よくも悪くもスカヨハ攻殻。~「ゴーストインザシェル」~

ゴーストインザシェル


TwitterとInstagramのアイコンを草薙素子にしてるくらいですから
そりゃもう大好きです。
ただし、OVAは全く見ていなくて劇場版アニメオンリー。
一番最初に公開された劇場版アニメ「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」を
リアルタイムで見たひとがどんだけいるんだろうってくらい
そのオリジナルはむかしむかしのおはなし。あ、バージョン違いの2.0があったか。(;^_^A
でもって、この一番古い作品が私は今でも大好きなアニメのベスト1だったりするわけで。

ホントに元ネタのリスペクトがすごかったですね。
実写でここまでやっちゃう、やれちゃうってのがまずびっくりでした。
光学迷彩とかね。冒頭の、素子を組み立てるシーンとかもね。
あ、名前は素子じゃないです。そのわけはあとで明かされるわけですが
そのへんはオリジナルとは若干異なります。
・・・・ラスト、俺と一緒にこないかって誘う相手も「人形使い」ではないので
この展開はこうするしかないかなと。
でも、素子(あ、素子で通します、途中までミラとよばれていますが)のアクションシーンは
スカヨハがよくぞここまで動けたよな~ってそこはもう拍手。

元ネタのラストの展開はどっちかいうとこれより前にスカヨハが主演した「LUCY」のほうが
近かったのではないでしょうか。
個人的にはネットと融合してしまった素子をバトーが回収してコドモトコの義体に
とりあえず入れました的なやつを見たかったといえば見たかったのですが。

桃井かおりがあのセカイにうまくとけこんでたわりには
なんでビートたけしだけは日本語だったんでしょうね?
ものすご活舌わるいから聞き取りにくいよってことだけ先に聞いてたんで
ご丁寧にも字幕付きだったたけしのせりふ回しは
私はそんなに気にならずに鑑賞できました。前もって心づもりがあった分大丈夫でしたよ。

あそこまでの特撮はハリウッドじゃないとできないのでしょうね。
ただ、外のセカイからみた攻殻と日本人のファンが感じる攻殻は
どうやったって違う、時間の尺よりも解釈が違うのはもう致し方なく、
当然話の展開も着地点も変わってきてしまうのだけど、
アメリカからみて、士郎正宗が描こうとした近未来のカッコいい部分と
ブレードランナーみたいな世界観は十分描けていたんじゃないですかね。

何より、限りなく素子になりきってくれたスカヨハに拍手。かっこよかった。

エンドロールで元ネタアニメの冒頭でながれる歌を使ってくれたことで
おお~って身を乗り出してました。結局楽しめたわけで。(o^―^o)



 

Google Earthの奇跡。~「LION ライオン 25年目のただいま」~

ライオン


5歳の子供が夜中になんかの仕事をしようと思っても
そりゃ起きてらんないわな。
なんでもお兄ちゃんの後を追っかけて同じようにやろうとおもっても
やっぱり幼児。
勝手に忍び込んで、うっかり眠ってしまった汽車はその間に1600kmも離れた街へ
サルーを運んでしまう。
・・・・運よくオーストラリア人夫妻の養子として育てられるも
大人になった彼は、GoogleEarthとわずかばかりの記憶を頼りに
もといた自分の家を探し始めるが・・・・。

なぜ スーが子供を産まずに養子をとったのか、それもなぜインド人の子供を選んだのか
そのへんの事情がけっこう胸にきましたね。
あとなにか巡り合いの不思議を感じました。

子供時代のサルーを演じていた男の子がめっちゃかわいかったな。
あと、直感が働く。生きていくのに必要な力をあの小さな体に持ってる、
そんな少年でした。

何かにとりつかれたように、部屋にこもってPCばかりいじって
その淡々とした作業がいくばくか中だるみしたかもしれませんが
その、みてるこっちもじゃっかんイライラするようなもどかしい時間があって
実の親と妹に再会したシーンの感動がくるわけですから
終わりよければすべてよしってことでしょうか。

