昨晩は「歴代会長会」と2次会を楽しんできました。日頃、夕方から夜の時間は仕事をしているので、この時間に出歩くことはありません。ですから、休日感覚でテンションが上がるのかもしれません。

その「歴代会長会」でこんなお話を聞いてきました。それは、昔はどこの小学校にもあった「二宮金次郎の像」についてです。ご存知、薪を背負って歩きながら本を読んでいるあの銅像です。最近、めっきり見なくなりました。いろんな事情があるのでしょうが、寸暇を惜しんで勉強するあの姿がいろんな意味で時代にそぐわなくなったからだそうです。多くはバブルの頃は学校の改築などのついでに撤去されたそうです。最近では、薪を下して座って読書しているものや、そもそも本を読んでいないものなど、いろいろなバリエーションもあるそうです。

最近問題になっている歩きスマホがだめなら、歩き読書もダメでしょうといった批判も多くあるようです。そもそも金次郎像は日本人の勤勉さの象徴ではなかったのでしょうか。子ども達に「歩きながらは危険」と教えるのも大事ですが、像を撤去することによって失われたものもたくさんあるように思います。