呪いの子

July 06, 2017

ハリー・ポッターと呪いの子 




あれから19年後。
ハリー・ポッター8番目の物語。


死の帝王・ヴォルデモートを倒し、平穏の訪れた魔法界。
ハリーは親友ロンの妹・ジニーと結婚し、3人の子供に恵まれていた。

長男のジェームス、次男のアルバス、末娘のリリー。
両親と恩師の名を付けたこどもたち。
ハリー夫婦は、ホグワーツに入学する次男のアルバスとジェームスを送り出すために、ハリーたちは9と3/4番線のホームにいた。

そこには親友のロンやハーマイオニー、その娘のローラ、そしてホグワーツ時代には宿敵だったドラコ・マルフォイの姿もあった。

「組み分け帽子にスリザリンに入れられてしまうかも・・・。」

そんな不安を抱えたアルバスがホグワーツ特急の中で出会ったのは、ドラコの息子・スコーピウス。

スコーピウスと共にスリザリンに入ったアルバスは、栄光のポッター家から出たたったひとりのスリザリン生。
そして、親友となったスコーピウスには、ヴォルデモートの隠し子ではないかという噂が付きまとう。

優しいスコーピウスとすぐに友人になったアルバスは、その一方でローラには距離を取られてしまう。
そして、勉強も運動も「ポッターの息子」としてアルバスを見る周囲は何かにつけては父親と比較し、その期待に添えない自分をアルバスは思い知らされる。

父親であるハリーが偉大で有名であればあるほど、アルバスの心はハリーから離れていくのだった・・・。


去年の7月に発売されたハリー・ポッターの最新刊をやっと読みました。
まぁ、単純に手を付けるのが遅かった。
実家の母が読んでから借りたりとか、色々と事情はあるのですが、でも、読みだしたら一気。

元々が舞台の台本なので、物語の背景描写部分が少なく、セリフで進んでいくので読みやすい。
ハリポタの最後の方は厚いハードカバー上下巻が当たり前だったので、ハリポタシリーズは重いイメージでしたが、この作品はサラっといけます。

確かにサラっと読めますが、内容はしっかり人気シリーズナンバリングに相応しいモノでした。


19年後。
大人になったハリーたちは、40歳手前。
それぞれにこどもを持ち、仕事を持ち、見た目は立派な大人でも、中身はこどもの頃と同じように仕事や子育てに迷いもがいている。

特にハリーは自分のロールモデルになるべき両親が居ないというハンデを背負い、自分に対して心を閉ざす次男とどう接して良いのか分からずに苦しむ。

一方で偉大で有名な父親を持つアルバスも多感な時期になり、自分と父親、兄妹との差に苦しむ。
そのアルバスの心の隙間を満たしたのは、ヴォルデモートの隠し子と囁かれるドラコの息子。

この導入部分だけでも、ハリー・ポッターファンなら「おお?!」っと引き込まれるには十分。


そして、アルバスとスコーピウスの冒険が、かつてのハリー・ポッターシリーズのそれぞれの物語に絡まり、19年前の物語と今の物語がリンクしていくのが小憎らしいほどに上手い。

もちろん若いアルバスとスコーピウスの成長も良い。
でも、やはりファン的にはハリー、ロン、ハーマイオニー、そしてドラコの大人になった成長っぷりが堪らない。
あの宿敵だった2人が・・・と思うと胸がアツくなるシーンがもうね・・・。


久しぶりのハリー・ポッター、楽しみました。

「死の秘宝」あたりを読み返したくなるね、これは。

続巻はよ! 


って、あれ?



know_the_base at 21:39|PermalinkComments(0)