May 2011

May 31, 2011

岩手・宮城旅行記。前半

さて、記憶が新しい内に先日の岩手・宮城旅行記を書いておこうと思います。
まぁ、旅行記とは言っても、今回の旅行の目的は結婚式なので、言うほど旅行でもないのです。

日程は先日の記事で書いた通りでした。
27日(金)は、仙台の嫁様実家まで行き、1泊。
28日(土)は、仙台から岩手へ、結婚式に出席して、1泊。
29日(日)は、友人たちと岩手の観光地を回って、岩手から仙台に戻って、1泊。
30日(月)は、仙台から茨城に帰り、メガネ屋へ。

初日の27日(金)はとにかく移動日。
茨城→宮城(仙台)。所要時間5時間。
むしろ、この日のメインイベントは夜の寝かし付け中、娘にメガネを踏み砕かれたコトでしょうか・・・。

結婚式に出席する2日目。集合時間は11時。
宮城(仙台)→岩手(花巻)の所要時間は、大体1時間半との噂。
逆算すれば8時に御実家を出れば余裕のハズ・・・、が、折れたメガネに悪戦苦闘したり何だりしている内に時間は無常にも過ぎていく・・・。

なんとか出発したものの、天気も悪く、しかも被災地東北には全国から集まったポリスがてんこ盛り。ナドナドとにかく速度が出ない。
知らない土地、押していく時間、やや焦りつつ11時前ギリギリに会場にすべり込む。

会場になるホテルのロビーで友人たちと合流。
旅行記1

ゆいかさんもママ自作のフォーマル姿をお披露目。

さて、受付は?
あれ? 時間ギリギリでしたよね?
あれ? 新郎がジーパンでフラフラしてますけど?
あれ? そう言えば式は12時からでしたよね?
あれ? 集合時間から1時間待ち? って、いやいや、何で11時集合時間なのよ。

あれー? とゆー疑問がありつつ、友人たちと話してれば1時間などアッと言う間。

旅行記2

新郎がニヤニヤしっ放しの結婚式は幸せムード爆発。

やっぱ良いですね、結婚式は。この幸福な雰囲気に当てられる位が良いですね。

さて、ココから問題の披露宴です。
いや、何が問題って、娘ですよ。

披露宴のテーブルには、こども用のメニューがあったのですが、それは基本的に小学校低学年位を対象にしたボリューム。

大きなプレートに大きなエビフライにハンバーグ、オムレツ、フライドポテト、ミートボール、いなり寿司にから揚げ、クロワッサン。
こどもの大好きメニューを全部揃えた、大人でもちょっとお腹一杯になるプレートを喰うわ喰うわ、食うわ。

旅行記3

両サイドを固める両親がちょっと引く食欲。
そして、プレートを食べ尽くした後、更にデザート(ゼリー、フルーツ、ケーキ)までペロリ。

一緒の席に座った友人の女の子(3歳)は、半分ほどでお腹一杯の様子なのに、娘はその後も大人用に出てくる料理を狙うほどの果てしない食欲。

コイツ・・・・本当に1歳7ヶ月か?

旅行記4

そんな果てしない胃袋の娘にほとんどの時間を奪われつつも、披露宴の方はつつがなく進行。

ただ・・・驚愕の事実がひとつ。 
友人の新郎は31歳、そして、初めて会う新婦は24歳。

って、えぇ?! 24歳!? 若っ!! 奥さん若っ!!

むむー、あのヒゲがあんな若くて可愛い奥さん・・・むむむ。くそう、おめでとう。

と、まぁ、なんだかんだで笑いあり、涙ホロリありの良い披露宴でした。

その日はそのホテルで1拍。
温泉にゆっくり入ったが最後、娘パワーに押されに押されたパパは撃沈。

夜は友人たちとゆっくり遊ぼうと思っていたのになぁ。

と、言ったトコロで前半を終わります。


「あんな御馳走は初めてでちた。じゅーしゅも飲めたし、最高でちた。次の結婚式はいつでしゅか?」

「次の結婚式は君はお留守番です。」



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茨城に帰りました。

メガネを踏み砕かれ、友人の結婚式に参列し、前沢牛を食べた岩手・宮城旅行から無事に帰りました。


仙台から茨城に帰るだけの今日は、なるべく早めに茨城に帰ってメガネ屋に行こうと思い、早めの出発。

だったのに・・・。

本日、関東から東北にかけて大雨強風警報発令中。

まず、高速に乗ろうとしたインターが事故で封鎖。
下道で封鎖区間分を南下するものの、雨、風、高速封鎖の影響で下道がノロノロ走行。
2時間半ロスして、なんとか高速に乗るものの、高速道路は雨風の影響で速度制限をされるまでもなく低速走行。

と、まぁ、なんだかんだと時間をロスしながらの帰り道でしたが、夫婦で運転を交代しつつ、娘の機嫌もギリギリもって、事故もなく帰ってくるコトが出来ました。


予定よりも押したものの、メガネ屋に行く事も出来ました。

もう完全に根元からツルが折れていたので、買い替えを覚悟していましたが、メガネ屋のオジサン曰く「部品さえ取り寄せれば直せますよ。」とのこと。

メガネが顔の一部になってる人間にとって、愛用のメガネはそりゃあ大事なモノ。
パッと行って、バッと決めて、なんて、そんな落ち着かない状況で買い替えるのは気が進みません。
しかも、数万円もするモノですから、直るなら直すに越した事はない。

と、ゆーワケで修理するコトにしました。

部品の届く木曜日まで、セロテープ対応にて、我慢。


本当は旅行記をまとめちゃおうと思ってたのですが、流石に今日は疲れたので、旅行記はまた明日。


「セロテープでグルグル巻きのメガネなんて格好悪いでしゅねー。」

「君が言う?」



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May 29, 2011

食べ過ぎ警報発令!

この三日間、とにかく食べ続けています。

仙台の嫁様実家で歓迎の大御馳走。
そして、昨日は結婚式で昼から夜まで呑みっぱなしの食べっぱなし。
今日は今日で、朝はバイキング、昼は前沢牛の焼き肉、夜に再び嫁様実家で大御馳走。

とにかく、ずーっと食べ続けてる感じ。

娘も僕もお腹パンパン。

明日からは節制生活にしないと、今のお腹がそのまま身になってしまう。


「パパのお腹は、今更でしゅ。」

「きみだってー。」

「わたちのは幼児体型でしゅ。パパはこのままじゃ中年太りでしゅ。」

「質が違うか.....。」

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May 27, 2011

眼鏡を取ったら目がねぇ。

娘に眼鏡踏まれて、ツルが折れました。

出先なのに。仙台なのに。

寝かし付けをして、ふと油断して眼鏡を枕の横に置いたのが敗因。
ちょっとウトウトして、目が覚めたら、時すでに遅し。
右のツルが根元からポッキリ。

うわー。
明日は結婚式なんですけどー。
何してくれてんの。まじで。

とりあえず、この旅行中は接着剤とセロテープ対応で乗り切って、帰ったら眼鏡屋さん直行だな。

いやー、人生、何が起こるか分からんす。
一寸先は闇っす。

初めの瞬間こそイラっとしましたが、まぁ、怒ったトコロで眼鏡が直るワケでもなし、笑い話にするしかないっす。

いやー、しかし、やってくれるなぁ。


『藤村Pは言いまちた。
何が起こるか、分からないから旅なんだ。と。』

『 ・・・・、ごめんなさいは?』

『ごめんなしゃい。』

『本当の娘も謝れれば良いのになぁ。』


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じゃあ、岩手行ってきます。

sora


幸い、天気も良い感じ。

今日の一枚も既にアップし、準備万端。

3泊4日の長めの岩手旅行。
超長距離ドライブの続く旅行なので、休憩を入れつつ、安全第一で行きたいと思います。



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May 26, 2011

うしおととら

うしおととら


先日、大人買いした「うしおととら」全巻+外伝を一気タテ読みしましたー。

藤田和日郎 著
1990〜1996 週刊少年サンデーにて連載

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中学生・蒼月潮(あおつき うしお)は、蔵の掃除の途中で見つけた地下への扉を開けてしまう。

