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【沸騰都市】シンガポール

NHKスペシャル 沸騰都市 第7回
シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090215.html

今回の沸騰都市は「シンガポール」ということで非常に注目していたのだが、期待通り非常に面白かった。

シンガポールはすでに一人当たりGDPで日本を抜き、アジアで最も豊かな国になった(今年はシンガポールドルの下落でどうなるかわからんが)。この国の成長戦略は明確だ。

「資源のない小国が生き残るには、人材しかない。だから、才能豊かな優秀な人材を世界中から集める」

将来を見据え、バイオや環境などの研究開発分野で優秀な人材獲得に力を注いでいる。金融危機の影響で各国の研究費が削減される中、何百億円も投資して最新の研究施設を次々建設し、研究者には最高の研究環境を提供している。金融危機の今こそチャンスと捉え、景気回復後の躍進を目論んでいるのだ。

だが、この政策には厳しさもある。研究者は厚遇されるが、完全成果主義。契約期間中に『Nature』や『Science』などの超一流の科学雑誌に論文記載されなければクビ。また、建設現場の労働者や家政婦等の外国人単純労働者にも厳しい。原則2年の派遣期間しかいられず、女性は妊娠したら本国に強制送還。単純労働者の定住を防ぐことが狙いらしい。シンガポールのような小国には、本当に優秀な人材しかいらいないという考えの表れだろう。政府も外国人単純労働者は「雇用の調整弁」と言ってはばからない。

小国だからこそ、首相導のトップダウン政策が迅速に実行できるのかもしれないが、日本も学ぶべき点はないか?

シンガポールと同じく資源に乏しい日本においても優秀な人材の育成(教育)が次代の成長戦略のカギになることには違いない。景気対策で予算を組むのは結構なことだが、次に繋がる投資を行ってもらいたいものだ。

ちなみに、番組中にはジョージ・ソロスと共にポンドを売り浴びせ、ポンド通貨危機を招いたジム・ロジャーズも紹介されていた(彼はシンガポール(アジア)の将来性を見込んで移住している)。彼の最近の主張は、
「米ドル基軸通貨の時代は終わる、そして商品の時代が来る」
というもの。

米ドル時代がいつ終わるか(オバマがこの金融危機の対策に失敗すれば数年以内??)不明だし、終わるかどうかも不明だが、私も商品は有望なのかなと思っている。世界がこの金融危機を乗り越えて景気が回復したら、これまでの危機対策で注ぎ込んだ大量のマネーはどうなるのか?また結局バブルが発生するのではないか?マネーの量は劇的に増えても(銀行の信用創造機能を通じてマネーサプライは倍増する)、商品の量は劇的には増えない。さすれば、商品価格は上がる。こんなシナリオもあるのではないかな?

話はそれてしまったが、今回の沸騰都市は投資という点で興味を持たせてもらった。シンガポールの成長戦略が上手くいくことに期待すれば、今下落しているSGDも長期的には買いだろうか??SGDに注目しよう。

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