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2年前、産休最後の授業を終えた帰途の福島駅前で被災しました。
丸くなったお腹を抱え、弛む地面をはいつくばりながら
「私死んじゃうのかも。死にたくない。子どもの顔が見たい」
と強く思ったのを覚えています。
その後、放射線を避けて実家に避難、そしてひとり出産。
夫は避難所と病院を行き来する、多忙な単身赴任生活 と
我が家なりにタフな経験をしました。
(まあ、日本人なら多かれ少なかれ皆タフな経験をした時期ですが)
それでも、現在家族一緒に過ごすことが出来ているし
結局何も失っていないから言えるのでしょうが
福島、宮城と元々何の縁もなかった被災地に移り住み
東北の地に強い愛情と思い入れを持つことが出来たのは
何かの深い縁だと思っています。
震災によりかけがえのない命を失われた多くの方々と
そのご遺族に改めて深く哀悼の意をささげます。
そして今だ避難生活をしている31万人の方々に
一日も早く穏やかな日常が戻ってきますように。
私は無力な主婦でたいしたことはできませんが
せめて震災ベイビーである息子をこの東北の地で
少しでも復興の役に立つたくましい男に育てます。
※写真は生後数日のとき。