April 26, 2009

転々

転々


大学8年生の文哉(オダギリジョー)。
赤ん坊の頃に親には捨てられ、身寄りナシ。
自堕落な生活で作った借金84万円。
まぁ、いわゆる1つの絶望的状況。

借金取りの福原(三浦友和)に追われ、追い詰められるが、金を工面するアテもない。

期日は明日。 そんな時、福原から提案がある。

「俺に付き合って、東京を歩く。それだけで100万円やるよ。」

嘘のような福原の提案。でも、文哉に選択肢は無い。

次の日、井の頭公園から歩き出す文哉と福原。
2人の奇妙な東京散歩。
目的地は霞ヶ関。 時間制限、無し。

調布の飛行場で福原は語りだす。

「妻を殺したんだ。霞ヶ関の警視庁に自首する。」

この散歩が終わる時。
それは文哉にとって拘束からの開放なのか、それとも・・・。


福原が妻と歩いた思い出の場所、文哉が昔過ごした家、転々と目的地を変えながら歩く2人。
妻との思い出、子供の頃の思い出、初恋のこと、学校のこと、2人は歩きながら言葉を交わす。

そして、いつの間にか不思議な絆が生まれていく。


「時効警察」の三木聡監督とオダギリジョーが贈る、ゆっくりとしたロードムービー。


まぁ、元々「時効警察」好きの人間ですからね。
笑いのツボとか、展開とか、ゆるい空気感とか、絶対に好きだとは思ってたんです。
で、まんまと好きでした。


なんとなーく生まれる福原と文哉の擬似的な家族愛。
ゆっくりと東京を歩くうちに徐々に優しくなり、2人はじんわりと幸せを感じる。

作中で挿入される数々の「小ネタ」。初めは無意味と思えるその1つひとつにクスリと笑いながら、その積み重ねに癒されていく。

あたたかくなり、ほっこりし、切なく、優しい。

見終わった後に、幸せな気持ちに満たされる作品でした。


最終評価 A


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know_the_base at 08:13│Comments(4)TrackBack(0) 2009年に観た映画 | 映画 た行

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この記事へのコメント

1. Posted by ばお   April 26, 2009 20:30
オダギリジョー、何気に気になる俳優さんなので見てみたい気もしますが、
ゆるい展開は、ちょい苦手かも?(笑)

今公開になってる(もう終ったかな?)
ブラジル・中国・香港・日本合作の「PLASTIC CITY プラスティック・シティ」が観たいです。
多分TV待ちになりますが・・・
2. Posted by 管理人   April 26, 2009 22:31
>ばおさん
僕もオダギリジョー好きです。
彼が出てる作品はそれだけで観る候補に入ってきます。

今作は確かにゆる目ですが、グデグデのゆるさとはちょっと違いますよ。
テーマがあって、ストーリーの芯は有る中で、流れる時間の扱い方だけがゆっくりと言った感じです。

「PLASTIC CITY」もチェックはしているのですが、公開してる劇場が遠いので、この作品もDVDになりそうです。

3. Posted by TOKKO   May 21, 2009 17:53
はじめまして。
私もこの作品を今日見ました!
私的には好きな作品です。^−^
オダギリジョーはお芝居うまいですねぇ!
ほのぼのと笑える感じが好きです。
お邪魔しました!
4. Posted by 管理人   May 21, 2009 20:44
>TOKKOさん
ようこそ。はじめまして。

ほのぼのとした中にも、家族の意味とか考えさせるシーンも多くて、残るものがある作品でしたよね。
この作品、僕も好きです。

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