そこに居たのは、朱色の化物。
千里を一瞬で駆けぬけ、炎を吐き、雷を落すその化物は、人々からも妖怪からも恐れられる大妖怪だった。
かつて暴虐を尽くした朱色の化物は、霊槍「獣の槍」を繰る侍に負け、500年の永きに渡って壁に磔にされていた。

「槍を抜け。」と潮を脅す化物。

1度は扉を閉めた潮だったが、既に500年間溜め込まれた化物の妖気が解放され、魑魅魍魎が集いだしていた。

邪悪な魑魅魍魎を何とかする為、潮は再び化物の居る地下への扉を開く。
そして、化物から槍を抜いた時、潮は槍に選ばれ、化物どもと戦う力を得た。

だが、それは最も恐ろしい九尾の狐・大妖怪「白面の者」と戦う宿命を背負う事だった。

白面の者を唯一滅ぼす力を持つ獣の槍、潮、そして、潮に「とら」と名付けられた朱色の妖怪の長い旅が始まる・・・。

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やっぱ面白いなぁ、うしとらは。

33巻に渡る長編ストーリーでありながら、全てのエピソード、全ての登場人物たちが最後の戦いに向けて役目を持ち、伏線が集約される。
そして、うしおととらだけじゃなく、他の登場人物の成長が白面を倒す力となる。

んー。完成度高い!!

この作品で出てくる登場人物たちの「死に様」は、本当にもう、凄いんです。
敵でも、味方でも、じんとくる熱さがあります。

そして、決して明るくはない悲哀のあるストーリーを重くしすぎず、きっちりエンターテイメントさせて、で、ラストでは泣かせる。

だって、ストーリーを知ってるハズなのに、本当に泣きましたからね。32歳の男が。

いやー、やっぱりストーリー漫画は完結してこそ。だな。




know_the_base at 22:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) マンガ 

今週末は岩手へ。

今週末は、大学時代の友人の結婚式に出席する為に岩手に行ってきます。

娘が居るので(という言い訳を使って)、ムリクリ4連休を作りました。

初日(金)で仙台の嫁様実家まで行き、1泊。
翌日(土)は仙台から岩手へ、結婚式に出席して、1泊。
3日目(日)に岩手から仙台に戻って、1泊。
最終日(月)に仙台から茨城に帰って、4連休終わりです。

友達たちに会えるので、今から楽しみです。


震災後初めての東北行きですし、やっぱりちょっと思うトコロもありますが、ソレはソレ。
そう言うコトも無視は出来ないけど、今回は横に置きます。

普通に友人の結婚式があって、楽しんで、酒飲んで、美味しいもの食べて、浮かれる。
そういうのが一番幸せだし、大事だと思う。
なので、普通に楽しんできます。
だって、戻りたいのは、そう言う普通に幸福な日常ですから。


まぁ、ちょっと意識的にマニーを使ってこようとは思ってますけどね。旅行だし。



「わたちにも招待状が来たんでしゅ。初めての御招待でしゅ!」

「じゃあ、君も御祝儀用意しなきゃ。」


know_the_base at 00:13|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 日記 | 旅行記

May 24, 2011

やったぁ。200万円だぁ。

すごいよー。こんなメールきたよー。

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また、宜しければプレゼント賞品をご利用になった感想等を伝言板までお寄せいただければ幸いです。

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うわお。200万円だって。


・・・・。

あほか。

って、あほか。 

だぁほ。

あほう。 あーほ。

イマドキこのメールに反応するヤツいるか。

何かい? 
メアドの初め4文字がクジになっていて、それで勝手に抽選して、当選して200万円ってコトかい?

もう、本当にカンベンして下さい。

もう、本当に、本当に腰砕けるんで、もう、もう、充分です。

カンベンして下さい。



know_the_base at 23:25|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 日記 

May 23, 2011

「化物語」 はじめました。

化物語


西尾維新によるライトノベルのアニメ化。
前々から見ようと思っていたアニメシリーズをやっと鑑賞です。

現在、Disk 1 「ひたぎクラブ」鑑賞後。

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あらすじ。
高校3年生の少年・阿良々木暦は、文化祭の準備をしていた5月のある日、ひょんな事から2年間ろくに会話すらしたことがない病弱なクラスメイト・戦場ヶ原ひたぎの秘密を知ってしまう。なんと彼女には、およそ体重と呼べるものが殆ど無かったのである。

暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと執拗な脅しを受けるが、それにもめげず彼女の秘密に対する協力を申し出る。彼女によると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さを根こそぎ持っていかれたのだと言う。

実は暦もひたぎと同じような奇妙な体験をしており、その時に忍野メメという怪異に詳しい男の力を借りたのだった。暦とひたぎはメメに相談する為、彼の住む学習塾跡の廃墟ビルに向かう。メメによるとひたぎの体重を奪った蟹もやはり「怪異」であるという。ひたぎはメメの力を借り、自分の体重を奪った怪異と再会するのだが、それには彼女自身が封じたある過去の秘密が関係していたのだった……。
wikipedia より抜粋

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キャラと、萌えと、エヴァ以降に許されるようになった表現方法に、妖怪怪異を混ぜ、奇妙な台詞回しをスパイスにしたような作品。

でも、面白いから、イイ。(ぽよん)

って、感じでしょうか。

とりあえず、最後まで見たいと思わせてくれる、掴みはナカナカの第一巻でありました。


以上、ある特定の人たちへの御報告です。


「このブログだけ読んでる人にとって、パパは何者なんでしゅかね?」

「どう映ってるのかはパパが知りたいよ。」


know_the_base at 22:43|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 物語シリーズ関連 | アニメ

May 22, 2011

こどもは霊感があると言う。

まだ人間世界の常識に囚われていない幼児には、この世ならぬ存在が見えると言う。


昨晩のコトです。

風呂上りの娘っちを寝かし付けようと、僕と娘っちは布団の上をモジモジごろごろしておりました。

でも、真夏日となった昼の熱気を受け、夜の寝室も少し汗ばむ寝苦しさ。
風呂上りで体に残る熱と、部屋の熱気で、とても寝られる感じではありません。

僕は少し空気を入れ替えようと窓を開けました。
風を通すと、流石に夜風は涼しく、サッと暑さを払っていきました。

「気持ち良いね。」

僕が娘っちに語りかけると、娘っちはベットの上に座ったままじっと中空を見つめ

「こわーい。」 と、言いました。

「こわい? 何が?」 と、僕が聞いても

「こわーい。」 と、繰り返すばかり。

常夜灯だけの寝室、遮光でないカーテンが透かす街灯と車のヘッドライト、風に揺れるカーテン。
そして、何もないハズの中空を見つめたまま「怖い。」と繰り返す1歳半の娘。

こりゃあ、何か見えてるのか?

