March 12, 2016

灰と幻想のグリムガル level,2




大切じゃないものなんか、ない

灰と幻想のグリムガルlevel,2
十文字 青 著
オーバーラップ文庫


ゴブリン相手に調子に乗り、リーダーでありヒーラーであるマナトを失ったハルヒロたち。

仲間を失っても、生きるためには戦いに出なくてはならない。
美人だが無愛想でとっつきにくい神官のメリイを仲間に入れて冒険を続け、マナトの仇であるゴブリンたちを倒すことが出来た。

少しの自信を手に入れたハルヒロたちの次の目的地は、サイリン鉱山。

犬頭の人型種族・コボルトたちがねぐらとするサイリン鉱山は、メリイがかつて所属していたパーティが壊滅させられてしまった因縁の場所。

新たな敵、新たな場所で、ハルヒロたちはまたひとつの階段を登る。


さっそくの第2巻。

気付くと、今日2本目のグリムガルレビュー。

しかも、3・4巻も既に購入済み。
と言うか、今日の午後に「もう2巻が読み終わってしまいそうだから。」という理由で買ってきたんです。

小説1冊600円。
ラクショー、ラクショー。

おそらく最新刊の8巻まで駆け抜けます。


1巻の終わりでやっとパーティらしくまとまり、マナトの仇を討つことに成功したハルヒロたちが、次なる敵のコボルトに挑戦する。

もう、屋台の骨付き肉が幾らかという話題は過去のもの。
相変わらず、ハルヒロたちはグリムガルの世界の雑魚中の雑魚パーティであることに変わりはないものの、着々と装備を整え、着々と強くなっていくのが頼もしい。

この2巻の肝は、パーティメンバーたちそれぞれの自覚。

盗賊のハルヒロは、パーティリーダーとして。
戦士のモグゾーは、みんなを守り、敵を倒す前衛の中心として。
暗黒騎士のランタは、みんなに必要とされ、みんなを必要とするパーティメンバーとして。
魔法使いのシホルは、ただ守られる存在ではなく、役に立つ戦力として。

新参のメリイは、ハルヒロたちの仲間として。

まぁ、天然狩人ユメだけは、なんともフワフワとつかみどころがないけれど。

なにはともあれ、ハルヒロたちのパーティは、誰ひとり欠けても成立しないパーティとしての完成度を少しずつ高めていく。


メタネタ、ギャグ、お約束の踏襲といった、最近流行の紗に構えた作品とは一線を画すこの王道感。

やっぱり冒険ファンタジーは王道が良い。
主人公たちの不器用さ、純粋さ、泥臭さが、少しずつ、少しずつ洗練されていく過程がたまらない。

良いね。
グリムガル良いよ。

アニメ版もかなり好みでしたが、原作は更に更に良い。

これはめっけもんでした。




know_the_base at 21:52│Comments(0)TrackBack(0) 楽しい本 

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