりません。
レバの口数は減り続け、ダブの口数は日々増え続けております。

振り返ってみると、レバETFが急増したのは、2015年8月に20,000円 割れてからの暴落過程でした。
個人がひたすら買いまくりレバ型がみるみるうちに「1兆円ファンド」になったのでありました。 あまりにもサイズがでかくなり、下がれば売るファンドのリバランス売りで買い手である個人投資家が苦しめられた記憶が生々しいところであります。大手投信もたまらず新規設定停止せざるを得ない騒動までありました。

今はなんと3分の1以下の3,000億円です。

あわせてリンク債の早期償還の指値売りも控えております。これも根っこは個人投資家。

一方、日銀さんは4/17以来出番なし。こちらは下がれば買い。 

かくして上がれば売る下がれば買うひとたちがいっぱいで、ボラはへしゃげるぐらい低水準です。 
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インバーズ


4/10(月)日経インバース 純資産 1,264億円→664億円 ▲600億円
先週末の申し込み月曜の基準価格による、現金による決済受け渡しがあったようです。

インバース型はレバレッジがかかっていませんが、純資産がゼロ以下にならないように先物の順張りで運用されています。

レバレッジがかかるダブよりも人気がなく、昨年は資産残高は300億円程度で安定していましたが、
 年末から1月末にかけて純資産残高は急増しました。ピークは3/1の1,411億円です。
なんとなく人気化したというよりは、特定の投資家がコツコツ買ったように見えます。

コスト的には利食いで手仕舞ったようにみえます。 
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全世界が注目したトランプ大統領演説。
とんでもない暴言が飛び出すかと思いきや、
そこには、青いストライプのネクタイを締め
プロンプターを読み上げる
普通のおっさんの姿がありました。

不透明感を嫌ったり
暴言に警戒して手控えていた投資家達は肩すかしを食らって、株式相場は大幅上昇。
日経平均も上がりはしましたが
終わってみると、
相変わらずのレンジの範囲内。
水準的には予想できたけど、そこまでのパターンはなかなか予想できなかった投資家は多かったのではないでしょうか。

会見直前には、FRB理事達が突然3月利上げをにおわせ始め、
週末のイエレンもそれを追認する発言。

どうせ首になるなら早めに上げてしまえ?とコンセンサスができたかのようであります。

ボラティリティは会見前までわずかに上昇したものの、会見後はイベント通過で再び下落。
日経VIは17%割れを再び伺う展開となりました。

相変わらず、低空飛行を続ける日経VIですが、
月曜からは4月限と5月限による計算に限月交代。

日経VI先物3月限(3/15SQ)は17%台
日経VI先物4月限(4/12SQ)は24%台

この格差がどう収束していくのか見物であります。
5月にかけての仏大統領選挙で波乱を予見するVI先物市場ですが、最近は少し出来高も少し増えつつあるようで、果たして。。。

 
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先週は日銀の国債買い入れに変化球があり、債券市場は微妙な反応を見せましたが
株式市場にはほとんど影響なし。

日銀会合を控えても、日銀に関心のなさそうな株式市場であります。
ETF購入も最近は空気みたいな存在だし。

ドル円もトランプさんのツイッターの方が 気になるようですし。


金融政策の限界がささやかれるなか
最近静かに広がるとどめの一撃

シムズの「物価水準の財政理論」

浜田教授も目から鱗が落ちたというその理論。

リフレ派理論と同様に、期待に働きかけるルートが必要なものの

財政赤字をインフレで解消するという本音丸出しの理屈なので、
こちらの方が圧倒的に2%インフレの実現確率は高そうです。

その際に、日銀は、むしろインフレ抑制のほうに動かなければいけないということでもあります。

日銀がいつ、どのようにスタンスを変えてくるのか?
ETF買い入れ減額は、タイミング良く大手証券が観測気球を上げてくれました。
まずは今回の会合に注目です。






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今回はわりと環境がいい中での会合とあって、やや落ち着いた会見でした。
ECBは先の会合で、出口向かって余韻を残しましたが、
日銀はまだその段階にないということで今回は押し通しました。
ドル円は、多少出口への言及があることを少し警戒していたのか、発表後、会見後、円下落で反応しました。

長期金利0%程度の目標について
1%
0.1%と
2回言い間違えたのは、興味深いですね。

最初は、しばらくしてから、裏方から紙が差し入れられ、訂正。
2回目は、その場で気づいてすぐ訂正。

0%程度というのは特定の水準を意味するのではないと改めて強調されましたが、
0.1%というのは明らかに意識しているようですね。 
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大統領選を巡る下落で、レバの買い下がりダブの決済売りで望んだ国内連合は、今週に入り一転
レバ売り上がり、ダブ買い下がりで徹底抗戦の模様です。

レバは、口数ベースでは最近の底を更新して減少 昨日現在 残高金額では 4,400億円
ダブは、口数ベースでは過去最高に再接近 昨日現在 残高金額では 960億円

レバダブ合わせて1兆円を超えていたときに比べ残高金額は約半分となりました。



 
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NYダウは新値街道をばく進中です。
ドル円も106円台乗せ。