そんな気さえして、さっきまで心地良かった夜風が、今度は妙に背筋に薄ら寒く感じられます。

娘っちの見つめる中空を見ても、僕には何も見えません。

少し寒くなったので、僕は窓を閉め、娘っちの横に戻りました。

すると、今度は娘っちが「いんな、いんな。」と繰り返しだし、僕と両手を繋ぎモジモジしています。
どうやらママの所に行きたいらしい様子。

「いんなって、何だ? ソレが見えてるのか?」 と、思いつつ、「ママの所に行く?」 と、聞くと、うんうんと頷きます。

「じゃあ、ママのトコに行こうか。」と、僕が言うと、すっくと立ち上がるとまだ脱衣所に居る嫁様のトコへと走り出し、嫁様を見つけると足にしがみつきます。

娘っちが足にまとわり付いて動きづらそうにする嫁様に僕が事情を説明すると、嫁様は笑って言いました。

「それは、揺れるカーテンが怖かったんじゃない?」
「それと、いんな、は、みんな、だよ。カーテンが怖いから、みんなで寝たいってコトじゃない?」

なるほど。 流石はママ。

そう言われれば、確かに娘っちは揺れるカーテンの方を見ないようにしていた気がします。
それに、「いんな。」と言って手を繋ぐのは、「おかあさんといっしょ」の歌「みんな、みんな、みんな」の動きです。

納得。

別に「いんな」なる霊が見えていたワケじゃないのね。 当たり前か。


だって、こどもはそう言うのが見えるって言うじゃないですか。
だから、まさかとは思いつつ、ちょっとそんなコトを考えちゃったんですよねー。

そうか、カーテンか。

でも、暗がりに揺れるカーテンを見て 「こわい。」 と言う、なんて、娘っちも随分と成長しました。


ちょっとした怪談かと思ったら、また我が子の成長話でしたとさ。



「え? カーテンでしゅか? カーテンなんか怖いって言ってましぇん。」

「あれ? じゃあ、あの時は何が怖かったの?」

「それは言えましぇん。」

「えー、こわーい。」

know_the_base at 22:31|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 日記 | こども

個人的一里塚。その2

日記1000本に続き、このブログがまたひとつの節目を迎えました。

昨日観た「ハート・ロッカー」で映画のレビューが500本になったんです。

約7年で500本。

「初見で書く」と言うルールは途中でヤメてしまいましたが、「必ず最後まで観る。」と言うルールだけはちゃんと守っての500本。
ちょっとした感慨があります。

一応、自分なりの評価基準を決めて、評価をしてきたつもりですが、今、改めて評価を見ると「えぇ?本当に?」と思う評価があったりもします。

でも、僕の評価は、その映画を観終わった瞬間の気持ちを大事にしているので、後から疑問を抱いても評価を変える事はしていません。


この500本のレビューを書くにあたって、個人が勝手にやってる映画レビューとはいえ、映画を創った人たちに失礼のないように、なるべくフェアに評価しようと心がけてはいます。
でも、自分が勝手にかけた期待値はどうしてもあって、それを上回ってくれば評価があがったり、逆であれば酷評してしまったり、と、完全にフェアなレビューと言うのはナカナカ書けないモノです。

ただ、フェアかどうかは別にして、「勝手に言葉が溢れてくる作品。」と「ひねっても言葉が出ない作品。」は間違いなくあります。

そして「言葉が溢れてくる作品」に会心のレビューが書けた時の達成感は、映画を観ているだけでは味わえなかった、もうひとつの映画の楽しみになっています。


僕はほとんどがDVDでの自宅鑑賞(しかも旧作)と言うスタイルで、詳しい知識もない単なる映画ファン。
しかもブログの内容は、自分の個人的な日記と半々以下のアップ数という体たらく。

そんな映画ブログとしては失格レベルの内容ですが、「まぁ、こんな映画ブログがあっても良いんじゃない?」と気楽に続けていこうと思っています。

何の為、でも、何になる、でもなく、単に趣味でやってるワケですしね。にゃはは。

いつも読んで頂いている皆様。今後とも宜しくお願いします。



P.S
記念すべき500本目、本当は「ベン・ハー」にする約束をしていました。
でも、途中でカウントを間違えて、それを修正したらズレちゃったんです。あはは。ごめんね。

「ベン・ハー」は、仕切りなおしの501本目に鑑賞しようと思っています。

が、4時間近い大作ですからねぇ・・・あれ。



know_the_base at 00:27|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 日記 

May 21, 2011

ハート・ロッカー

ハートロッカー


2010年のアカデミー賞で9部門にノミネートされ台風の目となり、そのまま作品賞を受賞した作品。


2004年、イラク。
泥沼のイラク戦争、アメリカ軍は車、道路、瓦礫、ありとあらゆる所に仕掛けられた爆弾によって甚大な被害を負っていた。
この戦争の中で、爆弾処理班は正に死と隣り合わせの最前線にあった。

任期まであと39日のブラボー中隊。
慎重さとユーモアがあり、仲間を率いるのが上手い爆弾処理班のリーダー・トンプソンは爆弾処理の中で、死んだ。

次に中隊を率いる事になったジェームズ軍曹は、爆弾処理班のリーダーとして異常だった。

安全対策なんてどこ吹く風。
遠隔操作のロボットなど使わず、直接に爆弾の処理に向かう。
爆弾処理の途中で暑さに苛立って防護服を脱ぐ。
爆弾処理中に仲間との連絡を絶つ。
ジェームズは、まるで命を賭けたスリルを楽しむかのように爆弾に向かう。

アイツはただの死にたがりなのか、それともスペシャリストなのか。

ムチャクチャなジェームズに、中隊の仲間達は不満を募らせていくが、その反面、異常なジェームズはその爆弾処理の功績によって軍の中で評価を高めていく。



戦争は麻薬。

ヒリヒリ、なんて言葉じゃ足りない、ビリビリと肌を焼くような危険に命を晒す最前線。
緊迫と弛緩が繰り返される戦場は、死ぬも生きるもただの表裏。
たまたま振ったサイコロの目で、ある者は死に、ある者は生きる。

たまたま生き延びる事が出来ても、それは幸運なのか?

戦場で過ごし、生き延びた兵士たちの精神はガリガリと削り取られ、病んでいく。

任期が終わり、もし、まともな精神を保てたなら、2度と戦場に戻りたいとは思わない。

だが、その戦場の中でしか「生きる」コトを感じられなくなってしまったら?
もう、そこに戻るコトでしか生きられなくなってしまったら?

