March 18, 2010

クロマグロ審議、モナコ案否決。

クロマグロ


専門家ではないので、この結果の良し悪しは良く分かりません。

大西洋のクロマグロは70年代の15%程度まで減少し、世界に流通するクロマグロの8割を日本が輸入している。

日本は、クロマグロの保護はワシントン条約という枠組みではなく、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の漁獲制限で資源管理すべきと主張。

モナコ・EUは、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の漁獲制限は不十分であり、絶滅危惧種に指定すべきと主張。

クロマグロが禁輸になるか、ならないか。

日本の食文化・寿司の主役・本マグロ。
その食文化の分岐点に、報道は加熱。

それを僕は「どうなるのかな?」程度のレベルで見ていました。


そして、今日、採決の日。

今日に到るまでは「モナコ・EU側が有利・日本は不利。」との報道だったので、てっきり「その流れのまま禁輸になるのだろう。」と思っていました。

が、この結果。  正直、驚いた。


何に驚いたって、日本が国際的な交渉の場でちゃんと主張を通したことに驚いた。

なんて言うか、日本の国際交渉は下手なんだって印象が強く、不利な情勢をひっくり返せるとは思っていなかった。
特に今回の問題は、客観的に考えて日本に不利すぎる問題。

だって、絶滅さえ危惧される生物の8割を日本が輸入してるんですよ?
日本が高く買うから乱獲も起こっているんですよ?

それをひっくり返した交渉担当官(達)の腕と努力は素晴らしいと思う。

結果の良し悪しはともかく、今はその担当官を賞賛。





ま、日本人はマグロを食いすぎだとは思いますけどね。
美味いけどね。

何事も過ぎたるは及ばざるが如し。

ちょっとやりすぎなんですよ。


否決の結果、この問題は日本人の自覚の問題になったというワケです。

もし、将来クロマグロが絶滅したら、そのレッドノートには「日本の食文化の犠牲となった。」と書かれることでしょう。

そうするも、しないも日本人次第。

むしろ「あの時、強制的に制限してもらった方が良かった。」と思う日が来るかも?




そもそも、自国の食文化を主張するなら、原料輸入頼りってのはどうなの?


know_the_base at 23:54│Comments(4)TrackBack(0) 日記 

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この記事へのコメント

1. Posted by ホームズ   March 21, 2010 13:07
クロマグロが食べられなくなる事はさほど気にもしませんが、何でもかんでも欧米や常任理事国の思惑通りになってしまう事には憤りを感じます。

環境保護は確かに大事なテーマですが、これほど胡散臭くて各国の利害とエゴが絡む問題もないんですよね。
しかも、地球の未来という大義名分を持ち出してくるから尚更、性質が悪いですね。
2. Posted by 管理人   March 23, 2010 17:07
>ホームズさん
自然や動植物の保護は理解できるし、推進すべきなんですけど、欧米の価値観の押し付けが強くて、ソコにはどうも反発を覚えますよね。
確かにエコや地球環境って大義名分は「自分が正義!」と思い込みやすい、危険な御旗です。
どんな活動も、ソレが本当にエコなのか、本当に地球環境に良いのか、科学的や社会的な多角的な側面から検証する必要がありますよね。
その活動に従事してる人、その人自身が自身の活動を検証する度量の広さや視野の広さがあると良いのですが・・・。

グリーンピースやらシーシェパードにそれがあるとは到底思えません。
3. Posted by レイフ   March 24, 2010 16:03
まぐろ・・めったに食べないので、何の影響も個人的にはありません。
ただ、守るものはきちんと守る姿勢は必要な気もありますが。。過激すぎる反応も??ですね。
きちんと科学的なデータに基づいて規約を世界ルールにする時期に来ているのでしょうか??
4. Posted by 管理人   March 24, 2010 20:24
>レイフさん
僕も影響が無い側の人間なんで「制限しちゃえば?」とも思いました。

生態系を守るか、食文化を守るか。みたいな議論になってますが「生態系あっての食文化なのでは?」と思いませんか?

ただ、欧米は自分達の文化や価値観の押し付けがあるので、科学的客観的データを理性的に検証してもらいたいものですね。

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