September 2019

September 29, 2019

これは経費で落ちません! 経理部の森若さん2




これは経費で落ちません! 経理部の森若さん2
集英社オレンジ文庫
青木裕子 著


石鹸会社からスタートした業界中堅の天天コーポレーション。
そこの経理部の中堅職員・森若沙名子、27歳。

経理一筋、彼氏・・・無し?

きっちりした労働と、適正な給料。
彼女のスタンスは、フェアではなくイーブン。

過剰なものも不足なものもない完璧な生活を送っていたのだが、最近は営業部の山田太陽が生活に少しだけ入りだしてきた・・・?

今回、森若が気付いてしまったのは、派手な広報の仕事を隠れ蓑にしている腕が立つ女先輩の高級ワイシャツの領収書。
いくらTV用とは言え、個人のシャツ1枚に18,000円はあまりにも高価。
だが、そのシャツについては、社内で過去にひと悶着あって解決済みと言うが・・・?

同じフロアの別部署内で、以前からの「女の仕事」をこなしてしまうフェミニン系先輩と合理的後輩女子の間で起こった女の戦いが勃発したり。
トップ営業マンが出張日数を長く申告してきたり。
経理の先輩・勇太郎の親友に疑惑が生じたり。

沙名子は今日もデスクで数字をにらむ。


業界中堅、合理的でドライと言うより、人情的でウェットな社風の天天コーポレーション。
その「個人個人のスタンドプレー」で成立する会社ゆえに起こる、経理的な誘惑。

社会人的には「この会社、ちょっと経費の概念がザルすぎんだろ。」とは思うものの、ギリギリ常識的に起こりうる範囲に収まってる・・・・とは思う。


まぁ、それでもやっぱりアウトな「業務上横領」ってヤツが、今回遂に発生してしまうワケなんですが。
こういうのって、暴く方にも心の負荷がある。
横領をした人間が悪いとは言え、「自分が目をつぶれば、黙っていれば、ひとりの社員が幸せな暮らしを失わないで済む。」という、想いはどうしたって生じてしまう。

心折れそうな沙名子を支える太陽、まじグッジョブ。


しかし、個人的に今回の2巻でザワッとしたのは、社内で起こる女の戦いの話。
いや、現実にメンドクセーし、女性陣の人間関係・・・って、このグチはジェンダーコンプライアンス的にアウトですか?

男性が飲んだコーヒーのマグカップを洗う、洗わない、誰が洗う、いつ洗う、なんのために洗う?
こんな面倒があるくらいなら紙コップのコーヒーメーカーを入れる、入れない、誰が言い出す、誰が用意する、どこに入れる?

うわー、コーヒーとか、どうでも良いじゃんかよ。うぜえ。

って、言ってしまうなかれ。言ってしまうなかれ。

これにかなり近い問題、ウチの部署でもあったわ・・・うざかった あぁ、ちがう。あれは僕の配慮が・・・って、どうせ誰もが満足する満点の配慮なんて無かったんでしょ?的な・・・いやコレ、マジのやつで・・・

ってな過去の記憶にダイレクトリンクしてて、キツい いや、面白かったデス!

Death!!



ちなみにこの本、図書館の予約待ち数が異常。
3巻まだ予約してないんだけど、借りられるのいつになんだろ・・・、いっそもう買うか?



know_the_base at 20:40|PermalinkComments(0) 楽しい本 

運動会

6D9F25D1-0DDA-4E84-A53C-D0CE30F8EF7F


今日は小学娘の運動会。

小学校の運動会も年々進化していて、今年は全スケジュールを午前中で消化するらしい。

去年、天気が悪い中に巻きで進行したら、午前中に消化出来た経験を生かしているとか。
進化速度早くてすげえな。

観てても競技のテンポがめちゃめちゃ早い。

カメラ担当としては「この競技が終わったら準備しようかな、、、」なんて考えてると、撮り逃す。

てか、ひとつ撮り逃しました。

次こそ!!



know_the_base at 09:43|PermalinkComments(0) こども | 日記

September 28, 2019

これは経費で落ちません! 経理部の森若さん




これは経費で落ちません! 経理部の森若さん
集英社オレンジ文庫
青木裕子 著


石鹸会社からスタートした業界中堅の天天コーポレーション。
そこの経理部の中堅職員・森若沙名子、27歳。
経理一筋、彼氏無し。
きっちりした労働と、適正な給料。
彼女のスタンスは、フェアではなくイーブン。
過剰なものも不足なものもない、完璧な生活を送る。

そんな彼女のところに営業部のエース・山田太陽が持ち込んできた領収書は・・・

「4800円 たこ焼き代」

眉を顰める沙名子だが、説明のつく営業活動費であれば、許可するかしないかは彼女の業務ではない。

そんな太陽が次にねじ込んできた領収書は・・・

「テーマパークのチケット代」???

