January 2013

January 31, 2013

もう限界だ。内部告発だ!

一月も終わりねー。
なんつー、サワヤカな記事をあげて直ぐにナンですが、書かざるを得ないネタに直面しちまいやした。


ぼかぁ、もう、内部告発を決意したよ。
世の中、許せるコトと、許せないコトがあるよ。

この一ヶ月と少し、二万七千と三十二歩譲って、ここのメシを喰ってきたよ。
正直、ウチの減塩食は本当にアレだよ。

でも僕は、部署は違えど栄養課だって同僚だと思い、限られたコストと限られた選択肢で頑張る栄養士さんを想い、食事は治療の一環と割り切って、正直、耐えてきたよ。



でも、許せないコトだってあるよ。

今朝の朝食。
食パン二枚に牛乳、レタスサラダ、コンソメスープ、目玉焼き。

このパッサパサの食パンは、どこの難民キャンプから?と思ったさ。
こんな簡単なメニューにも言いたいコトが二つ、三つはあるよ。

でも、食べなきゃ点滴で栄養補給にされちまう。僕は黙って食べたよ。


さて、目玉焼きを食べようと、いつもの減塩醤油を探したが、無い。

あったのは

9cae7e5a.jpg


中濃ソース。



いやぁ、ソレはどうだ。
確かに世の中に目玉焼きにソース派が居るとゆー、未確認情報は聞いたことがある。
月刊ムーに載ってたかも知れん。

目玉焼き程の定番料理。塩派も居る、醤油派も居る、色んな人が居るだろう。
そして、ソース派も居るんだろう。

しかし、どうだ?

ソース一択しか認められないってのは。




何の罪かでこの独居房に入り、閉鎖空間を耐える我にとって、本来、食は唯一の楽しみ。
しかし現実問題、その食は「耐える」とゆー言葉がでてしまう内容だ。

でも、耐えてきた。

そして更にコレか。

この仕打ちか。

ソースか。


どうしても患者に卵を摂取させたいなら、プレーンオムレツにケチャップじゃダメなのかよ。


僕は、もう、我慢の限界を感じるよ。


それでも、一応、ソースで食べてみたよ。
食わず嫌いかも知れないしね。

ソース派の名誉の為に言っておきたい。
あんなに水っぽく、冷めた目玉焼きで合うか合わないかを判断するのはアンフェアであるコトは認める。

ただ、僕には合わないとゆー答えだけが残ったよ。


もう、僕には無理だよ。
ここのゴハンを食べ続けるコトが、リアルにストレスだよ。


この入院生活の1番嫌なコト。
食事が全く楽しくないコト。

食事が作業にしか、感じないコト。



know_the_base at 11:20|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

こんなヤツも居るよ。と、ゆー価値?

2013年も、いつの間にか1/12が終わろうとしてますね。
意図せずして寝正月を極めさせられた一月。
それももう終わりです。

2005年から足掛け9年続いているこのブログ。

健康な時は映画の話、政治の話、家を建てたやら、娘の出生から成長、過去の思い出話、旅行の記録、欲しいモノやら、マニアなアニメやら本やらと、ノーコンセプト極まった感じ。

本当に勝手気まま、好き勝手書かせて頂いてます。

でもって今は入院生活に入り、ブログの内容も入院生活一色。
痛いの、苦しいの、心のドロドロを吐き出し放題。

どんだけバラバラの内容で、好き放題書いてんだ?と、自分でも呆れてしまう。

このブログのカテゴリーって何?

でも。

なんか、自分勝手で自己満足な話ですが、このブログはコレで良いんじゃないかなー、と思ってます。

本当にただの日記。記録。
時々、格好付けたり、脚色したりも無いでは無いけど、とにかく嘘はない(と、思う)日々の記録。

アレが好き、ココへ行った、ソレ観たよ。

ただ、単に「こんなヤツ、居るよ。」

そんなブログもあって良いんじゃないかなー、と思う今日この頃。

何年続くのかは知りませんが、本当にずっと継続された時には、何か意味があるモノに・・・ならんか。
ならんなぁ。

何年経っても、ただの日記。

でもって、時々、自分がひとり読み返してニヤついて。

ソレもソレで悪くない。




know_the_base at 04:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 | はじめに

January 30, 2013

医師への質問リスト

木曜日に本格的な病状説明があります。
その前に、その時に医師に聞きたいコトを集めておこうと思います。
箇条書きにて失礼。
あと、こんなんも聞いたら?っとゆーアドバイスがあったらドシドシ提案頂けたら幸いです。