その麻薬中毒になってしまえば、もう、行くしかないのだ。 終わりまで。


特にこれと言うストーリーがあるワケじゃない。
ある意味、淡々と爆弾処理班の任務をドキュメンタリーのようにひたすらリアルに、アメリカ兵の視点「のみ」で映す。
イラク戦争の意義も、イラクの人達の視点も、そういったモノは何もない。

圧倒的な戦場の緊張感に、胃からムカムカしたモノが蠢くのを感じ、観終わった後に疲労感で放心する。


映画として?と、聞かれると「うーん。」とも思う。 が、その迫力にはのまれる。

この、単純に「楽しかった!」と思わせないトコがアカデミー賞らしい感じ。
スラムドック・ミリオネア」のようにストレートな作品の方がアカデミー賞らしくないのかも?


他人に薦めるか? と、聞かれると「いやー。」と言う。

でも「アカデミー賞作品!」と、思わないで観れば、これはこれでひとつの作品の切り口としてアリだと思う。
むしろ、なんでそこまで評価が低いのかも良くわからない。

うーん。確かに評価が割れる理由がわかるなぁ。


最終評価 B+


know_the_base at 23:19|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 は行

May 19, 2011

運命のボタン

運命のボタン


1976年
アメリカ・ヴァージニア州。

ある朝、ルイス夫婦の家の前に箱が置かれる。
箱の中には赤いボタンの付いた奇妙な箱がひとつ。

翌日、現れた男は妻のノーマ(キャメロン・ディアス)にこう告げた。

このボタンを押すと2つの事が起きます。

ひとつは、現金で100万ドルがあなたに贈られます。
そして、もうひとつは、あなたと関係のない人が1人死にます。

期限は24時間、明日の朝まで。
あなたが押さなければ、この権利は別のひとへ渡ります。

男はアタッシュケースに詰められた現金を見せ、去っていった。


2人は悩むが、金に困っていたこともあり、ボタンを押してしまう。

そして、これがこれから始まる奇妙な事態の序章だった・・・。


翌日、再び現れた男は100万ドルを置き、箱を持って去っていった。
言葉を残して。

この箱は、次の人の元に行きます。あなたたちの知らない誰かの元に・・・。



って、はぁ?
なんだ? コレ?

なんだか、ゆったりと思わせぶりな状況とか、質問とかが繰り返されて、もやもやもやもやと話が続く。
しかもチョイチョイ出てくる火星人設定とか、中途半端なサスペンスタッチとかが本当に中途半端でイライラする。

その思わせぶりな伏線が、ラストに回収されるのを期待して、ラストまで観たものの・・・・、あったのは先の読める大した事ないオチ。

んー。 正直、意味不明。

要は、超科学を持った火星人が地球人を残すべきか滅ぼすべきかを試してるって話?

でも、この「他者の命と自分が得る莫大な金を秤にかける。」って言う、人間の醜悪な葛藤を描くのであれば中途半端にSFにしないで、悪魔とかを使った方が早いし分かりやすい。

それとも、実はそんなテーマではなく、火星人による婉曲でフワっとしたNASA関係者への復讐と見るべき?

元がショート・ショートの古典らしいですが、時代も古く(だって火星人設定だもんね。)、更にショート・ショートのストーリーを長編映画にすること自体に無理がある。

何だか、もやっとした気持ちだけが残る作品でした。


最終評価 C+


know_the_base at 20:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 あ行

May 18, 2011

強力粉ランキング

ホームベーカリーが我が家の食卓に革命を起こして3ヶ月。
焼き上がり

革命以来、我が家では2日に1回のペースでパンを焼いています。

こういう頻度でパンを焼いていると、消費するのが小麦粉(強力粉)です。
1回に250g使用するので1kgが4回で無くなる。ってコトは、8日で1回、ほぼ1週間にひと袋使うわけです。

こうやっていつも小麦粉を買っていると、買う店やタイミングによって案外と同じ小麦粉が手に入らないモンなんですよね。
それに、どのメーカーの小麦粉が一番良いのかの模索も兼ねて、自分たちの環境で手に入る小麦粉は一通り試してみました。

試した小麦粉は6種。
内訳は日清製粉が3種、ニップン、生協、CGCが1つずつ。

他の材料は完全に同一の条件で、小麦粉だけ違う水平条件でパンを焼くと、結構味が違うんです。


では、勝手に know_the_base 家・強力粉ランキング!!

6位 CGC パン名人強力粉
CGC

試した6種の中でコスト的には一番安い強力粉でしたが、やっぱり安いだけあって味の方はイマイチ・・・。
焼きあがったパンが他に比べてポソポソした感じで、ちょっと風味が劣る感じになります。
あと、袋がチャックになっていない紙の袋なので不便でした。


5位 日清製粉 パン専用小麦粉
パン専用

試した中で唯一の2kg袋。
しかもコストが他の小麦粉がキロ300円弱なのに対し、これはキロ350円ほどする高級小麦粉。
でも、味の方は風味が格段に勝ると言う感じでもない。しかも、一番困るのはしょっぱいコト。
この小麦粉は、特別に水の配分が少なめに指定されていました(他より膨らむから?)。今考えればソレに合わせて塩の配分を減らせば良かったのかも知れません。
2kg袋なので「しょっぱくて嫌。」と思った後も長めに使わねばならなかったのも良くなかったです。
袋もチャックじゃありません。


4位 ニップン ふっくらパン高級小麦粉
ニップン

特に可も不可もない強力粉と言う印象。
「あー、今日はニップンで良い?」的な、あくまで1位の強力粉が手に入らなかった時の妥協感があります。
ふっくらパンの名前に恥じず、焼き上がりは一番大きくなります。
ただ、2日でパンを消費するにあたって、2日目の風味の低下が他よりもある感じ?
あと、やはり袋がチャックじゃないので不便です。


3位 生協 強力粉
生協

1位の強力粉とほぼ同じレベルのパンが焼けます。
ただ、問題点は生協(配送)のシステム上、欲しい時にいつでも手に入ると言うワケではないと言うトコ。


1位(タイ) 日清製粉 カメリヤ(チャック付き)強力粉
カメリヤ

ザ・定番であり、我が家の食卓に革命を起こした強力粉。
もし初めの強力粉がCGCだったら革命は起こらなかったかも・・・。
値段も他に比べて特別に高いと言うワケでなく、風味抜群。
しっとり感も他の強力粉より良い気がします。
しかも、2日目以降の味の落ちもあまり感じられません。
袋にもチャックが付いているので非常に便利。
ただ、確実に1位の味なので、他の方もカメリヤを狙うワケで店頭の売り切れ率が高いです。


1位(タイ) 日清製粉 カメリヤスペシャル(チャック付き)強力粉
カメリヤ スペシャル

ダントツ1位だったカメリヤの亜種。
スペシャルだからカメリヤより更にウマいのか・・?と言う期待からすると、そこまでではない。
でも、定番カメリアに劣らない味わいで風味抜群。
パンの耳部分が定番カメリヤよりも少し柔らかい印象。焼き上がりはちょっと小さめに感じます。
値段も定番カメリヤと変わらずなので、この2つはどっちでも良いといった感じ。