太陽の持ち込んできた領収書から、徐々に社内の人間関係が見えてくる・・・。
沙名子は望んでいなのに。


会社の経理で起こる問題やトラブルなので、人も死なないし、奇抜なトリックもない。
普通の会社の中で起こる、当たり前の中で物語は進む。

会社の経理の地味系女性という切り口で、結構面白い小説を書く。
これはナカナカやりますな!という印象。


つい先日までドラマをやっていたそうですが、実はそれは見てません。


主人公の森若沙名子は、真面目。
自分自身ではその自分の真面目さを当たり前のものとしているが、世間一般の「普通」の感覚からはズレている。

あまり好きではない人が送ってきた「見られたくない」誤送信メールを、「見ずに消して。」と言われれば、本当に見ずに消せる。
それが森若沙名子。

でも、沙名子がロボットのように杓子定規なのかと言えば、そんなことはない。
彼女の心の琴線の基準に触れれば、怒るし、苛立つし、喜ぶし、動揺もする。

その姿と感覚は等身大で、非常に好感が持てる。
てか、自分の周囲にはリトル森若さんみたいな人、結構いるしな。

少しずつ動いていく沙名子の人間関係。
その歩みの遅さが、もどかしくも微笑ましい。

一巻は登場人物の紹介という側面が強い印象だったので、今後の展開に期待です。



know_the_base at 17:50|PermalinkComments(0) 楽しい本 

September 24, 2019

冴えない彼女の育てかた Blu-ray Box

冴えカノのBlu-ray Box買った。

テレビシリーズ1期・2期を全話収録。
当然ながらボーナスの0話も2期それぞれに収録。

「冴えない彼女の育てかた」が何なのか、とかは、もう良いですよね?
ただの超絶クオリティで作られただけの、ヒロインたちがやたら可愛いだけのハーレムアニメすよ。

なぜかアラフォースタンドアローンオタの心にクリティカルヒットしただけの、ハーレムアニメです。


もうね、なんつーかさ。

物語シリーズのBlu-rayを化物語〜終物語まで買ったりさ、キルラキル のBlu-ray Boxを買った時も思ったけど。

中身が観たくて買ってんじゃないんだよね。
好きなコンテンツを作ってくれるクリエイターに、金を落とすために買ってんだよね。

ワリと真面目に。


10月の劇場版にて完結の予定の「冴えない彼女の育てかた」。

初日初回で観る予定。
楽しみ楽しみ。


98FE1D9A-E28C-4C3D-A3DC-A42F3A9AF868



2DA34818-08BC-4BB9-AA08-07C2E63F3777



54FD9437-1A78-4182-96C1-254D6D598F48

中身

398DDAE5-9435-422E-99E7-3625985F6729

中身の箱

66E8D6BD-ED54-444C-937A-DB78B855CBDB

ブックレット

FC2297AF-F29C-401E-8CDE-5A866582869D

ブックレットの中身







know_the_base at 21:24|PermalinkComments(0) アニメ | 冴えない彼女の育てかた

September 22, 2019

龍ヶ崎 全国コロッケフェスティバル

FCB948B0-AF17-48BC-86E4-58C264626711


龍ヶ崎市がコロッケを名物に押しだして、何年になるのでしょうか。

新興の名物って、どうなの?
と、冷ややかな目線を投げられながも、継続は力なり。

意外と認知が上がって、コロッケフェスティバルももう第7回。

遂に我が家も参加となりました。

C916EE7C-F2EF-43FB-91F5-12C7D2DE0C71


天気にも恵まれ、秋晴れ。

常陸牛コロッケや、サバコロッケ、れんこんコロッケにズワイガニのコロッケ。
時々なぞのコロッケもあるものの、基本どれも美味しそう。

CCA50FF2-F8C1-449F-8FBB-E41CAB4A668F


今日の昼ごはんはコロッケ、コロッケ、アンド、コロッケ!

