2006年03月13日

「Heat Island」感想

Rhymester6枚目のアルバム「Heat Island」。

今回は19曲74分。とにかくボリュームたっぷり。そしてこれこそバラエティに富んでると言えるような内容のアルバム。

「JIN-TRO」から始まって2曲目〜5曲目まではあげアゲ上げ。自分はシングルを買って聴いてたってわけでもないので新鮮で単純にあがるアガル上がる。
「RED ZONE」のJINのトラックの音が太い。厚い。熱い。かっけぇ。
「逃走のファンク」は本当にLIVEで栄えるような曲だね。でっかいロックフェスでもガッチリ受け入れられて盛り上がるのが良くわかる。Dが声抑えて普段とは違う低い声でラップしてるスタイルがすげぇかっこいい。『逃げろ!逃げろ!逃げろ!逃げろ!』
「Heat Island」は最初PVとかで聴いたときはあんまり良い印象ではなかったんだけど、CDで何度も聴いてるうちに本当に好きになった。『それぞれのジャンルで近い立ち位置のグループ』と自ら言うライムスとFB。この組み合わせ本当熱い。ZEEBRAとFBが一緒にやった曲も好きだけど、やっぱり1MC対FBよりグループ対FBの方がハマるね。
「けしからん」のふっ切れ具合が大好き。ここではDがフロウに思いっきり遊びを入れてきた。ふっ切れてるねぇ。そしてこのアルバムでは全体的に宇多丸のリリック、韻踏みにもう単純に『すげぇっ』って言いたくなる部分が多かった。その中でもこの曲はすごくおもしろい。特に2ヴァース目の『あやよくばどうこうしよう 危うく度を越しそう』の部分とか。多少強引にはめつつもラップのおもしろさをすごい表現してるな、と。 歌詞の内容は、うん、『けしからん!』

「BIG MOUTH 2」は規制されすぎ(笑)

「紳士同盟 feat.Romancrew」これもすごいコラボだね。DJ JINがコイツラはすごいってことでしょっちゅう自分のDJプレイのときにかけたりしてて今回のアルバムを作るときに彼らと是非!ってことで共演に至ったらしい。エムラスタの声がすげぇ。この曲も宇多丸師匠巧い。
「東京、東京」師匠がすごくいい味出してる。ライムス自身曰く温度の低い東京ソング。師匠に言わせるとこういう温度の低さこそが自分の感じる「東京」のイメージだそう。
「音楽は素晴らしい feat.Scoobie Do」とにかく生で観てみたい。JINのヴァースのリリックにはマジ感動。文句ない、本当『音楽は素晴らしい!』

「WE LOVE HIP HOP」直球のサブジェクト、だけどそこはライムスター。一ひねりも二ひねりも。ここでのMummy-Dの1ヴァース目のリリックはDJ CELORY「愛だらけ」の根本的なサブジェクトと同じ部分なんだろうね。『愛し憎しが50:50』「WE LOVE HIP HOP」、『憎しみの姿した慈しみ』「愛だらけ」。宇多丸もリリックがすごい。本当にこの人らしいというか。ちょっと斜めからの視点だけど本質突いてるというか。2ヴァース目のリリックは、『北から頂く』の人に「東京のシーン」をDISされたが、その中心と自分らは少し離れたところ(グレイゾーン)に居たからこそ『ヤラれちゃってなけりゃ あん時もしも オレも同じくディスしたかも』と繋がり、でもその反面自分らも確かにその「東京のシーン」の一員だったということに対しての微妙な感覚のリリックなんじゃないかと思った。そしてその後のそこら辺を吹っ切ったリリックは本当にかっこいいね。
「ダークフォースディスコ」渋い。JINの新しい方向性って感じ。クラブってこんな雰囲気よね。生々しい感じが好き。『Dさん!Dさん!オレともイキましょうよ小さいの!』『うぉっぷ』

「BED ZONE」サイコー(笑)  『自分の相撲!自分の相撲!』
「Best Kept Seacret」Mr.Drunkの新しい方向性のトラック。こういうトラックが正に『Mr.Drunk Now』って感じだそうだ。Mummy-Dのリリックの最後の二行がかっこよすぎる。宇多丸のR.KELLYの「Trapped in the closet」に影響受けて書いたというストーリーもののリリック。ウィスパーラップなんかも取り入れつつ宇多丸の新しい試み。深いね、二人とも。単なるLOVE SONGに落とさないところがライムスター。
「LIFE GOES ON feat.Full Of Harmony」2曲続いてシリアスで、聴かせどころの曲。この二組はすごく相性いいね。Mummy-Dのリリックと宇多丸のリリックの内容の対比が鮮烈。宇多丸のリリック、こんなこと歌ったっていいだろっていうぐらいのある種ふっ切れた内容。すごい。

「ウィークエンドシャッフル」初のFG全員集合+SONOMIと童子兄さん。すごいね。良く集めたもんだ。これはもうLIVEでやる時はそこの地元のラッパーなんかも混ぜてマイク回しちゃうぐらいの感じやれたらいいな、ぐらいの気持ちで作ったそうな。気の利いてるリリックのRYO-Zと全開で歌っちゃったKREVAといつでも相変わらずなLITTLEとやっぱ巧いよなっていうPESのヴァースが好き。ライムスの二人はまぁこんなラフな感じが逆に良いんじゃないかな。おっしゃれ〜♪なトラックのBreakthroughがいい仕事してるね、本当。
「働くおじさん」これLIVEで歌うときは嬉しくてしょうがない状態なんだろうなぁ(笑) アルバムのラストにこういう曲をもってくるのが好き。「ウワサの真相」の「ツーリングブギー」もすごい好きだ。

たっぷり74分、お疲れ様でした。


『オレたちはやった!やった、やったんだ!美酒に酔う時が来たーッ!』


kls at 01:41│Comments(0)TrackBack(0)音ネタ 

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