心の底から「逃げてもいいよ」と思えると、すごく気持ち的にはラク。  


周りにいる人で、「逃げてもいいよ」なんて言ってくれる人は、普通はいないでしょうし。    


学校生活、塾通い、受験勉強、部活ー。  「何がなんでも逃げずに立ち向かって頑張ることが成長につながるんだ!」


  そういう考え方の人ってやっぱり多いと思う。  


逃げる、辞めることに対する罪悪感。


  周囲の目もある。  


「ここまでやって来たことが無駄になってしまうよ」  


「こんなことで辞めていたら、将来もっと大きな困難にぶつかった時に、立ち向かえなくなるよ」  


自分と関係のない人は、好き勝手なことを言います。  


でも、「逃げるな」と言った人が、逃げないことで起こったことに対して責任を取ってはくれない。  


もし、心をむしばむほどの辛い状況から「逃げないで」、自殺をしてしまったら。  


「逃げるな」とアドバイスをした人は、自分の言ったことに対して責任を取ってくれるのだろうか?  


取れる訳がない。  


無責任なことは言えないけど、八方手を尽くして、やれるところまで頑張って、それでも自分を保つことが出来ない、壊れてしまうと思った時は、逃げることも1つの方法かなと。    


もちろん、逃げることにしても辞めることにしても、最終的な責任は自分で取らなければいけないけど、自らの命を絶つとか、心を病むよりは、まだやり直しのチャンスにつながる気がする。  


死んでしまったら元も子もない。  


親とケンカ出来るのも、友達とケンカ出来るのも、兄弟姉妹とケンカ出来るのも、命があってこそ。  


死んでしまったら何も出来ない。  


まずは生きること優先、かな。