以上、3ヶ月の強力粉比較検証の結果でした。

パン焼きは完全に我が家の生活サイクルに馴染み、今後も続きそうです。
コスト的にも1回約100円程度。普通に食パンを買うよりも安く、それでいてホテル食パン並のパンが焼けるので、もう戻れない感じです。
まぁ、初期投資を考えるとアレなんですけどね・・・。


「パパって・・・パンを焼く時までこんなコト考えながらでしゅか?」

「だって、水平条件で比較して味の違いが分かるとか、楽しいじゃん。
 次は小麦粉は同じで牛乳の量を変えてみたり、バターを変えたりしてみたいね。」

「面倒臭い男でしゅ・・・。」




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May 17, 2011

「黒人」の感想

病院の消毒液の匂いがします。

なので、口に入れるのは諦めました。

以上。

know_the_base at 23:39|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 

May 16, 2011

そんな差別的な歯磨き粉あるか。

台湾土産

職場の先輩が台湾旅行に行って、土産をくれました。

森永の定番「ハイチュウ」と、歯磨き粉「黒人」です。

まぁ、ハイチュウは、ね。
味はちょっと日本のハイチュウに比べて甘めですし、ソーダの「清涼感」が異様にスーッとしますが、何だかんだで台湾森永が作ってますから、常識的なんすよ。

問題は、好来化工股份有限公司さん製造の歯磨き粉「黒人」。

DARLIE

黒人さんみたいなキレイな歯になれるってコトなんでしょうけど・・・

そんな差別的な名前あるか。

日本だったら絶対NGだよね。この名前・・・


「で、黒人を使った感想はないんでしゅか?」

「あ・・・明日・・・ね。」

know_the_base at 23:12|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 日記 

May 15, 2011

大人買いでスッキリ。

昨日の動物園の帰り道。
ゆいかは寝てしまい、ウチの夫婦定番の「勝手に know_the_base 講座」が始まりました。

昨日の講座テーマは「漫画」。
一昨日の夜に観た「魁!! 男塾」の話題から始まったこの講座は、行きは「80年代漫画のムチャクチャさ」について、帰り道には「漫画としての完成度」についての特別講座2コマ。

まぁ、毎度毎度、一方的に僕が言いたいコトを語り続ける形式で続くこの講座を、飽きずに受講してくれる嫁様に感謝ですな。

さて、その講座の余熱で、帰宅後に僕の中の「漫画蒐集熱」に火が点いてしまいました。
帰り道で熱く語った「完成度」の高い漫画の数々が読みたくて、手元に置きたくて仕方なくなってしまったのです。

とりあえず古本屋に行きたい。

行きたーい。

行きたい。行きたい。

と、言うワケで、ゆいかの寝かし付けが終わってから1人家を抜け出し、近所の古本屋巡り(計3店)へ行ってしまいました。

で、その戦果。
大人買い


藤田和日郎 うしおととら 全33巻+外伝1巻
田辺イエロウ 結界師 1巻〜13巻
CLAMP ちょびっツ 全8巻

計55冊。一気買いです。

コレ、正に大人買い。

あーーーーー、久しぶり。 なんだか、すんごくストレス発散になりました。

スッキリ。


「パパって、アレな人なんでしゅか?」

「あれ? 今更?」

know_the_base at 22:32|PermalinkComments(3)TrackBack(0) マンガ | 日記

May 14, 2011

はじめての動物園

今日は家族で東武動物公園に行ってきました。
風は無く、気温はポカポカ。 本当に最高の行楽日和。

GW明け、最初の週末の動物園は大きな観光バスでやってきた幼稚園の大集団が沢山居ました。

でも、他のこども達のパワーに負けず、はじめての動物園で娘っちも絶好調。

最近、すっかりカメラ小僧と化したパパは、もちろん一眼レフを持参。
外に出る今日は、望遠レンズが大活躍!!

と、思いきや、望遠レンズには弱点があったのです。

重い?

いや、それはパパ、頑張れるんです。

答え:はじめての動物園を楽しむ可愛い愛娘が撮れない。(近すぎると、やっぱりキビシイ)

コレ、致命傷。

とゆーワケで、今日はいつものレンズで回りました。

手初めは鳥園へ、
フラミンゴ


フラミンゴをみるゆいか

フラミンゴやオシドリに興奮。

オシドリ 1

水しぶき!!
オシドリ 2

水をバシャバシャするオシドリを、パパはカメラをいじり回して劇写。

ガチョウとゆいか

ガチョウと御対面。

サル山

分かりづらいけど、サル山。
サル山を見るゆいか

サル山に興奮。

カピバラさん

カピバラさん。ここでだけ望遠レンズにつけ代えしました。

泳ぐカピバラさん

泳ぐカピバラさん。

リスザル

リスザル。望遠レンズ大活躍!!

ぐったりするリスザル

でも、暑い今日は、リスザルたちもグッタリ。

水分補給

今日は暑かったので、人間も水分補給をマメにしました。

象を見るゆいか

初ゾウさんとの対面。
ゆいか、夢中。

アルパカ

何気なくいたアルパカ。いつぞやのリベンジ、難なくクリア。

ライオンを見るゆいか

そしてライオンさん。
これまた興奮。 
ちなみに、娘っちに「ライオンさんは?」って言うと、「がぉ〜」と小さく言うのが、ちょっと可愛い。


11時過ぎに到着して、2時頃には退散。

でも、娘っち初めての動物園は大充実でしたとさ。


「パパよりも凄いカメラを持った人も沢山いまちたね。」

「ねー。そのうちパパもあぁなるかもねー。」

「なんか、リアルに嫌でしゅ。」

know_the_base at 21:14|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 | こども

その指導、受けると、何?

今日は、娘っちの1歳6ヶ月健診だったそうな。

身長、体重、胸囲に頭囲。
前回の1歳健診から比べて着実に成長してたらしいです。  

が、 やっぱり身長が成長曲線下限ギリギリ、まだだまチビッコの娘っちは「要指導」だそうな。

あぁ、要指導かぁ。


って、あれ?

指導?

身長が小さくて、指導? はい。  はい?

って、ソレ、何? 身長が伸びる指導?


「具体的に、内容は、何?」 と嫁様に聞いたところ、「具体的な指導は特になかった。」とのコト。

ですよ、ね。

だって、聞いた事ないもん。 身長伸びる指導。

聞きたいもの、逆に。


ん。
  
まぁ、明日から毎食牛乳だな。牛乳。


食事2


「望むところでしゅ!!」

「写真は使い回しだけどねー。」


know_the_base at 00:10|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 日記 | こども

May 13, 2011

魁!! 男塾

魁!男塾


名作やA級作品ばかり観ている反動シリーズ。その2
コレはツタヤで発見して、なぜか手放せなくなってしまった1本。

キン肉マン、聖闘士聖矢、などと共に80年代に週刊少年ジャンプに連載されていたある意味で伝説級の漫画を実写化。

男塾
イマドキでは考えられない破天荒なバトル漫画で、実写化は不可能と思われていた男塾。

いやいや、てか、何で実写化する気になるんだ、男塾を。


武士道精神を継承し真の男を育てる私塾・男塾。
塾長・江田島平八の率い育てる男塾の卒業生達は、各界においてひと角の人物たちばかり。
今年もまた、男塾に新たなる男たちが入塾した。

