キアヌ・リーヴス

January 20, 2012

マトリックス レボリューションズ

レボリューションズ

預言者の言葉に導かれ、マトリックスのソースコードに辿り着いたネオは、そこでマトリックスの設計者に出会い救世主の本当の意味を知る。
全ては、マトリックスが生み出された時から仕組まれていた運命。

ネオに許された選択は2つ。
マトリックスの世界の完成度を高め、新しい世界を生み出す「救世主」となるって世界を救うか。
それとも、今ある現実に残り、愛する人を救うか。

大きな選択をしたネオ(キアヌ・リーヴス)は、現実に踏み止まる道を歩き出す。

だが、その現実は、厳しいモノだった。
ザイオンの防衛線を敷いていた艦隊にミスが起こり、ほとんどの船は壊滅。レジスタンスに残された船は残り数艘になっていた。
そして、今、ザイオンに無数の機械たちが迫る。

マトリックスから現実に戻ったネオは機械の襲撃から仲間を救う為、現実世界でマトリックスでの「救世主」としての力を使い、現実とマトリックスの狭間に落ちてしまう。

現実に残ったトリニティとモーフィアスは、ネオを救う為に再びマトリックスの中の預言者を訪ねた・・・。


世界のバランスを取り、マトリックスの世界を無限ループさせながら改善しようとした設計者(アーキテクト)。
世界のバランスを崩し、戦いの終わりを求めた預言者。

設計者によって因果を植え付けられた、世界の鍵となる救世主・ネオ。
そして、圧倒的な力を持ってしまったネオの対極として力を得ていく元エージェント・スミス。


途中まで、途中まではソコソコ良いんだけどなぁーーーー。

ロード・オブ・ザ・リング「2つの塔」っぽい感じに、要塞の防衛戦でドンドン追い詰められていくのはハラハラして引き込まれるし、迫力もある。
まぁ、その戦闘は銃と爆弾とロボットな世界で、マトリックスと言うより、ガンダム的な感じなのですけどね。

後半が、後半がなぁーーーー。

てか、ネオ(主人公)が出てくると、もう、ダメ。
ネオが中心になってラストに向かいだした辺りからは、もう、何か半笑いになっちゃって、ダメ。

だって、ネオ、もう、何者? 神?

現実世界の中でも手をかざして敵を破壊するし、目が潰れても見えるし、むしろ、光が道を示しだしちゃうし。
アクションシーンはもう、ドラゴンボールだし。

そうじゃなしに、そういうツッコミじゃなしに、このストーリーに決着をつけた事に拍手を送るべきなんだろうか?


いや、分かるんですよ。

機械と人間の共生関係とか。
リアルだと思ってた世界も、実は多重の仮想現実だったり、とか。
設計者はキリスト教の神を意味してて、このマトリックスを含む多重仮想世界を生み出したんだ。とか。
ネオが七人目の救世主なのは、天地創造の7日目にあたるんだ。とか。

いや、分かるんですよ。

こう言う、このラストしかないってコトも。

この作り込まれた世界観も。

でもね。でもね。

でも、ん。 でも、あえて言おう。 「なんだ、コレ?」 と。


まぁ、でも、それなのにエンタメとして、一応、面白かった。 かな?
こんだけ無茶苦茶やって、で、面白かったって、結構スゴイかも?

いや、あえてリローデッドまで観て、コレを観ない。が正解だったとみたね。


最終評価 B

know_the_base at 22:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

January 18, 2012

マトリックス リローデッド

リローデッド

機械が人間を生体バッテリーとして使う未来。
人間は仮想現実「マトリックス」の中で夢を見て、かりそめの人生を生き、死んでいく。

機械の見せる夢から目覚めた人間たちはレジスタンスとなり、機械からの解放を求め戦い続けていた。

レジスタンスの拠点・ザイオン。
そこが今、機械たちの襲撃を受けようとしていた。

ザイオンの司令官ロックは、迎撃の為に全ての艦隊を集めようとするが、預言を信じる男・モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)が指令どおりに動かない。
モーフィアスは、マトリックスの中にいる預言者の言葉を待つ為、前線に残ると主張する。

