August 09, 2021

スターウォーズ エピソード4 新たなる希望




1977年・アメリカ映画
監督・脚本 ジョージ・ルーカス

時は内乱のさなか。凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍の秘密基地から奇襲を仕掛け帝国に対し初めて勝利を収めた。
更にその戦闘の合間に、反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは”デス・スター”と呼ばれ惑星をも粉々にするパワーを持つ宇宙要塞基地だった。
凶悪な帝国軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ。人類を救い銀河に自由を取り戻すために・・
(オープニングテロップより)


外交特使を装って帝国から逃げるレイア姫だったが、帝国の将軍・ダースベイダーの指揮する宇宙戦艦に鹵獲されてしまう。

ダースベイダーに囚われる直前、レイア姫は帝国の宇宙要塞・デススターの設計図と最後の騎士オビ・ワン・ケノービへの救援メッセージをオペレーションロボット・R2−D2に託した。

相棒の人型翻訳ロボットC−3POと共に緊急脱出ポッドで逃げ出したR2−D2は、惑星タトゥイーンに漂着する。
最後の騎士であるオビ・ワンのもとを目指すR2−D2だが、原住民のジャワ族に捕らえられ売られてしまう。

2体のロボットを買ったのは、農場を営むオーウェンと農場手伝いのルーク・スカイウォーカー。

R2−D2の修理中に救援メッセージを見てしまったルークだが、帝国と反乱軍の戦いはどこか遠くの出来事の様に感じていた。
だが、オビ・ワンのもとを目指して農場から逃げ出したR2−D2を追う中で偶然にもオビ・ワンと出会い、巨大な戦いの中に巻き込まれていくのだった・・・。


40数年前のSF作品なので、ストーリーも展開も荒い荒い。

ひとつひとつツッコんでいたらキリがない程にツッコミどころ満載だし、ストーリーは御都合展開ばっかりだし、いやいやいやと言いたくなるシーンはキリがない。
と言うか、ほぼ全編にツッコもうと思えば突っ込める。

え、何で緊急脱出ポットで漂着した星に目的のオビ・ワンさんいんの? 何でなん?
え、たまたま農場で働いてたルーク青年が、ダースベイダーの息子なん?

思わず嘘関西弁になってしまうのは、やむないところ。

映像面では部分的にリメイクが施されて居るけれど、根っこの荒々しさはそのまま。
イマドキであれば、酷評必至のB級映画に違いない。
現代の感覚で『なにこの御都合展開! 駄作じゃん!』と言ってしまうのは簡単。
超簡単。


確かに、荒い。
荒いのだけど・・・。

でも、決してつまらなくはない。

いや、ちゃんと面白い。
というか、現代でも通用するエンターテイメントしてる。

どこが?
と、聞かれると困るんだけど、荒い中にもストーリーに引き込む力があるのは認めざるを得ない。
現代の映像を見慣れた人間がちゃんと最後まで観れてしまったんだから、それは凄いことだと思う。

70年代や80年代の、今よりずっと自由に映画が作れた時代の作品がもつ迫力って、独特。
勢いで無理やり観客を納得させるパワー?
そうとしか言えない無理やりな説得力がある。

微細なところまで作り込まれてて、現実と見分けがつかないほど精巧なCGで、整合性から外れないストーリーのイマドキ映画とは、同じ映画というカテゴリーにありながらエンターテイメントとしては別ジャンルのような感覚。
その荒ささえもエンターテイメントの一部分という感じを久しぶりに味わいました。


まぁ、流石に御都合が多すぎるけどね。


あと、ハリソン・フォード(ハン・ソロ)は、やっぱり格好いい。

確かにこの作品なら続編が観たいかな。


なんだ、面白いじゃんスターウォーズ。


最終評価 A−
(一応、時代を考慮しつつ)

know_the_base at 21:13│Comments(3) 2021年に観た映画 | 映画 さ行

この記事へのコメント

1. Posted by レイフ   August 15, 2021 18:29
スターウォーズですから〜〜

スピンオフまで。すべて見てる一ファンです。
まあ、後半のほうは中だるみだったけど、すべて見終われてよかったと思いましたよ。

ルーカス監督、撮り終わらずリタイアしたらどうしようなんて、思っていた時期も・・
2. Posted by 管理人   August 16, 2021 19:02
後半中だるみ?!

ん?
後半?
スターウォーズって、どこが前半で、どこが後半か、よく分からないです。
アナキン君がベイダーになるまであたりですか?
3. Posted by 管理人   August 16, 2021 19:05
何はともあれ、完結は正義です。

何でも良いから、完結はして欲しい今日この頃。

原作者が亡くなるとか、本当、本当に、ファンにはキツいんですよ、、、。

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