日本のおもてなしが絶賛されてるけどね

ラグビーWカップが全国各地で開催されているので、

それぞれの地で観戦した外人客が 日本の良さに感激した

とか何とか、これでもかと紹介されていて、嬉しい様な誇らしい様な気になるんだけど、

優しい、親切、清潔、接客の良さ、治安の良さ、料理が美味しい

こういうニッポンヨイショ記事って、日中、日韓の関係悪化に伴って5，6年前からやたらと目にする機会が多くなったように思う。

日本礼賛、日本人美化も余りに多いとナンダカナー、
本当にそうなら、それが真の姿なら、日本国内に向けて殊更喧伝する必要も無い筈。
「俺は粋だと言う野暮な奴」　立川志らく

こういうの、国としての力が衰えて来てる表れなんじゃないか？

ラグビーWカップの日本人の応援振りに海外の賞賛が集まってるとか、
サッカーWカップでの日本サポーターが観客席を掃除して回るとかはもうお馴染み、
部屋を綺麗に使う、礼儀正しい云々、ヨーロッパでは日本人観光客は歓迎されるとか、

いやいや、

お花見や花火大会の後の、街中のゴミのぼた山的散乱振りは全国共通。
駅前の自転車の無秩序な駐車振りもそう。
研修生名目で労働力を確保して、過酷なブラック待遇の対象も外人、

同じ日本、同じ日本人かよって。

国際的メガバンクのHSBCの、海外駐在員のアンケートに拠る満足度ランキングがこれ。

同じ様なランキングは各種あって、1位は台湾だったりシンガポールだったりするんだけど、
日本はほぼ、対象国の中でワースト３に位置している。

観光として訪れる印象と、数年、滞在生活する駐在職の感想は当然違って来て当たり前。

日本の美徳を外から賞賛されても、それは日本人の通常だから特別に思わないのと同様、

海外から日本の住み難さを指摘されても、それが日常になってる日本人には自覚は無い。

夏に北海道を旅行して、その快適さに絶賛する本土の人間は、
豪雪の、寒波の過酷さを知らないだけっていうのと一緒かなあ。




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