2008年11月25日

ナール

ナール集めてみました今日は,「ナール」という丸ゴシック体について書こうと思います。

ナール」はゴナと同じ中村征宏さんという方がデザインした書体です。ゴナよりも早く1973年に写研から発売されました。ゴナとは逆に細いほうから販売され,その後ナールH,ナールUといった極太のものも作られました。

ナールが現在一番よく使われているのは道路標識だと思います。道路標識の文字にはたいていナールが使われています(英字部分はHelvetica)。視認性が高いため,ドライバーが一瞬で読み取らなければならない標識用の文字には最適な書体だと思います。

また,1990年代までに発刊された本や,家電のボタンの文字,看板などではまだまだいろいろなところで使われています。

最近ではフォントワークスの「スーラ」,モリサワの「じゅん」「新丸ゴ」,ニィスの「JTCウインR」などに取って代わられ,ナールが使われることは少なくなりました。ただ道路標識はおそらく当分の間はまだナールが使われると思います。

コピー用紙のゴナと新ゴ先日,ゴナの話のときにも出したこの画像ですが,ここでもナールが使われています(「ワープロ」の下)。上の画像ではナールが使われていますが,下の画像はダイナの「DF中丸ゴシック体」が使われています。パッと見ただけではわからないかもしれませんが,よく見るとナール(上)のほうが明らかに美しいことがわかります。DF中丸ゴシック体はナールをお手本にして作られたものだと思いますが,全体的に文字のバランスが悪く,特に「に」「た」「タ」「お」「ご」「セ」はひどい……。

丸ゴシック体の比較ナールの代替書体としては,前に挙げた「スーラ」「じゅん」「新丸ゴ」「JTCウインR」がよく使われています。特にスーラはこの中でも品質がよく,最近はよく見かけます。「じゅん」と「JTCウインR」は同じ人が作ったので形がよく似ています。個人的には「じゅん」のほうが好きです。「新丸ゴ」は新ゴをそのまま丸ゴシックにしたようなフォントで,かなの形が少々不自然なところがあります…(「い」など)。

では,今日はこのへんで……。ナールや丸ゴシック体についてはまた機会があったら書いてみたいと思います。



kkynr at 23:58│Comments(0)TrackBack(0)フォント 

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