夜間取引序盤戦では、コール・プットの両端盛りで始まりましたが、後半戦ではコール側は失速。
プットの盛りだけを残しました。
ATM近辺はやや剥げ模様。

トランプさんの保護主義的な政策の日本への影響が読みにくく
下値を気にしながら、トランプさんの勢いにおそるおそるついて行くモードといった感じです。


ところで

とりわけ大騒ぎした日本株式市場の、内実はかなり複雑です。
結局下げを1日で全値戻しのゼロサムですから、この中で富の大移動が起こり、悲喜こもごもです。

ありがちなパターンとしては

場中売買する専業・プロ投資家 下げにうまく乗ったものの戻りで踏まされ結局とんとん トホホ
ザラバで売買する逆張り投資家 大勝ち とくにレバ・ダブを使ったスイング系投資家 ウハウハ
ザラバで売買しない兼業現物株投資家 無風無傷 ため息

とくに下げを待っていた投資家は、出動しようと思ったら相場は戻っていたわけですから「相当にがにがしい」思いかも知れません。日銀さんにガードされ続け、ようやくトランプショップかと思ったら、気のせいでした。



 


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世論調査が当てにならない時代となりました。
結局、トランプショックは、「お手並み拝見」に様変わりで、押し目を狙っていた向きとショートカーバーをまみえて全値戻し(見込み)。

クリントンにすんなり決まっていたら、上に行って、そこから売られて結局同じ位置だったかも。

相変わらず開票速報の直撃を受ける日本市場です。

まいど登場する格言

相場は誰もが容易に予想できる水準に誰もがもっとも予想しないルートで到達する

 
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日銀会合は無風というのがコンセンサス。

1日古いのですが月曜日のモーサテアンケートでも緩和予想はなんと「ゼロ」
とうとう、おねだり君が消えてしまいました。

キャプチャ


半数以上が来年後半以降と、市場が急変しない限りETFで睨みを利かせて乗り切るつもりだと読んでいるようです。

オプション市場ではわずかなボラ上昇が見られましたが 、これはどちらかというとメール問題で不透明感を増した米国大統領選を意識したものといえそうです。





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10月に入って日銀砲は発動されず、日銀ETFが話題になることも少なくなりました。
発動基準に対する関心もさすがに薄れてしまったようです。

その一方、じわりレバETFの残高が減り、ダブETFの残高が増加中であります。

レバの残高は5000億円を割れてしまい引けにかけてのリバランスの影響力はピーク時に比べ半減しましたが、ダブがじわり増加中。残高は過去最高水準の1,000億円に接近中。

個人投資家の皆様が17,000円接近過程でせっせとレバを決済し、ダブをお買い上げになる需給が最近の残高変化を起こしていると思われます。弱気全開中です。

月初から10/13までのレバ・ダブの需給による先物売りは合計12000枚超え

レバ1570
残高  5,250億円→4505億円 保有先物 62809枚→53670枚 ▲9139枚

ダブ1357
残高  665億円→929億円 保有先物 -7959枚→-11064枚 ▲3104枚

それにしても、レバダブ合わせて12,000枚の先物売り需給は、出来高閑散のなか相場の頭を押さえます。 
日銀さんに懲らしめてもらうしかないようです。







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2大金融イベント通過。

官僚言葉をならべた説明でケムにまく一方で、説明用資料だけは目線の低い日銀に較べ

FOMCのほうは、予定通り、限りなく無風でわかりやすい。

うまくいかない政策は、優秀な官僚によってどんどん新しい名前が付けられ、仕組みは複雑怪奇になる典型的なパターンでございましょう。


ボラは日銀通過で3%くらい低下。
FOMC通過分は休日もあり残存日数の関係でボラで語るのは難しいが、ATMストラドルは日銀後から約10円程度減少。HVに較べてまだかなり高く、警戒感は残す。

ETFの買い入れはとりあえず日経型が大幅減になって少しはましになったものの、本質的な問題は残したまま。

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9/7(水)から9/15(木)にかけて7営業日中6営業日日銀砲が発動されましたが、最大の残高を持つ1321日経の残高が全く増えておりません。 

基準日 基準価額(円) 純資産総額(億円) 発行済み株数
2016年9月8日 173123 34181.5 197,440,548
2016年9月9日 172578 33985.7 196,929,504
2016年9月12日 172652 33859.2 196,112,411
2016年9月13日 169666 33317.2 196,369,337
2016年9月14日 170237 33429.2 196,368,592
2016年9月15日 169067 33199.6 196,369,487
2016年9月16日 166940 32781.8 196,368,755
2016年9月20日 168099 32975.1 196,164,760
2016年9月21日 167819 32920.1 196,164,320

この間TOPIX型は日銀買い入れ額を上回るペースで順調に残高を増やしています。


買い入れが行なわれているのに残高が増えない
 

ちょっとへんだなあと思って経過観察してはおりました。そのうちまとまって設定されるだろうと。でもその気配はありません。
1321については、1回あたり株数で100万株程度(約170億円)日銀がお買い上げされているはずですが、発行済み株数は増えず、値下がり分もあり純資産総額は減っています。

(1) 事前に組成してある在庫を渡している。
(2) 借り株でしのいでいる。
(3) 1321は1日50億円ぐらい市場取引があるので、コツコツ場で買って渡している。

の3つを駆使して対応証券会社はしのいでいると思われます。


日経型の買い入れを減らす? 前兆なのか?

この話がにわかに現実味を帯び、提灯筋が会合前にあわててファーストリテーリングを投げているようですが 今回の総括で日銀が果たしてそこまで踏み込むでしょうか?
証券会社の方も、もし買い入れが減るなら、会合までは無理して組成せずしのげるだけしのいでみるという方針なのでしょうか?