・・・・育ての親も生みの親もその惜しみない愛をサルーに与え続けていました。
そのありがたみを見てるこっちが受け止めてとてもとても感動するお話。
はぐれて迷子になって心配をかけたぶんだけ
元の家にたどりつくために苦労するのはある意味当たり前で
それにしてもよくぞ見つけられたもんだとほんとそこはすごいと思ったわけで。


でも、親は、
元気で生きていてさえくれたらそれでいいんですよね・・・・。
インドのお母さんが生きていてくれてほんとよかった。そのへんは
鑑賞している自分もなんかこう身内みたいな気分で眺めていました。

エンディングで、本当のサルーとインドの母とオーストラリアの母が対面して
抱き合うシーンがあります。これまた感動のシーンでした・・・。 

不思議ワールド。楽しい♪~「夜は短し歩けよ乙女」~

夜は短し歩けよ乙女

なるべく彼女の目に止まることで気を引こうと
一生懸命外堀は埋めようとするのだが一向に外堀だけで
空回りばかりするどうしようもなくさえない先輩と
どこまでも天然でかわいくてめちゃくちゃお酒につよい、
黒髪の乙女の物語。

森見登美彦の原作は文庫でだいぶ前に読んだ。
中村祐介のイラストとアジカンは私のなかで3つセットになっていて
それがそのまま劇場版アニメでもタッグを組んでるのがうれしかったな。

ま~たこまかいことをツッコミますけど、
冒頭乙女は半袖のワンピースを着ていて、
鴨川には京の七夕ででてくる竹のまあるいオブジェがあったので
季節は8月。そもそも結婚披露宴がおわり2次会へ流れるとこで
乙女はさらにお酒飲みたさに歩き始めるので
夜の7時だか8時だかから話がスタートするのに
詭弁クラブで踊り、李白と飲み比べをし、下鴨神社の古本市にいき
文化祭でヒロイン(?)を演じ、京都中に蔓延した風邪を治しちゃうという。(え)
その間ま~みっともなく激マジに彼女を追いかけまわしては
さんざんな目にあう先輩のエピソードがもりこまれるんですが、(;^_^A

いやそんなん、ぜったい1日の出来事って無理っしょ?(爆)


三階建ての電車、偽電気ブラン、古本の神様、プリンセスダルマ。
原作にでてくるおもしろいエッセンスはきっちりいれて
テンポよく話が進むのでむっちゃ面白かったです。

どんなにどんなにがんばってもいつもスポットライトの外で
足蹴にされたり気づかれることもなかったりする先輩の傍らで
ただ心のおもむくままに様々なひとと出会い、たらふくお酒をのみ、
人を疑うことを知らず、気が付けばいつも彼女を中心に世界がうごいてるみたいに
話の中心にいる黒髪の乙女。
どこまでいっても肩身がせまく、ナカメ作戦を実行し続けるも
あくまでもたまたまあっただけの存在でしか見てもらえない先輩が
とにかくかっこ悪いのだけど、とにかく一生懸命で
最後にはどーにかこーにか、・・・・ハッピーエンド?
やっとふたりでお話をしましょうかにこぎつけるまでに
ま~こんなに大変だったのかという。・・・でもそれを
たった1日の出来事として怒涛の展開で劇場版アニメはすすむんです。

ほめてんだかけなしてんだかわかんないような書き方になりましたが
原作で感じた先輩と乙女のキャラクターが思った通りのまんま動いてしゃべって
とっても面白かったです。
イラストは見慣れているけれど、その動かし方は独特で色も独特で
(あ、でもテレビでやってた「四畳半神話体系」には似てるのかな?)
その個性的な映像を十分堪能しました。

早口で独特の語り口調でしかも先輩のあのキャラだから
ひとつまちがえれば偏屈でとても好かれる可能性はないのだけど(みてるこっちもね(;^_^A)
ピエロにしてしまうことでこんだけ笑えるとはね。
・・・・星野源はいったいどんだけの才能をもっているのやら。
文筆、演劇、音楽、今度は声優ですか。ほんと器用なひとだ。ハマってましたね。

そんなわけないだろワールドが展開されますが
笑って楽しめるアニメでした。個人的にはオススメ。ほぼ原作通りのイメージだったのも〇。



 
どこまでも ~How Far I'll Go~(初回生産限定盤)(DVD付)
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