この戦いに終止符を打つ救世主として、力に目覚めたネオ(キアヌ・リーヴス)。
ネオは、その圧倒的な力を発揮し、人々に希望を与え始めていた。
預言の救世主の存在によって、人々はモーフィアスの言葉を信じるようになっていく。

そして預言者からの言葉がネオの元に届く。

戦いを終わらせるため、ネオは再びマトリックスの中へと旅立つのだった・・・。


前作では、有り様だけが示されたマトリックスの世界の細かい設定が今回で見えてくる。

マトリックスの世界を動かすプログラムも一枚岩ではなく、そしてレジスタンスも一枚岩ではない。
プログラムはプログラムの中での戦いがあり、レジスタンス側も預言を信じる者と目の前の危機を戦う者で反目し合う。
そんな複雑に入り組んだストーリーの中、救世主としての「選択」を迫られるネオ。

「どこから始まり、どこが終わりなのか。自分がココある目的とは、理由とは何か。」そんな哲学的な問いに揺れ動きながら、ストーリーはクライマックスに向けて加速する。


特徴的なCGとワイヤーアクションが融合したアクションは健在。
このマトリックスのアクションは中国拳法の功夫であったり、日本刀でのアクションがクセになるが、コレはやっぱりワイヤーアクションにはアジア的な拳法アクションが合うってコトなんだろうか。

しかし、増殖した元エージェントのスミス・・・多すぎだろ・・・。
そして、細い道でもみくちゃになってるのが、ちょっと可愛いぞスミス。

更にソレと戦うネオは、真三国無双のオープニングムービーで見た趙雲にしか見えない・・・。

現実を超越した所で戦うのがウリのマトリックスアクションとは言え、ソコまでいくかってトコまでいく。
ソレが好きか嫌いかで、この作品への評価が割れるポイントになる。

僕は嫌いじゃなかったけど、なんつーか、もう、ドラゴンボールも真っ青だね。コレは。


このリローデッドから一気にストーリーが複雑に入り組んで、しかも、会話の内容がコンピューター用語を使いながら哲学的な問いを投げかけてくるので、真剣にストーリーを追ってないと理解不能になる。
でも、世界の在り方に関わっていくストーリーである以上、それは避けられない道。

その難解なストーリーと、ど派手なアクションのいったりきたりで休む間もないジェットコースター感がある。

そしてジェットコースターを加速させて、加速させて・・・ 

「次作、完結。」 

って、おぉーーーーいい!!

まぁ、三部作の「2」は、繋ぎと言う宿命を持つとは言え、その引きは流石にズルかろうもん!!

でも、この引きだと、確実に「3」を観ないでは終われないねぇ。
スグに観るけどね。レボリューションズ。

酷評も多いマトリックスの続編ですが、僕の中では「言うほど悪くない。」って感じですかねぇ。


最終評価 A−


know_the_base at 00:17|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

January 09, 2012

マトリックス

Matrix


そう言えばシリーズの最後を知らないと思って、シリーズを頭から見直してみるコトにしました。

1999年に公開されてから既に10年以上。
CGとアクションの融合による現実離れした映像は、センセーショナルだった。
この作品も間違いなく、映画史の一里塚のひとつとしてカウントされるべき作品だと思う。


ニューヨークで働くプログラマーのアンダーソン(キアヌ・リーヴス)には、ネオと呼ばれる一流ハッカーの顔があった。

ネオには、なんとなく現実が現実に感じられない感覚があった。
まるで、夢から覚めても、夢の中に居るような感覚・・・。

そんなある日、ネオはトリニティ(キャリー=アン・モス)と呼ばれる女性ハッカーと出会い、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)なる男の元に導かれる。
そこでモーフィアスから語られた内容は、ネオの常識を覆すものだった。

今、ネオの見ている、暮らしている、生きている世界は、実は夢。
いや、正確に言うとコンピューターの作り出した仮想現実。

現実世界である超未来、人間はコンピュターを動かす生体バッテリーでしかなくなっていた。
バッテリーとして生かされている人間たちには、生まれた瞬間から「夢」を見せられ続け、そこを現実として認識させられている。