・基本情報
・病名:急性大動脈解離
・基礎疾患:マルファン症候群、金属弁置換後

大動脈が裂けてるので、今後は血圧を上げないが生命線になります。
まぁ、僕は基本的に高血圧ではありませんので、ベース部分はあんまり心配してません。
もちろん血圧を上げてしまう、走る飛ぶ砲丸投げる等の肉体労働系は禁止。ソレは基本。
あとデブ部への入部も禁止です。

医師も神様じゃないので、わかんないも沢山あって当たり前。
その前提で、聞けるコトは聞いていこうと言う話。


・質問リスト

病状が落ち着いてから、手術で治すって方法はあるの?
もし手術で治すとしたら、成功率ってどれくらい?逆に死亡率は?リスクは?
今後、血管の裂け目が勝手に裂けて行く可能性ってあるの?
別の機会に別部位で大動脈が裂けちゃう可能性ってあるの?
今は右の腎臓側に裂け目が少しいってるらしいけど、今も右の腎臓は生きてるの?
全く別の医師だったら、違う治療見解があると思う?セカンドオピニオン有効?
元々大動脈弓部にも大動脈瘤(地雷2)があるけど、手術が必要になったら手術は可能なの?
このままの裂けた血管は、そもそもどれくらいの期間保つの?強度的にはどんなもん?
最悪、余命的なモノはあるの?

今後の暮らしってどんなん?とにかく安静?
自動車の運転って可能?
事務職への復帰は可能らしいけど、仕事の制限て、何が必要?
労働時間、作業内容、無理な仕事って何?
重いモノは持てないとして、じゃあ何キロ位までなら可能?
何を食べても良いの?それとも高血圧を意識した減塩食になるの?
セックスって可能?
お風呂入れるの?温泉は?
長距離の旅行って可能?飛行機は乗れるの?
少しならお酒って飲めるの?

とにかく血圧だけ気を付ければ健常者と同じ様に、怯えずに暮らせるの?


いやー、マシンガン。
医師、たじたじでしょ。コレ。


さて、ぱっと思いつくのはこんなトコですが、あと何か聞いたら良いコトってありますかね?

まぁ、半分以上は医師のフツーな説明の中で答えが出そうですし、そのまた半分位は他の質問との連動で答えが出そうですけどね。


こうして書き出してみると、自分の不安が手に取るようですな。
あー、不安なんだなー。>自分

そして、日常生活系質問への医師の答えは

「要は血圧さえ一定に保てれば良いです。」

とかになりそう。
あ、お酒はダメって言われるかな?

お酒がまるでダメはキツイなー。


富士急ハイランドはダメかなー。
スカイダイビングとか、バンジーもやってみたかったんだけどなー。
ダメだよなぁ。死ぬよなー。コレは後悔かも。

あ、恋のドキドキはどうしたら?
ウチの嫁様とか、特に娘とか、超可愛いけど大丈夫?
可愛い死にとかしないかな?
キュン死にしない? 大丈夫?


「悟りを開けば万事解決か?」

「パパが悟り・・・? 煩悩しかないのに?
むしろ、キュン死に出来るなら天寿では?」




know_the_base at 10:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 29, 2013

詳しくは木曜日。(追記アリ)

今日、造影CTを撮って、血管のぶっ壊れ様の確認をしました。

結論から言えば、状態は変わってないそうな。

この結果が良いか悪いかで言えば、もちろん So good です。

元々、勝手に血管が治るワケはなく。
前より良くなってるよ。とゆー、話はハナから有り得ない。
そんな夢物語ではなく。
前回のCT以後、その辺をフラフラと歩き回ったり、身体を動かしたりして過ごしてみたけど、血管がより一層裂けちゃうってコトは無かったねって結果は、今、望むべき一番良い結果。

なので結果は So good !


ただ、その結果画像をまじえての本格的な説明が医師からあるハズだったのですが、タイミングが合わずに延期になってしまいました。
更に詳しい内容で、家族も一緒に木曜日にしましょうだそうな。

なんか、ソコは肩透かし感アリ。

まぁ、入院患者は暇ですから。待ちますケド。


ただ、朗報も有りました。

シャワー解禁!

きたー。待ちわびたー。

煉獄時代、ベッド上で陰洗と称して、看護師さんにアソコを摘ままれヒョイヒョイジャブジャブ洗われていた暗黒時代は終わったのだ。

大人紙オムツの世話になりながら、最後のプライドだけは守ろうとしたけど紙クズみたいに無理だった懐かしの日々よ!

