2015年10月18日

IT技術者を雇う場合 はてなブックマーク - IT技術者を雇う場合このエントリーをはてなブックマークに追加

最近はどこも人手不足のようで、仕事を良く頼まれます。私のところも人手不足のため、残念ながらほとんど断ることになっていますが、社員がいれば仕事を受託できて、会社として儲かるかもなあと思うことはあります。

しかし、技術者を雇うと月に50万円はかかりますし、技術とノウハウだけ盗まれてすぐに辞められるリスクがあります。

未経験者を雇って育てるとコストは低くなるのですが、未経験者は、2〜3年くらいすると仕事が退屈に感じてきて生意気になってくるものです。そこで辞められてしまう可能性があります。

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そういえば、少し前に、2chで、そば屋の「そば打ち3年こね8年」という格言について議論されているのを見ました。

そばを作れるようになるだけで3年+8年=11年もかかるのはおかしい、というのが議論の趣旨でした。

上記の格言ができた理由は色々あるのでしょうが、10年くらい下積みに耐えた人だけがそば屋を開業できるという風潮があったのかもしれません。というのも、経営者としては、1年だけ雇った人に辞められて独立されてしまったら、競合を育てるだけになってしまいますので。

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IT技術者の場合はどうでしょうか。個人的な主観としては、一流の技術者になるには7〜8年くらいかかると思います。

2〜3年くらいで自分がやっている仕事の周辺の技術についてはプロフェッショナルになれます。しかし、それだけだと薄っぺらい技術者のままです。

技術者の仕事は、最初は、決められた通りにもの作るということなのですが、技術者のレベルが上がるに連れて仕事の範囲が広がっていて、「どう作るかを考えること」、さらには、「何を作るかを考えること」となっていきます。

したがって、自分の仕事に関係あることだけでなく、幅広い範囲の技術を習得する必要があります。

また、高度な問題解決能力、交渉能力、折衝能力なども必要になります。失敗から学ぶことも多いので、失敗の場を経験する必要もあります。

さらに、独立するのなら、技術者が軽く扱っているような技能についても習得する必要があります。例えば、チラシ作りとか文章のライティングの技能については多くの場合必要になります。また、文系的な仕事、具体的には、法律を読む能力と、特許を読み書きする能力も必要になります(弁理士に丸投げすると良い特許が作れません)。場合によっては、IT技術と関係ない様々なお手伝い(例えば、写真撮影とか、配線工事とか)ができるとお客様に喜ばれます。何ができればよいかは、どういう仕事で独立するかによって様々です。なんにせよ、「これは自分の仕事ではない」という思い込みはなくす必要があります。

弊社が技術者を雇う場合、2〜3年で生意気になった頃に辞められないようにうまく誘導して、10年くらい後に独立できるような技能を身につけるようにしてあげられたらと思います。(10年後は、私は半分隠居している可能性がありますので、競合になられてもそれほど悔しくないと思います。)


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