九条清隆 相場観と金融工学

株式・先物・オプション・FX・仮想通貨など、投資・投機を通じていろいろ考えるブログです。

カテゴリ: FX

ドル円で10〇円にオプションバリアがあって、これを意識した仕掛けの買いと防戦の売りが予想される

というコメントはよく登場し、何気に聞いているとそんなもんかなと思うのですが、
よくよく考えていくと、バリアオプションが大量にあった場合、実際に働く需給は、こうしたあっさりしたコメントとは少し違います。

バリアオプションとは

アップアンドアウト
ダウンアンドアウト

の2種類があります。

日経平均で説明しますと
アップアンドアウトコールとは、 18000円のコールオプションが日経平均が19000円になったら突然消滅してしまうオプションです。せっかくインザマネーになっていたのに、日経平均が上昇しすぎてしまうとすべてがパーになってしまう悩ましいオプションです。

ダウンアンドアウトコールとは、18000円のコールオプションが日経平均が17000円になったらなくなってしまうオプションです。こちらは、駄目そうになったものがなくなるだけですから、悔しさが少し和らぐオプションです。

どちらも、消えてなくなる可能性の分オプション価格が安くなるというのが買い方のメリットです。


今の相場で為替市場でよく出て来るのは、114円ノックアウトの113円ドルコール円プット のようなインザマネー側で突然消えるタイプだと思います。

仕掛けと防戦
 
プロ同士がこのオプションを相対でもって勝負するケースはあまりないような気がしますが、為替市場の仕組みはよくわからないので本当のところはわかりません。通常は買い方が損失限定を望み、なおかつ出来るだけ安くオプションを買いたい投資家で、売り方がプロという組み合わせが大半ではないでしょうか。


プロ同士が、このオプションを持ち合って直接対決すれば、ノックアウトを防戦したり、ノックアウトさせようと仕掛けたりするなどいろいろな展開があり得るでしょう。また、そうした攻防に乗じて、仕掛けたり防戦したりする便乗組もいるかもしれません。

これらをひっくるめてバリアを意識した仕掛けと防戦というのは、説明としては正しいといえるかもしれません。


ただし、防戦側が、必ずしもノックアウトしたら困る買い方だけではなく売り方も最初は防戦側に回ることはあまり知られてないのではないでしょうか。直感的には、売り方は最初からノックアウトを狙って仕掛け側に回りそうですが、そうではないところが、この手のオプションの面白いところです。



オプションの出し手(売り方)は瀬戸際で最初は防戦

114円ノックアウトの113円ドルコール円プット の出し手の順当な行動は、ドル円が114円に接近してくれば大量にドル円を売ることです。このアップアンドアウトのオプションは、ノックアウト近辺のガンマが巨大になります。理屈通りにやるなら、このガンマにしたがって想定元本を上回るドル円を売らなければなりません。114円つけないで反落した場合は、このオプションはノックアウトせずに買い方の大勝ちになりますから、売り方はこの瀬戸際で売ったドル円を反落する過程で買い戻して、ノックアウトせずに終わった場合の原資をひねり出すと考えればなんとなくわかるのではないでしょうか。
もし114つけてしまえば、オプションは消滅しますから出し手(オプションの売り方)の勝ちです。大量に売ったドル円を買い戻して、その買戻し損失が当初の受け取りプレミアムと瀬戸際で行なったガンマプレーによる売買益を上回れば出しての勝ちになります。

ある程度ガンマプレーで益がたまれば、一気に買い戻して、バリアを突き破る

バリア近辺で最初は粘りを見せ、小さい反落が何回か続いた後で、一気に抜けるのは、この売り方の最後の行動によるところが多いはずです。

そのように、為替の動きを見ると、単なる防戦買い対仕掛けとは違った戦いが交わされていることがわかるのではないでしょうか。場合によっては売り方の一人芝居(最初は防戦、最後は仕掛け)ということも十分あります。

今日は114円を意識した攻防が行なわれており、午前中は一旦反落していますが、さて......。

 





このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

二択オプションいわゆるバイナリーオプションです。
一定時間経過後の為替の上下を当てるだけで掛け金が2倍近くになる証拠金取引です。
掛け金以上損はでませんので、運よく倍倍倍倍すれば、短時間に結構儲かります。
手ごろなギャンブルだと考えればそれだけの話です。