3F1D7742-D054-4001-B39C-13CA0C62F7EB

(これは常陸牛コロッケ)


しばらく会場にいて

とりあえず、牛肉、カニ、イカ、と中身が分かりやすいコロッケは人気。

名前や見た目で何が入ってるか分からないコロッケは、不人気。

そして、サバ、キンメと、なぜそれを入れたか分からないコロッケも不人気。


和歌山からサバコロッケを売りに来た人たち、人気なさすぎてカワイソウ。
なぜサバで勝負した。


know_the_base at 11:16|PermalinkComments(0) 日記 | こども

September 19, 2019

息子氏4歳

本日、息子氏4歳の誕生日。

トミカ大好きに育った息子氏がずーーーーーーーっと欲しかったもの。
それはデカパトロールカー。



コレの存在を知ったのは、ほぼ発売と同時期の4月頃じゃないでしょうか・・・

それ以来、ずーーーーーっとデカパトロールカー、デカパトロールカー、デカパトロールカー。
雨が降ってもデカパトロールカー。
朝になるとデカパトロールカー。

「誕生日になったらね。」と言って以来、朝になると

「今日、息子氏誕生日?」

「いや、まだだから。」の繰り返し。

夏休みになったばかりの7月末頃から、ずーーーっと「今日、誕生日?」を繰り返しに繰り返して、昨日「明日は誕生日だね!」と言われて以来、にやにやが止まらない。

今朝はもう、いつデカパトロールカーを買いに行くのかって事に夢中過ぎて、ただ「デカパトロールカー」って言いたいだけの人になってました。

それ、もう買ってあるしな!

まぁ、プレゼント渡しは、パパが仕事から帰ってきて、夕飯のお誕生会で。なんですけどね。


ちなみに、じーじばーばに頼んだのは、大きいショベルカー。

これもしばらく前から追加されてて、デカパトロールカーと言う時に合わせて「デカパトロールカーとショベルカー!」と呪文のようにとなえておりました。



know_the_base at 12:48|PermalinkComments(0) 日記 | こども

September 14, 2019

お客様には聞かせられない 銀行員のぶっちゃけ話




2015年 初版

お客様には聞かせられない 銀行員のぶっちゃけ話
鮎川 零 著
彩図社


元メガバンクの一般行員だった著者が、外では知られていない銀行の中のホントの話を語る。

おそらく半沢直樹が流行った頃に、銀行の実態ネタを話せばウケるだろうという企画意図で書かれた本(だと思う)。
内容もリアリティ重視と言うより、ちょっと脚色の入った物語調。

生々しい銀行の裏側と言うより、銀行という誰もが知ってて中身は良く分からない職場で働いていた女性の思い出話・・・・という印象かな。

銀行で起こった事件や、東日本大震災対応、業務改善命令を受けた時の対応や、誰もが聞いたことのある銀行噂話のホントのところを、銀行を動かす責任のある管理職ではなく、窓口業務をする女性一般行員の視点で語られるっていうのは、ちょっと面白い。

まぁ、実際に中で働かなければ知らないような話(貸金庫の中身とか、仕組みとか)もあるので、ちょっとした話題の引き出しにはなりそう。

特に震災の時にシステムダウンして、預金があるかも分からない相手の引き出し(10万円まで)に応じる話とかは、銀行員でなくてもヒヤヒヤ感が伝わってきた。


固有名詞は流石に変えられていて、著者の勤めるみつば銀行と言うのは、おそらく「みずほ銀行」なんだろうなぁ。

転勤もあり、昇進もある総合職に対して、転勤がない(はず)かわりに昇進・昇給もほぼない一般職。
その実態も語られるのですが・・・

給料の実際とかまで語っちゃうのですが、安っすい。
もう少し頂いているのかと思ってましたが、安っすい。
ついでに退職金も、安っすい。

手取り20万弱とか。

まじかよメガバンク。

日本有数の銀行でこれでは、日本のミライは暗いなぁ。


装丁があまりにも安っぽいコンビニの実録本みたいで、もっとえげつない内容なのかと思ったら、中身は普通の女性20代行員のほんわか話。

黄色! 赤! 黒!
っていう色使いが、ね。

タイトルと装丁がもう少し違った方が、本としては良かったんじゃないか?



