闘病

May 21, 2019

<いのち>とがん 患者になって考えたこと




<いのち>とがん 患者になって考えたこと
坂井律子 著
岩波新書 2019年2月 初版


「絶体絶命」の状況を、人はいかに生きうるのか。
突然の膵臓がん宣告、生きるための治療の選択、何を食べればいいのか、術後の戸惑い、届かぬ患者の声、死の恐怖・・。
患者となって初めて実感した<いのち>の問題を、赤裸々に真摯に哲学する。
「がん時代」を生きる人へ、そして未来に向けて書き遺された、いのちをめぐる提言の書。


NHKの山口放送局長から総合テレビ編集長として栄転し、正に最前線で働いていた著者が、ある日、突然に「膵臓がん」の告知を受ける。

生涯の中で2人に1人ががんを罹患し、がんを克服して生きる人も多くなった。
だが、5年生存率が10%という膵臓がんは、未だに死の象徴として存在する癌の王。

手術、抗がん剤治療、怒涛の様に始まるがん患者としての人生。
生きるために必死に学び、耐え、あらゆる手を尽くし、小さな希望にすがり、喜び、落とされ、心折られ、すがり、頼り、生きる。

その時にどう思ったか、どう感じたか、何が欲しかったか、何が困ったのか、あくまで1人の患者としてどう治療に向き合ったのか、その記録。

読者が感動や涙で終わる闘病記ではない。
2人に1人ががんになる時代にも関わらず、「ほんとうのところどうなの?」が知られていない。
その患者の現実を伝える。


個人や家族の記録として閉じず
当事者でなければ分からないとして閉じず
独善的にならないように気を配る

そんな文章を、再再発を告げられ、化学療法の苦しみの中で書くというのは、どれほどの強さなのだろう。

著者は「伝えることのプロ」としての生を、ただ死ぬまで生きている。


自分は病院という場所で、間接的にではあるが、がんに関わる仕事をしている。
そして、病名は違うものの命に関わる爆弾を身体の中に持って生きている。

そんな自分からすると、なんとも一言で言い表せない様々な気持ちと知見が詰まった本だった。

病気になった瞬間「あぁしばらく休めるな。」と思ったりする辺り、本当にそう思うよなと。
そして、忙しかったり疲れたりする日常に、焦がれるほど戻りたいと思う、その気持ち分かるなと。



とくにかく沢山買って、自分の病院の患者図書や看護師や医師に配ろうかな。

そんなコトを思う本でした。




know_the_base at 22:33|PermalinkComments(0)

June 13, 2016

マスコミへの嫌悪感

歌舞伎俳優の市川海老蔵と結婚したフリーアナウンサーの小林麻央さんが、がん闘病中とのこと。

市川海老蔵さんも、小林麻央さんも有名な方ですから、闘病中である会見までは仕方ないのかな・・・と思います。


その会見の後、マスコミ報道が酷すぎる。

自宅・実家に張り付き、少しでも動きがあれば家族を囲んでマイクを向け、望遠カメラで窓の隙間から中を伺う始末。
海老蔵さんたちは食事の買い物に行くことも控えて自宅軟禁状態だとか。

マスコミに対して消費者が出来るのは不買運動だけだと思って目をそらしていても、ウェブニュースのタイトルで病状が伝わるぐらいに執拗な報道。



お母さんが大変なご家庭に対して、何この仕打ち。

本当に吐き気がすると言うか、腹が立つ。




know_the_base at 12:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

January 03, 2013

生存報告

新年の挨拶で始まるはずの年始一発目ですが、それどころではなくなってしまった know_the_base です。
とりあえず生きてます。

僕は現在、先日、嫁様が書いてくれた通り入院してます。
今日で八日目が始まります。

まぁ、病状とかはあんまり詳しく書いても生々しいだけなんで、ザックリと。

てか、その辺を絡めたネガティブ混じり長文書いてたら原因不明に消えたぜ!
ナイスiPhone!