そもそも、買い入れの内訳は宣言も公表もしてないわけですから、買い入れマニュアルを書き換えるだけで対応できるはずですが、会合でマニュアルを変える合意は必要なのかも知れません。

 
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金額ベースで裁定残はネット売超となりました。
売り裁定残 4627億800万円
買い裁定残 3326億2800万円 

3兆円が裁定残の警戒ゾーンで1兆円は 安全ゾーンと何となく思われていたようですが、
ようやく、裁定残の水準自体にたいした意味がないことが証明されたのではないでしょうか。

日本市場においては、先物が割高になることが多く、その結果裁定残は「あることが当たり前」のように勘違いされてきました。 裁定残の水準だけををネタにした解説も多くなされてきました。

裁定残は、参加者が違う先物市場と現物市場の需給の差の結果として生まれるものですから、需給の差を生む要因や背景の考察抜きに、残の水準自体を取り上げても意味がないことはいうまでもありません。
経験則では3兆円で相場はピークをつけることが多かったとしても、それはたまたまにしかすぎません。
現物と違って先物は無限に売買出来ますから、結果として需給が偏り裁定残が10兆円になることだってあるわけですし、またマイナス10兆円にだってなることもありうるのです。

残がマイナスということ自体驚くに値しない

日本市場ではこれまで、なぜか先物を買う人の人が売る人のほうが多かっただけにすぎません。
先物は買うのが当たり前の商品ではありません。もうしろ、普通はヘッジとして売る人の方が多い商品です。
マザーズ先物は、開始早々売りたい人の方が多く、むしろこれが普通の状態です。
マザーズは借り株がなかなか大変なので 裁定が難しく、流動性がなかなか確保出来ません。


なぜこれまで先物の買い方が多かったのか

これはいろいろな状況があります。
先物が上場して、1年後にバブルがはじけその後は長い下げ相場が続きましたが、なぜか裁定残はほとんどプラスでした。長い下げ相場にもかかわらず、先物の買い方が圧倒的に多かった理由は

  • 現物が固定手数料で、インデクス売買のコストが高かった
  • インックスを売買する仕組みがなく、一発で売買出来る先物のニーズが大きかった

の2つです。このころは金利が高かったこともあり、先物が現物指数より500円以上高く売買されるのは普通でありました。インデックスファンドが割高な先物を購入しても十分合理的でした。
 
手数料の制約もインデックス売買の制約も今はありません。機関投資家が、売買するコストは現物バスケットでも先物でもほとんど変わりません。


ではなぜ先物を買う 

日本株とドル円の相関が強く、株高ドル安環境で日本株に投資するには先物が有利だから外国人が好んで使う のであります。ドル円の影響を避け、日本株のパフォーマンスだけが欲しければ、CMEのドル建て日経平均先物が最適なのですが、大取の日経平均でも、現物株を買うよりはドル円の影響を排除出来ます。

つまり 

外国人が総体として日本市場から撤退したというのが大きい原因だと考えられます。
日本株が割高だと考える主体が増えれば増えるだけ、先物の需給は改善せず、裁定残の「深掘り」が続くことになります。

日銀ETFは直接は裁定残とは関係ない
日銀がETFを買っているから裁定残が減ってるという理解はあまり正しくありません
 
 
裁定残が存在すると証券会社は現物をあらかじめETFと交換しておけばリスクなしで対応が完結するだけです。日銀がETFを買いに来れば、証券会社は先物を買い戻すので、先物市場には買い方として登場します。
裁定残がないと証券会社が日銀対応に苦労するだけで、裁定残の水準への影響はニュートラルです。
しかし、日銀買いが指数の水準を割り高にしているという「期待に働きかけ」が起れば先物を売るという投資行動を選択する人が増え、その結果先物需給が悪化して、裁定残のマイナスが深掘りされることはあります。 
ということで、日銀ETFは直接関係ないが、間接的に関係あるかもしれないというびみょーな関係です。

裁定残がマイナスだから陰の極、ショートカバーが入りやすい

かどうかは何ともいえません。外国人投資家が買い方として戻って来なければこの状況は続くでしょう。 
そもそも、裁定残の水準と、先物を短期的に売り買いする相場観は何ら関係ない物です。



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ここ6日間で5日、3600億円あまりお買い上げです。
予想された買いが予想通り入っても、市場はそれを予想して動いているのであんまり反応しない ということでしょう。ましてや間に入る証券会社がいつ買っているかは不明なわけですから。
それでも、一定の下支え効果は出ていると考えるべきなのでしょう。

発動水準についてもいろいろ憶測が飛び交いますが、 単純に一定水準固定で決めているようではなさそうです。
HV(ヒストリカルボラティリティ)を使って、年間予想発動回数を計算して発動水準を微妙に動かしているかもしれません。つまり、ボラが下がれば、下落率が少なくても発動。

何らかの式を使っていることは 間違いありませんから、これこそAIにぶち込めばばすぐに推定式は出て来るハズではありますが......。もっとも、ばかばかしくてAIが出るほどでもないかも知れませんね。
 
ところで
1306と1321の2銘柄の設定状況しかモニターしていませんが、
1306TOPIXはときおり大量に設定がされており、その分が順調に日銀に渡っていると思われますが
1321日経はここのところほとんど設定が行なわれていません。