know_the_base at 15:47|PermalinkComments(0) 楽しい本 

September 12, 2019

櫻子さんの足下には死体が埋まっている

櫻子さんの足下には死体が埋まっている (角川文庫)
太田 紫織
角川書店(角川グループパブリッシング)
2013-02-23



櫻子さんの足下には死体が埋まっている
太田紫織 著
角川文庫

北海道、旭川。
平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんとの知り合いだ。
けれど彼女には、理解できない嗜好がある。

なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。

骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役もこなす。
そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。
そして僕は、今日も彼女に振り回されて・・・・。
(背表紙より)


サラリと読めるライトミステリー。

正直、ミステリーとしては、謎は言うほど謎ではない。
合理的に物事を見る櫻子の解決する事件なので、謎も合理的の範囲内で起こる。

黒髪・高身長・美人のお嬢様なのに、物言いがぶっきらぼうで、骨が好き。
「そんなヤツァいねぇよ。」と言いたくなる、ややキャラ作り先行感が否めない櫻子。
この小説は、その櫻子というキャラクターを楽しむ作品。

櫻子が受け入れられるか否かで、好きか嫌いかが決まる。

奇抜なキャラの櫻子を物語の中心にしているのに破綻しないのは、名前さえもほぼ出てこない弱キャラ主人公とのバランスが悪くないからか。


出てこないものの櫻子には許嫁がいて、交際も安定している様子。
つまり、主人公と櫻子の恋愛ネタが無いと言うのも、好感が持てる。

男女が出てきたら何でもかんでも恋愛絡みになるのは、もう間に合ってます。



know_the_base at 20:26|PermalinkComments(0) 楽しい本 

September 09, 2019

捨て本 堀江貴文

捨て本
堀江貴文
徳間書店
2019-07-30



2019.07.31初版

捨て本 
堀江貴文 著
徳間書店


あなたの持ち物は、良くも悪くも、たいてい「捨てられない」「捨ててはいけない」ものばかりだ。
でも、あえて訊こう。

本当に?本心から、そう思ってる?

なくなっても、大騒ぎするのは、その時だけじゃない?
それを捨てても、あなた自身を含めて誰ひとりあなたを責めないはずだし、困ることもないでしょ?
あなたはモノが大切なのではなくて、いま持ってるモノにまつわる、人間関係や安心感に、見捨てられるのが怖いだけなんじゃないのか。

断言する。モノへの愛は、ほとんどは思いこみである。
あなたが愛しているほどに、モノの側は、あなたを愛していない。
モノに囲まれた偽の充足より、それを大胆に捨てて、軽やかに走りだす爽快感を選んでほしいのだ。
(序章より)


定住はせず、基本はホテル暮らし。
身の回りの持ち物はスーツケース4つほど。
出かける時の持ち物は、スマホとクレジットカードとキャッシュカード、交通系のカードくらい。

東大を中退して起業し、ライブドアを盛り立て、金を稼ぎまくり、そして逮捕・収監され、今は宇宙事業に奔走する堀江貴文。

その彼が、ほとんど振り返ることのない「過去」から、今の自分を生み出した経緯とともに捨ててきたモノ(人間関係含む)と理由を綴る。


何百億という金を稼ぎ、逮捕・収監という強制的な断捨離を経験した堀江貴文という人格は、あまりにも特異で、簡単にマネ出来るような存在ではない。

彼が徹底しているのは「時間が命」という生き方。

堀江貴文という人は、時間を大事にする。
だから、合理的に考える無駄を徹底的に排除する。
可能な限り早く結果・結論に至ろうとする。

彼にはあまりにも多くの好奇心があり、やりたいことがあまりにも多く、その全てに手を出し、今と未来を駆け抜けるためには過去やモノはどんどん捨てていって最適化するしかない。

そのためにどうしてきたか、どうするのかという内容。

これは、服やコレクション的なモノを捨てるという、簡単な話ではない。
友人や家族、恋人、こども、家、仕事、自分の今を満たし続けるために、自分自身以外のすべてを含んだ全てを捨てる(距離を置く)ことを言うのだ。

確かに彼の生き方は特異で、マネ出来ない。
戸籍制度や一夫一妻制は、農業が主体だった時代の家制度の名残だし、家を所有することもコスト・税金・人口や地価の変化を考えればリスクでしかない。
過去を懐かしむだけの思い出話をする友人や、裏切ることもあるビジネスパートナーにいつまでも執着していても意味がない。