これに関しては、儲かるのは胴元だけ。
胴元にはほとんどリスクはありませんし、そこそこ顧客がいれば勝手に売り買いが食い合いますから高度なヘッジも必要ありません。顧客を増やすことが最高のヘッジです。
証拠金取引といっても、追証はありませんから取りはぐれもなく安定したビジネスです。

国内業者は極端に短時間な二択を自主的にやめましたが、海外業者を名乗る怪しげな業者が跋扈しているようです。

さらに
二択必勝法や、ニートが二択で大金持ちになったうさんくさい話がバイラルメディアにのって流れてきますが、100%うそですから。 

その辺をまとめたサイトがありますのでご紹介。この辺に不慣れな方はご用心。

詳しくまとめたサイト 


 


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

また朝から雪景色です。休日で良かったです。



FXって何やねんのCM第2弾。第1弾もツボにはまってしまいましたが、第2弾もなかなかのもの。

清原のお兄ちゃんぶりがいい。
輝かしい2位の実績が字幕でさらりと流れる。

1位を伺うことを高らかに宣言したCMでしょう。
FX業界は一段と日本勢が席巻していて、月間取引高100兆円が1位奪還の目安のようです。日経平均の世界中の売買高を上回る数字を1社であげるわけです。

いまでは、伝統的FX業者はシステム増強に後塵を拝し、ITベースの会社が上独占です。
FXシェア

GMOとDMMの2強の戦いが続きます。
1位奪還の暁には、
第3弾のCMが打たれることでしょう。




このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

ドル円の予想変動率が上がらないらしいです。
チャートは日経新聞
予想変動率材料は内外目白押し
シリア情勢
米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和策の縮小のゆくへ
次期FRB議長人事
国内では消費増税を巡る議論
5~6日(G20)首脳会議
6日、8月の米国雇用統計
7日、豪総選挙
日本時間8日早朝、2020年夏季五輪の開催地発表
17~18日、米連邦公開市場委員会(FOMC)
22日、独総選挙


為替市場は「9月に向けエネルギーをためている」状態だそうです。

でも、予想変動率といわれるとピンとこないでしょうが、30日満期のドル円オプションのインプライドボラティリティのことです。

株の世界では、「恐怖指数」といって恐れおののいているものです。株の方は、30日の仮想オプションを使って計算しますが、基本は同じもの。

呼び方で受ける印象がこんなにも違うということですね。


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

FXって何の会社や?
といわれることも今では少なくなったのではないかと思います。
しかし、個人向けの為替取引は、商品先物会社が海外市場につなぐとしながらほそぼそとやっていた少し怪しげな形態ではありました。

それを様変わりさせたのは、インターネットの普及と1998年外為法の改正です。
FX業界は為替の証拠金取引をFXというブランド名で統一し、証拠金で行うCFD(差金決済取引) として技術開発してきたことで、この10年あまりで大きな地殻変動が起こったといえそうです。商品先物系をルーツにするFX業者の衰退と新興FX業者の伸張。

FXのプラットフォームであるCFDの普及の原点はロンドンのブックメーカーです。なんでも賭けの対象にするブックメーカーですが、普及し始めたインターネットを使って、株価指数の差金決済取引や為替の差金決済取引を提供したあたりにさかのぼると思います。ブックメーカーとインターネット、当時は妙な組み合わせでした。

2,000年ころには、日経平均の差金決済取引が、ロンドン時間にブックメーカーのWEBページでリアルタイムで行えました。さすがにスプレッドはそれなりにありましたが。

テクノロジーをベースにした新しいアイデアが、新しいビジネスモデルを生み、時代の潮流に乗ればあっという間に業界地図が変わるということでしょう。

FX業界の最近の話題といえば

ルールベーストレーディング
バイナリーオプション
ソーシャルトレーディング 

の3つでしょうか。

とりわけ、3番目のソーシャルトレーディングというのは、これからホットな話題になるのでしょう。

もともと、成功トレーダーの周りにツイッターやブログでネットワークができていたものに、最近のテクノロジーが加わって、成功トレーダーのトレードをそのまま、コピーできるというものです。
日本では投資助言業との兼ね合いが不透明で、一部の業者があいまいなステイタスのまま提供しているという感じでしょうか。 

この分野に関しては、知恵と法律とテクノロジーの絡み方次第で、どんな展開になるのか予想できません。
しかし、投機の世界でひとつの目玉であることは間違いないので、モニターしておきたいと思ってます。


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

清原とローラのゆるーいCM

おにいちゃん、DMMのCMにでたんだよ。
なんやて、DMMって何の会社や。
しらないの有名な会社だよ。
聞いたことないねん。ほんまその会社だいじょうぶなんか。
いい会社なの。
何やってる会社やねん。
FXやってる会社だよ。
FXってなんやねん。
うーん
わかんない。
わからへんのかい。
えへへ......