また、発動するはずのレベルで発動停止になることが起るやも知れません。
まあ、そうなったとしても「馬群」ではありますが.....。


注:
馬群 レース中に一群となって走る馬の群れ。
馬群に沈む 勝負に絡めず、平凡以下の成績に終わること。

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最近徐々に露出が目立ってきた白井さん。
マイナス金利導入に反対票を投じたことで注目を浴び、退任後、民間での立ち位置がどうやら定まったようです。
最初は、遠慮深かった発言が次第に明瞭になってきました。

白井さゆり氏、日銀検証「低成長の分析必要」

――7月に決めた上場投資信託(ETF)買い増しはどう評価しますか。

「必要なかった。追加緩和期待が強まるなかで、何か行動が必要だと思ったのだろう。マイナス金利の深掘りと資産買い入れ拡大ではどちらもイールドカーブ全体の押し下げにつながるので、金利と直接関係のない政策を打とうとなったのではないか」 

「追加緩和の催促相場になるのは日銀の情報発信が原因だ。日銀が『物価2%は17年度中に達成できる』『見通しに疑念が生じればちゅうちょなく追加緩和をする』『3次元でまだまだ追加緩和の余地がある』と言っている限り、市場にその本気度を試されてしまう。日銀としては国民や企業の立場を理解して、現実路線にもどって金融緩和のやり方を見直した方がいい」 

こんなに歯切れのいい人でしたっけ???
業界がおねだりするのは日銀のせいだなんて......。 
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ようやく発動。
発動基準が変わったかどうかは不明。
ただ、発動してもインパクトがない理由は

証券会社が、発動がない日に現物株を少しづつ買い集め
事前に運用会社に持ち込み
裸でETFを在庫していた。
と考えるとしっくりきます。

なぜ裸で買うかというと、ETFが間に合わないからでしょう。証券会社にはリスクがありますが、いろいろある中では正々堂々とした対応方法です。


これまでのように

発動→証券会社による先物買戻し
といかない日があるので、

日銀砲が発動しているのに下落
日銀砲が発動してないけど上昇


という展開を交えながら、市場は徐々に均されて(慣らされて)いくのでしょう。



 
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すでに日銀は買い入れ対象となるETFの7割を保有していますから、市場で買い付けるにしても限界があります。
誰かが日銀様お買い上げ用にETFを組成する必要があります。

昨年までのように先物が割高な状態なら、証券会社は毎日少しずつ

TOPIXの現物買い TOPIXの先物売り
日経225の現物買い 日経225の先物売り

で裁定残を積み上げて、それを運用会社に持ち込んでETFの買い先物のヘッジ売りに交換して、日銀からの指名に対応すればよかったわけです。

ところが、先物の買い手が激減している現在、なかなか裁定残は組めません。
ということで裁定残をETFと交換する形で在庫を用意することができなくなりました。

したがって、日銀の買いに対応する証券会社はETFをやりくりするのにてんてこまいです。

 ここに買い入れ額倍増が出てきたわけですから、現場は悲鳴を上げていますが、箝口令がしかれているのかその悲鳴は表面化していません。

なんとか6兆円の買い入れを可能にするにはいくつか方法があります。いずれにせよ、現物株のパッケージを誰かがまとめてETFに作り替えなければなりません。


(1) 日銀が直接先物を買う 実現度 NA

(2) 日銀が市場からETFを買う 実現度 10%
 そもそも買い入れ対象ETFは約4兆円しか存在しないし、流動性も不足。

(3) 証券会社が相場が下げた日に日銀買い入れとは別に現物バスケットを買いETFを組成して裸で持つ。日銀に指名されるまでは抱えておいてリスクを取る。

実現度 10-50%

(4) GPIFの保有株を拠出させ、ETFと交換する。 証券会社は当面GPIFから借り株してしのぐ

実現度 0-50%

(5) 同様に機関投資家の保有株を拠出させ、ETFと交換する。 証券会社は当面機関投資家から借り株してしのぐ

実現度 20-80%

(6) レバETFを買い入れ対象に加える NA



 まとめ

日銀が金融緩和と称してETFを買う功罪はさておいて、それ以前に技術的な問題が大きく立ちはだかります。

ETFの貸借料がそれなりに上昇すれば(5)のシナリオが最も現実的でしょう。というまでもなく、すでにこういうオペレーションを余儀なくされている証券会社はいるはずです。
日銀の指名を受けた証券会社は後場先物を買い借りてきたETFを日銀に引き渡す。証券会社には先物買いETF売りのポジションが積み上がっていく。借り株料がかかるため、何兆円に耐えられるハズはなくすぐに限界が来そう。

(3) は証券会社が腹を決めれば実行できますが、これは経営者の判断次第。うまくやれば儲かる?銀行系証券ならやるとこころはありそうな気がします。
 
日銀が直接先物やレバETFを買えば、簡単ではありますが、これはさすがにNAとしました。

いずれにせよETFの問題点を事前に伝えなかった証券会社の自業自得ですね。証券会社に何とかしてもらうしかありません。
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買い入れ対象ETF残高の半分を占める大手運用会社ETFの発行済み株数の推移。
日銀買い入れペースにしたがってきれいに同じペースで増加しています。
昨日現在 金額ベースでは TOPIX型2兆8,000億円 日経225型3兆2,000億円です。
ETF