確かに、そうだなと思う部分もある。
でも、それだけでもないと思う部分もある。

彼自身が言うように、全てはグラデーションになっていて「ゼロか100か」ではない。
他人と100%考え方が同じはずもない。
ある部分は「確かにそうだ。」と思い、ある部分では「そうかなぁ。」と思うのが当然だし、それでいい。


諸行無常・一期一会を地で生きるような堀江貴文。

所有欲、他人への執着を捨て去った彼の語る人生は、仏教の悟りに近いものがある。

というか、悟りそのものだ。
考えを突き詰めていって、生き方に反映し、それを貫徹していくと悟りに達するのだな。

それで生きていけるなら、それはアリなんだろう。
まぁ、堀江貴文は実際にソレで生きているのだし。

でも、堀江貴文は自分の様に生きることを推奨しているが、他人は出来ないことも確信犯的に知っているに違いない。

マネ出来ない、と言うか、そもそもマネなんかする必要はないんだろう。

堀江貴文は堀江貴文の気持ちいい生き方があり、それに向かって走っているだけ。
自分には自分の気持ちいい生き方があり、それに向かって走っているだけ。

ただ、刺激は受ける。
面白い人だなとは思う。
参考になるところは、参考にする。

こういう面白い人が沢山情報発信をしてくれる、面白い時代。



know_the_base at 05:50|PermalinkComments(0) まじめな本 

September 08, 2019

これも日本の病巣 自分なりの回答編

昨日、「これも日本の病巣」というタイトルで、未成年時に置かした罪をブレイク下今に報道された芸人・EXIT兼近さんについて書いた。

その記事を書きながら

裁かれた罪を10年以上経ってから報道され、活動が規制されるのはおかしい。

だが、過去に犯した罪が消えるわけではない。

「過去にこういうことがありました。」という報道を止める術はない

スポンサー側がこういう風潮に一石を投じてEXIT兼近を使えば、支持する人もいる

だが「過去に罪を犯した」人の方が優遇されるのもおかしい。

といった風に思考が流れていき、それを垂れ流してしまった。



その後に家族と話したり、考えた結果のまとめを追記したい。


まず「罪と罰」の関係について。
これは、娘に説明した時の例えを流用。

友達の家に遊びに行って、そこでお父さんの100万円の壺を壊してしまった。
そこで、弁償として100万円を払った。

壺を割った。という罪。
100万円払う。という罰。

そこでその話はおしまい。

法治国家において、罪に対する罰を決めるのが法律であり、法律を適用するのが裁判。
罪に対して罰が重すぎる、軽すぎると言う感覚は時代によって変わるが、法の下に裁かれるのであれば、罪と罰の公平性がある程度は担保されると考えられるだろう。

100万円を払った後も「君はうちの壺、壊したよね〜」と言い続けるのはフェアじゃない。

勝手に罰を追加するのは、フェアじゃない。

端的に言って、卑怯だ。

ここが肝なので、もう一度書く

「罪を犯して罰を受けた人に、その罪で更なる攻撃をしかけるのは卑怯だ。」

確かに壊した事実は事実。壺は戻らない。
だからと言って、弁償した後も過去に壺を壊してしまったことで責められ続けるいわれもない。

誤って何かを壊してしまう可能性は誰にだってあるし、壊してしまうことを恐れていては外にも出れなくなる。

もう、ここから先は、この「それは卑怯だ。」という感覚に準じて行動するしかない。



次に文春のように「自分は卑怯者ですが、それが何か?」という確信を持って行動する人たちについてだ。

文春のようなゴシップ週刊誌にとっては、卑怯だろうが何だろうが売り上げが出ればそれが彼らの正義だ。
彼らは彼らの生活のために「卑怯であること。」を飯のタネにしている。

そこに是非はない。

ただ、受け取るこちらが、卑怯であることを「好きか嫌いか。」で判断するしかない。

要するに不買だ。
「卑怯な情報」を出してくるゴシップ週刊誌を買わなければ良い。

ひと昔前の「雑誌をお金を出して買う。」時代であれば、不買がイコール「卑怯であることは損。」に繋げることが出来た。
今は、それが非常に難しい。

ネットでは記事を開いてしまったら「1PV(ページビュー)」になってしまう。
PVあたり幾らという金の生み出し方がある以上、情報ソースを限定して不買を行うことは難しい。