DMMはキャッシュバックと魅力的なスワップ(金利差の受け取り分)で強烈なキャンペーンを展開し数年前に新規参入したばかりの会社です。

なんといまでは、FX取り扱い高NO1らしいのですが、世界でもNO2だというのは初耳で驚きでした。
ミセスワタナベが集結しているんでしょうか。

FX会社のCMには、敷居を下げるために親近感を前面に打ち出すCMが多いようです。
昔のサラ金の戦略に似た感じがあります。

「わからへんのかい」「えへへ.....」
この微妙に間の抜けたかけあいに
思わず笑ってしまうのですが、
気を引くという意味では満点です。

でも、くれぐれもご利用は計画的に。


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

円2最近は、円安ドル高と株高がセットになっていたので、
昨日のように円高ドル安で株高になると違和感を感じるコメントが出るようです。

昨日の為替の動きは、バーナンキ発言を緩和継続維持に受け取った市場でリスクオンが進み、これまで出口戦略を警戒して避難していた資金が市場に回帰する動きが全世界的に起こったことによります。

リスクオンですので、方向は円安なのですが、昨日はドル安があまりにも強く、ドル安>円安の力加減の差が、円高>ドル安になったわけです。

ドル円だけ見ていると少し不思議な動きに見えたのかもしれません。

特に100円の大台を割ったので、ドル円は動きが加速した面もあります。
もともと円主導の円安ドル高期待に加え、ここにきてアメリカの出口戦略を意識してドル主導でドル円を買い進めた投機筋がふるい落とされた要素もあったと思います。

流れはリスクオンですので、そのうちドル安・円安の力関係が逆転すれば、早晩円安ドル高基調に戻る期待が株高を支えたといえます。

為替トレーダーやFXを主体にする投資家にとっては違和感がなく理解できる動きも、ドル円だけを見ている投資家にとっては違和感があったということです。

でも、なかなか、ドル円以外の為替を追うのも難しいので、
早めに誰かが呟くのを期待したいところでもあります。


為替のわかりやすい参考書 → 弱い日本の強い円 (日経プレミアシリーズ) [新書]



このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

都市伝説キリのいい水準がつきそうでつかない。
何回か手前で打ち返される。
ついたらそのあと一気に抜ける。

ノックアウトの防戦、ノックアウトの満期が来たので抜けやすくなったとよくいいます。

ノックアウトの誤解については昨日書きました。

今日はもう一つの理由です。

為替というのは、相対取引です。どこかに特定の市場があるわけではありません。 
日本株は基本取引所に集められ、そこで、厳正に価格優先・時間優先に従って順番に約定が成立します。委託と自己が振り替わることもありません。(最近はPTS(私設取引所)という例外はあります)
指値の注文は、すべて取引所のコンピューター上にある「板」に乗せられます。

為替にはそういう仕組みはありません。例外は大証FXだけです。 

相対取引ですから指値注文の扱いはあいまいです。FXの場合FX業者が、事業会社や機関投資家の注文は銀行が委託注文の指値を預かります。
この指値注文を使って、業者や銀行はリスク限定のギャンブルトレーディングを行います。

相対取引で指値注文を預かるというグレーな仕組みを利用した方法です。 

たとえば、ドル円の100円指値注文はたくさんあったはずです。
100円の指値注文を預かる業者や銀行は、その間際で、自己の思惑で売りを行います。ノックアウトの防戦のようなものです。キリのいい大台がしばらくぶりである場合、指値注文が巨額に積みあがります。
その指値を保険にして、その直前で、業者や銀行が 大量の防戦のような取引を行うわけです。
その量は指値の合計を超える場合もありえます。
反落すれば買い戻して終わり。
もし壁を突破されたら、顧客の注文を約定して確実に損切ができますから。損失限定の極めて分のいいギャンブルができます。 

取引所取引ではこうしたことはできません。

顧客の売買注文を利用した、非常にグレーな取引です。
相対取引の仕組みの中にうまく紛れて、なぜかフロントランニングとはみなされていません。
しかし、顧客からして見れば、人の褌で相撲を取らされているわけで気分は悪いですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

都市伝説為替のノックアウト防戦は都市伝説のひとつです。

為替よりは防戦できそうな日経平均ではほとんど聞きません。(実際にはありますが、解説者がネタにしない?一般化されてないので使うのに勇気がいる?)