タライに張った熱湯で、熱さと周囲への飛び散りを気にしながら、何となく拭けたから良いか・・・と妥協を重ねた日々よ!

我、シャワー浴まで回復せり!

この喜び、いかばかりか。



以下、蛇足部分は追記にいれときます。
なんか、余計過ぎて、既に恥ずかちい。

続きを読む

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January 28, 2013

明日が楽しみ。

明日は、造影剤を使ったCTスキャン検査があります。

この検査の目的は、もちろん解離を起こした血管の状態を調べるコト。

解離を起こして一ヶ月。
明日の検査で解離が落ち着いていれば、多少は安定期に入りだした兆候と見て良いハズ。
それに、その検査結果に合わせて、今までの経過や、僕の身体がどう壊れているのかのハッキリした説明が聞けるとのこと。

まぁ、とりあえず悪い兆候は無いし、良い結果であろう!
そうに決まっておる。
例の如く、悪い可能性は考えないの術。

しかも、検査結果次第ではシャワー浴が解禁になるかもっ?

うわー、待ちわびたぜシャワー。

もうタオルで身体を拭くのじゃ限界あるぜ。

結果、良いに決まってる。
間違いない。



あと、今朝の駄文へのフォローをひとつ。
今後、夜中に虚無に襲われる様な時は、素直に睡眠薬に頼るコトにします。
睡眠薬に頼るの、元々は苦手なんですけどね。時と場合によります。
それで寝れるなら、寝れば良い。

何はともあれ、久しぶりに明日が楽しみです。







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また雪。

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今年は良く降りますね。
コレだけは、入院してて良かったと思うコト。



know_the_base at 07:26|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

虚無と向き合う時間。

今回のは、自分が逃げるためだけの独白です。
ただ、ただ、闇を吐き出す作業に使いました。
ちょっとでも嫌なら読まないで下さい。

公開してしまったのは、不特定な誰かと共有して、自分の重荷を薄めたいダケの、僕の甘えです。

読んだ人に後味の悪さを残す、甘ったれのクソ文です。

そんなクソ文ですが、誰かにすがらなきゃ潰れそうで、書かずにいられませんでした。
すみません。
甘えさせて下さい。

許して下さい。






入院して、必ず、深夜の1時〜2時が覚める。

その時間は、虚無としか表現出来ない存在と向き合わなければならない時間。

自分の不安とか、弱いところの全てを知り尽くした、底無しの闇。
僕が持つ、どんな小さな希望も反論も飲み込んで、ただただ僕を不安と恐怖に突き落とす。


虚無は遠慮なく、いとも簡単に不安をえぐる。

今後は回復するなんて言っても、精々、生きてるのがやっと程度さ。
イキテテヨカッタネェ。
社会復帰つっても、カタワでのお情けレベルでしょ?
今まで通りの生活が続けられるなんて、考えてないよな?
まさかオマエ夢見がちか?
いゃあ、そもそも血管はもうコレ以上は裂けないんですかねぇ。ホントに?
てか、アンタ血管破けたままじゃん。時間で治るってナニ?
元々、金属弁なんだ、脳梗塞リスクだって無くなったワケじゃねーぞ。解離と同じさ、すぐにくるぜ。
それでもう1人子供欲しい?セックス?死ぬ気か?バカか?
今後は血圧に気をつけて、木石のように生きればイキレルヨ!
イキテテヨカッタネェ。ヤタネェ!
いっそ悟っちまって、一生座禅でも組んでろよ。

ま、要するに、お前は終わったんだよ。



自分の中の闇が、自分の心にに直接突き刺す、一番痛い言葉たち。
こうして、文字にしたら随分と優しく感じるくらい。ソレにただ耐える時間。

虚無は、自分が勝手に肥大化させた妄想だと分かってる。
形にならない不安を、自分で煽ってるだけなんだと。

もし、この虚無に耳を貸すと、その晩は最悪の気分のまま朝を迎えるまで怯えるコトになる。

だから、なるべくバカな内容のラジオを流し、何も考えないように、何とか眠りの世界に落ちる様に祈りながら目を閉じる。

寝られれば、僕の勝ち。
寝られなければ、虚無の勝ち。

朝になってしまえば、不思議と虚無は力を失いだす。
だから、最悪、朝までの何時間かを耐えれば済む。

ただ、今日は虚無の勝ちみたい。
寝れない。

禁じ手とは思いつつ、せめてもの抵抗での文章化。
文字に封じてしまえば、虚無の力も薄れる気がする。

この虚無と僕はいつまで付き合っていくのか。
地雷を抱え、更にこの身体になった以上、一生なのか。
それとも、いつかは慣れて、居たコトさえ忘れられるのか。

まぁ、居なくはならない気がするが。



でも、家の布団で寝れば、出現率は下がりそうなんだけどな。

家の布団で眠りたい。


know_the_base at 04:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 26, 2013

曜日感覚の逆転

フツーに働いていた時、土日祭日を待ちわびて働いていた。
まぁ、そりゃあ休み大好きですからね。当たり前。


でも、今、僕、入院患者。
すると土日祭日のつまらないコト!

