地獄猫 シロスケの最期 (目次)

地獄猫 シロスケの最期(目次)

地獄猫 シロスケの最期 (5) 完

最終話「地獄猫シロスケ、最期を迎える」

チーちゃんに泣きつかれて困った4人の爺さん達が、最後には根負けをして、シロスケをチーちゃんに預ける事にしたのは、夕方過ぎであった。

チーちゃんは、家に帰ると、シロスケを飼う様に、両親に頼み込み、何とか了承を得た。薄汚れていた毛も、何度か洗う内に、名前の様に白くなった。

年が開けて春になる頃には、もう誰も、地獄猫とは呼ばず、「チーちゃんちの猫」と呼ぶ様になった。

こうして、地獄猫シロスケは、飼猫となる事で、その呼び名を失い最期を迎えた。それ以降は、チーちゃんちの猫として、幸せな一生を過ごした。(完)

地獄猫 シロスケの最期 (4)

第4話「シロスケ、捕まる」

爺さん達が仕掛けたマタタビの罠に、シロスケが掛かったのは、年の暮頃だった。檻に入れられたシロスケを、どうしようかと4人の爺さんが相談している所に、チーちゃんが現れた。

チーちゃんは、商店街の近くに住む小学生の女の子で、小さかったので、チーちゃんと呼ばれていた。

チーちゃんは、前にイジメッ子にいじめられた時、シロスケに助けられたと思っていた。実際にシロスケがしたのは、前を通り過ぎただけだったが、イジメッ子は、地獄猫が来たと叫んで逃げ出したのだった。

だから、シロスケが捕まったと聞き、チーちゃんは、今度は自分が助けようと、飛んで来たのだった。
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