キリのいい数字でなかなかつきそうでつかない水準があった時によく登場する解説です。 

私は、3段階の誤解があるのではないのかと思っています。

  1. そもそも、解説者がノックアウトの意味を実は知らない
  2. キリのいい水準にはなにがしらのノックアウトが多い
  3. キリのいい水準には、実需の指値注文がたまっている場合が多い
以上の理由から、特定の水準はなかなか値段が付きにくく、付けば一気に抜けるという現象が実際に起こり都市伝説化しているのだと思います。
 
ノックアウトといってもアップアンドアウトのプットとアップアンドアウトのコールでは、その特性が全く異なります。果たして解説者がそこまでの区別がついているかどうかという疑惑1。

アップアンドアウトのプットは、(相場が下がれば有利になる)プットオプションが、逆に相場が上がった時に、ある点に到達したら消滅するプットです。早めに引導を渡してしまうわけです。その分プレミアムが少し安いという恩典があります。トレーディング的には割と単純です。

一方、アップアンドアウトのコールは思いきりややこしいです。コールですから、原資産が上がればいいんですが、厄介なことにある点に到達するとそれがなくなってしまうという過激なものです。プットの場合は死にかけているものが死ぬだけですが、こちらは元気もりもりで、勢い余って突然死してしまうというものです。
コチラは買い方も売り方もトレーディングは非常に複雑です。特に消滅点直前は、はきりいってわけわかりません。

通常、このオプションの買い方はお客様、売り方がプロというケースがほとんどだと思います。
このアップアンドアウトのコールは、この突然死する特性故おどろくほど安く買えます。本当の値段は驚くほど安いので売り方のプロは、思いっきりさやを抜くことができます。でも、その分、行使価格近辺のトレーディングは非常に難しくなっています。乗せるさやは、その分の危険手当だと思えば、納得できるかもしれません。

解説者の説明だと、ノックアウトさせないためにアップアンドアウトの買い方が防戦を仕掛けるということのようですが、実はまったく反対なのです。

トレーディング的には、買い方(消滅すると困るほうは)がノックアウトする方向の取引を行う必要があるのですが、普通は顧客側なので、なにもしない場合がほとんどです。
逆に、売り方すなわちプロ側(消滅すると有難いほう)がノックアウト水準手前で防戦といわれる方向の取引を大量に行うことが必要なのです。

これをわかった上で一般の方にわかりやすくするためにわざと「防戦」と説明されているのかもしれません。(そうとは考えにくいのですが)

こうした裏の仕組みをまったく無視すれば、ノックアウトの手間で大量の防戦が出るのは事実ではあります。

つきそうでつかないきりのいい水準があれば、ノックアウトの防戦だと説明すれば、事実とは違っていますが一応現実ではあります。便利なワードです。

しかし、私は為替の場合、きりのいい水準がなかなつきそうでつかなくて、ついたら一気に抜ける要因はノックアウト以外にもあると思っています。

つづく

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

円2金融商品取引法改正案が衆議院を通過しましたが、報道は少なく気づかれた人は少ないかと思います。

金商法は毎年改正されていますが、今回はインサイダー事件や年金消失事件を反映して大きめの改正です。目玉として罰則の強化がありますが、あくまでも金商法上の話ですので、金融犯罪の厳罰化には程遠いのが現状で、相変わらず国民感覚とのずれがあります。

金融庁は同時に、個人向け店頭バイナリーオプション取引に対し「金融商品取引業等に関する内閣府令」及び「金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針」の一部改正案を公表しました。