ETF6兆円の買い入れを机上で決めたのはいいのですが、いろいろ実務的な問題があります。

(1)証券会社の在庫と買い入れ方法の問題

これは一度説明(日銀ETFに立ちはだかる関門)していますので、簡単に復習すると、VWAPで立ち会い外取引に対応できる在庫が枯渇しているという問題です。これは、買い入れ方法を変更すれば表面的には克服できる問題です。
たとえば、市場で直接買うとか。

(2)流動性の問題

ところが、レバETFと違い、日銀の買い入れ対象のETFは約13兆円の7割は日銀がすでにお買い上げです。
ざっくり
買い入れ対象ETF 13兆円
うち国内大手運用会社発行分6兆円
日銀保有 9兆円


買い入れ対象ETF1日総売買代金 200-300億円

このような状態で市場から数百億も買えるのか?

 (3)日経型には限界

TOPIXは加重平均ですから年間6兆円買おうがそれ自体は全く問題ないでしょうが、日経225は等株(旧額面換算)一律に買う必要があります。この辺の細かい分析はそのうち出て来るでしょうから、そちらにおまかせしますが、日経型を半分の3兆円ペースで買うことは無理・無謀でしょう。 必然的にTOPIXのウエートを上げざるをえないでしょう。しかし、TOPIX型の流動性は数十億円です。


上げ賛成はいいのですが、この始末一体株式業界はどうするつもりかな。 
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今回の黒田総裁には、前回何度か見られた厳しい表情はあまり見られず、割と落ち着きを感じました。
記者からの鋭い質問がなかったせいかもしれませんが、概ね良かったのではないでしょうか。


2%の目標の旗を降ろさず
このまま政策を続けるとも続けないともわからないように、受け流すことが残された手段の中では一番良いのではないかと思います。

いずれ、どこかで無理なツケがクラッシュすることは間違いないでしょうが、ガスを貯めれば貯めるほど被害が大きくなるだけで、今回少しガスが抜けただけでもよしとすべしでは。


 
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昨日の引けでレバETFの純資産が約400億円増加。値上がりリバランス分を除くと、300億円程度の新規設定があった模様です。

申請は14日(火) ですから、火曜日の前場に16,000割れしたあたりから、投資家の買い下がりで、レバETFが少し割高気味に推移した結果、レバETF売り先物買いが入ったようです。

一時に比べ、レバのパワーが落ちてはいますが、相変わらず水準観からレバETFの買いに向かう投資家はいるようです。 
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チャートからは煮詰まり観が指摘され
イベント的には、FOMC、日銀会合、英国国民投票と密度の濃いものが控える。
SQに関しては6月9月のスプレッドは-45円程度とやや9月が買い優勢で、大幅の売り越しはなさそうな感じ。
現物市場は様子見姿勢が続く。

ただ、予想されるイベントに関しては警戒感がボラにそれなりに織り込まれており、日経VIは準戦時モードが続く。
HVは最近の少ない値動きを反映して、15%迄低下。
備えるには、買いにくいボラだし、売るのも勇気がいる。

消去法で端っこ売りの誘惑に負けやすい相場ではあるが...。

 
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キタ━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)人(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━!! 

財政出動20兆円を提言。

(゜ロ゜) 


ヘリコプターマネーついにその正体を現す。

消費増税は実施した上で20兆円。

抑圧された低金利下では、ただ同然のお金ということか 。
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現在のドル円の水準は日米双方にとってぎりぎりの妥協できる水準なようです。
米国の執拗なドル円についての牽制発言に、日本は懸命に抵抗を試みる。


企業の想定レートが110円あたりまで下がってきたことから、出来れば110円以上希望の日本。105円以下は受け入れられない。

米国は100円ぐらいが希望で、105-110円なら許すが、110円以上は許さない。
なんとなくそのような感じ。

日経平均はドル円の動きに過剰すぎるぐらい敏感に反応。
G20、6月FOMC、6月日銀会合を睨み、 このまま妥協のゾーンで済まないのだろう。
はたして、どちらに軍配が上がるのか? 

ますます、ドル円に過剰な反応が続き、ボラは下がりにくそう。
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注目の日銀イベントは、政策変更なし。

マーケットは織り込んでいた分以上をはき出して、下値不安を残しながらGWへ突入。

N225プレーでは、

レバを売り上がってダブを買い下がった個人の勝ち。
勝負を賭けたHFの負けで落着。

日銀はここのところ、政策出しても出さなくても 負けるパターンが増えてきた。

しかし、舞台裏では相当のやりとり、駆け引き、交渉があったと思われる。

次回はきっともっと荒れそうだ。
 
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日銀黒田総裁は意外性を好むといわれるが、果たしてそうだろうか?