それに、そもそも「卑怯であること。」に生理的な嫌悪を感じて不買を行うような人は、最初からゴシップ週刊誌の類を買わない人たちである。

ゴシップ週刊誌を作る人たちは、そもそも不買を行う人を購読対象にしていないのだから、お互いに無視しているようなものだ。


ただ「なるべく見ない。買わない。」という努力は出来る。

それだけのこと。



何を卑怯と感じ、その上で自分が卑怯でありたいか、ありたくないか。

それはもう、それぞれの中の価値判断に依存するしかない。


「卑怯」というのが抽象的すぎるなら、「気持ち良くない。」と言い換えても良い。

世の中には「卑怯」であることが好きな人、気持ちいい人も一定数いる。

ただ、自分は気持ち良くなくない。
それだけのこと。

自分は「現代社会じゃ、どうしよもないから仕方ない。世の中、複雑だね!」でウヤムヤというのは、好きじゃない。
それは気持ち良くない。

何かの引っかかりがあった時に「なぜ自分はそれに引っかかったのか。どうすれば気持ちのいい状態になるのか。」を考える。

出来ることは少なくても、自分がなるべく卑怯じゃないよう、気持ち良くなるように振る舞うしかない。



「気持ち良さ」は人それぞれだ。
ブレイク芸人がゴシップ記事で仕事を失う様を見るのが「気持ち良い。」と思う人は、もうその自分の気持ち良さを大事にすれば良い。

ただ、自分はそういう人と一緒にいるのは気持ち良くないので避けますけど。



「パパみたいに理屈っぽい人と一緒にいるのは、気持ち良くないって人も一定数います。」

「そういう人は、そういう人側で勝手に離れてくれるから気にしません。」


know_the_base at 07:15|PermalinkComments(0) 国内問題 | 雑感と意見表明

September 07, 2019

これも日本の病巣

吉本芸人EXIT兼近は少女売春あっせんで逮捕されていた
「週刊文春」編集部 2019/09/04
source : 週刊文春 2019年9月12日号
img_b391e8656bf5cd3f49652e015a9e8731107165

「バイブス、いと上がりけり〜」「ポンポンポ〜ン!」などとチャラい言動や派手な外見とは裏腹に、実は真面目というキャラで大ブレイクを果たした吉本興業の人気芸人「EXIT」。

 副業はベビーシッターや介護の仕事であることや、高校中退後にバイトに明け暮れ、家族を援助していたことをテレビ番組で明かすなど、見た目とは対照的な善人キャラが話題を呼んできた。

 そのボケ担当である兼近大樹(28)が、2011年11月、売春防止法違反の疑いで北海道警厚別署に逮捕されていたことが「週刊文春」の取材で分かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また文春かよ。

で、また「活動自粛」とか、「干される」とか、「放送から編集でカット」とか騒いでいるっていう話なんですが。

一応、裁判受けて、懲戒を受けた過去までですか・・・。

「現在進行形で犯罪に手を染めた、不正行為を行った。」と、「過去に罪を犯したが、既に裁かれている。」を同一視するのは、自分としてはいかがなものかと思う。
しかも、今回の話は未成年の時の罪だし。

有名税と言うか、本人もいつかはこの話題が出てくると分かってはいたようですが。
立ち直って、心機一転歩き出して、成功することを許さんのですかねぇ。


これってもう、絶対に一歩でも道を踏み外すのは許さないってコト?

もちろん、道を踏み外さないに越したことはないんでしょうけども。

裁判受けて、受刑しても「やってしまった事実・罪」は消えない。
確かにね。
殺人とかなら受刑したって、殺してしまった人が生き返るワケじゃないですし、過去は無くならないってのは当然の理屈ですけども。


あまりにも息苦しい。



文春の理屈としては
・・・・・・・・・・・・・・・・・
週刊文春、EXIT兼近の過去記事掲載の理由説明
[2019年9月6日9時19分]
「週刊文春」編集部は5日、お笑いコンビEXIT兼近大樹の過去に関する記事を掲載したことについて、「現在の兼近さんを否定するものではありません」と主張した。
(中略)
「記事をお読みいただければわかるように、『週刊文春』記事は逮捕の過去によって現在の兼近さんを否定するものではありません。兼近さんという芸人がいかに生まれたのかを、ご本人の言葉によって伝える記事であることは、読者の皆様にご理解いただけるものと思います」と主張している。
日刊スポーツより
・・・・・・・・・・・・・・・・・
だそうな。