無口だが文武に秀でた剣桃太郎を筆頭に、ど根性がウリの冨樫源氏(照英)、野生児・虎丸龍次、個性の強い一年生たちは厳しい男塾の生活の中で絆を強めていく。

そんな男塾に恨みを抱く男・伊達臣人が極悪集団・関東豪学連を率いて、男塾を乗っ取りに現れた。

関東豪学連と男塾の闘いの火花が散る時、江田島平八が口を開く。

「この争いは男塾最大名物「驚邏大三凶殺(きょうらだいさんきょうさつ)」で決着をつけるべし。」

霊峰富士の秘寺・宝獄院で互いの代表3名が命を賭ける。
戦いの舞台は崩落寸前の洞窟、断崖絶壁、そして火山の火口。

男塾の代表は、桃太郎、冨樫、虎丸。

そして、戦いの時、ヘタレの彦麻呂が応援の為に男塾至宝の大塾旗、重さ300キロの「喝魂旗」を掲げようと決意する・・・。


あぁ、なんか懐かしいな男塾。

以上。


え? ツッコミ? いる?

ソレは元々の作品に? それともこの作品に?


あぁ、じゃあ、ひと言。

この作品は、男塾を忠実に再現してはいます(キャストは納得出来ないけど)。
まじで。コレ、驚愕ね。
それをやろうと思った事には、驚くしかないっす。押忍!!

でも、原作を知っていたら、案外と楽しいのが不思議ね。


映画として? 聞くなよ。ヤボだなぁ。


最終評価 C+

know_the_base at 19:52|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 さ行

May 11, 2011

「続ける力」

tudukeru


継続は力なり。

幻冬社新書
伊藤 真 著

継続は力・・・ 誰でも分かっているのに、なぜ続けられないのか。
今度こそは続ける・・・ そう思うのに、続けられない理由を、そして続ける技術を、超難関である司法試験の合格者を輩出し続ける伊藤塾のカリスマ開設者が教える。


僕は、天下無敵の三日坊主。

とにかく継続力がない。本当に継続力がない。
正直、こんな自分を何とかしたい。

そんな想いから手に取った一冊。


・物事を続けるには、そのコトを特別な「例外」ではなく、日常の一部である「原則」に変える。
・ゴールの一歩先をイメージする。
・やる気は上げるじゃなく、下げ幅を小さく。

などなど。

半分くらい、いや2/3くらいはナルホド納得。と、思える内容。
計画の立て方やその実行の仕方とかは知らなかった知識で「おぉ。」と思う。

でも、「そんなコト言われても。」とか「それが出来れば苦労はないよ。」と思う内容もあります。
「えー、それは精神論だよ。」と言いたくなる部分もあります。
それに、後半は自分自慢や過去の栄光話になって、読むのがちょっと面倒臭くなります。

でも、まぁ、それでも手元に残しておきたいなと思える内容でした。


とは言いつつ、良く考えると「仕組み化」とか、その辺のノウハウは詳しい友人が居たハズなので、ソイツにちゃんと教えて貰えれ良いのではないか?と思ったり。

あ、でも、そいつの継続力にもちょっと疑問があったり?

うーん。


継続は力って分かってるのに、何で続けられないんでしょうね。

いや、それよりも、そもそも何を続けるか、が問題ですよね。



「パパって、ダメな子なんでしゅか?」

「あれ? 今更?」



know_the_base at 22:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0) まじめな本 

May 09, 2011

ドーベルマン刑事

ドーベルマン 2


名作やA級作品ばかり観ている反動シリーズ。
て、言いますか、コレは久しぶりの嫁様による嫌がらせです。


特別犯罪課−−− 略称・特犯課
凶悪犯罪専門であるが、特にその任務は危険かつ重大な責任を負うものであり、現存する各課が敬遠する事件に限る−−−

ドーベルマンと呼ばれる狂犬のような男・加納錠治は、特犯課の刑事。
凶悪犯罪に立ち向かう彼は、暴力を厭わず、いざとなれば44マグナム・ブラックホークをぶっ放す。

今回、加納が立ち向かう事件は、銀座のクラブで客、ホステスを皆殺しにした凶悪な外国人強盗団。
その強盗団の裏には麻薬の匂いがした。

加納は特犯課に新たに配属になったジャガーとコンビを組んで強盗団を追うが、ジャガーの動きはどこかオカシイのだった・・・。


原作は「北斗の拳」の知られる武論尊。
作画は「ブラックエンジェルス」を描いた平松伸二。

ドーベルマン 1

1970年代に週刊少年ジャンプに連載されていた「ドーベルマン刑事」。

この「ドーベルマン刑事」の実写化は、1977年に千葉真一主演で映画化版と、黒沢年男主演のTVドラマシリーズ版、そして今回鑑賞の竹内力主演・1996年製作の東映Vシネマがある。

このVシネ版は、90年代の匂いがプンプンするシュールな空気感がウリ。


ん。期待を裏切らないチープなB級感タップリのVシネマでした。

あまりにも脱力系な作りで、映画として真面目にツッコむのさえバカバカしくなる。
そんな安心感のあるダメさが、妙な満足感を与えてくれます。

そう言う意味では「Vシネが観たい!」と思った時に最適な1本。
映画としてはC級でも、そんなシュールな気分を満足させる味わいはA級。

そう言う意味では、Vシネマの王道。

でも「この作品なら「ドーベルマン刑事」って設定自体が必要ないじゃないか!!」ってダケはツッコミたいトコ。

あと、基本的にモゴモゴ喋る竹内力のセリフが聞き取れないっす。


最終評価 C


know_the_base at 21:50|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 た行

「カムイ伝」始めました。

kamui


「いつかは読もう、いつかは読もう。」と、思い続けてきた、不朽の名作と呼び声高い白土三平の「カムイ伝」

いつも行く図書館に置いてあったに、何故かなんとなくスルーしてたのです。
でも、やっと借りて来ました。

で、読み始めて、その魅力に引き込まれています。


徳川幕府300年。
統治の礎となったのは、士農工商と呼ばれる身分制度。
その長きに渡る身分制は、上の身分である侍に驕りと腐敗を招き、下の身分である農民には自虐と労働を強いた。
そして、その身分から外れ「人ではない」と扱われた非人。

身分制度の最下層であり、厳しい身分制による理不尽に晒される農民の不満は、更に下の人間を差別する事によって、ガス抜きされていた。

そして、畜生として扱われ、その日その日の食べ物にありつく事に窮々とし、物乞いだけで食い繋ぐ非人たちには、身分制への反抗など思いもよらない夢の夢。

非人部落に生まれた少年・カムイは、物乞いに甘んじる事を嫌い、自由と誇りを求めて部落からも離れて独りで生きる道を選ぶ。
部落の人間が集まっても生きる事が厳しい世の中にあって、その道は果てしなく厳しい。
だが、カムイは類稀なる根性と身体能力をもって生き延びていく。

