日曜日のサンデープロジェクトで前原国土交通大臣の説明を聞きました。
八ッ場ダムに関しては工事続行しなければ逆に費用がかかる、というような報道がされています。大臣もこれに関しては明言されてはいませんでしたが、総予算の7割が執行されているものの、ダム本体の工事は手つかずであること、周辺道路の整備もまだ不十分であることを考えると、工事を続行すれば報道されてる予算をオーバーする金額が今後投入される可能性は充分あります。
ダム工事のこれまでの経緯を聞いているとそういうケースは非常に多く、費用の問題で工事続行を支持するのはナンセンスのように思われます。
しかし一番の問題はこのダムが本当に必要かどうか?という事であろうかと思います。ネットの報道で読むと当初の目的は洪水対策、首都圏の水源確保であったようですが、現在ではその必要性があまりなくなっているようです。当初ダム建設反対派が訴えていた浅間山噴火によるダムのリスクを考えれば、このダムは必要性より危険が大きいようにも思われます。
確かにこのダム建設計画に翻弄されてきた住民の方々には気の毒です。ダムが出来る、という前提で生活設計もされてきてるわけですから、計画変更は大変な出来事であろうかと思います。大臣もおっしゃっていたように、その方々には誠心誠意今後の対策が必要になってくるのでしょう。
しかしそれほど必要がないと思われる大型公共工事がなぜ中止出来なかったのか?きっこのブログではこの工事に関わる企業に天下り官僚が多数居て、官僚のための工事との批判。保坂展人のどこどこ日記 では政治家の関与も記されていますが、まさか政治家や官僚が必要もなく、逆に国民の生命を危険に晒す可能性のある工事を自らの利権の為に行うとは考えたくないのですが、これまで批判されてきた無駄な公共工事を見てると、この批判もあながち的はずれではないのかも?と思ってしまいます。
JALの経営危機に関してはこの企業の甘い経営体質に問題がある可能性を大臣もある程度認めているようでしたが、大臣が「JALを庇うわけではないが同情すべき点もある」ということで日本の飛行場建設の問題を説明されていました。
最初から採算が取れない飛行場と分かっていて建設。しかし赤字路線であるから航空会社は参入したくない。が、それでは困るのでJALにそういった路線に参入させる。この構図もまた無駄な公共工事の構図と似通っています。
ダムにしろ飛行場にしろ、そして道路や新幹線にしろ、最初の頃は国のため国民の為に貢献してきたのでしょうが、地方が公共工事を主要産業として成り立つようになり、そこで利権が生まれ、その構造から抜け出ることが出来なくなった、ということなのかもしれません。
公共工事が主要産業になってしまった地方にとって、公共工事がなくなることは死活問題です。政治家や官僚の利権問題は論外ですが、地方経済にとっては無駄とも言える公共工事が必要であるのも確かです。大臣が公共工事が減少しても、農業、福祉関連にお金を回すことで地方経済が潤うように政策を転換していく、という展望を語られていましたが、それを出来るだけ早く実現してもらいたいと思います。
昨日は自民党総裁選挙が行われました。私は河野太郎氏に期待したいと思いましたが谷垣氏が総裁となりました。前原大臣が指摘した公共工事の構図はまさに自民党が創り上げた物です。前原大臣の話に今後の明るい日本の未来を見た視聴者は多くいるかと思います。その民主党に古い体質を引きずった自民党が対決して勝てるでしょうか?私は民主党政権に期待はしますが、自民党にも期待したいと思っています。谷垣氏は全員野球で自民党再生と主張していましたが、過去の誤った政治手法や政治家は河野氏が主張していたように、ベンチや客席に引っ込んでいてもらわないと国民の支持は得られないように思うのですが、自民党再生が委ねられた谷垣氏の手腕に期待するほかありません。
八ッ場ダムに関しては工事続行しなければ逆に費用がかかる、というような報道がされています。大臣もこれに関しては明言されてはいませんでしたが、総予算の7割が執行されているものの、ダム本体の工事は手つかずであること、周辺道路の整備もまだ不十分であることを考えると、工事を続行すれば報道されてる予算をオーバーする金額が今後投入される可能性は充分あります。
ダム工事のこれまでの経緯を聞いているとそういうケースは非常に多く、費用の問題で工事続行を支持するのはナンセンスのように思われます。
しかし一番の問題はこのダムが本当に必要かどうか?という事であろうかと思います。ネットの報道で読むと当初の目的は洪水対策、首都圏の水源確保であったようですが、現在ではその必要性があまりなくなっているようです。当初ダム建設反対派が訴えていた浅間山噴火によるダムのリスクを考えれば、このダムは必要性より危険が大きいようにも思われます。
確かにこのダム建設計画に翻弄されてきた住民の方々には気の毒です。ダムが出来る、という前提で生活設計もされてきてるわけですから、計画変更は大変な出来事であろうかと思います。大臣もおっしゃっていたように、その方々には誠心誠意今後の対策が必要になってくるのでしょう。
しかしそれほど必要がないと思われる大型公共工事がなぜ中止出来なかったのか?きっこのブログではこの工事に関わる企業に天下り官僚が多数居て、官僚のための工事との批判。保坂展人のどこどこ日記 では政治家の関与も記されていますが、まさか政治家や官僚が必要もなく、逆に国民の生命を危険に晒す可能性のある工事を自らの利権の為に行うとは考えたくないのですが、これまで批判されてきた無駄な公共工事を見てると、この批判もあながち的はずれではないのかも?と思ってしまいます。
JALの経営危機に関してはこの企業の甘い経営体質に問題がある可能性を大臣もある程度認めているようでしたが、大臣が「JALを庇うわけではないが同情すべき点もある」ということで日本の飛行場建設の問題を説明されていました。
最初から採算が取れない飛行場と分かっていて建設。しかし赤字路線であるから航空会社は参入したくない。が、それでは困るのでJALにそういった路線に参入させる。この構図もまた無駄な公共工事の構図と似通っています。
ダムにしろ飛行場にしろ、そして道路や新幹線にしろ、最初の頃は国のため国民の為に貢献してきたのでしょうが、地方が公共工事を主要産業として成り立つようになり、そこで利権が生まれ、その構造から抜け出ることが出来なくなった、ということなのかもしれません。
公共工事が主要産業になってしまった地方にとって、公共工事がなくなることは死活問題です。政治家や官僚の利権問題は論外ですが、地方経済にとっては無駄とも言える公共工事が必要であるのも確かです。大臣が公共工事が減少しても、農業、福祉関連にお金を回すことで地方経済が潤うように政策を転換していく、という展望を語られていましたが、それを出来るだけ早く実現してもらいたいと思います。
昨日は自民党総裁選挙が行われました。私は河野太郎氏に期待したいと思いましたが谷垣氏が総裁となりました。前原大臣が指摘した公共工事の構図はまさに自民党が創り上げた物です。前原大臣の話に今後の明るい日本の未来を見た視聴者は多くいるかと思います。その民主党に古い体質を引きずった自民党が対決して勝てるでしょうか?私は民主党政権に期待はしますが、自民党にも期待したいと思っています。谷垣氏は全員野球で自民党再生と主張していましたが、過去の誤った政治手法や政治家は河野氏が主張していたように、ベンチや客席に引っ込んでいてもらわないと国民の支持は得られないように思うのですが、自民党再生が委ねられた谷垣氏の手腕に期待するほかありません。