意外性で短期筋は大きく振り回されるが、あくまでも短期筋の話。

基本的には相場は政策を長期的に評価して落ち着くところに落ち着くものだと思う。

短期筋が作り出した水準に基づいて、
長期的な投資家が見方を変え、
相場が定着して、経済の方向が変わることもありうるとは思う。

しかし、それは「長期的に政策が総合的に効く」という長期投資家と経済主体の判断があってこそだと思う。

マイナス金利についてはともかく
ETFの増額は市場にとって長期的には筋の悪い政策だと思う。

これまでの大型バズーカは結果的に意外性を伴っていたけど、
それは、厳しい選択肢の中で毎回ぎりぎりの選択を決断をしてきたからだと思う。
意外性を狙うほど日銀に余裕があるようには思えないが...。



 
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日経平均に逆連動する1571インバース型ETF

レバレッジはかかっていませんが、日経平均が1%上がれば純資産の1%相当の先物を買い戻し、1%下がれば1%相当の先物売りを行なう運用です。

1%の動きに対して2%の売買を行なうレバETFやダブETFに較べれば破壊力は半分ですが、相場の変動を引けにかけて増幅させる「おばか三兄弟」の一味であることにはちがいありません。


金曜日の残高報告によると370億円から130億円に大幅減少。
残高は激動が続いたこの半年のあいだ400億円の手前でわずかに増減するだけでした。
1日の売買代金は10億円程度。

INV
inver


前日の木曜日に指定証券会社から運用会社へ大口の解約請求があったようです。昨年暮れに一時新規設定が停止され日経平均との連動性がやや薄れましたが、12月上旬に新規設定を再開してからは、おおむね理論価格通りに動いていました。



裁定業者に解約額相当の残がたまるような値動きは生じておらず、裁定業者がたまった残高を一気に解約したという可能性は低そうです。

投資家の大口売り(地銀?利食い?やれやれ?)を市場外で受けた指定証券会社が解約請求したと考えた方が良さそうです。木曜日に円高進行の割に日経平均の値持ちがよかったのは、投資家のインバース決済売り、それを受ける証券会社の先物買いという動きがあったのかもしれません。少なくとも「SQ前日に先物を買い支えてプットを仕込んだ」という妄想気味の説明よりは正しいはずです。


 
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緩和の中毒性をあらためて確認させられるようなユーロの動き
今回は期待以上の薬をもらって喜んでみたものの、
次はもらえないかも知れないと思ったとたんに倍返しの下落。

あげるとみせかけてあげなければ市場は失望し
あげたらあげたで、次を期待する。

これを中毒というのだろう。

市場はそろそろ薬は辞めてリハビリを始めなさいと警告を出し始めている。
幻覚症状(市場の乱高下)は 激しさを増すばかり。

でも、リハビリには激しい禁断症状をともなうらしい...。 
リハビリするにも体力が必要だ。

厳しい選択を迫られる中、その答えが、少しづつ飲み続ける(マイナス金利)ということなのかも。
でも、いつかは辞めなければならないはず。

それとも永遠に辞められずに...。
 

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日経平均の特性に比べてあまりにも巨大化したレバETFは問題が多すぎる。

運用会社や規制当局は何らかの行動を起こすべきだと考える。
いまだに新規設定停止措置が行なわれないのは不思議すぎる。

個人的には高ボラティリティは歓迎するが

日経平均が1%以上下げたあたりから、レバETF からの売りを気にして動く市場はどう見ても異常。

改革案

純資産に対しファンドは2倍の先物をすでにもっているのだから、
ただちに増資して投資家の口数を2倍に増やし、レバレッジのないただのETFにする。

そうすれば、下がれば大量に売る、上がれば大量に買うというお馬鹿な運用をしなくて済む。

レバETFは面白い商品だが、今の市場の状況を考えたらやむをえない措置だと思う。 

いくら先物・オプションプレーヤーにはありがたい動きでも、市場が無機質な売買で壊れてしまってはまずかろう。
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強烈な反発で16000円台回復。
日経平均だけの反発ではないが、相変わらず投信運用会社の先物買いはもの凄い。
上がる分には後ろめたさもなく、担当者も気楽だろう。

意外と16,000円-17,000円はスカスカなゾーン。
と強気派は期待観をつなぐ。

しかし、17,000円以上は1年以上にわたる戦いの痕跡がたっぷり残る。
時間が経つと氷山が1枚ずつ剥げ落ちてくるように重くのしかかる。

早く17,000円を回復して欲しいと願う関係者は、いつものように日銀におねだりを繰り返すいつもの光景。


 
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ドル円下落に較べ日経平均の下落ペースが多少落ちてきた。
ドル円110円の企業業績を前提に日経平均は年初から下落を続けてきたようにも見える。
CNBCコメンテーターを絶句させたFエリオットのF氏の予言がわずか10日であっさりと実現してしまった。 
このあたりをターゲットにしているHFも多いのだろう。

15000円近辺ではこれまで静観していた長期投資家の買いもはいるだろう。
2013年末にキャピタルゲイン課税が20%に上がる前に15000円台で売り逃げした投資家も大勢いるはず。
下がれば売るしかないレバETF本体からのリバランス売りに加え追い証の投げとのガチ対決。 

とうとう、レバETFの値段が4桁になってしまい、一瞬ドキッとする。
買値に戻るのは絶望的。しかも、みずから引き起こす乱高下で資産は確実に目減りしていく。
レバETFの買い手が飼い犬(レバ本体)にかまれる因果な商品。
一応、1日で日経平均が50%下がらなければゼロ以下にはならないので「安心してください」

 


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アメリカまで緩和傾向継続となって、世界中緩和だらけ。
緩和序盤戦ならまだいいが最終章でこの状態はさすがにまずかろう。
マネージャブジャブでも昔のように素直に喜べない。

円安頼みの株式市場とアベノミクスはたいへん厳しい状況。

円安を引き受けてくれる相手がとうとういなくなった。
年初からの異常な日経平均の下落の正体がついに現れた。
それでも、3年間金融政策は時間を稼いでくれた。
ここまで何がどう変わったかが問われてるのだろう。

それでは、さらにマネーを増やすのか?