そして、独りで生き、誇りを守るための力、すなわち剣の道を求めた。


現在、第二巻を読了。

その世界にのまれています。
初出は1968年と、今から40年以上も前の作品でありながら、その迫力たるや、もう。 です。

まだ序盤の序盤を読んだだけなのに 「もう、全集買っちゃうか・・・。」 とか思ってます。


あれ? あの「カムイ外伝」って、本当にこの作品の映画化すか?




know_the_base at 00:13|PermalinkComments(2)TrackBack(0) マンガ | まじめな本

May 07, 2011

マジック

マジック


伝説級の名作を観ようシリーズ。その2。

1978年製作。
リチャード・アッテンボロー監督。
アンソニー・ホプキンス主演。

「羊たちの沈黙」シリーズのレクター教授の原点となったと言われるサイコスリラー。


コーキー(アンソニー・ホプキンス)は売れないマジシャン。
マジックの腕はあるのに口が立たない彼は、場末のナイトクラブでこき下ろされ、みじめな思いをしていた。

だが、1年後。
腹話術人形のファッツと共に舞台でマジックを見せる腹話術マジシャンとして大ウケ。
ショービズ界のプロデューサー・ベンの目に留まり、ニューヨークの舞台を踏み、地方のTVに出演し、遂にはメジャーTVにさえ出演のオファーがあるまでになっていた。

だが・・・、成功を手にしようとする今、彼は心を病んでいた。

神経質で口下手なコーキーは、舞台を下りてからさえ、いつも一緒のファッツがコーキーの本心を語るようになっていた。
いつしかコーキーはファッツなしでは居られなくなり、ファッツと離れる事も、黙らせる事も出来なくなっていたのだ。

遂にビッグな契約をしようとする時、コーキーはファッツと共にニューヨークから、かつて高校時代を暮らした田舎へと逃げ出すのだった。

そこに居たのはは、かつて憧れた女性ペグ(アン・マーガレット)。
高校時代には想いを伝えられなかった彼女は結婚していたが、今は夫との間が冷め切っていて、再会したコーキーの想いを受け止めてくれた。

ペグとの関係に浮かれるコーキーだったが、彼を追ってベンが現れ、ベンに病を見抜かれてしまうことで状況は一変する。

精神病院へ受診を促すベン。

このままじゃ自分は精神病院行きになる・・・。

コーキーが追い詰められた時、ファッツが彼に囁いた 

「アイツを殺しちまえよ・・。」 と。


孤独で神経質なマジシャンに与えられた、自分の本心を語ってくれる腹話術の人形。
初めは道具だったソレが、舞台での相棒になり、舞台を下りてからも依存し、そして、いつしか人形に操られるようになっていく。

ファッツに唆されるままに殺人を重ねていくコーキー。
それは、まるでファッツの狂気にのまれて行くコーキーが被害者ようだが、その実体は当然ながらコーキー本人の狂気であり、繰り返す殺人を起こしたのは彼の心。

暗いトーンの映像とまるで生きているかのようなファッツの存在感、そして狂いゆくコーキー。
狂気と正気の間で揺れながら、人形に支配されて破滅に向かっていくと言う超難易度の役を、若かりし日のアンソニー・ホプキンスが見事に演じる。
圧倒的な存在感を持ち、この作品の恐怖を一手に握るファッツを動かし、その腹話術の声さえもアンソニー・ホプキンス自らの演技だと言うのだから恐れ入る。
この作品は、アンソニー・ホプキンスのワンマンショーと言っても過言じゃない。

イマドキの手馴れた丁寧な説明などはないので、ストーリーが掴み難い部分はあります。
また、ストーリーも唐突な展開だったり、御都合な部分もあります。

でも、その辺を吹き飛ばす、リアリティと迫力があります。

最後までドキドキする展開の完成されたサイコスリラーでした。


最終評価 A


know_the_base at 21:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 ま行

May 06, 2011

どこまでいくんだ、そのスキル。

今日は珍しく嫁様の話。

彼女は僕に出来ないコトが色々出来ます。
その中でも最近、本気でスゲェと思うコトがあります。

それは手芸。

前々からちょいちょいと布モノを作っていたので、「手芸は出来るんだ。」とは思っていたのですが、娘っちが生まれてからの彼女の手芸はスゴイです。
正に本領発揮。

では、彼女の作品の一部を御覧下さい。

まずは小手調べ。
カバン

僕のカメラ関係のカバンは全て嫁様製。

カバン2

その他モロモロ、カバンにポーチ、ティッシュカバーにゴミ袋入れ。

我が家に次々に生まれる嫁様作品群。

更には。

よだれかけ

ウチでは娘っちのヨダレかけは基本的に嫁様製かお下がり。買った事はありません。
最近は首回りの大きさも娘っち仕様になりました。

服2

Tシャツ。

服3

上着。

服5

スパッツ付きスカート。

ナドナド、服が作れるだけでもスゴイのに。

服

最近の新作は、今度行く結婚式で着るフォーマル用ワンピース。
この作品に関しては、試作品を作ってからの本番作成です。

娘っちの服で丁度いいのが無ければ、作ってしまう。

服4

娘っちも普通に着てます。

服7

流石にオンリーワン。娘っちにピッタリです。

どんどんエスカレートしていく嫁様の手芸スキル。

そして、嫁様の酷使に耐えかねたのか10年使ってたミシンが壊れ、ニューマシン投入。
ミシン

その他、着々と増えていく作品群に伴い増えていく、僕には使い方もイマイチわからない嫁様の手芸グッズ。


どこまでいくのか、どこまでやるのか。

でも、趣味が完全に実益を兼ねているので、止める理由がありません。

そのうち、娘っちとお揃いの服でニコイチとか言い出すな。コレは。


「なんだかんだでママ自慢でしゅ。」

「そうだよー。」

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ねむい。

最近、異常に眠い。

ゆいかと添い寝で寝て、起きられない。ねむい。

早い時間に寝てしまうので、やりたかったコトが何も出来ない。

そのクセ、早く変な時間に目が覚める。

だから更に夜眠い。

変なサイクルに嵌まってしまった。

ねむい、眠い、ねむーい。

春だからか?

もう、立夏だっつの。

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May 04, 2011

ダークナイト

ダークナイト


ヒーローとして死ぬか、生き延びて悪に染まるか。

言わずと知れたアメリカンヒーロー・バットマン。
その数居る敵の中でも異彩を放つ男・ジョーカーにスポットを当て、その巨悪なる個性に名優ヒース・レジャーが挑む。


マフィアがはびこり、警察、検察、銀行、公的機関の深部までその根がはびこる巨大都市・ゴッサムシティ。
市民は連日起こる犯罪に怯えて暮らしていた。

だが、街には希望もあった。 
それは、黒い特殊スーツを身に纏い、高性能マシンで疾駆し悪を討つ、謎の「自警市民」バットマン。
その正体は巨大企業の社長であり、巨万の富を持つウェイン(クリスチャン・ベール)。

そして希望はもう1つ「光の騎士」と呼ばれる地方検事、ハービー・デント(アーロン・エッカート)。

ウェインとデントは、検事補のレイチェル(マギー・ギレンホール)をめぐって恋のライバルでありながら、互いに認め合いゴッサムに正義を取り戻そうとして命を危険に晒して戦っていた。

