ジェニファー・ロペス

September 17, 2013

パーカー

parker

2013年・アメリカ映画
ジェイソン・ステイサムとジェニファー・ロペスが共演するクライムアクション。

一匹狼で凄腕の強盗・パーカー(ジェイソン・ステイサム)。
計画的な犯行シナリオには定評があり、強盗はしても殺しはしない。

オハイオステートフェアの売上金を狙ったヤマで、心ならず犯罪者チーム・メランダーたちと手を組むことになる。

150万ドルの強奪に成功した帰り道、パーカーは別のヤマに手を貸すように声を掛けられる。
だが、仕事の雑なメンバーに心を許せないパーカーは、次の仕事を断る。

しかし、それで済むわけはなかった。

協力を断られたメランダーにパーカーは殺されそうになり、危機一髪、命を取り留める。

意識を取り戻した病院、TVに映る自分の書いたシナリオで人が死んだニュース。
全てが道義に反する。
全てが許せない。

パーカーは復讐を誓い、動き出す・・・。


無敵超人のステイサムが、道義を踏み外したヤツラに制裁の復讐!

なんですが、基本、ステイサムも犯罪者で、道義うんぬん言ったって、自分も元々道を踏み外してるワケ。

復讐の動機が弱いのなんの。

しかも、腹を銃で撃ち抜かれ、ドブ沼みたいなトコに浸かってたハズなのに、生き延びたとなればイキナリ全力疾走。
そして、相手は組織をバックに持って、その組織も動員してくるのにドンドンバンバンで全て解決。

やっと仲間に引き込んだと思ったジェニファー・ロペスは、単なる生活に困窮するアラフォーバツイチ女。
ステイサムのオシリに惹かれてチュッチュするものの、ステイサムには恋人が居るので、特にヒロインになるワケでもなく。
それでいて、アクションに参加するでもなく。
ステイサムの前で下着姿になったものの、特に食指も延ばされるコトなく、淡々とした扱い。

このジェニファー・ロペス要素、要る?


何だか、全部が響かないと言うか、空回り感のある作品でした。


最終評価 B−


know_the_base at 23:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 21, 2013

アナコンダ

img_943027_50897205_0

1997年・アメリカ映画

人間をもひと飲みにするという大蛇・アナコンダの逸話は、アマゾン川流域の先住民族に昔から語り継がれていた。
地球上で最も獰猛と言われるこの生物は、体長12メートルに達するものもあり、実に貪欲で新たな獲物が現れるとソレを吐き出して襲うと言う変わった習性を持つ。


ドキュメンタリー作品を撮るTVクルーを率いるテリー(ジェニファー・ロペス)。
幻の先住民族を探してアマゾンに分け入ったテリーたちは、密林へと進む中、座礁した船を助ける。

その船に乗っていたポール・サローン(ジョン・ヴォイド)は、テリーたちの探す先住民族に会ったことがあると言う。

サローンの案内でアマゾンを進む。
だが、彼の本当の目的はアナコンダの捕獲だった。
彼は蛇の密猟者だったのだ。

テリーたちは、知らず知らずにアマゾン深くの蛇の巣へと足を踏み入れてしまう。
そして、一行は見たことも無いような巨大な大蛇に遭遇する。

ひとり、またひとりとアナコンダの犠牲になっていくクルーたち。

人間と蛇。

狩ると狩られるの関係が逆転する・・・。


スタンダード・オブ・巨大生物パニックムービー。
ひとりずつ殺されていく展開は定番。

でも、でも肝心の巨大アナコンダが、モロCG。
そして、実写とズレズレにズレてて、まったく怖くないと言う。

むしろ、アナコンダより悪人・サローンの方が怖いと言う。


シリーズを生み出した第一作のキラメキを微かに感じるものの・・・、恐怖映画で恐怖がないと言うのは致命的。

CG過渡期の作品は、ね。
この時代があって、今がある。

とは言えど、90年代後半は映画史的にキビシイ時期だなぁ。


最終評価 B−


あ、若いジェニファー・ロペスの素敵な姿が観たい人は、是非。


know_the_base at 23:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

November 09, 2009

ボーダータウン 報道されない殺人者

報道されない殺人者


アメリカ国境に程近い街・フアレス。
メキシコの安い労働力と北米自由貿易による免税を背景に、アメリカ向けの輸出用TVやPCを作る工場が立ち並ぶ。
工場で働くのは、若い女性工員達。
3交代制で24時間動き続ける工場の行き帰りに、犯罪に巻き込まれる被害者が後を絶たず、荒野で発見される女性達の死体は数限りない。

シカゴの新聞社に勤めるローレン(ジェニファー・ロペス)は、フアレスで起こっている連続女性殺人事件の取材を命じられる。

かつてコンビを組んだこともあるディアス(アントニオ・バンデラス)を頼ってフアレスを訪れたローレン。
ディアスは、当局の弾圧を受けながら真実を伝えようとする零細新聞社エル・ソロ社の編集者。
ディアスはローレンにフアレスの真実を告げる。

ローレンが知った現実は、想像以上の人々の貧しさ、事実を捻じ曲げるために圧力をかける当局、そして、発見される何倍もの女性が失踪する事実。

連続強姦殺人から生きて戻った少女エバを足掛かりに、真実に迫るローレン。

だが、彼女が迫る真実は、貿易協定で利益を上げる企業にとっても、アメリカにとっても、メキシコにとっても「不都合な真実」だった。


「トラフィック」でも「バベル」でも、その他いくつもの作品で扱われるアメリカとメキシコ国境に絡まる無数の問題。
メキシコ国境問題には、「富めるアメリカ」と地続きの「貧しきメキシコ」の負の連鎖が凝縮されている。


この作品が扱うのは、貧困層女性の労働力を食い物にする巨大企業とアメリカ・メキシコ両政府。
そして、誰からも守られない女性達に襲い掛かる卑劣で無数といる犯罪者達。

「女性の保護よりも、隠蔽の方が安い。」そんな理由で闇から闇へと葬られる犠牲者の山。
ソレは、人権の蹂躙なんてものでは生ヌルイ抑圧。
その真実を報道しようとする女性記者に襲い掛かる、不都合な真実を表に出したくない「何者か」の圧力。

この作品は、事実を下敷きにしながら、監督のグレゴリー・ナヴァが取材から得た仮説を加えて作られた、最後まで緊迫感のあるストーリー展開で社会の闇を穿つ社会派サスペンス作品。



ラストまで惹き込むサスペンスは秀逸でした。
救いの無い現実の前に、少しだけ光のあるラストが良かったです。

ただ、フィードバックする記憶の映像の扱いが少し分かりづらく、目の前の問題に焦点が絞られて、圧力をかける政府側の根拠にまで迫らないので消化不良感が若干残るのが残念でした。
結局、ローランの記事がどうなったのかも分からないままだし。

でも、何でも原因や根拠が分からないままってのが、逆に実社会で起こりうるリアリティとも言えるのかも知れないが。


「日本に産まれてラッキーだった。」
そう言って他人事にしてしまうには、あまりにも悲しい現実があることを知る。


最終評価 A−


ランキングに参加してみました。



know_the_base at 23:08|PermalinkComments(4)TrackBack(0)