技師さんが居ないから検査は入らず。
療法士さんが居ないからリハビリは入らず。
医師が(あんまり)居ないから、治療判断は進まない。

救急でもない限りは、病院だって土日祭日には機能停止。

なーんも、ない。

入院患者は、ただ、病室に居るだけ。
時間が過ぎるのを待つばかり。

まぁ、安静も治療って言うけどさっ。

ただ足踏みをするようなこの時間。
なんだかな。



しかし、人間の価値観なんて、なーんて簡単にひっくり返るんでしょ。

普通ならあんなに待ち遠しかった土日をこんな気持ちで過ごすなんてね。



数日前の自分から、こうして平穏無事に過ごせる今への感謝をもう忘れたのか?ってツッコミが飛んできそう。
しかも、かなりスルドイやつ。




know_the_base at 20:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

生きてりゃなんとかなるっ

閉鎖空間耐久試験に耐えきれず、嫁様におねだりしてポータブルDVDプレイヤーを買って貰いました。

ただ、新作作品を見ると個人的奇病「感想を打ちたい病」が発症するので、大好きな自分ストック作品を鑑賞するコトにしました。

で、さっそく昨日の夜に鑑賞したのは、宮崎駿監督の「もののけ姫」。


でもって涙腺がバカになってる僕は、当然の号泣。

タタラ場を支えてきたオトキさんが、全てが崩れて諦めそうになる皆に向かって

「生きてりゃなんとかなるっ!」

と、叱咤するシーン。

今の僕に、そのセリフは力強すぎる。

「そうだよー、生きてりゃなんとかなるよー。」
と、涙がとめどなく流れちゃいました。
サンなんかより、オトキさんに恋しちまうよ。



あー、映画って本当に素晴らしいですね。

さよならっ さよならっ さよならっ。



「イマドキ、淀長さんのネタなんて若い世代には伝わりませんよ?」

「果たして、若い世代がこのブログを読んでくれているのだろうか・・・。」

「実際、一日200〜400pvってどんなもんなんしょね?」

「ホントにそんなにあるのかね?マユツバすよ、マユツバ。」




know_the_base at 09:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 

January 25, 2013

閉鎖空間耐久試験かっ!

最近の安定傾向により、地獄煉獄の頃には感じなかった新たなる罠に嵌りつつある、今日この頃の話。

個室療養も軌道に乗り出し、恐ろしいほど一定に繰り返される病棟生活(当たり前!)の毎日。

白い壁。
白い天井。
薄いグリーンのシーツとカーテン。

この清潔な空間に、心がヤラれつつあります。


煉獄時代からしたら贅沢な話と言うか、そんなに回復して良かった良かった。と、ゆー話。

だが、いや、そうは言っても、自分でもどーしたら良いか分からない、このモヤモヤ!


安静が治療ですよ。

はいっ!

大人しくしてて下さいね。

らじゃっ!




えーと。

安静に。うぃ。
大人しく。やー。

安静、出来ますよ。
僕は手の掛からない、模範的な患者ですから。
点滴の自己抜去なんか、しませんよ。

安静、安静。

えーと、白い天井だなー。
ボルト止めの数は何個かなー。
天井の模様の数とか数えちゃおっかなー。

・・・・・。


あれ?
何か、心の大事なトコが欠けてきてるような?




いや、本当は過剰表現す。
ここまで安静じゃ、ないす。
ジャロがあるジャロに通報です。

少しは立って歩いたり、洗面所に行ったり、本を読んだり、iPhoneいじったり、新聞読んだりしてるんすよ。
検査だって、ある日もあるし。
嫁様や娘っちの面会だってありますし、父母も来てくれます。

そうです。色々やってるんです。

でも、それら諸々さえも含めて、強力な生活リズムに完璧に組み込まれてるような妄想?に囚われるような感覚。

アレ?コレ、昨日も見たよ。的な。



はっ!

これが閉鎖空間訓練ってヤツかっ!

