March 29, 2018

ノーエスケープ 自由への国境

ノー・エスケープ 自由への国境 [Blu-ray]
ガエル・ガルシア・ベルナル
ポニーキャニオン
2017-10-18



メキシコとアメリカ国境の砂漠地帯。
一台のボロトラックがメキシコからの密入国者たちを運ぶ。

だが、砂漠の真ん中でトラックは故障。
十数人の密入国者たちとガイドは、歩いてアメリカに入ろうとする。

ひたすらに砂漠を歩き続け、それぞれの体力差によって徐々に先行班と遅れ気味の後方班に分かれていく。
先行班に追いつこうと後方班が急ぐ。

その時、一台のピックアップトラックが現れる。
国境警備か?

身を隠す後方班が見たのは、トラックから降りてきた男が次々と先行班を撃ち殺していく姿。

逃げろ

だが、どこに?

見晴らしの効く砂漠。
相手は猟犬を連れたスナイパー。

ひとり、また、ひとり。
獣を狩るように殺されていく、、、。


アメリカ人の狩人が、なぜそんなにも密入国者を憎むのか。
密入国者たちひとり1人がなぜ密入国しようとしたのか。
それらの説明は、ほぼない。

説明はほぼ無いに関わらず、体型、持ち物、ちょっとした言動で、それぞれの持つ背景が不思議と伝わる。
むしろ、この人はこうなんだろうなと、観客側が自由に想像できる空白を残してあることが作品に奥行きを与える。

余計な説明が無いことで、テンポは加速し、緊張感が増す。


姿の見えない異常者や人外を相手にするのとは違う、人間対人間の生々しさ。

引き込まれました。


最終評価 A




know_the_base at 23:15│Comments(0) 2018年に見た映画 | 映画 な行

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