2007年02月19日

ILLMURA / FAST LANE

混沌? 倦怠? 絶望? 絞り出される言霊
90年代以降のデジタル・アンダーグラウンド世代へ捧ぐ 落とすライム爆弾 (CD帯より)

1999年のMC BATTLEで3位になり名を上げたILLMURAの1st mini album。ちなみに富山レペゼン。この人の魅力は力ある言葉と声、そして詰め込むように言葉を吐きながらも変則的なデリヴァリー。それがそれこそ休む間もなく吐き続けられ、聴く者を置いてけぼりにしちゃうぐらい圧倒させるスタイルだった、はず。にも関わらず、このアルバムでは声も少し力が抜け圧倒するような言葉の連打もトーンダウンしてしまった感がある。「BACK BONE」や「エリアS.K.K.」なんか恐ろしいほどの勢いでかっこよかったのになぁ。

このアルバムの目玉と言えばやはり漢とPRIMAL、そしてMOTOYの参加した「Pick of Throw」。ベースのループするフレーズがかっこよく、迫ってくるようなトラックの上でマイクリレーが繰り広げられる。かっこいい、かっこいいがどうも消化不良。一番耳を惹いたのはMOTOY。『別にアイドルでもないのでバイトで稼ぐ』に笑った。マイクで稼いでくれ。ILLMURAは最初のヴァースは良いんだけど最後のヴァースが微妙でどうも尻すぼみな終わり方。
以前のような変則的フロウでかつかっこいい言葉の連打を聴ける、フリースタイル的なスキット「sweetness」がよかった。こんな感じで1曲作って欲しかったな。
あとは『本能に敵あり』のフレーズが印象的な「BF1」。でもこれはトラックが不満。せっかくちょっと熱くなったILLMURAのラップが聴けるのにそれに合わない大人しさ。


以前のILLMURAの曲の熱さは最先端恐怖症企画のぶっ飛んだ極太トラックにもあったんだけど、今回トラックメイカーが変わったのか変わってないのかわからないけど正直どの曲もおとなしい。唯一ILLMURAの曲独特の怪しさ怖さみたいなのが出てて良かったのは「Pick of Throw」。アルバムとしてはラップとしてもトラックとしても全体的にはっきりしない微妙な作品。


fast lane
ILLMURA
インポート・ミュージック・サービス (2003/07/23)


1.INTRO
2.PICK OF THROW feat.PRIMAL, KAN, MOTOY
3.Benjamin
4.SWEETNESS
5.skit
6.BF1
7.skit
8.Sun Water
9.Panic Room

kls at 22:12│Comments(1)TrackBack(0)CD review | ILLMURA

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この記事へのコメント

1. Posted by 兵隊   2009年11月12日 17:59
お前は どの立場で、ものを言っているんだい?何様のつもりだ?

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