宵物語
May 25, 2019
宵物語
2018.06.12 発売
阿良々木暦の大学生編〈モンスターシーズン〉
宵物語
講談社BOX 西尾維新 著 VOFAN イラスト
まだ探偵ごっこを続ける気かい?
直江津高校の後輩・日傘星雨がもたらした、小学生女児誘拐事件の「噂」。
大学1年生になった阿良々木暦は、八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接とともに調査をはじめるが・・・?
まよいスネイル・まよいスネイク 収録
本の大部分は「まよいスネイル」。
大学生になった阿良々木君が、最近の新キャラ・神原駿河の親友・日傘ちゃんとやたら仲良しになっていて、その日傘ちゃんが持ち込んだ誘拐話を追う。
まぁ、目の前のことしか見えなかった高校時代から、少し成長しようと意識している阿良々木君のお話。
ほぼオマケの扱いだけど、こっちの方が面白かった「まよいスネイク」。
北白蛇神社の神となった八九寺真宵と、一応はその先代となる千石撫子。
一応とは言えど先代である以上、代替わりの儀式が必要になる。
そこで怪異の専門家・影縫余弦が撫子に出した課題は「89匹の白蛇を集めて、八九寺に渡す」という、無理難題だった・・・。
一太刀(ひとたち)あびせる、を、ひとタッチあびせる。に読みかえて問題解決をした、かつてのエピソードを彷彿とさせる話。
僕の中で、物語シリーズは終物語で終わりました。
一応、続・終物語までは、エピローグとして受け入れています。
が、そっから先はアカンです。
図書館にあったので、発刊順とか一切考えず(てか知らねぇ)に、何の気なしに借りてはみましたが・・・。
やっぱり過去の評価はそのままって感じですね。
ネクストシーズンやらモンスターシーズンやらと、終物語以前と同じくらい巻数を重ねる気でいるみたいですが、終物語以降は、全部蛇足。
やっぱ物語シリーズは、阿良々木君の高校3年の春休みから卒業までだと思うんですよ。
人気シリーズになれば、人気のある登場人物のその後を書くだけである程度売れたりしちゃうのが癌ですよ。
そして、作者がそれに便乗しちゃうっていうね。
しかも西尾維新作品は、話が進めば進むほど中身がスカスカになってツマラナクなっていく。
今回とかはもう、過去に生み出した人気キャラクターたちが動いているからギリギリ読めましたけど、もし単なる新刊小説だったらガッカリするペラペラっぷりです。
イカン、イカンですよ、西尾維新。
自分が好きだったシリーズが、原作者の手で汚されてく。
なんて、ただのファンが傲慢かもしれないけど、そんな気分です。
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know_the_base at 19:16|Permalink│Comments(0)│