宇宙空間における閉鎖空間での精神耐久力を試そうとしてやがるなぁ?
オールドタイプをなめるなぁ!


って。バカちんがっ! 毒電波かっ!


あのー、もう、ごめんなさい。

耐えられません。

面会って、おねだりするモンじゃないのはわかってます。
患者に人望があって、自然と足を運んで頂ける。
そういうものだと分かってます。

患者自身との距離感とか、時間とか、なんだかんだアレなのも分かってます。
病状次第では迷惑になるんじゃないか。とか。
僕だって行く側だったら色々考えます。

でも、それより先に僕の精神が負けそうです。

こちらは所詮、病人。
何のお構いも出来ません。
体力次第では、本当にダメな日が有ったりもします。

もし、それでも。
と思われる奇特な方がいらっしゃれば、顔を見に来て頂けたら幸いです。


たしけてー!





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January 23, 2013

急性大動脈解離です。

今回の僕の病名。
急性大動脈解離

簡単な説明。

大動脈って三層構造になってます。
その真ん中の層が裂けちゃう病気です。

裂ける位置、裂ける大きさ、裂け方、裂けたあとの破片。
そんな諸々で千差万別のパターンが発生します。
詳しくは軽くGoogleに聞いてもらえると詳しく教えてくれます。
まぁ、最悪パターンはどうなるか、が、まぁ、最悪なら最悪だよって位の病気であるコトは御理解頂ければ幸いです。

で、今までの僕のブログなぞから、僕の心情やら、病状やらを想像して頂ければと思います。

何だか、急に病名伏せてる意味が分からなくなっちゃった。
だから、単なるカミングアウトです。

勝手に言いたくなっただけ。

そうなの大動脈解離なのです。

でも、繰り返しですが、生きてますし。
アタマ動いてますし。
今後はわかんないけど、今現在はとりあえず、死んでる臓器はギリ無いし。
四肢の麻痺も今んとこなし。

ね?
状況は悪い。
悪いけど、最悪じゃない。でしょ?

いや、むしろ幸運な部類でしょ?


でも、本当なら三層構造の大動脈を、今後は一層で何とかしようよってんだから、そりゃあ色々ありますよ。
時間だってかかりますよ。
正直、どうやったらそんなコトが出来るのか、今後は普通の暮らしが出来るのか、素人には暗中模索の五里霧中でしょ。

でもさ、医師が言うには、そんな状況で暮らしてる人も沢山居るんだって。
案外、一層になった大動脈にもにゃもにゃごにょごにょして、何とかなったりしたりしなかったりするんだって。
事務職だったら職場復帰は可能なんだって。

その言葉、信じるしか、道なし。


ただ、結局は、個人差があり、個人のパターンがあるからハッキリしたコトは言えないんだって。

ま、今の僕に分かる、今の僕はこんなトコ。


七年前に、心臓の弁をチタニウムにして、ベロベロに膨らんだ大動脈瘤を人工血管に入れ替えたりしてさ。
あー、これで生き死にレベルは終わったかなー、と思ってたんだけど。
僕のポンコツボディはまだまだ許してくれないみたい。

実際、まだ、あと二つはヤバイ地雷あるもんなぁ。
この解離だって、一回コッキリなんて保証ないし。

いや、真面目に良く生きてるな。>自分


ふー。
ぶっちゃけ、正直、嫌ですよ。こんな身体。
真面目に。
なんで、僕ばっか。とか、思いますよ。
キツイし、痛いし、心だってギリギリ。
恨みに近い感情だってドロドロしますよ。

でも、この身体が有ったから、この性格なワケですし。
この身体じゃなけりゃ、僕じゃないわけですし。
僕が僕である以上、この身体でのらりくらりとやるしかないわけなんす。

まぁ、あんまりキツイのばっかりだと流石に萎えますけどねー。



実は七年前にもほぼ同じようなコトを書いて、気持ちを整理した経緯があります。
要はパクリ、いや、本人だからリメイク?なんです。

でも、こうやって自分を整理する時に文章化って便利です。
悲観的になりすぎず、冷静なフリで突き離さず、自分の気持ちの根っ子に向き合う。


そう。
僕は既に金属弁を心臓に入れた身体で、大動脈解離を起こした。
フツーに考えて、かなり、ひどい状況だ。

だけど、日常へ戻る。

その為に、今日を大事にする。

それだけ。
それだけ。


以上、独り言。おわりっ!