そして、腐敗した警察の中でもゴードン警部補はデントと疑い合いながらもなんとか公の正義をまっとうしようとしようとしていた。

デントは公の場で次々とマフィアを刑務所に送り、バットマンは闇で悪と戦い続ける。
ゴッサムシティに寄生したマフィア達は、2人の活躍で窮地に立っていた。

だが、そんな時にこそ凶悪なモンスターが生まれる。

その名、ジョーカー (ヒース・レジャー)。

最凶の犯罪者・ジョーカーは、犯罪で金を儲けたい普通の犯罪者とはワケが違う。
自分が放った炎で街が焼ける様を見て笑う、悪を行うことで享楽を得る男。

ジョーカーが目を付けた最高のオモチャ、バットマン。

ジョーカーは、バットマンが正体を明かさなければ市民をひとりずつ殺していくと予告する。

次々に殺されていく市民たち。

「バットマンが正体を晒さないから・・・。」

市民の怒りは歪み、バットマンを追い詰めていく。
その時、バットマンの窮地を救ったのはデントだった。

自ら囮となる為に、バットマンの正体は自分だと名乗るデント。

だが、その囮作戦が2人の男の運命を狂わせていく・・・。



正義と悪の相克を見事に描ききった作品。

生身の肉体、普通の心を持つスーパーヒーロー・バットマン。
彼は闘いの中で肉体を傷つけ、周囲からの誹謗中傷によって心も傷ついていく。

更に現れたのは、自分の影とも言える悪・ジョーカー。

街にはびこるマフィア達を駆逐することで、巨悪であるジョーカーを街に呼び込んでしまった事に、バットマンは気付く。

自分がこんなことをしなければ・・・。

そこに居るのは、苦しみながら戦い続ける1人の男だった。

そして、バットマンとして生きるが故に最愛の人さえも彼の元を去り、ジョーカーと戦う為の力を求めるが故に信頼する部下(モーガン・フリーマン)も彼の元を去っていく。

悪に屈してしまえば、正体を晒せば・・・。
そんな甘い誘惑にも似たジョーカーの誘いが、彼の心を揺さぶる。


いや、この作品は魅せます!!

二転三転するストーリーは上質のサスペンスであり、スーパーマシンを駆って疾駆するバットマンの活躍は最高のカーアクションとヒーローアクションの爽快感を持つ。

そして、正義と悪と言う構図を超え、正しくありたいと思う心と闇に堕ちてしまいたい心を見事に描く心理描写はヒューマンドラマの切なさを抱える。

幾つものエッセンスが凝縮した最高級の作品。


もう完全にアメコミヒーローの枠を超えてる。

でも、この作品がその域に達するのは、圧倒的な悪・ジョーカーの存在があるから。
この作品に関してジョーカーを演じたヒース・レジャーを絶賛する声は良く聞いたけどココまでとは!!
圧巻です。

ただ、ジョーカーはなぜこれ程までに正義の人達の心理に詳しいのか。
これは僕の完全な予想だけど、ジョーカーもかつては正義を行おうとした人間なのではないだろうか。
それが故に、正義であろうとする人間の心理に詳しく、また、まだ悪に堕ちていない人間を憎み、誘うのではないだろうか。

そんな妄想さえも膨らむほどにリアルな敵役のジョーカーが、この作品のもう1人の主役であることは、間違いない。


最終評価 A+



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May 02, 2011

初収穫!!

丁度1ヵ月前に種蒔きをした我が家の家庭菜園。

やっと最近発芽してきた大葉やミニトマトに比べて、発芽も早く、みるみる大きくなった優等生の小松菜ちゃん。

今日、営農指導員(父&母)から 「あれ、もう食えるぞ。」とのお言葉を頂いたので、早速収穫。
komatuna


夕飯のスープになりました。
komatuna2


味はちゃんと小松菜してます(当たり前)。
ただ、まだ若い段階で収穫したからか、買ってきた小松菜よりも柔らかくて美味しかったです。

1ヵ月ほどで収穫が出来るなら、早くて非常に良いです。
はじめに蒔いた分の小松菜は、あと2/3ほど残っていますが、今後は2週間間隔で種を蒔いては食い、蒔いては食いしようかと。

これなら自給自足も夢じゃないかも?!



「次はニワトリを飼うでしゅ!!」

「え・・・、パパはニワトリ潰したりとか、絶対に出来ないよ?」

know_the_base at 23:21|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 日記 | 

May 01, 2011

イキガミ

イキガミ


国家繁栄維持法。
平和で豊かな国を維持する為、全ての国民は6歳になるとある予防接種を義務付けられる。
その予防接種を受けた人間は、1/1000の確率で18歳から24歳の決められた時間に死をむかえる。

「もしかしたら、自分が1/1000かも知れない。」

そう思うことで、生命の価値を再認識し、生きる事の意味を見出すことが出来、この制度によって、犯罪率、出生率、GDP、それら全てが改善されていた。


1/1000に選ばれてしまった人間には、最後の1日を有意義に過ごせるようにと、通称「逝き紙(イキガミ)」と呼ばれる紙が届けられる。


今回、配達人・藤本(松田翔太)がイキガミを届けたのは3人。

ボーカルとの相性に苦しみながらも、TV出演を明日に控えたギタリスト・田辺翼。
国家繁栄維持法を推進する女議員の引き篭もりの息子・滝沢直樹。
事故で視力を失った妹・さくら(成海璃子)を抱える兄・さとし(山田孝之)。

それぞれが、人生最後の1日を生きる。


生と死。
本来、表と裏の関係だが、平和の中では「死」は薄らぎ、それによって「生」も薄らいでいく。
そんな社会に、影である「死」を強調することによって、「生」を際立たせる国家繁栄維持法。
だが、その為に罪もない若者の命が犠牲となっていく。

果たして、国家繁栄維持法は必要なのか。正義なのか。

イキガミを届けながら、藤本はこの法律への疑問を抱き続ける。


架空の国、架空の法律。
こんな悪法がまかり通るだけあって、相当な強権的かつ凶悪な監視社会。
更にはこの法律に逆らう人間は思想犯として洗脳されてしまう。
そんな中で法の執行者としての葛藤に苦しむ藤本。

とゆーのがメインストーリーなのか、それとも「イキガミ」が届いてしまった青年たちが主役なのか絞れていない。


最近ありがち、と、言われても仕方のない「余命宣告」モノ。
「もし、宝くじが当たったら何をする?」と、同じノリで「あと1日しか生きられないなら、何をする?」と聞く感じ。
しかも、イキガミが届いた若者1人ひとりを深く描かないが故に、この作品は「死によって際立つ生」を描くはずなのにどうにも「死」が軽い。

この作品は、原作が秀逸なのに、映画版は明かな御都合演出過剰で、その感動させようとする演出が映画作品としての質を下げてしまっているのが非常に残念。
緻密にその架空世界を作り込んで、「イキガミ」の配達を繰り返す中で少しずつ話を進める原作の世界観を、2時間にまとめるのがそもそも無理な話か。


そもそもこの国家繁栄維持法によって「平和」と「自由」が守られてって言うけど、「平和」と「自由」っていう言葉の定義は如何に?


最終評価 B−

know_the_base at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2011年に観た映画 | 映画 あ行