「そういう過去がありましたよ。」って本人も認める事実を報道しているだけですっていうスタンス。
まぁ、ばりばり悪意を感じますけど、でも週刊誌は建前として、そう言うでしょうね。



いっそこの報道を受けて、テレビ局やスポンサーが

「我々は罰を受けた過去の経歴をあげつらう現代の風潮を良しとしません。」

ってスタンスを打ち出して、逆にEXIT兼近を使うっていう展開あったら、自分はその企業を支持してしまうんだが。


まぁ、「チャラい外見で実は真面目」っていうキャラで売っていたのが「本当にチャラいんじゃねーか。」という話になってしまったってダケなのかも知れませんけど。
芸人さん的にはボケ殺しというか。

結果、EXIT兼近が面白くなくなってしまって、使うに使えないって問題が今度は出てくるのか・・・


逆に「そういう過去があるからあえて使いますよ。」みたいのも、「猫を拾った不良理論」みたいで、おかしなことになりますしねぇ。

そもそも日頃の行いが良い方が、不利益被ってんじゃんみたいな。

うーむ。

どこまでも話が広がってしまうな。


ただ、この息苦しさが、日本の病巣の1つなんだって事だけは、わかる。

息苦しいわ。



なんて、ここまで書いておきながら、TV離れが著しいので「EXIT兼近」という芸人さんの存在をマトモに認識したのが、これの関連記事からなんですけどね。



know_the_base at 06:24|PermalinkComments(0) 国内問題 | 雑感と意見表明

September 02, 2019

生き残り錬金術師は、街で静かに暮らしたい




生き残り錬金術師は、街で静かに暮らしたい 01-05巻
のの原 兎太 著
KADOKAWA


かつて栄えたエンダルジア王国。
王国が滅んで200年。
その跡地は、魔物の領域となり、かつての王城跡には巨大な迷宮が鎮座する。

エンダルジア王国は、魔の森の氾濫(スタンピード)によって滅んだ。
膨大な量の魔物が街に襲い掛かり、破壊し、踏みつぶし、人々の営みを奪い去っていった。

襲い来る魔物から逃れるために、仮死の魔法陣を使用した錬金術師の少女マリエラは、逃げ込んだ地下室で目を覚ます。
王国は滅び、錬金術師は死に絶え、ポーションが高級品となったこの地で、たったひとりの生き残り錬金術師。

迷宮攻略のために必須のポーションを生み出す彼女は、否応なく注目を集めていく。

値千金のマリエラの価値。
だが、そんな彼女の望みは「街で静かに暮らしたい」というのんびりしたものだった。

・・・・・・・・・・・・・・

なろう小説一気読みシリーズ。

ただ、この「生き残り錬金術師」は、他の異世界転生チートハーレム系とは違い、かなりの正統派小説。
構成、展開、キャラクター、世界観、結末と、小説としての形がしっかりしていて、非常に好感が持てました。

マリエラは、確かに能力的にレアで、更にかなり特化した才能を持ってはいるものの、見た目や身体能力は普通で、性格的にも抜けている所が多々ある。

そんな彼女に想いを寄せてくれる元奴隷のジークはいるものの、他のキャラからモテモテということもない。

どちらかと言えば、様々なモンスターや難関を領主たちがいかにクリアしていくか、その中でどうマリエラのポーションが役に立つかが物語の中心にある。

成長物語としては、マリエラ自身と言うより、マリエラと関わった周囲の人たちが変化し、成長していく過程が丁寧に描かれている。


きちんと全体の起承転結もブレず、グランドクエストである迷宮攻略を達成して5巻にて完結。

素晴らし。

最近の作品は終わりが無いのが多すぎる。
まぁ、そもそものグランドクエストさえ設定してない作品が多々あるくらいだからなぁ。


あと、主人公が女の子って方が物語が落ち着く。
出てくるヒロインが全員揃って主人公を好きになる展開とか、もう完全に食傷。

ました。でした。語り言葉。
文体の統一もせず、目標もなしのダラダラ繰り返し展開とか、文章能力も足りない小説は、そろそろお腹いっぱい。

久しぶりのしっかりしたファンタジー小説で、満足満足。


え?

外伝で6巻出てるの?

そう言うの、困るなぁ。











know_the_base at 19:07|PermalinkComments(0) 楽しい本