2009年08月27日

その後の仁義なき鬼おろし

9284d93f.jpg【仁義なき戦い】は邦画史上に名を残す、東映の実録シリーズ5部作なのだけど、衆知の通り1作目の製作の時点ではシリーズ化は予定されていなかった。

だから、急きょ製作された2作目【広島死闘編】は準備期間の短さもあって脚本の笠原和夫は止む無く番外編的なお話にせざるを得なかった。

封切り時、僕は年齢的なハードルがあってライブで観られなかったのだけど、数年後、5部作が完結して後のマラソン一挙上映で初めて小屋で体験した。

正直、5部作の中で同じ役者が二役、三役をこなしてるから誰が誰やら、
それに番外編の位置づけの【広島死闘編】が2作目なんで、お話をちゃんと把握出来るものではなかった。

しかし、ま、深作の真骨頂である作品であるのは間違いはない。
少年時代に終戦を迎えた深作の、事あるごとに口にする、敗戦を境に180度変わり身をみせた人間への不信、価値観への猜疑心。

ヤクザの抗争というテーマに深作の思い入れみたいなものが相乗しての集団ドラマ。
晩年の【バトルロワイヤル】もまさしくその系譜だ。

で、東映としては実録路線にまい進していくんだけど、【仁義なき戦い】というバリューを置いておく訳にはいかなかった。
5部作の後、数年間で【仁義なき戦い】というネームの入った作品は4つもある。

【その後の仁義なき戦い】は監督が工藤栄一だし、内容も本編とは全く関係のない、言ってみれば青春映画の秀作。
メインキャストに松方弘樹が入ってるところにちょっと違和感があるけどこの作品は大好きだ。

で、
深作の手になる【新・仁義なき戦い】シリーズが3本。
5部作と重複するエピソードがあったりするけど、キャストが違ったり脚本のアレンジが変ってたりして、【仁義なき戦い】とは別物的な扱い、評価、みたいなんだけど、

いやいや、これがどうして。
5部作ではキャスティングされなかった若山富三郎、山崎努、藤岡琢也、松原智恵子なんて人達も観てて楽しいんだけど、

何より、深作がこの3作では好き勝手やってる風な感じで、邦画オタクが深作を語ると【人斬り与太】
なんてのが深作だ、なんてのが定番で、
そんな【人斬り与太】の匂いがする作品ではある。

僕は【人斬り与太】の深作の良さは認めるけど、あくまで低予算っていう枷の中で発現しえた、当時においてのアヴァンギャルド的な
そんな印象だけをスープアップしてる評価に過ぎないと思うよ。

完成された最終的な形としては、映画作品的にはやっぱり【仁義なき戦い】を最上としておかしくないだろう。

深作本人も、作品に取り組む姿勢は先の権力への反発やら、既成概念へのアンチテーゼやら、大人への不信感やら、
そんなベースは色濃く抱擁してはいても、メジャー監督の地位、有名女優との浮名、とか、
人間的な、下世話的な、
そんな嗜好も確かに有する監督ではあったと思うし。

まあ、それはさておきオキマサヤ。

かけそばを食べるのに早速【鬼おろし】を試してみた。
念の為、フツーの大根おろし器でもおろして比較しようという、壮大なプランだ。

で、
結構力が要るんだよ、【鬼おろし】。
確かにおろしは荒いので仕方ないんだろうけど、ポツポツと小さい固まりが発生する。
本家の竹製ではなく、プラスティック製だからか?

味は、ぅーん、フツーのに比べてやや甘みが増してるような気はするんだけど、期待したほどの差はないなあ。
何だか釈然としない。
やっぱり竹製の鬼おろしを買ってみようかなあ。


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