でも他国が増やしたら効果はでない。
金融政策最大の弱点。
 リスクとリターンの分がどんどん悪くなる。(中毒症状?)


撤退か進軍か

黒田総裁にはもう退任の道はない。 
とことんやる
なんでもやる
・・・

PON(point of no return)
歴史は繰り返す。



 
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そもそも先物は順張りプレーヤーが多い商品です。
その中でひときわ目立つ巨人たち。

CTAは相場の水準に関係なく冷徹に下がれば売るし上がれば買います。 
売りにくいところほど値幅が出るので、あれこれ余分なことを考える人間ではなく機械でやるのが味噌です。流動性と値幅があれば、世界中どこからでもハイエナのようにやって来ます。

レバETF本体のリバランスも上がれば買い下がれば売りです。
巨漢1570は前回新規設定停止したときよりも口数が2割以上も増えているのに新規設定停止の気配なし。先物保有はすでに10万枚近く。日経平均が1%下がるごとに1000枚近く売らざるをえない。今日は5000枚?
この弱気市場でこれはいかにも大きい。
この商品をいったいどこまで増やし続けるつもりなのか?
新規設定停止すると他社の商品に流れるだけという営利企業としての判断がまさっているのでしょう。こんな人気商品手放すわけにはいきません。

飼い犬にかまれる痛み

CTAはいくら売るかはわかりませんが、レバETF本体がいくら売るかはわかりますので、小口プレーヤーはこれを頼りに安値を付けるたびに安心して先物を売る。そして余分な下げを生み、その結果レバETF本体からの売りがさらに増える。それが現物投資家の投げを誘う。これだけ下がればレバETFを買っている個人もたまらず売る。まさに買い主(レバETFの買い手)が飼い犬(レバETF本体)にかまれる状態。機械的な売りが編出す底なしのスパイラル。

※注 レバETF本体からの売りとレバETFを市場で買っている人の売りは全く別物です。

下がれば買いが引っ込む日本の株式市場においては、この両巨頭の存在は頭が痛い。 しかし、これを取り締まる方法はない。上がれば買うので文句はないはず?と原則論を唱えるしかないのか。

最終的にはあるべき水準に落ち着くにしても、その間の経路はこの両巨人によって、ますます予測困難に。


 


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NYダウがドル安を好材料視しているだけに日経平均には厳しい展開が続きます。

NYダウ上昇 ⇄ ドル円下落 → 日経平均下落
NYダウ下落 → 日経平均下落

日経平均にはどうころんでも下方圧力がかかり続け、日米ボラ格差は再び10%以上に急拡大。

NYダウは16,000ドル台を守っているので、VIXの上昇はまだ限定的。
日経平均は16,000円が射程圏に入り、プット主導で日経VI急上昇。


 

 
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昨年10月の記憶があるだけに、
発表内容に小粒さを感じてもついて行かざるをえない。
それが順張り軍団に支配されている日経平均の宿命。

このようなトレンドフォロワーに歯止めをかけうる日経レバ逆張り投資家の存在はせめてもの救い。
新規設定再開で、乱高下時にも裁定がしっかりはいって連動性確保。

相場ははずみをつけて下に行ったようにも見えるが
本当は朝から下がるべき場所に下がっただけかもしれない。

宿題をいただきました

  • 本物のバズーカだったら違った展開になっていたかどうか?
  • 次の緩和も小粒なものだったら相場はどうなるか?

米国がおりた後の、緩和終盤戦は一段と乱戦が予想される。







 
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4:20現在初期反応

予想外の内容なし
バランスシート維持

量的規模は維持しながら、金利だけ微調整の余地を残す

大変動の可能性も予想されたドル円も身動き取れず

VIXも素直に低下
日経平均は夜間のレンジを抜けて19,200円台

概ね緩和的政策維持を好感


両端が盛っていたボラも、とりあえず低下の見込み。


 
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レバETFを個人投資家が買うと最終的に裁定残が増えるまでの仕組みがどうもわかりにくいようです。
実際、レバの残高が増えるタイミングと裁定残が増えるまでの間にはいくつかのSTEPがあり、この二つは同時には起こりません。実際、レバの増加は8月から9月にかけて、裁定残の増加は10月以降に発生しており、この間にタイムラグが存在していることがわかりにくい理由のようです。

STEP1 8月の急落過程

先物の買い方は投げる
先物を新規で売る人が増える(投機筋・ヘッジ筋)
先物が現物に比べディスカウント
先物買い現物売りの裁定解消売り
裁定残減少

STEP2 同じく8月の急落過程

レバETFを個人が買い下がる
レバETFが基準価格に較べ割高になる
裁定業者が先物を買ってレバETFを空売りする


STEP3 裁定業者が新規設定を申請する

空売りしたレバETFを基準価格のETFで埋めるために新規設定を野村アセットに申請

STEP4 レバETFが新規設定されてレバETFの残高が増える

設定日の大引けで裁定業者は先物を売り新規設定レバETFを受け取って利益を確定
野村アセットは大引けで先物を買ってレバETFを新規設定

STEP5 野村アセットの先物買建玉が新規設定のたびに増加

レバETFの残高が急落過程で徐々に増え3,000億円から8,000億円になる。
先物12月限(途中までは9月限)のバランスシートの右側に野村アセットの買いが積み上がり8万枚になる。