モーフィアスたちは、その世界を覆そうとする反乱勢力であり、ネオは救世主となるべき存在として彼らの仲間に迎えられたのだった。

そして、ネオは戦闘の訓練を受け、限りなく現実に近い仮想現実と現実を行き来する戦いの中に身を投じるのだった・・・。


CGを融合させたアクションに目がいくこの作品ですが、本当にスゴイのは作り込まれた世界観だと思う。
超未来、人間バッテリー、仮想現実と現実、突飛で複雑な世界なのにすんなりとその世界に引き込んでいく説得力とテンポに力があってイイ。
SFと言ったって理屈に相当ムリがある世界だけど、勢いで押し切れる力がある。

仮想現実と現実を行き来するような作品だと、少し間違えば状況がゴチャゴチャになって混乱するだけで終わってしまうが、この作品はスンナリ入れてしまうのが不思議。

そして、ソコにスパイスとして加えられた特徴的なアクション。

んー、10数年経っても、色褪せない作品は色褪せない。

今振り返ると、この作品に影響を受けた作品は、枚挙に暇がない。
やはり、大きな存在感のある作品だと感じる。


ただ、やっぱりこの「本当の戦いはこれからだ。」って言う、ジャンプ的「打ち切り漫画」なラストが・・・。

どんな作品でも「2」に続く感アリアリのラストは、ズルいよなぁ。
まぁ、続編が既にある今なら許せるけど、当時は「えーーーーっ!!」って思ったなぁ。


最終評価 A

know_the_base at 23:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

October 14, 2009

地球が静止する日

執行猶予に映画を観よう、5本目。

地球が静止する日


「ウェストサイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」を生んだロバート・ワイズ監督が撮ったSF作品のリメイク。


宇宙生物学者のヘレン博士(ジェニファー・コネリー)はある夜、突然彼女の家を包囲した政府関係者に身柄を拘束される。
理由を聞いても「国家の危機。」としか返答が得られない。

彼女が連行された軍の基地には生物学者や天文学者、地質学者、各分野の専門家が集められていた。

「78分後、宇宙から飛来する飛翔体がNYのマンハッタンを直撃する。」

地球の終焉。

彼女達に知らされたのは、その驚愕の事実だった。

なすすべなく「その時」を迎えた彼女達。
だが、飛来した光る物体は、何も破壊することなく地上に降り立った。

正体不明の光る球体。
そこから現れたのは、人の姿をした存在「クラトゥ(キアヌ・リーヴス)」と圧倒的な破壊力を持つロボット「ゴート」。

「何のために地球に来たの?」 へレンが問う。

「地球を救う為。」クラトゥは答える。

地球は人類の為に死にかけている。地球を救う為には人類を滅ぼさなくてはならない。
多様な生命体が生きられる星は少ない。人類の為に地球を失う訳にはいかない。

クラトゥは地球を救う為の処置を始める。



あぁ、ひと昔前のSFってこんなでしたよね。

地球の為に人類を滅ぼすことにする地球外超文明生命体。
ま、リメイクだから当然ですが、あまりにも古典的なアプローチ。
しかも、その超文明代表のクラトゥの行動原理が非常に曖昧で、彼の心変わりも、もたらした結果もイマひとつピンとこない。

・人類と言う一種の生物の為に地球が滅んでしまう。
・人類は滅亡の危機に瀕さないと、自分達の行動を省みることが出来ない。

メッセージもテーマも分かり易いし、分かるんだけど、どうも心に響かない感じ。

結局、最後までクラトゥのメッセージはヘレンとその子供にしか伝わっていないし、人類滅亡の危機が自分達の環境破壊のせいだと人類は知らないままに終わる。
しかも、ラストは人類が自分達の行動を省みて変わった結果、滅亡をまぬがれたワケではなく、クラトゥの気まぐれに近い。
これじゃあ人類は変わらんでしょ。

カタルシス映画にしても淡々とした展開だし、メッセージ映画にしても、もう少し作りようがあるんじゃなかろうか。

現代の作品として出すには、あまりにも練りが甘い。
VFXは素晴らしいものがあって、そこは観れましたが、全体としてはボヤッとした印象に終わってしまった感があります。


最終評価 B


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