さて、僕のポンコツな身体には、踏んでしまうとヤバイ地雷が大きく分けて三つ有ります。
ウチふたつは、薬や検査で細かくフォローすれば爆発の可能性を減らすコトが出来るモノ。
で、もうひとつは、踏むか踏まないかは運次第のモノ。
厳密には運だけってワケでもないかも知れませんが、まぁ、基本は運っすよ。運。

で、僕は今回、その運のヤツを踏みました。

こんな書き方をすると誤解があったり、怒られたりしそうですが正直な話を。
前々から僕は、もしコイツを踏んだらその時、自分は最期かもなー、と勝手に思ってました。
生命は最悪の最悪パターンですが、諸々の生体機能、生活仕事その他も含めて考えると、今までの僕が終わる。その可能性は有るなー。とね。
ま、薄々ですけどね。
すぐに生きる努力を諦めるとかではナイですけど。
でも、それ位にはクリティカルだろうと。

だから逆に、流石にその時はまだ来ないだろうと甘く考えてました。
まだ時間はあるだろう。と。
ま、勝手な思い込みと油断ですが、ね。
まだ34歳、そこは勘弁して下さい。

でも、僕の勝手に過剰で悲観的な予想に反して、しっかり生きてました。
しかも、爆発パターンによっては脳にもダメージがあるかもな地雷だったのに、頭も無事(本当か?)みたいですし。

まぁ、現状は、悪いけど最悪じゃないってトコでしょうか。
お世辞にも良いとは言えない。
今でも決して油断出来ないし、ココを乗り越えても、その後がどうなるかもハッキリしない。
正直、不安で心がキリキリする。
一回一回の検査が怖い。
定期の検温血圧でさえ値が気になる。

でも、生きてるし、頭一応動くし。
我慢と運と時間が味方してくれれば、何とかなるんじゃないかと希望をいだける位には、毎日少しは前に進めてるし。
何より、家族が居るし、友人もいる。

先の不安を考えだせはキリはなし。
色々怖いし、色々痛いし。
と、まぁ、状況は悪い。悪いけど、全然最悪じゃない。

いまはただ、日々目の前にある最善手をひとつひとつ指してくだけ。
それしか出来ないし。

そんで、何ヶ月か後には、そんなコトもあったね。と、ヘラヘラ笑いながら話のネタにする予定。

それまで、しばしお待ちをお願いします。



ちなみに
本当は携帯禁止の病室なのです。
電波カットなら使って良いとは許可取りましたけどね。
なので、この更新は御内密に。

てか、この携帯に関わる迷信はもうヤメようよ。



know_the_base at 11:45|PermalinkComments(5)TrackBack(0)

January 28, 2012

良いと悪いを行ったり来たり。

インフルエンザ闘病中。

朝は調子が良かったのに、午後になって下り坂、今夜半にかけて雨でしょう。

朝の起き抜けが調子良かったんですけどねぇ。
良いと悪いを行ったり来たり。

でも、まぁ、三寒四温じゃないけれど、徐々に良い時間が増えてる感じ?
今は四寒二温一眠ってトコでしょうか。
いや、三寒三温一眠くらいかな?

とにかく、木曜の夜〜金曜の午前に比べれば本当にマシ。あの時は三凍二寒二眠って感じだったモンなぁ。
今はもう、寒さも緩んで回復に向かってることは確かなんだけど。
それに今は寒い時でも、熱が引いてきたので思考停止でただ耐える「凍」じゃなく、脳の中身は自由な「寒」ぐらいになってきました。
悪い時でも、布団に沈んで右に左に悶えながらも考え事くらいは出来る(かなりのマイナス思考だけど・・)かな?

あと良い時にはノートを開いてキーを打つくらいなら、なんとか。

でも、キーで打った(PC上で見る)自分の言葉を読むと

「コイツ、もう、元気なんじゃね?」

と、自分で疑えてしまう不思議。
習慣ってこえー、ほとんど考えないでブログ書いてる俺、それなりスゲー。

本当は絶不調Death。
って、こうやって遊ぶから、自分で自分の体調が分からなくなる。

まぁ、熱はほぼ引いたんだから、あとは回復するのみ。
明日の朝にはケロっとして、例のアホレビューでも書いているかも知れませんぜ(希望)。




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know_the_base at 20:26|PermalinkComments(4)TrackBack(0)