2007年03月07日

NOCTURN / NOCTURN SPARK

名古屋のオリジナルフィメールラッパーグループ。


野太い声でぶっきらぼうなラップのMOMOと甲高い声で飄々とラップするCHIBISACHIの2MCグループ。このクセが強く真逆なタイプの二人の絡み合いももちろんおもしろいが、何より特筆すべきはやはり刃頭とOLEE LOUの作る変態・変則トラックへのアプローチ。99年のこの時期に女性ラッパーグループが単独でCDを出してるっていうのも、様々なスタイルのアーティストがひしめき合っていながらも結束が強く熱いシーンを作り上げているる名古屋ならでは。最近ではANTY the 紅乃壱と蝶々と名古屋のフィメールラッパー集めたAMAZONESってグループでの活動もやってたね。

タイトル曲「NOCTURN SPARK」は正に刃頭なトんだトラック。ローファイなビートの連打にモコモコベース、そこにのる怪しいピアノのループ、これが気持ち悪いほど耳に残って離れない。リフレインレフレイン、あー・・・。更にそれにアクたっぷりの二人のラップが絡むんだからひどいもん。よくこんなトラックの上でラップするよ。
続いてはMUJINAからLOKUとRYUJIをゲストに迎えた「SURVIVAL 2000」はこのCDで唯一男の声の聴ける曲。ちょっと安心。「INTRO」に続いていきなり「NOCTURN SPARK」を聴かされるもんだからお腹が重くなってるところ。とは言ってもゲストの二人も特徴的な声だし、OLEE LOUのトラックも負けずに変則。冒頭からずっとループされるチョッパーベースが印象的。内容はワックMCモノ。ラップもみんな勢いがあって良いね。LOKUのフロウが好きだ。CHIBISACHIがキレてる。
続く「F★CK...」はこのCDの中では一番聴き易い曲。ジャズ風の跳ねた鍵盤とゲストヴォーカルのCHISAの"クセのない"フック。この曲歌ってるのがMOMOだけってのもあるね。
ラスト「それなりのLOVE」はこれまた刃頭節全開の変態トラック。イントロから和ネタに畳み込まれるビート連打とごちゃごちゃしたベース、更にはMACHACOの妖艶な声とメロディの歌までのって二人のラップが絡むわけだからね。特異。特に異なっていると書いて特異。刺激満点。ところで"それなりのLOVE"って・・・。


女ラッパー2人のグループってだけで特異なのに楽曲のアプローチまで徹底して異端。この狙いっぷりがイカス。ただ当然それ故に聴き手を選びもするだろうし、一枚通して聴くには体力も必要。他のいろんなアーティストの曲との合間に入ってくると良い刺激がもらえるね。ココ最近の彼女らの音源は聴いてないんだけど去年2ndも出したみたいだね。でもほとんど情報出てこないしSTREET RELEASEって感じ?2004年に名古屋で観たNOCTURNは予想以上にカッコよかったので是非とも聴いてみたいんだけどな。
女を出したかわいいさが売りのスタイルでもなく、男に負けないハーコービッチスタイルでもなく、NOCTURN流の女のHIP HOP、"NOCTURN SPARK"に痺れる一枚。


スパーク
刃頭, OLEE LOU, LOKU from CHOCO BROTHERS, RYUJI from MUJINA, MACHACO
Pヴァインレコード (1999/12/25)


1.INTRO
2.NOCTURN SPARK
3.SURVIVAL 2000 feat.LOKU (CHOCO BROTHERS), RYUJI (MUJINA)
4.F★CK...!? feat.CHISA
5.回転ジェット feat.MACHACO
6.それなりのLOVE feat.MACHACO


kls at 23:51│Comments(0)TrackBack(0)CD review | NOCTURN

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