2017年03月19日

渡瀬恒彦の【日本任侠道 激突篇】

渡瀬恒彦は東映ニューフェースの形で伊吹吾郎と同期で’70にデビューした。
ニューフェースっていうのは今年の期待の新人お披露目、みたいなもんで他映画会社でもやっていた。
プロ野球で云えばドラフト1位指名みたいなもん。

だからこの時点でスター候補生、伊吹吾郎はいきなりTVシリーズ【無用ノ介】で主役デビュー、
渡瀬は主演を含んでデビューから毎年、10本近くの映画作品に出演。
今なら菅田将暉、ちょっと前なら哀川翔に匹敵するペース。

51WORQcOfeL東映東京作品が多く【不良番長】リーズのゲストスター的役どころは何本か観たが、当時は兄貴の七光りのイメージがあったのでそれほど注目してはいなかった。

デビューから3年目の【仁義なき戦い】では、既に30本近い出演をこなしていたキャリアもあって好演。
でもはっきり認識したのは’75の【日本仁侠道 激突篇】だった。
音無し三五郎:渡瀬恒彦

当時の渡瀬には珍しい、本流の東映京都作品であり任侠物。
主役の高倉健が組長で、寡黙だけどイケイケの親分命の子分役が渡瀬。
ken1この画像のシーン、敵の組の若い衆に高倉健が絡まれるんだけど、すっと渡瀬が懐に手を入れたまま間に割って入る。

だけど相手の組員に目をやらない、目を伏せ気味で親分に指一本触れさせないという殺気、
見事な存在感、こんな表現が出来るんだ って凄く印象に残った。

東映を離れてからの活躍も多彩だったけど、デビュー当時からTV作品にも出演していた。
【前略おふくろ様】での初登場のシーンは今でも覚えてる、やっぱり凄い存在感だった。

【マッドポリス】も滅茶苦茶な内容で、ピラニア軍団も出世した感の強い印象的な作品。
TBSの【十津川警部シリーズ】も有名だけど、
TV朝日では【タクシードライバーの推理日誌】【警視庁捜査一課9係】【おみやさん】と、これ以上ない重宝振り。

確かな演技力と存在感、東映時代の狂犬みたいなキャラとは相当にかけ離れた役ばかりだった。

ご冥福をお祈りいたします。



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koba357 at 14:18│Comments(0)TrackBack(0)映画 | 芸能

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