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January 22, 2013

思いのほか、ながーーい予定らしいなぁ。

入院して約ひと月。
今思い返せば、意識も朦朧だった集中治療室に居た最初の煉獄二週間。
その後、一般病棟に移ったものの、胃腸炎プラス尿路感染の高熱にうなされた地獄の一週間。
そんな生きることが修行みたいだった頃と比べたら、ウソの様に落ち着いた日々を過ごさせて頂いております。
(一部、過剰表現アリ)

点滴も抜け。
身体も自由に起こせる様になり。
少しは立って歩くコトもできる様になりました。

ベッド上で寝返りさえも許可制だった時代からしたら、夢の世界。

こうなってくると、人間とは怖いモノ。

今週にはもっと歩ける様になるんじゃないかしら。
あら、来週には売店にも行けるんじゃない?
もしかして、近々には退院なんてお話も聞けるんじゃないかしら。ウフフ。

なーんて、勝手な夢を見るものです。

おそろしやー、あな、おそろしやー。


あのね。
アンタの病気、そんなんじゃないから。
そんなスグにどうこうなるヤツじゃあ、ないから。


安静こそが治療と言われ、頭では理解してるつもり。
なのに、急いてしまう心。

このバランスの難しさよ。

そりゃ、医師も暗にクギを刺すわ。


で、クギを刺されて、やや落ち込み。と。
そんなワケですわ。


あぁーあ、スシ食い放題はまだまだ先っすなぁ。




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January 21, 2013

出所したら寿司が良い!

なんか、無性に寿司喰いたい!

鮨、スシ、寿司。
とにかく寿司。
寿司、鮨。

でもね。
豪華なアレが食べたい訳じゃないの。

いつも家族で行く店の、いつものヤツ。
ちょっといいコトがあった時に行く、いつものヤツ。
家族三人で4000円弱の回転寿司。

それが食べたい。

蛸吸盤と、サーモンと、あなご、漬けマグロ、カンパチとつみれ汁。
タコは蒸したヤツ、エビ、ネギトロ巻。
あー、蛸吸盤はもう一回いっちゃおっかなー。
って、多分、それ位でオナカはいい気分。

あー、寿司、スシ。
鮨が食べたい。









追記

でもね。
何回だって
高級だって
何でも良いんですよ!>皆々様!

いや、いっそ肉でも蟹でもウェルカムす!


あぁー、あ。
とにかく、美味いモノ食べたいす。

てか、やっと食欲が出てきたんだな。
今までは何か食べたい、が、出てこなかったもんな。

でも「何を食べるか。」より「誰と食べるか。」が一番大事ですよね。
ひとり病室で食べるゴハンのマズさは、ないね。

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January 20, 2013

何だか前向きな日。

しっかり寝れた。
朝食もやっつけた。
顔を洗った。
ヒゲだって剃った。
窓を開けて空気を入れ替えた。

あぁ、ボサボサの髪を切りたい。

気持ちのコントロールに苦しめられる生活。
でも、当たり前だけど、それは自分次第。

自分が自分に負けてどうする。

ひとつひとつ、勝ちを拾わせて貰うぞ>自分



「ポジティブな日とネガティブな日が交互にくるのが躁鬱の症状でし。」

「うるさいっ!」

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January 19, 2013

ネガティブ過ぎた。

いっこ前のエセポエム。
ネガティブ過ぎ。

ただ、入院患者には、全てが始まる朝に、取り残された様な気持ちがある。
そんな話。

入院生活は、決して、お気楽な休暇代りじゃありませんよ。とゆー話。

そんだけっす。

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何日目の朝だろう。

体調は悪くない。
病状は安定傾向にある。

ただ、今日が入院して何日目かは、もう分からない。

そうは言っても、まだ病状は不安定。
焦るな。と、思う。

少しだけ歩けるように許可が出たけど、筋力が落ちてフラフラ。
無駄に部屋を歩く自分に、無理するな。と、言う。

焦るな。
無理するな。

分かってる。

分かってるよ。



じゃあ、いつまで?
と、思う。

いつまで焦らない?
いつまで頑張らない?