改正案とは言っていますが、パブリックコメントにさらしてそのまま施行される見込みです。 

店頭デリバティブ取引業者が、個人向けの特定店頭オプション取引を取り扱う場合には、公益又は投資者保護のため必要かつ適切な商品設計や業務を執行する態勢の確保・整備を図る観点から、以下の点に留意しつつ、自主規制機関の策定する自主規制規則の内容を遵守しているかについて検証を行うこととする。 

という条文となり、金融先物取引業協会の自主ルールを尊重する形で着地する見込みです。

なんとか協会は2時間以上というルールを設けてバイナリーオプションを死守したようです。
スプレッド競争が激化するFX業界において、いわゆるすべりによる顧客不利業者有利の約定は規制を受けますので、バイナリーオプションはそれにかわる貴重な飯のタネなのです。

このバイナリーオプションは、顧客と業者の1対1の相対取引であり、顧客と完全に利益相反します。

勝ちの上限、負けの上限が決まっていて小口なので、業者のほうもリスクを取りやすく、最初のプライスの抜きでほぼヘッジなしでそのまま勝負できる理想の商品なのです。

「2時間以内が問題」というのは議論のすり替えにすぎません。
本当の問題は、投資家が反対売買のタイミングが選べるか選べないかということです。

途中で反対売買のタイミングを選べない商品は為替の値動きという名のサイコロを借りた単なる丁半ばくちにすぎません。どちらかというとブックメーカーが扱うべきまさにギャンブル商品です。

どうせならカジノが認可された時の目玉商品としたらいいんじゃあないでしょうかね。


このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

為替
FX為替証拠金取引

参入障壁の低い業態なので、参入撤退が激しいです。
事業会社やIT系の会社が突然FXに参入したりします。
いきなり社名がかわったりします。


続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

 店頭FX市場の総取引金額は2013年1月前月比で2倍超も増えて345兆9101億円。2月になってもその勢いは止まらず、366兆6827億円と、過去最高を記録した。

アベノミクス効果によって、2012年末から続いている円安基調が続いている。
あの伝説の「ミセス・ワタナベ」が次々とご降臨しているらしい。

 ミセスワタナベとは、いわゆる個人投資家を抽象化したもので、プロのトレーダーからしてみれば、格下扱いのアマチュアトレーダーを揶揄する表現だ。ウィキペディアの説明によると

2007年頃から、東京のインターバンク市場にて、為替相場の方向性が、昼をはさんで午後になると、相場を反転させる大きな要因はないにもかかわらず反対方向(主にドル買い)へ振れる現象がしばしば見られた。こうした状況が頻繁に起こったため、原因を探っていくと、主に日本の主婦やサラリーマンなどの個人のFX投資家が、昼休みを利用して一斉に円売り・ドル買いの注文を出していたことが判明。相場を左右させるほどの日本の個人投資家の資金力を世界に見せつけた。海外でよく知られた日本人を代表する姓「ワタナベ」から、イギリスの経済紙「エコノミスト」(2007年3月27日号」)で「ミセスワタナベ」という言葉が使われた。2002年から2005年までの3年間にFX取引で約4億円の所得を申告せずに約1億3000万円を脱税した所得税法違反容疑で東京都世田谷区の50代主婦が2007年に起訴されて有罪判決が言い渡される事件が報道されると、FX取引は日本の主婦の間でより大きな注目を集めるようになった。

 その手口は、極めて単純だ。円安の方向が好きで、実際2007年までの円安局面では、長期間円安方向に賭けることで恐ろしい利益をたたき出した。なぜ、円安が好きかというと、スワップという高金利が毎日手に入るからである。スワップを毎日もらいながら、しかも為替差益で儲かる。夢のような局面で、ひたすら円安の流れに乗れば脱税で起訴されたようなシンデレラが続々と誕生したのだ。しかし、その後の円高局面で、ほとんどのミセスワタナベは死に絶えた。

今、降臨しているのは、新世代のミセスワタナベが多いと考えられる。その手法は、基本変りはない。円安が続く限りその流れに乗る。素人に怖いものはないのだ。
ただ、一つだけ違う点がある。前回のブーム時は、ドル円の金利差が大きかったので、スワップ金利も大きかったので、寝かせば寝かすほど利益が積みあがったのだが、今回はそれがない。純粋に売買差益を取らなければならないという点が大きく違う。売買金額が膨らむ割には、それほど残高の伸びは大きくないらしい。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

↑このページのトップヘ