日経平均が本格的戻り過程に入るまでは、先物のバランスシートの左側で売り方の投機筋が入れ替わっているだけで、裁定買いにいたるような需給は発生しない。

STEP6 10月以降の本格的戻り過程

先物の売り方投機筋とヘッジ筋が足並みを乱しわれ先に買戻しを始める。

先物の需給がタイトになりそれを埋めるため先物売り現物買いの裁定が入り裁定残高が増える。
先物のバランスシートの左側が投機筋から裁定取引に置き換わり裁定残が急増する。

STEP7 裁定残が3.5兆円まで増加する
そのうち半分が日経型で、その相手方のほとんどはレバETFを設定している野村アセットの先物買いというわかりやすい構図。


 


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レバが大商い。
売買代金2300億円。
個人が値頃感から買いに入り、順張りで市場を蹂躙する先物プレーヤーと対決する構図は実に見ていて気持ちがいい。

今日、底抜け脱線ゲームにならなかったのはなんといってもレバのおかげが大きい。

新規設定出来ないので、野村アセットに新規設定を申し込む前提で割高なレバを売って先物を買う裁定取引が出来なくなってしまった。

レバがいくら割高になっても、在庫を持ってない業者は裁定はできず、
今日は時間とともにレバの割高状態は加速。


これまではそれほど割高にならない値段でレバを買えたのだが
これからはそうはいかない。
だんだん、凧の糸が切れレバが独自の動きをし始めている。

まあそれはさておき、


ひたすらワンパターンで順張りを繰り返す外国人を個人の竹槍軍団が値頃感で迎え撃つ。

なかなか乙な構図です。

ただ、せっかくレバを売買する個人が逆張りで市場のボラを押さえても、レバ自身が引けで順張りの巨額なリバランスを出すのはなんとも皮肉な構造。

 しかし、ダブルインバースを追うように独自の動きをし始めたこの怪獣、どうやって檻に入れるつもりだろうか。


 


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始めて到達するわけでもなく、単なる大台ですが、市場関係者の思い入れは強いようです。

2000年4月、30銘柄の入れ替えを はさんで20,000円の大台を割って以来、日経平均は15年間20,000円以下に沈んでいたわけですから。

金曜日は、東証で20,000円復活の瞬間をとろうと待ち構えていた記者も多かったようですが...。

こうなると行きそうでつかない理由をいろいろ考えないといけません。

  • 外国人が息切れ
  • 外国人が感謝際でお休み
  • 主体は短期筋ではなく長期筋なので、出来るだけ安いところを買おうとしてる
  • 持ち合い解消
  • 個人のやれやれ売り
  • 20,000円コールの防戦売り?
  • 急激に膨らんだ裁定残の重し ?
  • 公的年金のリバランスの売り
こんなところが順番に登場します。

面白いのは日経平均の地主でもある日経新聞

またも目前で足踏み 株2万円を阻んだ3つの要因
証券部 川路洋助

2015/11/27 17:02
 
 
一つ目は価格帯出来高を使った説明
二つ目はECBの追加緩和折り込み説

ふむふむ。まあ、順当ですが新鮮味はなし。

そこで、3つめの最後に登場するウルトラC

市場で聞かれたのが「日経リンク債」の影響を指摘する声だ。日経平均の値動きが債券の利率や償還価格に影響を与える仕組み債の一つ。日経平均が事前に定めた「ノックアウト価格」に届かなければ高利回りが得られるが、万一到達した場合は元本割れで償還される。

 このため「リンク債を買った大口の個人や機関投資家が、ノックアウト価格の2万円到達を防ごうと先物売りを出している可能性がある」(ケイ・アセットの平野憲一氏)。これが2万円到達を阻む3つ目の理由だ。 

受け狙いとはいえ、この説明はさすがにザンネン。
聞いたことをそのまま記事にするのではなく、少しは足やコネを使って「ホントかどうか」ぐらい確認した方がいいと思いますけどね。


 



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手口上、外国証券の買いが続いています。

やれ
買戻しだ
相場勘のいい長期筋だ
追い込まれて年末勝負の短期筋HFだ

いろいろいわれているようですが、さてさて

短期筋だとしたらはしごを外されるのが怖い???
だったら見てるしかないですね。
そういう人に限って上がった後にのこのこついていく。

短期筋が一転売りに回るのを 恐れていてもしょうがないでしょう。

買ったものがなくても新規で別の筋がいつでもいくらでも売ることが出来るんですから。

理屈より流れが出れば早くつくしかない。
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今回も政策変更はないとみられていますが、
その後の総裁会見は要注目です。

異次元緩和の大きな後ろ盾となったクルーグマンが、異次元緩和の失敗をあちこちで主張しはじめているためです。正確には異次元緩和を応援した自身の間違い。

記者会見ではこの辺に質問が集中すると思いますが、

どういう回答が出るのか

注目しています。 
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あらためて申し上げます。悪いことは言いません。FXには近づかないでください。個人投資家のみなさんの来るべきところではありません。

という言葉で締めくくる、外国為替市場の不都合な真実を書いた本




相場と相場解説とのつきあい方がよくわかる本です。
為替市場の話ですが、指数先物にも十分通用する話です。
ネタバレになるのであえて説明はしません。

おすすめ度 ★★★★★

 
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