一歩一歩前に進んでる。
一日一日回復してる。それも感じてる。

そんなコト、誰より分かってる。
そんなコト、誰より喜んでる。


ただ、もう何日目かも分からなくなった朝に、感じる焦燥感を知ってる?
また繰り返される今日、進む小さな一歩。素晴らしいよ、嬉しいよ。
でも、苦しいよ。

さ、また、今日が始まる。


正直、うんざりする自分が止められない。







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January 17, 2013

点滴抜けた。

それだけなんですが、何だろうこの喜び。
23日間繋がってた管が無い。
それだけで翼を得たかの様な開放感。

まだ無理したり、気負ったり、そんなん出来ないのは分かってる。

ただ、今は、嬉しい。



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人間ってやつぁよ。

はじめは生きてたいだったクセに。
次は脳のダメージやめてだったのに。

そこをクリアしたら
痛いのがなくなって欲しい。とか
気持ち悪いのが嫌だ。とか
他の臓器も出来れば無事で。とか
手術したくない。とか。
また娘に会いたい。とか。

やれ隣のじーさんが五月蝿い。とか。
個室に入りたい。とか。

個室に移れば移ったで
熱がでたからツライ。とか。
胃腸炎だ。とか。
室料がたけーぞ。とか。
胃がメシを受け付けない。とか。

そこを越えて、少し抜けて、ほんの少しだけ落ち着いてきたくらいで
寝れないぞ。とか。
暇だ。とか。

帰りたい。とか。
帰ったら寿司を喰いたい。とか。


無限かっ!

お前の欲望、際限なしかっ!

人間かっ!



「まだまだ悟れませぬ。」

「アナタの解脱は誰も望んでません。」


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January 15, 2013

泣き虫、毛虫、挟んで捨てろ。

入院してから涙腺がバカです。
自分でもコントロール出来ないタイミングで泣きます。

母と娘っちの話をしてる時
「娘っちがグッと親指を立てて得意気にしてる。」と母が言うので
「ソレはナウシカが腐海に落ちるパージに向かって、安心させるシーンの真似だよ。」
って、説明してる途中で涙が出で止まらない。

あれー?
どこが泣きポイント?

他にも、鋼の錬金術師を読んでてなんか号泣したり。
えー?

ピロウズ聞いては泣いたり。

なんでしょうか?
ストレスを無理矢理処理してませんか?>自律神経

フツーに会話してるつもりなのに、スイッチ不明で突然泣けるとか、困る。
てか、コミュニケーション障害だろ。ソレは。

泣き虫、毛虫、挟んで捨てろ。



「蟲を殺してはダメ。怯えているだけ。私が腐海に帰すわ。」

「腐海にすか...。」

know_the_base at 10:58|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 14, 2013

ぬくもり、ひかり、帰る場所。

冗談抜きで、辛い。
毎日、精魂尽き果て。
彼岸と此岸を彷徨い。
昼も夜もない朦朧とした時間の中。
先の見えない闇の中で潰れそうな毎日。


そんな中、ただ元気に手を握ってくれる小さな手。
優しく握ってくれる柔らかい母と妻の手。
力をくれる節くれだった力強い父の手。

僕の傍に居てくれる、このぬくもりだけが、全てになる。
このぬくもりの場所に帰りたい。それだけが道標になる。
微かであっても、光にすがりつくチカラに変わる。

前と同じでなくても構わない。
帰りたい。
帰りたい。

ただ、帰りたい。
あの家に。
あの場所に。あの暮らしに。

帰りたい。




know_the_base at 08:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 12, 2013

一進一退、三歩進んで二歩下がる

一般病棟に移り、こっからはタンタンターンと回復路線なのかと思いきや。

ナカナカ。

メインの病状が悪化したりはないんですが、ほかの諸々にすっかり体力を奪われ、此の世の境を漂ってる気分。
生きてるだけで修行って感じです。




know_the_base at 17:05|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 10, 2013

一般病棟に移ったよ。

一般病棟に移して貰えたのは良いのだけど、個室が良いと言っていたら、VIP用の特別室になってしまった。
職員割引きが無けりゃ、まず入らない料金の部屋っすわココは。

他が空いたら移して貰う予定とはいえど、なんともはや。

でも、とりあえず静かで助かる。


そして、娘に会える。

なんか、それだけで泣きそうな自分。
どんだけ子煩悩なら気が済むのか。
まぁ、本気でもう会えないかもって思った瞬間があったからなぁ。
やむなし。



know_the_base at 10:20|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 09, 2013

マシな日と悪い日の行ったり来たり

今日は音楽なんか聞いちゃったりして、比較的マシな日。

悪い日は、生きてるダケで精一杯。

そんなこんなで既に二週間。
早く日常に戻りたいな。戻れるかな。わかんないや。


普通に暮らす。プライスレス。




know_the_base at 12:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 06, 2013

最高裁は今こそ選挙無効の判決を!

