日中不戦ブログ

「日中不戦」を考えるブログです。 作成;小林哲夫(コバテツ)

・・・朝鮮史、歴史問題

朝鮮民族は平和民族(2)事大主義

朝鮮半島では高麗時代以後約千年間戦争が少なく、平和な歴史としては日本以上だ、と前回書きました。

この間侵略されることは有っても、侵略したことが無い点でも日本以上に平和的民族でした。

 

冊封体制

このように平和に過ごせた最大の理由は、中国との朝貢関係(冊封体制下で服属)を維持したことにあります。

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朝鮮民族の方が平和民族

軍事速報の中将さまから、「朝鮮半島の方が日本より平和民族だ」というコメントを貰いました。

>隣国の朝鮮半島では高麗時代が約400年、李氏朝鮮は500年も続いています。「世界一」という称号は隣国に譲るべきでしょう。<

参考注;高麗建国(918年~)、李氏朝鮮(1392年~)

 

私の感想

「朝鮮民族平和民族論は、未だかつて聞いたことの無い見方ですが、良く考えて見ると軍事速報さまの考えにも一理があるように思われてきました。

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国際法より国際道徳

現代世界で、国際法というものが存在している、と我々は信じていて、国際紛争をその国際法を基に議論していますが、疑問なく役に立つような国際法は実は存在していないことに気が付きます。

そこで国際法などを持ち出さないで、国際道徳として理想を語った方が良い議論が出来るように思えて来ました。

(今年の初夢)

そういう議論を「21. takaさま  2020年01月09日 17:05」を利用してやって見ます。

 

>ローマやモンゴルがやったような都市丸ごとの破壊と虐殺や、スペイン征服者の中南米略奪奴隷化は、当時としても酸鼻極まる悲劇と考えられ、悪行と認識できたしすべきだったでしょう。<

 

これらはすでに普遍的悪と認識されています。

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韓国国民の方が民主主義的

文在寅政権を実現した韓国国民の方が民主主義的だ、と私は思います。

民主主義にとって最も重要なことは「人民主権=参政権」だと考えるからです。

韓国国民は朝鮮戦争の悲惨を経験して、北朝鮮を恐ろしい国と思い、軍事力で防衛することに専念してきました。

しかし最近になって、軍事力で敵対する体制では、本当の安心は得られないことに気が付いた人々が現れました。

従来の人びとが「反北」で、最近現れた勢力は「親北」ということが出来ます。

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韓国の方が民主主義国

韓国の民主主義は、日本のそれよりも先進的だと思います。

現在の韓国政治は、文在寅革新政権とそれに反対する保守野党の二大勢力の対立構造になっています。

これは日本人が望んでいる二大政党対立制であり、それが選挙によって交代可能な状態にあります。

ところが日本では、二大政党制を目指しているにも関わらず対立する野党が存在しない状態です。

また日本の政治制度は、選挙によって交代可能な制度だ、と自慢していますが、その交代は当分実現しそうもありません。

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朝鮮近世の奴隷制

放送大学の講座「東アジアの歴史と社会」第13回「戸籍で見る朝鮮の近世社会」講師吉田光男教授の授業の中で、朝鮮社会の身分制についての説明がありました。
これは京城大学教授であった四方博氏が大邸の古い戸籍を研究調査して算出された統計数値で、現在は定説となっているようです。

私が注目したのは、朝鮮の近世は奴隷制社会であったということです。

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朝鮮戦争時の虐殺事件を描いた小説「客人」

黄 皙暎(ファン・ソギョン)著「客人(ソンニム);鄭敬謨(日本語訳)」の読書メモです。

この本の主題である信川虐殺事件と著者の朝鮮論をメモしておきます。

1、信川虐殺事件(1950年10月)

38度線の北朝鮮側に信川博物館という施設があって、この地区で朝鮮戦争の時に起こった3万5千人以上の住民を虐殺した事件を記録・展示しています。

この博物館では、この虐殺はアメリカ軍が行ったものだ、と説明されていますが、実は住民同士の殺し合いだったことを明らかにして書いたものです。

 
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日韓対立は民族感情の対立

産経世論調査で、慰安婦問題は「再び懸案になる」と考える人が81.2% であった、と報じられています。(産経新聞 125()配信)

この結果にさもありなん、と私も同感しましたが、この調査に答えた人達の判断の根拠について考えて見ました。

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東京大空襲の記憶

死亡者10万人といわれる3月10日の東京大空襲の日が近づいて、もう一度あの戦争を考え直す番組が放送されました。

「戦後70年、東京大空襲は何故行われたか」というNHKが2005年に作ったものの再放送でした。

B29元搭乗員の「戦争では人を多く殺すことが最良の行為であり、目的だった」という発言が最初にありました。

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大韓航空ナッツ姫事件の報道過熱

この事件は些細なことで、飛行機を引き返させた財閥令嬢の横暴が問題になって、韓国では報道が過熱していますが、日本の報道ではこんな些細な問題で騒いでいる韓国国民の非常識を指摘する声も聞こえてきはじめました。

