今週末は雨&長男の風邪で二日共おうちで過ごした我が家。


いつも週末のどちらかは何処かに出かけてなかなか家でゆっくり家族の時間を取れないので今日はみんなでおうちで楽しく過ごそう!と母の小粋な提案により父と子、二人でお菓子を作る事に相成りました。

さて。
一体何を作ってくれるのかな~♪とウキウキしながら待っていたら一向に作業開始する気配がない。
しびれを切らして旦那さんがこもっている書斎に行くとなにやらパソコンの画面を食い入るように見ている。
どうやらこれから作るレシピを某投稿レシピサイトで探している模様。
やると決めたら例え初心者であろうともハイレベルな物を作ろうとするうちの旦那さん。無謀。
選んだメニューは「なんちゃってマダムシ〇コ風バウムクーヘン」だそうです。

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そこで旦那さん「材料って一通りあるの?」
私「基本的な物は大体揃ってるよ」
旦那「ローマジパンは?キャラメルパウダーは?バーナーは?」
私「だから、基本的な物はあるって言ったでしょ。そんな特殊なのはない。諦めてマフィンとかにしたら?子供と一緒に作るなら簡単な物のほうが良いよ」
旦那「チッ。みんなないじゃん。オレ様の目指してるのはそんなマフィンなんかじゃないんだよ」←(本当にそう言った)

と、まあこんないきさつでバウムクーヘン計画はなくなりかけたのですが旦那さん、諦めきれずまたもや調べてホットケーキミックスで作れるマダムシ〇コを作る事に決定。
材料はこんな感じ。卵焼き器で作るレシピだそうな。
ちなみに生クリームもホットケーキミックスもなかったのでブツブツ文句を言いながら近所のスーパーに買いに行って揃えたみたい。

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さて。
今回のテーマは「父と子の初めてお菓子作り」なので当然、息子にもお手伝いをして作るわけでありまして。
いつもの踏み台に乗った息子は、いつ自分の出番が来るのかワクワク。しかし旦那さん、自分の作業だけで手一杯で息子がちょっとでも泡立て器とか触ろうもんなら「もう!あーあ、だからいったじゃん、もう触らないで!」と
女子並みのヒステリーを起こす始末。やれやれ。
なんでも、自分の思う通りに行かないとイライラするんだと。でも相手は子供なんだからもう少し心に余裕を持てば良いのに。
怒られてしょんぼりしている息子も、その後お手伝いをさせてもらえたらしくニコニコ。

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生地が完成した後は焼き。ここから先は旦那さんが担当。火を使うので危ないので。
生地を卵焼き器に流し込み、芯となる木の棒にまとわせ生地が焼けたらクルクルと厚焼き玉子の様な手順で巻いていく。この繰り返し。

最初は細くてバウムクーヘン??と思っていたのが段々それっぽく。

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最初はなかなかコツを掴めず苦戦していた旦那さんも後半になるにつれて焼くコツを掴んだようで綺麗な焼き目。
バターの良い香りが家中に広がって、これは食べるのが楽しみ。
全部生地を焼いた後は粗熱を取って3センチ位の厚さに切断。
この後は生地を落ち着かせる為に冷蔵庫で冷やす事1時間。
最後は「これがないとマダムシ〇コじゃないよね!」という上部のキャラメリゼ。


たしかマダムシ〇コは上部にメープルシロップを染み込ませた後にカソナードを振って焼きゴテでキャラメリゼしてたかと思うんだけど、焼きゴテもないバーナーもない我が家ではそれが不可能。カソナードもないしね。
余談だけど、「あれもないこれもないってお前それでもお菓子教室か!」と罵倒されました。
教室で使わない物は揃える必要ないだろ!と反論したくなるのをグッと堪えましたが。
余談はさておき、冷蔵庫でしばし冷やされたバウムクーヘン達は、旦那さんが急遽バーナーなどを使わなくてもキャラメリゼできるというレシピを探してきたのでそれで代用。
砂糖、水を鍋でカラメルにした後に生クリームを加えてキャラメルを作るわけです。それをバウムクーヘンに塗って、更にその上にグラニュー糖を振ってオーブンで焼くらしいです。

それまでリビングのソファに座りながら手を出さずに見守っていた私でありますが、キャラメル作りは目を離すと焦げて大変なのと、ここまで上手くいっているのにキャラメル作りで失敗されたら可哀相なのでここだけは私がお手伝いしました。
そしたら、ちょこっと手伝うつもりだったのに最後までやらされた。

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キャラメルを作る→キャラメルを塗る→更にグラニュー糖を振る(ここまで私)
それをオーブンに入れてキャラメルに軽く焦げ目がつく位焼く(ここは旦那さんと息子が見守る)

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ようやく出来上がったのがコチラ。

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焼きたては上のキャラメルがとろーりな感じ。冷蔵庫で冷やすとパリパリ。どちらもとっても美味しい!そしてバウムクーヘンの部分もちゃんと層になっていて柔らかい。
くやしいが美味しかった。
本人は「作りたかったのは本当はこんなもんじゃないのに。。」と不満そうでしたが。
母は「おいしーねー、一緒に作ってくれたんだね、ありがとう」と二人に感謝しながら食したのでありました。


やっぱりお菓子って誰かに作ってもらうのが嬉しいね。
愛情たっぷりで最高の贅沢なおやつになりました。