一票の格差が「違憲状態」と判断されたまま断行された衆議院選挙。
そして、小選挙区による歪みによる漁夫の利自民党。

違憲状態とは「本当は違憲で無効だけど、社会的な影響も大きいし、次回までの執行猶予ね。」という意味。
その判決がでてから一年の時がありながら、是正されなかった一票の格差。

コレはもう「今回の選挙は無効!」って、判決があってしかるべきだと思う。
でなければ、立法行政の司法への軽視は著しく、三権分立の根底が揺らぐ。

無効にされた議員様々方は、前回の選挙で自身たちの主張が支持された自信があるのなら、なんど選挙しても当選なさるでしょうしね。

やっちゃえよ。最高裁。



「あれ?元気ですか?」

「ベットの上は心だけが自由です。」


know_the_base at 20:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 国内問題 

入院11日目

何かとツライこともありますが、今日も生きてます。

皆さんのコメントに返信が出来ず心苦しいですが、何度も読み返してはチカラを貰っています。
ありがとうございます。


まだ集中治療室(CCU)からは出られないですが、今朝の状態はまぁまぁです。
昨日までは何かと本気でツライこともあったのですが、抜けたかも。

流石に最悪の時期は過ぎたと思いたいトコですが、油断は大敵。

今後の運命は明日の造影CT次第かなぁ。

悪化が無ければ一般病棟も夢じゃない。
一般病棟に行ければ、娘に逢える。
悪いパターンは考えない。


もう、良い加減、娘に逢いたいです。



know_the_base at 05:49|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 日記 | 療養生活

January 03, 2013

生存報告

新年の挨拶で始まるはずの年始一発目ですが、それどころではなくなってしまった know_the_base です。
とりあえず生きてます。

僕は現在、先日、嫁様が書いてくれた通り入院してます。
今日で八日目が始まります。

まぁ、病状とかはあんまり詳しく書いても生々しいだけなんで、ザックリと。

てか、その辺を絡めたネガティブ混じり長文書いてたら原因不明に消えたぜ!
ナイスiPhone!


さて、僕のポンコツな身体には、踏んでしまうとヤバイ地雷が大きく分けて三つ有ります。
ウチふたつは、薬や検査で細かくフォローすれば爆発の可能性を減らすコトが出来るモノ。
で、もうひとつは、踏むか踏まないかは運次第のモノ。
厳密には運だけってワケでもないかも知れませんが、まぁ、基本は運っすよ。運。

で、僕は今回、その運のヤツを踏みました。

こんな書き方をすると誤解があったり、怒られたりしそうですが正直な話を。
前々から僕は、もしコイツを踏んだらその時、自分は最期かもなー、と勝手に思ってました。
生命は最悪の最悪パターンですが、諸々の生体機能、生活仕事その他も含めて考えると、今までの僕が終わる。その可能性は有るなー。とね。
ま、薄々ですけどね。
すぐに生きる努力を諦めるとかではナイですけど。
でも、それ位にはクリティカルだろうと。

だから逆に、流石にその時はまだ来ないだろうと甘く考えてました。
まだ時間はあるだろう。と。
ま、勝手な思い込みと油断ですが、ね。
まだ34歳、そこは勘弁して下さい。

でも、僕の勝手に過剰で悲観的な予想に反して、しっかり生きてました。
しかも、爆発パターンによっては脳にもダメージがあるかもな地雷だったのに、頭も無事(本当か?)みたいですし。

まぁ、現状は、悪いけど最悪じゃないってトコでしょうか。
お世辞にも良いとは言えない。
今でも決して油断出来ないし、ココを乗り越えても、その後がどうなるかもハッキリしない。
正直、不安で心がキリキリする。
一回一回の検査が怖い。
定期の検温血圧でさえ値が気になる。

でも、生きてるし、頭一応動くし。
我慢と運と時間が味方してくれれば、何とかなるんじゃないかと希望をいだける位には、毎日少しは前に進めてるし。
何より、家族が居るし、友人もいる。

先の不安を考えだせはキリはなし。
色々怖いし、色々痛いし。
と、まぁ、状況は悪い。悪いけど、全然最悪じゃない。

いまはただ、日々目の前にある最善手をひとつひとつ指してくだけ。
それしか出来ないし。

そんで、何ヶ月か後には、そんなコトもあったね。と、ヘラヘラ笑いながら話のネタにする予定。

それまで、しばしお待ちをお願いします。



ちなみに
本当は携帯禁止の病室なのです。
電波カットなら使って良いとは許可取りましたけどね。
なので、この更新は御内密に。

てか、この携帯に関わる迷信はもうヤメようよ。



know_the_base at 11:45|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 日記 | 療養生活