日本メディアの論調では、韓国経済の中の財閥のウェイトが大きすぎて、これが韓国民の嫉妬心を刺激した、という見方でした。

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植民地時代の朝鮮経済分析

許粋烈著「植民地朝鮮の開発と民衆」は、植民地時代の経済発展と日本の搾取の関係について、統計を駆使してかなり妥当な分析を行っています。

結論としては、植民地時代に経済全体は確かに発展したが、その発展した部分は、植民日本人の収入になっていて、朝鮮民衆の生活向上には貢献しなかった、というものです。

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朝鮮も日本も平和民族

朝鮮が平和民族であること、日本が平和民族であることについては、それぞれ書きましたが、両国ともに平和民族としての共通点が多いことを書いておきます。

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韓国時代劇「武神」、「元」との朝貢関係

韓国時代劇「武神」は、奴隷から最高権力者へ上り詰めた高麗最高の武人、キム・ジュンの一代記を描いたドラマです。

時は1217年、高麗時代中期。

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韓国時代劇「大王の夢」;「唐」との朝貢関係

7世紀初頭、新羅、百済、高句麗の三国が、領土の奪い合いを繰り返し、覇権争いをしていた時代の話です。(全70話)

新羅の貴族、キム・チュンチュとキム・ユシンが、力を合わせて新羅を強国に育て、キム・チュンチュが新羅第29代武烈王となって、三韓(新羅、百済、高句麗)統一を図る物語ですが、このドラマの主題は、隣の大国「唐」との関係にあります。

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安重根の歴史認識の間違い

安重根が伊藤博文を暗殺したのは、歴史認識の間違いが原因の、愚行であったことを書いておきます。

安重根は当初、日露戦争に勝った日本を礼賛していました。

それはアジア人である日本人が、白人と戦って勝った戦争だったからで、日本をアジアのリーダーとして礼賛したものでした。

しかしこの見方は、日露戦争は、日本が朝鮮を完全支配することを目的とし、ロシアを朝鮮から排除するための戦争だった、ということを知らなかったことから起こった誤解でした。

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伊藤博文は暗殺されるべき人か?

辺見庸氏はそのブログ「不稽日録」で、菅官房長官の「安重根は犯罪者だ」という発言を、日本人がその過去を反省していないことの表れだ、と厳しく批判しています。

そして日本の政治家を次のように列挙して、

「大久保利通、江藤新平、榎本武揚、福沢諭吉、板垣退助、大井憲太郎、樽井籐吉、陸奥宗光、勝海舟、山県有朋、与謝野鉄幹、井上馨、三浦梧楼、伊藤博文、大隈重信、徳富蘇峰、宇垣一成、南次郎、小磯国昭・・・らが、アジアと朝鮮半島にかんし、なにを語り、なにをしてきたかを、日本人はとっくに忘れたか、もともと知らず・・・」と、全員を一緒にまとめて断罪しています。

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菅官房長官の 「安重根は犯罪者」 発言

19日、菅官房長官が、韓国政府が中国ハルビンに安重根像を建てようとしていることを批判して、安重根を犯罪者と発言したことが問題になっています。

この件について、結論として私は「安重根は犯罪者」と考えますが、しかし政府の要人としての菅氏がこのような発言をしてはいけない、という複雑な考えです。この両面的立場について、まず日本の政治家が安重根を犯罪者と発言してはいけない、という論から説明します。

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天皇陛下、訪韓して謝罪してもよい、と発言

『18日に発売された週刊誌「女性自身」2555号で、天皇陛下が訪韓、韓国への謝罪へ言及していたことが報じられたが、韓国でも複数メディアが「女性自身」の記事を紹介し、大きな反響を呼んでいる』ということをネットで知りました。。

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竹島問題についての正論三つ(TV朝日から)

野田総理演説;『自国の考える正義を一方的に訴えるだけでは二つの国の間で、建設的な議論は進みません。』

と言っていましたが、まさに正論だと思いました。

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日韓対立はナショナリズムの問題

韓国大統領の軽率な発言によって、日韓関係は取り返しのつかない対立関係に陥った、と私は思っています。

ここでこの緊張を和らげる適切な提案をしなければならないと思うのですが、現状分析に共通の基盤が無いので、何と言ったらよいか解らない状態にある、と思います。

そこでまず現状分析を試みてみます。

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韓国大統領、天皇の謝罪を要求

韓国大統領の非常識な発言には、護憲派平和主義者の私としては、本当に困っています。

竹島訪問については、無視していれば良い、と思っていたのですが、天皇問題についてこれほど挑発的な発言をされては、無視して済ます、と言うわけにもいかず、私としては困ってしまいます。


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竹島問題に自衛隊を!(2)

竹島問題に自衛隊を出せ!という発言に対して、「竹島には自衛隊員の一人の命を掛ける価値も無い」と私がネットで書いたのに対して、次のような意味の反論がありました。

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竹島に自衛隊を?

韓国大統領が竹島を訪問したのに対して、自衛隊を出せ!という恐ろしい考えが国民の中に湧き上がっています。

こんな幼稚で、意味の無い考えが、まじめな顔をして言われていることを恐ろしく思います。

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