October 03, 2005
7月2日 ロスト・イン・トランスレーション
No.51
フランシス・コッポラの娘、ソフィア・コッポラ(ヴァージンスーサイド)の監督第2作目。
CMの撮影を口実に家庭からトーキョーに逃げてきた往年の名優ボブ・ハリス。カメラマンの夫の仕事でトーキョー付いてきたが知人も無く、無為に過ごすシャーロット。2人は共に心の空虚さを抱えて日本の同じホテルに滞在していた。
日本の美しいが、どこかよそよそしい風景と、心通わせる事の出来ない人々に囲まれた二人は偶然に出会い、急速に心を通わせていく。しかし、日本滞在の期間は限られている・・。2人に別れの時が近づく。
ゆったりとした映像の中に、2人の人間の心のヒダまで書き込むような丁寧な作り。女性監督ならではの細やかさが良い。
どぎつい性的表現は一切無く、男女として向き合っていながらも肉体的な部分はほとんど接触しない。安易なラブロマンスにならずに、精神的な繋がりを描き上げた作品。
嫌いな人は凄く嫌いな作品になると思う。私自身は結構好きでした。
万人受けはしない作品だと思いますが、映画祭とかで良い評価を得るであろう作品。
最終評価 B+
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フランシス・コッポラの娘、ソフィア・コッポラ(ヴァージンスーサイド)の監督第2作目。
CMの撮影を口実に家庭からトーキョーに逃げてきた往年の名優ボブ・ハリス。カメラマンの夫の仕事でトーキョー付いてきたが知人も無く、無為に過ごすシャーロット。2人は共に心の空虚さを抱えて日本の同じホテルに滞在していた。
日本の美しいが、どこかよそよそしい風景と、心通わせる事の出来ない人々に囲まれた二人は偶然に出会い、急速に心を通わせていく。しかし、日本滞在の期間は限られている・・。2人に別れの時が近づく。
ゆったりとした映像の中に、2人の人間の心のヒダまで書き込むような丁寧な作り。女性監督ならではの細やかさが良い。
どぎつい性的表現は一切無く、男女として向き合っていながらも肉体的な部分はほとんど接触しない。安易なラブロマンスにならずに、精神的な繋がりを描き上げた作品。
嫌いな人は凄く嫌いな作品になると思う。私自身は結構好きでした。
万人受けはしない作品だと思いますが、映画祭とかで良い評価を得るであろう作品。
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