2014年02月13日

フリーの技術者に仕事を発注する際におさえるべきポイント はてなブックマーク - フリーの技術者に仕事を発注する際におさえるべきポイントこのエントリーをはてなブックマークに追加

最近は、フリーの技術者に仕事を依頼するサイトなどが充実して、仕事を発注することが容易になりました。

フリーの技術者に仕事を発注すると、普通の業者に仕事を発注するよりも1/3くらいの金額ですむことがあります。

私は、お客様から「こんなシステムを作れないか?」と問い合わせを受けることが多いのですが、大抵の場合は、「弊社に頼むよりも、こういうサイトで仕事をしてくれる人を見つけた方が安くできますよ」と回答することにしています。

ただし、フリーの技術者に仕事を頼む場合、いくつかの点を気をつけておかないと失敗する確率が高くなります。

(1) 最初の見積もり額の2倍くらいの予算を用意しておくこと

安い技術者に仕事を発注した場合は、発注の際に注文したこと以外はやってくれないと考えておいた方が良いです。

例えば、その仕事をやるあたって技術的な見地からのアドバイスなどはしてくれないですし、その仕事の成果物を使うにあたってのビジネス上のリスクなどについても教えてくれません。もちろん、その仕事にやる意味があるのかどうかについても何も言ってくれないと思います。

したがいまして、技術的なリスクやビジネス上のリスクについては発注側が十分に理解した上で仕事を発注する必要があります。

とは言っても、成果物ができてからでないと分からないことも多いです。特に、IT系で新しいことを始めようとする場合はそうなりがちです。

例えば、プログラマにプログラムを作ってもらった場合、動くものができて実際に使ってみてから、修正すべきところが分かるということが多いです。また、そのプログラムを使ってビジネスを始めようとしてみてから、足りない機能が分かるということも多いです。

こういう場合が多いですので、予算は最初の見積もりの2倍くらいの金額を用意しておくのが良いと思います。

(2) 相手の見積もりの金額に甘えないこと

相手が見積もりの金額を出してそれが安かった場合、単純に安いからと言って喜んではいけません。

その見積もりが妥当かどうかを発注者がコントロールするくらいのつもりで臨んで、安すぎる場合は、技術者になるべく負担をかけないように配慮をすることがうまく進めるコツになります。

これが家電製品の購入などでしたらどこで買っても物は同じですので、安いところで買えば良いのですが、仕事を発注する場合は、人間の時間を買うわけですので、感情やモチベーションのコントロールをうまく行うことが必要になります。

これに失敗すると、最悪の場合、技術者は逃げます。

逃げると言っても契約を放り出すわけではなく、今後の仕事を受けてくれなくなるということです。技術者がある発注者からの仕事を受けても儲からないと感じると、前の仕事の延長にある仕事(例えば、前に作ったシステムの改良の仕事)であっても次の仕事を受けてくれなくなります。なお、その際には、「入院したので当面仕事を受けられない」という言い訳が良く使われるそうです。

先日私が聞いたケースでは、システムの開発の依頼があって、途中状態で一度見てもらったとのことです。その際に、社長さんが思いつきでどんどん要求を追加するのでそれに対応する必要が出てきました。その結果、時間がなくなり、「仕様として明記されていないが当然あるべき機能」が削られてしまって最終的に使い物にならないシステムが出来上がってしまったとのことでした。

技術者が損だと思えば付き合いはなくなると考えておいた方が良いです。ただし、あまり高い金を出していては個人に発注する意味がなくなります。生かさず殺さずで、技術者のモチベーションをお金でうまくコントロールするということが重要になります。

報酬の目安としては、例えば、システム開発の場合、都心に住んでいて5年以上の経験がある技術者の場合、一ヶ月50万〜100万くらいで派遣で仕事をするコネクションを持っている技術者が多いです。そういう技術者の場合、50万円の仕事で一ヶ月分以上の負荷をかけてしまうと、逃げる可能性が高くなります。

安く済ませたい場合は、地方(都心よりも2〜3割くらい派遣の報酬が安いです)の技術者に発注するか、もしくは、経験の浅い技術者に発注するという手もあります。経験の浅い技術者は、派遣で仕事を取るコネを持っていないことが多いです。

システム開発の場合、経験1年の技術者と経験5年の技術者の大きな違いは、リスク管理です。特に、経験を積むと、やるべきでないことをいかにやらないかということが身についてきます。そこが大きな違いになります。リスク管理を完全に発注側がやるのでしたら、経験1年の技術者に仕事を発注しても成果物はそれほど変わらないかもしれません。

***

上記のようなことを考えるのが面倒な方は、普通の業者に発注するというのもありです。

しかし、最近は悪どい業者も多くて、業者によっては仕事をそのままフリーの技術者に丸投げするという業者も多いです。(そうすると、直接発注する金額の3倍の金額を出しても、普通にフリーの技術者に頼むものと同じものができあがることになります。) 

さらに、フリーの技術者を探すサイトにもそういう業者は徘徊していますので、最初に大きな予算を提示すると、丸投げするだけの業者にひっかかってしまうことがあります。したがいまして、最初はあまり大きな予算を提示しない方が良いです。(上記(1)で書いた2倍の予算は、最初に明示せずにこっそりと確保しておくのが良いです。)


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