2007年05月28日

UZI / 言霊

100%UZI印(うじるし)の漢汁音源集


96年「悪名」に収録の「マグマ沸騰」でその圧倒的キャラを見せつけてから実に8年越しの1stアルバム。しかしその間UBG、雷家族中心に様々なアーティストとの客演においてその声とキャラで名前を売り続けた。この人の魅力はやっぱり破壊力のあるラップフロウ。とにかくどんなメンツの中にあっても埋もれることなく一瞬で耳を惹きつける。だからこそ、客演で光る才能。さて、ソロフルアルバムではどうか・・・。

イントロに続いて二曲目「荒技師」INOVADER作のすっとぼけファンキーなトラックがなんかツボ。UZIのフックも自ら『だから何? 頭悪い』と言っちゃうすっとぼけっぷり。なんか好き。
続く二曲目「Knock Out feat.ZEEBRA」。長年共に歩んできた師弟よる渾身の1曲。ジブラもウヂもかっこいい!なんでこれの前に「荒技師」もってきたんだろう。リリック的にもスタートにピッタリだろうに。
三曲目「言霊」。この曲はひとつのライン挙げるだけで。『させるお陀仏 南無阿弥陀仏 撃ち込む弾丸 何万発』
五、六、七曲目、RINO LATINA II, ZEEBRA+OJ&ST, G.K. MARYANがそれぞれ参加してるがどれもあまりインパクトなし。ゲストが元気ないからだろうか・・・トラックがよくないからだろうか・・・。客演で光る才能のはずがなぜかここの流れが一番聴きにくい。「Wハットトリック」のトピックなんかはおもしろい曲なんだけど。
十曲目、後に続編も作られてる酒飲みダメソング「解放軍」。『初登場の地でも顔パスで通過 髭がパスポート』、素晴らしすぎる。
十二曲目「一刀両断 feat.煙巻」を『聞き流すようじゃまだシーラカンス』。フックにケムマキが甘い声で一服の清涼剤を加えていますが、そんなことなんのそののUZI節。冒頭の『シーラカンス』から『真田十勇士』、『草●君ばりのいい人』に『試験管ベイビー』、挙句に『妖怪ハンティング』。まったく何を歌ってるのかわかりません。それでもD-Originooのゆっくりと踏みしめるようにビートを刻むトラックも相まってかUZIのスタイルにぴったりな良い曲に仕上がっとります。
十三曲目「IZUMI」。正に水が湧き出すようなDJ OASISのトラックが素晴らしい。UZIの代表曲と言ってもいい曲。UZIらしい言葉選びでヴァースとフック、フックとヴァースの間を空けることなく走り続けるのが気持ちよくてかっこいい。2ヴァース目の最後はUZIの曲を少しでも聴いたことのある人なら誰もがニヤリ。
十六曲目「結論」。ZEEBRAプロデュースの静かに燃えるトラックにUZIの熱い言葉。『結論出す前にするな絶望』


全曲を通してのことだけどこの人の踏み方は基本的に体言止めの単語踏み。なのに一辺倒にならずにおもしろいのはこの人の趣味の世界が強く反映した豊富なボキャブラリーが故。韻踏むためにわけわからん部分も出たりもするけどそれも含めて耳奪うUZIスタイル。

どこを切ってみても100%UZI印(うじるし)、UZI節、UZI色。正にウヂ太郎飴。「ラヴソング?メロウ?何の事です?」 この1stアルバムを表現するのはこの一言でOK→『俺がUZI 通すのは話の筋』。流石だね。

言霊(ことだま)

UZI, ZEEBRA, RINO LATINA II, OJ&ST, DJ OASIS, KM-MARKIT
ポニーキャニオン (2002/12/18)



1.イントロ
2.荒技師
3.Knock Out feat.ZEEBRA
4.言霊
5.戦場の狼 feat.RINO LATINA II
6.俺ら feat.ZEEBRA + OJ&ST
7.Wハットトリック feat.G.K.MARYAN
8.十里への道
9.9mm
10.解放軍
11.風林活火山〜氏大の野望'99 風林の章
12.一刀両断 feat.煙巻
13.IZUMI
14.風林活火山〜氏大の野望'99 活火山の章
15.リスク
16.結論
17.心技体
18.アウトロ


kls at 18:36│Comments(0)TrackBack(0)CD review | UZI

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